あなたのお値段は?

今日は雨空になってしまい、予定していたチチ・ベベナナリリとのピクニックを、家の中で行いま した(笑)。私がお弁当を作って、ダイニングテーブルをどかしてスペースを広げ、まずは食べて、水筒に入れたコーヒーを飲んで(笑)、べべ、まお ほほ、ナナリリの順でそれぞれ好きなおもちゃを使って長く遊びました。皆自分の順番になると大興奮。まおは遊びすぎて目を回して倒れていました(爆)。

「だってチチがねこじゃらしをグルグルまわすんだもん。目が回ったよぼく。」


昨日、かつが生き返るリアルな夢を見て、目が覚めてからしばらくかつの姿を探してしまい、その後かつはもう居ないともう一回知ることになったので、気分が 落ち込みました。かつを失ってからかつの夢を見たのは初めてで、かつの夢を見ることが怖かったです。目覚めた後、かつが居ないことを、くどいくらい改めて 知ることになってしまうから。

さて、実はちょっと数日でバタバタと状況が変わりました。繁殖用のチワワの女の子を3頭保護しました。たらちゃんは前ちょっと登場しているので、知っている方も多いと思いますが、詳細はまだ触れていませんよね。たらを含め、3頭のチワワは全て繁殖犬。

場所などは伏せますが、あるブリーダーから保護した犬達です。
ブリーダーとはそもそもなんだろ、命を生産する人?生産した命を売りさばく人?
ペットショップでべべを買った私は、べべのお母さんを知りません。べべの兄弟も知りません。何処かで生きているかもしれないし、死んでいるかもしれない、どんな環境に居るか、想像も出来ない、いや、想像は出来るけど、出来れば想像したくない。

ネットが普及して、犬猫の里親探しが便利になりました。
始めたばかりの頃は、ポスターを使って募集をかけていたのですが、今は便利な「里親サイト」が増え、希望者さんとスムーズに出会うことが出来ます。捨て犬 や野良猫の存在が以前よりずっと知られるようになって、心優しい方がそれらで胸を痛め、出来る事からはじめようと立ち上がるようになったこともネットを通 じて知りました。けれど、その何倍も何十倍も犬や猫のネット販売・宣伝を見かけるようになったのも事実です。

チワワ20万~
Mダックス15万~

そんなうたい文句を何度見かけたことか知れません。

チワワは20万の価値ですか?
ダックスは15万?アメショーは13万?
では、ゴールデンは?ラブラドールは?
雑種は0円の価値ですか?

それらを買うあなた自身はお幾らですか?

私から見れば、コーギーも雑種もチンチラも同じ。同じ犬・猫だから何も変わらない。優劣をつけたがるのは、人間の愚かな部分で、つけた優劣の「優」を連れまわす事をステータスに考える人間は、なんと安っぽい生き物でしょうか。

勿論、好き嫌いはあるだろうし、家庭環境によって飼える大きさや頭数も異なる。けれどショップの裏側を想像する力をどうか養っていただきたいと、切に 願ってやみません。来る日も来る日も、犬猫を生産するためだけに無理な交尾を繰り返し、出産を繰り返し、感情を持つことさえ許されない不衛生な犬猫達がど んなに叫んでいるか、助けて欲しい、もう産めないとどんなに叫んでいるか、ここから出たいとどんなに願い続けているか、知って頂きたい、知って尚、スキッ プでペットショップへ向かう方はもう無視します(笑)。けれど、知って何かが変わる方も居ると信じてやみません。

死産を繰り返し、帝王切開で癒着がひどく、不要とされた3頭のチワワは、全員皮膚がボロボロです。うち2頭は永久に治療が必要で、足は惨めに曲がり、耳は 外耳炎を起こし、歯石がひどすぎて歯槽膿漏を起こし、お腹には帝王切開を繰り返した傷跡が刻まれている。実年齢よりずっと老けていて、大事に飼われ続けて 来たチワワとは違います。一番ひどい子は、昨日発作を起こし、突然歩けなくなってしまいました。ステロイドを軽く投与したら復活しましたが、MRIなど の精密検査しなければどんな病気が潜んでいるか分かりません。性格も、チワワ特有の甘えん坊さ、わがままさは微塵もなく、機械で動かされているロボットの ようです。

芸能人が流行の犬種にお洒落をさせて、連れまわす写真を見て、一般の人間は憧れる。そして何も考えずに、犬好きと名乗ってそれらを「買う」。それに便乗し た場末のペットショップが不衛生な場所で無理な交配を繰り返した末、ゴミのように不用とされた3頭が私の手元に入ってきました。(もっと多く居ます が、他のボランティアさんが少しずつ引き出してはケアしています。その辺は事情があるので伏せます)

今日はちょっと書き方がきついかもしれないけれど、優しい言葉が出てきません。3頭の状態と表情を見ていると、何だか悔しくて・・・。これから犬を飼う方 は、是非、いのちとは何だろうとご家族で話し合っていただきたい、そう思います。そしてどんな手段で手に入れたいのちだとしても、それはいのちだから、ど うか最期まで大切にして頂きたいと切に願います。

ペットショップでべべを買って過ちを犯しました。その後ナナかつりりほほを飼って、自分の過ちがいかに大きいものだったか知りました。べべが703号 室に居てくれる事は、私にとって素晴らしいこと。べべとの長い暮らしの中で、犬の可愛さや猫の可愛さを学びました。でも、もう二度と、お金を出して買いま せん。べべが最初で、べべが最後です。

無二の存在は、お金を出さなくても出会えます。

お金を出さない出会いを果たした人と犬猫が「運命の犬」「運命の猫」だと思います。
私も含め、これから犬や猫を飼いたいと思う方には、是非、厚かましくお願いします。

繁殖犬を知ってください。素晴らしい環境で、愛情を一身に受ける繁殖犬は1000頭中、1頭居ればいい方です。そのたった1頭の幸せな繁殖犬でさえ、産んだ子犬は「売られてしまう」それが現実です。

たらは既に卒業しました(笑)。行った先は超意外なお宅。近々紹介します!!


皆さま、ちょっとビックリするかも(笑)。


一番状態がひどかったスムースのモモちゃん。既に里親さんの元で暮らしています。


超スピーディでしょ?でもとても大きなドラマがあるので、その辺もお楽しみに~。


こちらはまだ、これから募集するゆゆちゃん。一番美人さんで比較的状態がいいです。


写真があまりうまく撮れなかったのですが、ユキちゃん(保護活動友達)&ユキちゃんの妹みなちゃん&私で病院へ連れて行って健康診断を受けさせている時の様子です。


今回、この3頭を含め、数頭が保護され、幸せへの階段を登ることが出来ました。
でも、他の数十のチワワは、ブリーダーが手放さないとほざいています。それを適正に管理し監督する法律さえない。日本は必ず変わります。けれど、一部 の人間だけで変える事は難しい。少しでも意識を変えようとする方々が集まれば、やがて大きな力となる。私も日本を変える一人の人間になりたい、だから少し ずつ頑張っていきます。

★703号室の同窓会を開催します^^詳しくは一つ上の記事を読んでくださいね!

「ぼくは、その辺にいたところを保護された普通の雑種猫です。でも可愛いでしょ?血統猫さんに負けない位素敵でしょ?べべちゃんも可愛いけど、ナナちゃ ん、リル、ほほも皆ぼくみたいな雑種さん。皆可愛いでしょ?もっともっと違う出会いが多い日本になるように、まんまる星から祈っています。愛のポチをよ ろしくね。」703号室かつくん

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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日記

いきさつ2、運命の子

沢山のおめでとうコメント・メール、嬉しく拝見しました。本当にありがとうございます。ほほを 大切に育てますので、これからは2代目ホスト猫としての活躍をご期待下さい。優しくて大らかなかつとは違って、誰にでも子分肌のほほですが(笑)、それぞ れが違うキャラなのは当たり前だし、それぞれの長所として受け止めていきます。

応援してくださった方々、nicoさんはじめ、リンクしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。ちゃんと大切にしますので、これからもよろしくお願いします。

かつが亡くなった後は、皆さまもご存知の通り、私はすっかり廃人のようになってしまいました。ベベナナリルの世話は、体が覚えているので何となくこなすことが出来たけど、1頭1頭とちゃんと心から向かい合っていたかと聞かれるとちょっと自信がありません。

ほほは例外でした。

何処に居てもかつの事を思い出し、かつが居たこの家に留まる事で精一杯の私にとって、ほほの世話はきついものでした・・・。手がかかるという意味ではな く、精神的にきつかったです。ほほが沢山食べれば、かつが一口も食べれない姿を思い出し、ほほが排泄すれば、かつが空腹で排泄さえ困難だったことを思い出 す。ほほは全然悪くないのに、ほほの存在が辛かったです。だからチチが
「この子は俺がやるから、ハハは静かにかつと自分の時間だけを過ごして」
と言ってくれて正直助かりました。世話をしたくても、どうしてもあまりうまく出来ない。自己嫌悪に陥りましたが、頭で考えて出来るものでもない、だからほほのことはしばらくチチに任せました。

投薬・トイレ砂の交換・そしてご飯を与え、抱きしめ続けたチチは、ほほにかつを投影させていたのかもしれません。ハンデの種類は違えど、かつとほほを何処 かで重ね、かつにしてやれなかったことを一つ一つ丁寧にほほに与えていました。チチはかつに償いなど求めていませんが、重ね合わせていたのは何となく分か りました。

「ほら、見てご覧。こんなこと出来るようになったんだよ。」と自慢げに私の所にほほを連れて来てほほの日常を見せ付けます。私もほほが可愛くない訳ではないので、自然と「本当ね。凄いわ。本当にいい子ね。」と絡みすぎていた糸を少しずつほぐす事が出来るようになりました。

私が少し元気になった所で、ほほの里親さんを募集しました。
最初は、重度だと思われていたので、トイレも出来ないかもしれないし、歩行も困難で、壁伝えに歩くのがやっとかもしれないと先生に言われていました。けれ ど、脳に送られすぎて処理できなくなった「水」を利尿剤で押さえることで脳圧のコントロールに成功し、ほほはトイレも自分で出来るようになり、歩行も、多 少よろけたりすることはありますが堂々たるもので、低い場所へのジャンプも難なく出来るようになりました。普通の子猫とあまり変わらないわ、ならば新 しい家族を募集した方が、双方の為と募集を開始しました。

募集は、チチよりも私の方がずっと積極的でした。この位のハンデならきっと出せる、そう思っていたからです。チチの考えなど何処かで無視してやり過ごしていました。

そして良い方からのお問い合わせがあり、実際ほほを手放すかもしれないとなったのですが、チチは何日も無口でふてくされた子供のように振舞いました。

「ほほを残したいの?ならそう言って。あなたのその態度、我慢の限界よ。」
「残したい訳じゃない、幸せになってもらいたい、お問い合わせくれた方もとても良い方だし異論はない。けれど・・・・・・・。淋しいな・・・。」そう言わ れ、連日連夜話し合いが続きました。そのうち、私も少し元気になって、微力な活動を再開し始めたので、ゆっくり考える暇を持てなくなりました。

希望者さんには事情を話し、少しお待ち頂く様お願いしました。私達の気持ちを心から理解してくださって、待ちます、と快く答えてくださって、私はますます迷うばかりでした。

疲れが続いたある日、チチがほほに「もういいよ。とっても淋しいけれど、ほほ、幸せになれよ。ここに居てくれて、俺達を支えてくれてありがとうね。新しい お家へ行っても元気で、永く生きてね。」と話しかけていたのを聞きました。何故か無性に辛くてたまらない気持ちになり、ベットに潜り込んで考えているう ちに寝てしまい、起きたら横にちょこんとほほが寝ていました。寝ているほほを見て、どうベットに登ってきたんだろうと考えながら撫でると「ゴロゴロ ゴロゴロ・・・。」と気持ち良さそうに喉を鳴らし、目を開けて大きく伸びをしました。開けた目は左右不均等で、頭には大きなアンテナを立てて、ガリ ガリで、宇宙人のような顔つき。3分位眺め続けるうちに、撫でた掌で何故か運命を強く感じてしまいました。

起き上がって「この子にここに居てもらいたいの?」と聞くと
「けれど、それじゃあ、ダメだよな。」とチチ。
「ダメだけど、居てもらいたいわ、私。」と返すとチチが少し笑いました。

ほほを残すことに決めた流れをざっと書きましたが、分かりませんよね(笑)。自分でも良く分からないんですよ。

運命とは、そういうものかもしれませんね。

ねえ、かつくん、お母さんはかつくんととても強い運命の糸で結ばれていたから、かつくんなら分かるかな。ほほにもそれらしきものを感じたの。かつ、かつの 清い魂はきっとまだこの部屋に居るよね。だからほほのこと、お母さんと一緒に笑ってみてようね。かつの最後の日々は辛かったよ。人生の中でどんな試練より も辛い事でした。だからこそね、だからこそ、その最後にやってきたほほを残そうと思ったのかもしれない。

かつくん、かつくんが大好きよ。
今日も明日も明後日も、お母さんが死ぬその日まで、お母さんはかつが大好き。
チチもベベもナナもリルもほほもみんなみんなかつが大好きよ。
かつが大好き同士、うまく仲良く暮らすから、かつくんはどうか、笑ってみていてね。

「かつくんが好き。」


「ほほも可愛い。」


「あたしはみんなだいすき。」


「ぼくほほ。」


「ほのぼの星からやってきたの。」


「こんなかっこうでねるのがすき。」


「変な猫。。。」


「へんな猫さんじゃないですよ。かわいい猫ちゃんでしょ?」

「ぼくの方が断然素敵だけど、2代目働く猫さんとして頑張ってほしいな。今日もぽちっと応援してね!」
703号室かつくん

☆☆☆お知らせ☆☆☆

いつも私を励ましてくれて、かつの絵を描いて送ってくださる、ねこママさんの美しい絵が、東京銀座で展覧されます。

CATS CATS展

2007.10.10~15 11:00~19:00

東京都中央区銀座2-10-5 オオイビル4F 03-6303-8844 ミレージャギャラリー

かつの絵も出展してくださるそうで、どんなかつに会えるのか、今からワクワク楽しみにしています。勿論、私も行きますよ!!

葉書が欲しい方は言って下さい^^ 郵送しますよー。

「ぼくってやっぱり素敵な猫だね。」

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いきさつ1

明日は、肝臓が癌化しているか調べる為に、有明の癌研病院へ行きます。実はこの前、行く予定で したが、大量に抗うつ剤を飲んでいて、その副作用で運転が出来ず、又気分も優れなかったのでばっくれちゃいました(爆)。しかもパキシルという抗うつ剤 は、肝臓に悪い為、数値を調べるのに悪い数値を出しては家族が心配するだろうという配慮もしたつもり(笑)。今パキシルを飲んでいないので明日は少し数 値が良かったりするかも。それに期待して、チチ運転手で行ってきます~。

703号室かつくん

さてさて、重大というほどの発表でもないのでお恥ずかしいのですが、実はほほを引き取ることにしました。ああ、ほほちゃん、良縁に恵まれなかったのね!と 思う方も居るかもしれませんが、違います。とても良い方から是非!というお声がかかっていたんですよ!ほほのハンデも勿論承知してくださっていました。 ちょっと我が家からは遠い場所でしたが、新幹線で行けばお届けも可能でした。けれど、チチと何度も話し合った末、ほほを残すことに決めたんです。苦渋の選 択でした。

もらってくださる方が居るのに、自分達の勝手でほほを手元に残すなんてとんでもないことですよね。もっと重い障害を持った子に出会ったときに、迷いなく手 を差し伸べるためにほほを手放すと以前書いたし・・・。でも、どうしてもどうしても、ほほを手放すことが出来なくなりました。

私たちの環境と気持ちとを簡単に書きたいと思っています。
長くなりますので、お時間がある方が読んでくだされば幸いです。

ほほは、かつが亡くなる3日前にやってきました。
私から数年前に、2頭の猫(ブログではまだ未紹介の猫です)の里親さんになってくださった方が保護したのですが、その方は今、癌と闘っています。だからほほを飼うことが出来ない、今居る子たちだけで精一杯という事で、私が引き受けました。

当時の私は、もう言葉に表せないくらい苦しくて、かつと二人、終点のない列車に飛び乗った気持ちでした。運命を呪い、看病にも少し疲れていましたが、それ よりもかつを失ってしまう事を何よりも恐れていました。失った今も、かつをこれ以上「過去」にしてしまうことが怖いです。過去には置いて来ない、亡くなっ てもずっと連れまわすつもりです。

とにかく疲れていて、とにかく怖かったです。
そんな時にほほがやってきましたが、来た瞬間から何か大きな病気を抱えていると、すぐ分かりました。いや、来た瞬間に「水頭症」だとはっきり分かりました。
とりあえず、誰も使っていない「客間」にゲージを置き、かつと隔離して世話をする事にしたのですが、ほほは死にかけのセミのように、仰向けになったま ま手足をバタバタと動かすのが精一杯でした。トイレも置いてみましたが、中に入って用を足すことはせず、その辺でシャーとオシッコやウンチをします。 垂れ流し、という表現が最も近い状態でした。

「とんでもない子が来たわ・・・。」とため息をついて、部屋を出て、かつかつとかつを呼び続け、かつを抱きしめ続けました。かつとの時間はもうすぐ終わ る、かつは終焉に向かって猛スピードで駆け抜ける、かつがもうすぐこの世から居なくなる、かつが、こんなに愛しているかつが、かつかつ・・・。

ほほの世話はチチが主に担当してくれました。
正直言いますと、今まで子猫がやってきてもチチはあまりタッチしてくれませんでした。世話も募集も全部私。お届けも一人で行くことが多かったです。そのチ チがほほの部屋に入って世話を続け、話しかけたり遊んだりしてくれていたのは、大変助かることでした。本当なら私が率先してやらなければならないことだか ら。

けれど、醜態を晒したギリギリの私は、チチを責めたりもしました。

「あなたはずっと子猫の部屋に入りっぱなし。かつのこと、見てもくれない。3年以上一緒に暮らして、もうすぐこの世から居なくなる息子同然のかつよりも、 昨日今日来たばかりの子猫がそんなに可愛い?かつを見て。かつがこんなに頑張っているのにあなたはどうしてかつを見ないの?ねえ、ねえ。」

チチはそれでも黙って子猫の世話を続けました。

私はもう、自分の心までが醜く堕ちていくことを知りました。

かつが亡くなる前日、既に水頭症と診断されたほほの部屋に、かつに会いに来てくれたユキちゃん(保護活動友達)を案内しました。経緯を話し、ほほをゲージから取り出し、私と一緒に、かつのことを泣いたり笑ったりしてくれたユキちゃんに見せました。

ユキちゃんは黙って抱きしめ、溢れる涙をおさえようともせずに少しずつ言いました。

来た日のほほ。


「お前だって生きたいの。そう。お前も頑張ってるのね。こんな姿に生まれたくて生まれてきたわけじゃないよね。可愛いね。可愛い子ね。」
うまい言葉が思いつかず、その場をやり過ごしてユキちゃんを玄関先まで送り、かつと最後の夜を過ごしました。

かつの葬儀が終わって、家に戻って家中エタノールで消毒しました。かつは感染症を抱えて亡くなったのでほほにうつしてしまわないよう取った手段ですが、かつの痕跡を消すことは、あまりに苦しい作業でした。

消毒を終えて、リビングの大きなゲージにほほを移すと、リルが保母キャラ全快でほほに近づき、無邪気に吠え、遊ぼうとしてききませんでした。

「そう、リル、子猫と遊びたいの。いいわよ。」とゲージを開けようとした瞬間、
「頼む。やめてくれ。リルが興奮しているし、この子はまだ小さすぎる。今、この子に何か起きたら俺、もう本当に壊れちゃうよ。」と奥から元気のないチチの声が聞こえてきました。

その時、はじめて分かりました。
かつを失って辛いのは、私だけではない。
この人も、アプローチは違うけれど、かつを失って、私と同じように苦しんで、同じように辛い思いをしているんだと。

言葉を返す代わりに、リルを違う部屋に連れて行きました。

「子猫がもうすぐ大きくなるから、その時はリル、遊んであげてね。それまでは我慢ね。」
そう言い聞かせ、終点に辿り着いてしまった列車を降りました。

今日のほほ。

 

ほほはほほ。


気持ちや思い出の整理には時間がかかります。整理した気持ちに言葉をのせるのは、もっと難しい。どうしても長くなってしまうので、今日はこの辺で!

続きは又次回。
ほほを残すことになった理由をうまく説明できませんが、読んで頂ければ少しご理解いただけるかしら、と思っています。リンクしてくださっている皆さま、募 集を手伝ってくださっている皆さま、本当にお世話になりました。ありがとうございます。次回、又正式に書きますが、リンクを外していただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

「写真が変わったよ。この写真の名前は大魔神。ハハがずっと前に撮ってそうつけたの。まんまるいでしょ?昼間の目だからクリクリではないけど、ぼくってなかなか凛々しいでしょ?今日も愛のポチ、よろしくね!まんまる星人より。」

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ユキちゃんのお花

703号室かつくん

今日は暑いですね。午後からお散歩してもらえない犬のお散歩や、ユキちゃんみなちゃんと一緒に、まおとチワワのたらちゃんを連れて病院へ行くのですが、この暑さじゃ、外出も控えたいです^^; もうすっかり秋なのに・・・。

お彼岸だからとユキちゃんみなちゃんがかつくんに綺麗なお花をプレゼントしてくれました。

左奥に写っている仏花はチチが買ってきたもの^^;いかにも仏様って感じですね・・・。

チワワのたらちゃんは、居るのか? それとも居ないのか? 分からない位控え目で、こんな感じ・・・。


今一番うるさいのは、お届けが決まっているまおですが、猫ってこんなに激しいんだと久々に思い出されて嬉しい気持ちです(ほほ、ごめん。)そして、ほほとまおの関係ですが・・・。かなり笑えます・・・。

最初は、ほほが先輩風を吹かせて逆毛を立てて威張っていたのに、3日目くらいから一緒に遊ぶようになりました。でも、見ていて情けない^^;

先輩風を吹かせていたのにすっかりまおの弟分におさまって、快活に走り回るまおの後をコチョコチョ着いていく始末(笑)。見るたびに大笑いですよ。まおの おトイレのあとは、中に入って砂でまおのウンチを隠し(そこまで媚びる必要あるかしら・・・)いつもちょこんと横に寝てるし(笑)。まあ、好きなようにや りなさい。

たらちゃんの詳細や、里親さんの募集は、検査などを終えてから開始します。興味がある方は事前にお知らせくださいねー。たらちゃん、おトイレ完璧に出来て助かっています!サスガ!!

今、私が居る位置の向かい側の椅子にはまおが寝ていて、その足元にはほほ(笑)、そしてゲージを開けているにも関わらず、たらが中で寝ています。ベベ は一人でソファを占領し、リルは大理石の上で、ナナが寝室で寝ています。かつくんの姿だけが見当たりませんが、私の心の中ではいつもいつもいつもいつも一 緒なので、703号室の何処かにまだいるような気がします。みんながおとなしく寝ている隙に、更新を終えて、みんなと一緒に早くゴロゴロしたいな♪って事 で、今日はこの辺で~♪

次回は重大発表??(笑)

「ほほ、ちょっと情けないな。。。ぼくはもっとちゃんとホスト猫してたけどな。でもハハに言わせれば、ぼくは隠れてばかりだったからホスト猫というよりは、かくれんぼう猫さんだったみたい。。どっちもどっちかもね。」

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多忙な日々

ここ3日ほどは、とても忙しい日が続き、最近家の中でへばっていた私にはちょいきつでした(笑)。

コロの手術、猫の虐待をしている人間の情報収集、警告文の作成、月に1度開催される「不幸な猫をなくす会」への出席などなど。そして昨日は、里親募集中の「まお」のお見合いを703号室で開催しました。


まおは703号室ではなく、他の方が預かっていたので、そのお宅へユキちゃん(保護活動友達)&ユキちゃんの妹みなちゃんが迎えに行って、703号室へ移し、お見合いしまいた。

お見合い前。ユキちゃんの股間に入ってちょっと緊張してますね^^ 可愛い。


ユキちゃんの娘ちゃん、みらいちゃんとほほも参加??


そして、子猫同士集合写真!


まおとほほ、♂同士だからか?時間をかけても全然合わず、お互いを威嚇し合って微妙な距離を保ってました(苦笑)。特にほほが威張ってて(爆)思いっきり 先輩風を吹かせていて笑えました。ベベナナリルは、うるさいので、チチがドックランへ連れて行き、お見合い終了後家に戻る手段を取りました。主役がまお ではなく、必ずベベかリルになってしまうので、その方が良いかと。。。

小さいのにね。。。疲れたのか?アンテナ(ほほボタン)を立てて寝ちゃいました。


みらいちゃんも一緒。どんな夢を見ているのかな?


主役のまおは、パパのお膝でくつろいでいました♪


お見合いはとてもうまく行って、ご夫婦のお人柄の良さに、中心でやり取りしてくれたみなちゃん、今回は横で黙って見ていたユキちゃん&私の3人は、全員一 致でまおをお渡しするお約束をしました。お届けまで日があるので、それまでまおを703号室で大切にお預かりしようと思っています。お届けの様子もUPし ますのでお楽しみに~♪

今はちょっと人見知りで警戒心が強いまおですが、ドタバタしている我が家に居れば、きっとその辺は鍛えられるかな(笑)と思っています。預かって1日経ちますが、ほほとはだめ(涙)。子猫同士、仲良く遊んでよー!!

そして、昨日は、

お見合い終了後、

この方を迎えに行ってですねー、


家で保護して新家族を募集する運びとなりました。

チワワロングコート。メス。
名前は「たら」ちゃん。←チチがつけました^^;
詳細は又次回にでも・・・。

ほほは、おとなしいたらにも先輩風を吹かせていてうざかったです・・・。

「まおにたらちゃん、幸せになれるといいな。。。それにしてもほほ、ぼくはもう少し犬さんにも猫さんにも優しく接してたよ。ほほもちゃんと優しく接するようにしてね。」703号室かつくん

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