べべが帰ってきた、ほか


703号室の保護猫たちは、みんな仲よしです。

 

 

本がゴチャゴチャですが、まこちゃんとのび太バージョン

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まこちゃんとミカサバージョン

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はい。ミカサもちゅーるどうぞ♪

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まこちゃんは外猫時代、娘がいたのですが、その子が黒猫だったのです。

 

 

残念ながら、まこちゃんの娘猫は交通事故で亡くなったのですが、面倒見のいい母親だったと聞いています。のび太とミカサのことも、いつもやさしいお顔で見守っていますよ。

 

 

私は保護猫たちの元気な姿を眺めているだけで、「ああ、またがんばろう」という気持ちになれるのです。自分を鼓舞してくれる存在が身近にいるのはありがたいですね。

 

 

でも、のび太とミカサを終の棲家に送り出したら、このお方と少しのんびりしたいなあ……

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小さな身体で重い病気と闘っています。

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肝臓のがんが、どんどん大きくなって、しまいには松ケンを飲み込んでしまわないか不安です。

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私とチチにできることは? 私たちにできることは?

 

 

どうすれば、少しでも松ケンの不快感を取り除くことができるのか、常に考えています。

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光合成中の松ケン

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ただ辛いだけの日々ではないことを祈りながら、丁寧に接していこうと思います。

 

 

「シャーっ!!」

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ふふ。迫力があってよろしい!

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すずらんとさぶも気ままに過ごしています。

 

 

うちにいるだれかひとりでも、「不慮な欠け方」をしそうになると……想像するだけで、自分のバランスが根本から崩れてしまいます。改めて、お子たちの大きさを痛感しますね。

 

 

最後に、とてもうれしかった贈り物を自慢させてください。

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里親よっちゃんを経由して、はるちゃんから天国の「べべ公」が戻ってきました。

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ひと針ひと針……べべを創りあげてくださって感謝の極みです。

 

 

届いたのは、なんとべべの誕生日である、1月29日! びっくりした。

 

 

2017年のべべ公

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胃がんやあらゆる腫瘍と9年以上闘いながら、16歳半までそばに居つづけてくれた宇宙でいちばん特別なお子です。べべと出会ったからこそ、すべての犬猫を好きになったのです。

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刺繡ブローチ、ひとつはべべのお骨につけて

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もうひとつは、以前もらったさぶと併せて、その日の小旅行に連れていきました。

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いいでしょ?

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はるちゃん、すばらしいプレゼントをありがとうございました。

 

 

私の心の中には、天国へ見送ったお子たちのスペースがあります。

 

 

今、自分にできる精いっぱいをして、いつか再び会う日を楽しみに生きています。

 

 

私の見送ったお子たちは、例外なくどの子も立派でした。

 

 

病気と闘って、その子らしく生きて、その子らしく逝きました。

 

 

私も彼らに恥じないよう、せめて、彼らの爪の垢を煎じて飲む程度の生き方はしていきたいです。

 

 

LOVE

 

 

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