皆さまこんばんは。ひさびさのブログ更新となってしまいました。
この2週間、私は内心、毎日生きた心地がしなくて、ドキドキしていたのです。
「自分に残された時間」について、真剣に考えてしまいました。
実は、がんの検診に引っかかって、精密検査の結果待ちをしていたのです。
その結果が本日の午前に出ました。いろいろな意味で、「要観察」ではあるものの、がんの可能性はいったん否定され、ホッと胸を撫でおろしています。ビビった。よかった♡
てるにもずいぶん慰めてもらったね。ありがとう。
てるがそばにいてくれたから、ちゃんとしなきゃ、と思えたよ。
人はいつか死ぬ、死なない人はいない。
私は日々車に乗っているので、交通事故の可能性もある。
ある日、急に、心臓が止まってしまうかもしれない。
すでに50年近く生きているので、昔よりは、死の輪郭を、いくらかイメージできるようになっています。自分にとって、たいせつなこと、たいせつな人、もわかるようになりました。
じゃっかん賢く立ち回れるようになったところで、いつ死んでも悔いのないように生きる、を目標にしてみたのですが、それでも、自分には、まだまだやり残したことがあることを痛感した二週間でした。「生きている」って、私にとっては素敵なことです。
仕事のことも、かなり悩みました。
もし、手術を受けることになったら、どう調整すべきか、本当に悩ましかったです。
こんな渦中で、数日前、私は、ある新規のお客さまとの打ち合わせをしたのです。
保護猫出身の愛猫さんと暮らすその方は、春頃にも私のシッティングを希望してくださっていたのですが、スケジュールの関係でうかがえず、今回、念願の打ち合わせが実現したのです。私の仕事のインスタを見て、ラブコールをくださった、ありがたいお方でした。電話やメールで、私が大きな病気の検査待ちをしている状況をお伝えすることもできたのですが、私は、それをしませんでした。
春頃からお待たせした以上、まずはお会いして、自分の口からきちんと説明したかったのです。
私が検査結果待ちの身であること、場合によっては、手術を優先し、シッティングに伺えないこと、その場合の代案……初対面の方への話としては、重すぎて迷惑な内容ですよね。
タイミングの悪さを呪いつつも、心を込めて説明すると、その方はそれでも、私に依頼をしたいと笑顔で返してくださいました。私のお子たちの写真を見て、私に決めたとのこと。春頃、私の都合でお断りをしていたのに、また機会を与えてくださったことに、私は感謝しました。
そして、不覚にも、涙が込み上げました。
「あああああ、この方の愛猫さんのお世話がしたい」
どうか手術にならずに、私を通わせてください、そう強く念じずにはいられませんでした。
だから、検査結果が出て、真っ先にご連絡をしたのですが、喜んでもらえてうれしかったです。
今回は大丈夫だったけれど、生きていれば、この先、健康でいられなくなるときがくるでしょう。
さまざまな選択、大きな決断に迫られることもあると思います。
もし、自分の余命の丈が長くないとなったら、私はきっぱりと大好きな仕事を辞めて、家でのんびり過ごしたり、行ける限り旅行を楽しみたいです。うちのお子たちや保護動物たちが困らないよう、数年前に、公証役場で証人を二名立てて、遺言書の作成もしました。
物欲はある方だけど、断捨離もうまくかませて持ち物を整理したいです。
自分の人生の店じまいについて、深く考えた二週間となりました。
と同時に、また命を授けられたような気持ちにもありました。
終わりを意識したからこそ、見える景色もあるのですね。
日常の繰り返しは、惰性に陥りやすいですが、ささやかなことにも目を向けながら、幸せをたくさん探しに行こうと思います。不必要な情報や、自分を悩ませる種、自分を苦しめることからはじょうずに逃げて、心地よく生きていけるようにしたいです。
では、これから保護猫デリーの「ちゅーるなでなで」をしますので、この辺で失礼します。
ツラツラと失礼いたしました。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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