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卒業生ごましおの里親さんから「天晴れ北陸」のイチゴが届きました。

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ありがとうございました。

 

 

自然の酸味とほのかな甘みにハマり夜中夢中で食べました。ごましおの里親さんに私は先日「私という人間について客観的にどう見えているか?」を質問し、クスクス笑え和む回答を得ています。いつか紹介するかもしれません。

 

 

ほかにもプレゼントが届いているのですが、今度自慢させていただきます。

 

 

ナナたちの闘病と介護やべべの喪失で現在底辺に墜ちている私ですが、心療内科の先生がかけてくれた言葉があります。苦しさや重圧感に潰されそうになったときの対処法をたずねたときです。

 

 

先生はマスクを外し、私の目を直視しながら言いました。

 

 

「苦しいね。苦しいね……苦しみは喜びを倍増させる人生のアクセントだと思うから……多感でいいんですよ。あなたはちゃんと生きています。その証拠」

 

 

ふーん。そうか。まあ、ならね、ならばある程度はしょうがない。

 

 

本日はうれしかったことをメインに書いていきます。

 

 

姑のタマちゃんが5㎝のガンを切り落とし、病院で黒缶を食べたこと!

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タマちゃんは既に自宅に戻りました。タマちゃんはこれから抗がん剤を使いながら余生を生きていきます。抗がん剤の副作用は「腎臓に負荷がかかる」タイプのもの。腎臓及び全体の様子をモニタリングしながらやっていきます。

 

 

律儀な姑から手紙が。タマちゃんは深く愛されています。

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お母さん、タマちゃんはお母さんとお父さんの子でよかったですね。

 

 

 

迷子騒動でお騒がせした卒業生ダイア家に新しい家族が増えたこと!

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nicoくんと名づけられました。この子はダイアの捜索中にダイアの里親さんと出会いました。里親さんは迷った末、保護を決め、ダイアの弟として迎えたのです。保護したのも病院へ連れて行ったのももちろん里親さんご夫婦。

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ダイアが行方不明になったとき、私は暗澹の上に暗澹を塗られたような気持ちになっていましたが、ダイアが無事に戻り、捜索の過程でクロちゃんをTNRし、nicoくんがダイア家に加わった一連を振り返り喜びをかみしめています。

 

 

里親の我妻ジュンさん小林懸さん夫妻と私とタカ(妹の結婚式二次会にて)

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※でも皆さま!! 迷子の犬猫を無事保護するのは至難です。迷子の犬猫たちがずっと外で生きていける保証もありません。ぜったい気をつけてください。

 

 

 

卒業生しじのの家りょうちゃんチーさんもありがとう!

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私には気になる猫が2匹いたのです。卒業生すももの産んだ子猫たち。

 

 

3匹のうち、1匹はemi-goが里子に出していますが、残った2匹にご縁が決まらず、2匹は病院内のケージの中で暮らしています。

 

 

いつの間にかこんなに大きくなってしまいました。

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けれどきちんと育っているってことだもんね。育つってすばらしい。

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りょうちゃんが元気の出ない私に代わり、十香ちんの預かり&募集を申し入れてくれたのですが、十香は時間をかけてでも自分でやりたい。そこで私は、次に手掛けるはずだったすももの子猫たちをりょうちゃんにすすめてみたのです。

 

 

快諾をくれたりょうちゃんのおかげで、すももの子猫たち2匹は近々りょうちゃんちへ移動し、りょうちゃんちからの卒業を目指すことに。

 

 

皆さま応援してくださいね。よろしくお願いします。

 

 

私「十香は自分でやるけど、すももの子たちも次にやろうと思っていて、心に引っかかっているんだよね。やるならあの子たちをお願いできない?」

 

 

りょうちゃん「ふふ。アンちゃんが気にかかっている子たちなら……やるしかないでしょう。2匹……いいよ♪」

 

 

おおおおおおおおおおおお……りょうちゃん、チーさん!!

 

 

りょうちゃんは「レベルの高い譲渡」ができる方。安心しています。

 

 

病院ですももの子たちと会ったあと、りょうちゃんチーさんと散策

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私は豆さまがプレゼントしてくださったたくさんの衣類の中から白のトップスと黒の靴を履かせてもらいました。豆さまありがとうございます。また服を着て写真を撮る機会があったらUPするのでチラッと見てくださいね。

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散策後、コンビニへ寄りりょうちゃんちまでドライブ

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超へたくそな写真ですが、りょうちゃんちのしじみさんと

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ののこさんに会えました♪

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私の譲渡が次の譲渡を生み、そしてほかの譲渡を生む。その中で息をすることができて本望です。野良猫という単語がなくなるまで、どんどんつづけばいい。

 

 

りょうちゃんにオーダーしていたバッグが最終段階に入った模様です。

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仕上がるのが楽しみ!!

 

 

私信:りょうちゃんほほ、あまぱん、さぶの首に飾りをつけてぇ♪

 

 

帰りはわざわざりょうちゃんとチーさんが送ってくれました。感謝。

 

 

苦楽。苦と楽。苦は楽(喜び)のアクセント。アクセント!!

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最後の日まで喜怒哀楽を爆発させながらいくのも悪くないかもしれませんね。

 

 

そろそろナナの散歩へ行きます。涼しい。

 

 

Smile!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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2 ぐんにゃり生きる

間が空きました。理由は十香にツイッターで聞いてください(笑)。

 

 

十香にマウスを壊され新しいのが手に入るまで更新できなかった次第です。

 

 

さて、さっそくサク改め楽(ラク)のお宅へご案内します。

 

 

「ぼくは先住ハピリです」

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私にもなでなでさせてくれるオトナの貫禄に、ホッ。楽も受け入れてくれるにちがいありません。ハピリさん、どうぞよろしくお願いします。

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楽の里親さんは私より慎重な方。お茶会のとき、私のポリシーをお伝えしたら即脱走防止対策を本気で取り組んでくださいました。

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楽んちはタワーマンションゆえ、落下がなにより心配。私の知り合いが里子に出した猫の中に25Fから落下死した子がいるのです。

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1か所一度も開けたことのない窓を除き、すべての窓に対策を施した里親さん

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皆さまにはつまらない画像の連続かもですが、私の自慢はこういう部分です。

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頼んだ商品がまだ届かないという理由で、里親さん自らが玄関に簡易的な対策を施していました。ここまでやってくださるとは……。

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私がお邪魔している最中に、ピンポンが鳴り、玄関用ゲートが届きました。

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設置後、即写真を送ってくださいました。おお……

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断っておきますが私がきつく言ったわけではありませんからね!

 

 

里親さんが「安全」について考え、ご自身で出した結論なのです。

 

 

でも、楽のお宅の場合、玄関は窓ほど危険を感じませんでした。なぜならこのように内廊下のマンションだからです。うらやましい。

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ご主人は在宅で仕事をしています。留守が少ない家庭です。仕事部屋↓

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リビングはこんな感じ。ほかに寝室があるので広さがジャスト!

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楽用のケージにはカーテンが取りつけられていました。

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猫のことだけを考えて生きているようなご夫婦です。

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ひとつだけ暴露すると、おふたりの最初のデートは「猫カフェ」。以後もたびたび保護猫のいるカフェを訪れているそうです。ふふ。

 

 

お茶やお菓子を食べていたら天井にカメラ発見

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留守にするとき猫たちの健康状態を見るためだそうです。

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地面にもう一台!

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うちの妹も愛犬まめが心臓病になったのをきっかけに室内カメラを導入。ちなみに私の性格には向かないので我が家はつけていません。

 

 

陽がよくあたるキッチン。前回の記事でハピリさんと天国のホイミさんの姿が写っていましたね。楽も制覇するのかな?

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「ハハ~ ここどこ?」

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怖いよね。けどわかるから。ここがどこだかすぐわかる。

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ハピリさんが楽入りのケージに興味を示したようです。

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ハピリさん、楽はハピリさんときっと仲良くなれるよ!

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「ふーむ」

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カレンダーの怪しい印は猫たちの排せつの回数だそうです。すごいなあ。

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愛するホイミさんを天国へ見送り、ご夫婦はほんとうに苦しみました。けれど、ホイミさんの看護で多くを吸収し、楽を受け入れてくれたのです。

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いろんな方と接してきましたが、楽を保護した私から見てパーフェクトなご縁だと自負しています。楽の性格とおふたりの波長がめちゃくちゃマッチングしているのです。写真だけではわからないでしょう。おふたりの慎重さばかりが目立つかもしれません。しかし実際は「のんびり構える」心意気で楽の家族に挙手してくれたのです。楽について私のブログを熟読し、楽を慈しんでくれました。

 

 

それでも私は楽が慣れるまでには時間がかかるだろうと踏んでいました。

 

 

1か月程度で触れるようになればいいなあ、と。

 

 

ところが、楽家は私の予想をいい意味で速攻裏切ったのです。ビビる……

 

 

里親さんから楽にかかった医療費をお預かりし、ティーのプレゼントまで♪

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以下は里親さんが送ってくださった楽の現在↓

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楽は著しいスピードで波に乗り、自分の努力で家族を手に入れた模様です。

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信頼できる場所、自分を開くことができる場所だと気づいてくれた賢い自慢の卒業生。ハピリさんともこの通り↓

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ハピリさんありがとう

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最後の最後までチチに懐こうとしなかった楽ですが、ご主人にはちがいます。

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里親さんのツイッターで楽自らが里親さんにすり寄る動画を見て仰天。

 

 

里親さんのツイッターのアカウント→@Tyrannosiamese

 

 

時間があったら動画探してぜひご覧ください。ぐんにゃりする楽なんか、私703号室で一度も拝んだことないですもん。驚きすぎて鳥肌ですよ。

 

 

こうして路上で土まみれだった1匹の痩せた野良猫が終の棲家を得ました。

 

 

楽は幸せになりました。と同時に、楽ファミリーも幸せになったと確信しています。そして私も楽と楽家に幸せな気持ちにさせてもらうことができました。

 

 

べべが逝ったあと、私は丸6日間、一瞬たりとも涙が止まりませんでした。涙の爆弾はすさまじく、号泣、号泣、嗚咽、嗚咽、寝食も忘れ号泣、嗚咽……

 

 

日常生活がほとんど成り立たず、生き方がわからなくなりました。

 

 

7日目に、とうとう私は心療内科の門を叩きました。なぜなら楽のお茶会が入っていたからです。楽のお茶会までに私は涙を止めなければならず、人間として、この家の母親として、楽の保護主として機能する必要に迫られていたのです。

 

 

渾身で開いたお茶会のおかげで、私は前より少しだけ泥沼から抜け出すことができました。すべて楽と楽の家族のおかげです。心より感謝を込めて。

 

 

LOVE!

 

 

かつくん「x251楽おめでと。楽はぼくと外見が似ているからハハはいつも楽の中にぼくと重なるものを探していたみたいだよ。楽は不器用なタイプだったね。

だけどきみはすばらしく、きみは尊い。自信もってゆるりと生きていってね。ぼくからもLOVE」

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とてもだいじなこと

キツめの胃痛が薬で改善されず、ほぼごはんが喉を通りません。1か月で5キロ減。これ以上痩せるとさらにシワが増えるので、自分に強制給餌をしないと。食べることは生きること、ですから。

 

 

さて、本日はSNS等でお騒がせしていた迷子猫ダイアについて。

 

 

頭がボーとしてうまく書けるかわかりませんが、心を込めて書きます。

 

 

 

太田康介さんのブログを読んだ方はご存知でしょうが、8月6日に703号室の卒業猫ダイアが脱走してしまいました

 

 

ダイアは11年前の2006年の703号室卒業猫。私が三味線の下請け業者の女と大ゲンカした末に「持ってけ」と投げつけられ、保護した猫です。

 

 

①「迷子になった経緯」

 

11年前の譲渡に於いて、私は目に見える形での物理的な脱走防止対策をお願いしていませんでした。卒業後も里親さんとは仲よしですが、仲のよさにダレて、私は特段追加でお願いしませんでした。私のミスです。

 

里親さんは長く猫と暮らしてきた方。猫を完全室内飼育していたのですが、譲渡から11年たったつい先日の8月6日に和室にいるはずのダイアの姿が見当たらないことで、家じゅうを探し、外に出てしまったかもしれないことに気づきました。里親さん夫妻はふたりともダイアが出たのを見ていません。

 

 

だから何時何分にダイアが外に出たのかは不明。窓は閉まっていたので、小柄なダイアがフッとした隙に玄関からすり抜けたのだろうと言われています。

 

 

②「捜索開始」

 

当時私は大げさに言えば廃人同然。騒ぎに気づいた妹が私ではなく、太田さんに相談。うちの妹はダイアの里親さんとかなり親しいのです。

 

 

妹から事情を聞いた私は、里親さんに「ポスティング」と「ポスターを貼る」ことをお勧めしました。SNSの拡散も無力ではありませんが、猫が迷子になったときは近所の目や情報がなにより重要だと考えていたのです。

 

 

妹から事情を聞いた太田康介さんは、「近くだから行ったるよ」と妹に話したそうです。妹も私も、太田さんのひと言にどれだけ救われたでしょうか。

 

 

太田康介さんは百人分の能力を発揮する方です。

 

 

そして太田さんは私に言ってくれました。

 

 

「あんたは元気が出るまでおとなしくしていなさい。こっちでやるから」

 

 

私が動きたくても動けないのを知ってくれたことに私は驚き、感謝しました。

 

 

太田さんは何度も現場へ行き、里親さんを叱咤激励。里親さんは気の毒な位、本気で探していました。最低限の睡眠時間でほとんど食べず飲まずの状態。体の細い方ですから倒れてしまうんじゃないかと心配したほどです。

 

 

太田さんが作ってくれたポスターやチラシでポスティングをしまくり。捕獲箱を置く許可を取りまくり。見まわりまくり。呼びかけまくり……

 

 

太田さん指揮のもと、妹も2度現場へ捜索へ。2度目は婿のタカ坊もいっしょ。里親さんは蚊に喰われまくり、いつも汗だくだったそうです。

 

 

カメラつきの捕獲箱を太田さんが貸してくれました。里親さんも追加で自分でカメラを買いました。私の捕獲箱も貸しました。里親さんは自分でも捕獲箱をレンタルしていました。そして仕事の合間に捕獲箱の画像を里親さんがチェック。

 

 

早く普通に戻って、体力をつけて、私も現場へ向かわないと……

 

 

11年間一度も外に出たことのないダイアが心配でたまらなかったのです。

 

 

③「私も加わる」

 

私がようやく行けたのは8月15日。ふらつきと視覚過敏がひどかったので、チチが現場まで私を車で送ってくれました。そこでMIHOさんと合流。MIHOさんがダイアと私を心配してわざわざ来てくれたのです。

 

 

里親さん夫妻は私の顔を見るなり半泣きで謝っていて、私はダイアがどれほど愛されているかを知っているので逆に申し訳ない気持ちでした。

 

 

外は雨。だけどじっとしてはいられません。

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フードの補充、新たな捕獲箱の設置……

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カメラのチェック

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ふたりの真剣さが私には痛いほど伝わってきました。

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里親さんはダイアの捜索中に一度自分がダイアを目撃しています。だから全然諦めていませんでした。いや、たとえ目撃していなかったとしても、諦めていませんでした。ダイアは里親さん宅で11年間幸せに生きてきたのです。

 

 

画像はすべて里親さんより

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かわいいね

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ダイちゃん、どこにいるの?

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私もみんなと歩きまわり、会う人会う人にポスターを渡し、ピンポン鳴らしてごあいさつし、ダイアの名を呼びつづけました。駆けつけるのが遅くなり面目なかったです。703号室の卒業生なのに、太田さんに任せっきりで。

 

 

④「報告後“ほな あんたもそろそろ入るか?”」

 

電車で帰ったあと、太田さんに電話で現場の報告をすると、太田さんが私に提案

 

「ほなあんたもそろそろ(ダイア捜索のラインのグループトークに)入るか?」

 

 

私は「はい」と答え、グループトークに参加。

 

 

太田さんが気になる空き家があるというので、翌日、私が空き家の持ち主を調べる(捕獲箱設置の許可を得るのが目的)ため、法務局に電話していたまさにそのとき、ダイア発見の知らせを里親さんより受けたのです。

 

 

⑤「8月16日ダイア保護!!」

 

ダイアは危ない道路を一本渡ったあるお宅の軒下で雨宿りをしていたのです。猫と暮らしている親切なそのお宅の方がダイアを家に入れご飯を与えてくれました。ダイアはその方になにかを訴えていたらしいのです。超必死に鳴きながら。

 

 

「ほかの野良猫さんとは明らかに雰囲気がちがう」

 

 

そう直感したその方は、ダイアのポスターを思い出し、里親さんに連絡。

 

 

その方の連絡のおかげで、里親さん夫妻がダイアを迎えに行き、その後改めてお礼に行き、お友だちになったんだとか。

 

 

まさに近所の目。そして太田さんのチラシやポスターの効果です。

 

 

ダイアを保護してくださった方は多くを救ってくれました。ありがとうのひと言では足りません。状況が許せば私もお顔を見てお礼を述べたいです。

 

 

帰宅直後のダイア(写真は里親さんより)。ダイちゃん、安心したね。

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⑥「クロちゃん」

 

里親さんはダイア捜索の途中で、捕獲箱に入ってしまった「クロちゃん」という野良猫さんを地域の方と連携し、TNRしました。

 

 

⑦「今後の対策」

 

家に戻ったダイアは太田さんにいただいたフロントラインをつけ、タオルで拭いてもらい、里親さんちの寝室に隔離。私は太田さんと里親さん宅へ行きました。

 

ほとんど役立たずだった私ですが、ここからは出番です。

 

保護主として、目に見える形での脱走防止対策をお願いしました。里親さんは即ポチ。対策が終わるまでダイアを寝室から出さないことを約束してもらい、ダイアを連れて病院へ行くタイミングと病院ですべきことをアドバイス

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先代さんたちにもごあいさつ

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ダイちゃん、お帰り~♪

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寝室にてうれしそうな里親さん

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太田さんにもスリスリ

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「よかったよかった」と目じりを下げる太田さん

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里親さん夫妻とは外でたびたびお会いしていますが、お宅にお邪魔するのはダイアの譲渡以来なので、ダイアと会うのは11年ぶり(写真:太田さん)

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道具を引き上げ、デニーズで太田さんと打ち上げ

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ごちそうになった上、なんと私の捕獲箱を積みうちまで送ってくださいました。

 

 

太田さん、スペシャルありがとう!

 

 

⑧「脱走防止対策」

 

里親さんから画像が届きました。物流の関係で少し遅れたようですが、玄関と

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開ける可能性のある掃き出し窓です。

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⑨「里親さんと妹と私の関係」

 

余談ですが、里親さん(ご主人)は雑誌やメディアで活躍するプロのヘアメイクの小林懸さんで奥さんは我妻ジュンさんです。妹が小林さんのサロンへ通っていたこともあり、小林さんは妹の結婚式のヘアメイクを特別に引き受けてくれたのです。縁の深い方々です。※記事公開、リンクの許可を得ています。

 

このたびは里親さんの不注意と私の「保護主として」お願いすべきことを怠った甘さが生み出したできごとであり、里親さんはむろん、私も重々反省し、今後の微々たる活動に活かしていく所存です。ご迷惑ご心配をおかけしましたことをお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

 

 

⑩「私の伝えたいこと」

 

多くの保護主さんがそれぞれの考え方をもとに活動していますが、私のポリシーは「脱走防止に努める」です。これは最重要であり、私のかなめです。

 

たった1度の脱走で死んだ子を何頭も知っているからです。病気で亡くなるのは自然の摂理ですが、事故死は防ぐことができます。犬猫と暮らすひとりとして、また里親さんのみなさんへのメッセージとして、受け取ってください。なるべく不注意を減らし、犬猫たちとの安全で楽しい日々を送っていきましょうね。

 

「めでたしめでたし」

 

「いなくなっても平気。戻ってくるでしょ?」

 

「うちは大丈夫。猫出ていかないから」

 

「ダイアちゃんハッピーエンドね! おめでとう」

 

 

の気持ちでお読みいただきたいのではなく、喜んでくださるのと同時に、今一度、今一度ご自宅の環境を見直していただければ幸いです。

 

 

実は私も、猫の安全を考え玄関をリフォームすることにしたのです。早くすべきでした。ダイア教えてくれてありがとう。その話題は近日中に書きますね。

 

 

ダイアは太田さんの近所なので太田さんの厚意でたまたま捜索に加わってもらえました。私は迷子猫の捜索が苦手ゆえ里親さんのお役には立てません。迷子になった場合は里親さん自身が探すことになります。どうか気をつけてください。

 

 

 

⑪「703号室時代の保護猫ダイア」

 

私がパソコンをしているとダイアはこうして甘えてきたよね♪

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あれから11年か……

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5歳だったべべともラブラブだったね。なつかしいなあ。

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4歳の頃のナナとダイア

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すばらしい時間をダイアに与えてもらえたこと、703号室一同、感謝です。

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LOVE

 

 

 

 

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チャイとラテの卒業式

べべへ。お母さんはべべのいない世界を生きています。

 

 

最近いろいろありました。苦しかった。でも、瞬間瞬間いい人、犬、猫に恵まれ心が和むこともあります。浮き沈みがあり、全体的に気力体力が落ちています。

 

 

べべが生きている頃よりお母さんは、弱虫になってしまいました。

 

 

べべの姿が見たいです。ほんとうに会いたいです。

 

 

そう願えば願うほど、叶わないと知り、叶わないと知ると、今度は悲しみが襲ってきます。しかしお母さんにはナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶがいます。

 

 

守るべき保護猫ポテチと十香がいます。

 

 

多くの卒業生がいます。

 

 

お母さんは今、ナナをどうにかしたいです。

 

 

べべとずっと生きてきたナナはめっきり変わりました。だけど、まだこっちでがんばっています。お母さんはお母さんとしてできるすべてをしたい。

 

 

べべね、お母さんいいことあったの。

 

 

ふさぎ込んでいたらかわいいプレゼントが届いたのです。

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チャトミラブさんからのプレゼント。お手紙も。じゃーん!!

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べべの顔の布のチャーム。うれしかった。開けてびっくりです。

 

 

チャトミラブさんも愛猫を失ったばかりなのに、なぜこんなにやさしくしてくれるのでしょう。お母さんは早速、べべのお骨につけてみました。

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べべ、宇宙でいちばんべべが好きです。

 

 

べべが宇宙の中でいちばん好きです。そうじゃなくしたくても、できない。

 

 

べべはお母さんにとって、唯一無二の存在。べべはお母さんの救世主。

 

 

チャトミラブさんありがとうございました。胸に沁みた。べべグッズLOVE。

 

 

素敵な贈り物で元気をもらったお母さんは、今日ひとりで出かけてみました。

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これまでなんでもなかった車の運転が、少々怖い。

 

 

けれど安全には気をつけているつもりです。向かった先はマイ太郎さん

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これから卒業生リリのきょうだいチャイ&ラテのお引越し。マイ太郎さんの車に乗り換え、新居をめざします。チャイ&ラテのお見合いにはお母さん起き上がれず、行けませんでした。チャイ&ラテの卒業式にはぜったい行きたい。

 

 

新居到着。築浅で広く、安全対策ばっちりです。

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チャイ&ラテは十香の子どもです。

 

 

べべがまだ生きている頃にお母さんが保護した子たちですが、マイ太郎さんが引き受けてくれたのでマイ太郎さんの卒業生になります。ここでは簡単な紹介だけにし、詳しくはマイ太郎さんのブログをお読みください。

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私が保護したときの倍の体重になっていました。ふたりとも超ハンサム♪

 

 

里親さんにごあいさつさせていただきました。里親けやこ。さん、マイ太郎さん、このたびはありがとうございました。

 

 

マイ太郎さんからはシナモンティと十香へのシュシュ、けやこ。さんからもおみやげをありがとうございました。チャイ&ラテをどうぞよろしくお願いします。

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これ飲んで体をあたためます。

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これであのとき保護した子猫たちはみんな幸せになりました。

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気にかけてくださった皆さまにも感謝です。

 

 

チャイ&ラテの面倒を見てくれたマイケル兄と

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はっちゃんにもありがとうを♪

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マイ太郎さんちから703号室まで無事に戻れました。車内でチャイ&ラテの未来を祝福し、喜びをかみしめ、かみしめたあとはべべのことばかりを考えました。べべの仕草、べべの声、べべの走り方、べべのべべのべべの……

 

 

外は大雨。雷も轟いています。

 

 

天気は人の内側によく似ているなあと思いました。

 

 

帰宅後、寒気を感じたので冬支度でゴロゴロ

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べべのお母さんはまだまだやることがあります。

 

 

べべに会うのは、やるべきことがなくなった頃でしょう。

 

 

そのときべべがお母さんをめがけ、全力疾走で走ってきてください。

 

 

お母さんはかがんでべべを抱き上げ

 

 

くるっと前を向かせていっしょに歩きます。

 

 

いつもそうだったみたいに。

 

 

チャイ&ラテ、おめでとう。

 

 

愛いっぱいの一生をエンジョイしてください。

 

 

 

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バンビちゃん

私が三味線の下請け業者からレスキューした703号室卒業生。この子は11年前に三味線になるところでした。それを私が業者から奪ったんです。業者と大喧嘩した末、業者がこの子を床に投げつけ「持ってけ!!」と叫び、私は即座にこの子を保護しました。縁の深い子です。

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この子のおかげで今日私はひさびさに心から笑えました。まだいろいろとありますので、整理してから近日中に書きます。

 

 

まずは太田康介さんはじめ関わった方へ11年前と今の私から感謝を添えて。

 

 

卒業生サク(楽)の新居紹介もお時間ください。必ずUPしますね。

 

 

 

うち、バンビちゃんの天真爛漫さにプチ大変です。

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(※閲覧注意)運子の列……

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最近はじまったことではなく、年単位でこの状態。バンビちゃんはとにかく手がかかるのです。チチと私で分担しながら散歩しています。1日4~6回。

 

 

後ろ足が悪くなったのは事実ですが、バンビちゃんは歩きたがるし、歩かせないと筋力がますます衰えると大巻先生にも言われているので、ほんとうに散歩しまくり。歩ける距離が短いとしても、外に出ることで気晴らしにもなるようです。

 

 

1日に何度も水にはまったり、ソファ下から出られなくなって叫びます。叫び声を聞くとチチか私が直ちに救出。巨大サークルに入れることは現段階ではしません。安全は考慮していますのでご心配なく。悪い面ばかりでなく、家庭犬として普通にしていられる部分もあるのです。

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ナナ、濡れちゃったね。すぐ拭こうね。

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食事は腎臓用のドライフードをコーヒーミルでつぶし、猫用のカツオバーを半分トッピング。食欲が落ちているのでカリカリだけだと食べません。

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食べ方はレディとは思えない汚さ(笑)。でも、食べているからいいんです。

 

 

鳴いたり吠えたりもいいんです。声が聞けて幸せです。

 

 

ほかの子たちには特段ストレスを与えていないと思うので大丈夫。

 

 

薬も点滴も通院もがんばっています。

 

 

なにを考えているのか? よく笑っていたりします。楽しげに。

 

 

生きています。

 

 

手がかかるけれど、手をかけられる。手をかけられるのはありがたいこと。

 

 

夜中に騒いだとき、チチが「バンビちゃんどした?」と抱きしめました。

 

 

へ? バンビちゃん?

 

 

それ以来、私はナナをたまにバンビちゃんと呼んでいます。

 

 

 

「おれら 猫組も元気だからな」

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数日前に撮った十香。私の横の椅子でお昼寝していました。

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ベストを尽くせるコンディションに戻せるよう、私なりにやっていきたいです。

 

 

皆さま、よい一日をお過ごしください。

 

 

愛猫愛犬の脱走にはくれぐれも気をつけてくださいね。うちも気をつけます。

 

 

 

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