初心にかえって

2017.6.24在りし日のべべ公

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べべの生前、数えきれないほど遊んでくれた703号室卒業犬コロンJファミリーよりべべへのブリザーブドフラワーが届きました。おしゃれでゴージャス。そして枯れない。コロンJは土手出身のナナのきょうだい。ナナとそっくりです。コロンJもナナのように厳しい老化や病と向き合っていますが、コロンJは世界でいちばん幸せな犬です。megさんとご主人にありがとうを込めて!

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べべへはほかにもお花が届いていますが、まだ私の片側がシャットダウン状態ですのでいつかご紹介します。少しずつ少しずつね。

 

 

 

さて、今日はかなりテンションが高いです。

 

 

理由は前回の記事へのコメント。ふふ♪ 構ってちゃんでごめんなさい。

 

 

私はよく誤解されるんですよ。

 

 

ほかの部分はいいとしても、もし、私の保護猫が気になるけれど、私へコンタクトをするのが怖いとためらっている方がいたら、気兼ねなくご連絡ください。

 

 

里親さんたちが書いてくださったコメントは、私にはもったいないほどですが、私が積極的に意識し避けている「押しつけ」「偉そうな態度」「上から目線の譲渡」はしていないつもりです。ぜひ体験者のコメントをご一読くださいね。

 

 

また、私とのやり取りで不快に感じた方も「匿名」なら、私には誰が書いたのかわからないし、いちいち調べませんのでご意見をいただければと思います。

 

 

でも架空の話ではなく、真実を書いてくださいね。

 

 

里親さんが書いてくださったコメントをiPhoneで繰り返し読ませてもらううちに、気づくと私はカメラを手に保護猫十香(とか)を追っていました。

 

 

よし! 私もカメラで撮ってみよ!

 

 

自分は写真が苦手だからみいさんにお願いしてばかり。だけど、十香がいっしょに暮らしているのは私。みいさんに頼りながらも自分でもチャレンジしよう。

 

 

撮った中の何枚かをご紹介します! あまりうまくないけれど……

 

 

 

「わたしは 十香(とか) “とかちん”って呼んでね」

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「男は まあまあ 好きよ」

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「熱い視線を送ってくるのね……」

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「マウスはコードレスにしたらいいのに」

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「お尻トントンさせてあげる」

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「ヨーグルトを床にこぼしたのはわたしじゃないの 後ろのさぶ坊よ」

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「うそですよ ぼく見てたもん」

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「あのね いいもの見してあげよっか?」

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「じゃーん! これなぁんだ?」

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「お外の頃のわたしを知ってる? 知らないなら知ってほしいから 読んでね」

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→ カモフラージュ/幸せの703号室

 

 

「ぼくポテチ 関連リンクをたどれば とかちんの外時代の写真が出てくるよ ぼくととかちんは似ているけれど ぼくはポテチ 同じく703号室のスター候補 ぼくが先に保護され 次にとかちん一家が703号室にやってきました」

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「ねえねえ すっかり夜も更けたから ハハ撮影このくらいにしといたら?」

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夢中で十香を撮っていたらいつの間にか深夜2時をまわりました。疲れてヘトヘト。胃が痛くなり、嘔吐(汚くてすみません)。カメラを放しているときに限ってとんでもなくいい顔をする憎い女の子です。しかしかわいい。

 

 

今、私は初心にかえっています。

 

 

微々たる活動をはじめた15年半前は、中古で買ったSONYのデジカメで保護犬猫の掲載写真を撮るのが楽しくて仕方ありませんでした。下手ですが何時間でもカメラを握ってモデルたちを追いつづけていたんです。やたら重いカメラだったけれど、モデルたちを自分なりに表現したかった。

 

 

「しなければならない」、ではなく「したかった」。

 

 

昨夜里親さんたちのコメントを拝読し、意識したわけではないんですが、なんかこう、沸き起こる衝動に駆られ、私は十香を撮りはじめたのです。

 

 

「撮りたくて」です。

 

 

だから今回のブログの更新も高テンション!

 

 

【基本情報】

仮名:十香(とか)

年齢:1歳未満(10か月弱程度?)

毛色:茶白

性別:女性

体重:保護時2.9キロ

健康状態:超良好。ウイルス検査マイナス。不妊手術ワクチン済。その他現時点で必要な基礎的な医療ケアはすべて終えています。

性格:明るい。天然。人が好き。食べるの好き。「野良猫生活はうんざり」だそうです。犬猫と共生可能。甘えるのも甘えられるのもOK。過酷な環境で3匹の子猫を産み、立派に育て上げました。保護以後、“母”のタガを完全に外し、まるで子猫のように無邪気にはしゃぎまわっています。

 

 

ブログやツイッター経由で里親に名乗りを上げてくださる場合は、私のブログにコメントください。いただいたコメントは非公開にし、個人情報に留意します。

 

 

さぶからもよろしくお願いします。

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LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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爪の先まで

保護猫十香(とか)ちんが今私の横でお昼寝しています。

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寝顔を眺めていると、外で月単位を投じ追いかけっこした甲斐を感じます。

 

 

今月末までに「家族募集サイト」への掲載を目標にしています。ナナの介護次第では10月のはじめになってしまうかもしれません。どなたかその前に十香に興味を持ってくださる方がいたら、ぜひ私宛にメアドを添え、コメントで連絡ください。コメントは非公開にし、個人情報を守ります。

 

 

「十香に興味を持つ」レベルで大丈夫。

 

 

実際十香に会い「雰囲気が想像と違うなあ」と思ったら構わずお断りください。ご縁は心で感じるものだということを、私は熟知しています。もらってくれと無理にすすめたりしません。十香のためにならないから。

 

 

私は厳しい保護主ではありません。ポリシーをお伝えするのみです。

 

 

私のポリシーは猫と暮らすにあたって、必ずプラスにはたらきます。

 

 

私のポリシーを聞き、十香に会い、あとはご自身で決めるのみ!

 

 

お茶会は和気あいあいです。誰か里親さんがコメントで証明してくれたらうれしいんだけどなあ。(奥ゆかしい里親さんーーー助けてーーー!)

 

 

 

Shimanさん、腎臓フードのプレゼントありがとうございました。アメリカ出身のJさん、絵になる猫さん!! 最高の家族に恵まれましたね。

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ゆきりん、おむつありがとう。あいちゃんに使いたかったよね。私がナナにいつかつかわせてもらうね。マフィンやクッキーはゆきりんとPOKOさんより♪

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りょうちゃん、甘酒や猫のおやつありがとう。マイ太郎さん、腎臓フードありがとう。MIHOさんうちに来るたびに猫のおやつや年に一度のおいしいさくらんぼありがとう。もうぜんぶ胃の中だから文章だけですみません。

 

 

 

「あのね お母さん お母さんさあ わたしのこと 好き?」

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「わたしはお父さんのほうが好き お父さんはわたしにやさしいの」

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「ときどきけんかするけど わたしはナナちゃんも好き ナナちゃんはわたしの母犬の姉妹だから おばにあたるの 血が繋がっているもん」

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リルの質問に、お母さんは迂回しながら真剣に答えてみます。

 

 

末娘のリルですが、気がつけばもうすぐ14歳。リルは3歳5か月で我が家に来てから、なぜかお父さんのほうばかりを追いお母さんを相手にしてくれなかった。お母さんがリルに好かれようと近寄ると、リルはスッと逃げるんだよね。

 

 

なんでかな?

 

 

お母さんはリルを叩いたり乱暴したりしないのに。リルがなかなかご飯を食べようとせず、急いでいるお母さんはイライラ顔を見せたことがあるかもしれないけど、それにしたってそれが理由なのかわからない。

 

 

リルの母犬タカコ(ナナの姉妹)をお母さんが助けてやれなかったからかな?

 

 

いっぱい悩んだりした。リルともっと仲よくなりたいと。

 

 

でも先週、なんか吹っ切れた。お母さんはちがう次元にいけた。

 

 

べべが逝くまで、お母さんは必ず2週間に1度リルの爪を切っていたよね。お父さんはそういうことをしないから、悪い役目はだいたいお母さん(苦笑)。

 

 

べべが逝ったあと、しばらくリルの爪を切り忘れていることに気づいて、お母さんは爪切りを握り、ひさびさにリルの爪と向き合った。

 

 

パチパチ切っている中で1本の爪に黒くかたい異物を見つけ、お母さんの心臓は飛び出そうになった。声には出さなかったけれど、悪い予感がした。

 

 

爪のメラノーマ(皮膚がん)……

 

 

すぐに予約を取り、大巻先生の病院へ

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通院はほとんどお母さんひとり。お父さんはめったに来ない。リルは病院が嫌い。だからますますお母さんを誤解する。だけどお母さんはリルと生きたい。

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近所ならお母さんはリルをコントロールできる。しかし病院の周りは車通りが激しい。仮に1本の首輪が抜けても、2本目がリルの命を守る。通院は首輪もリードも2重にした。首輪2本は重かったね。だけどお母さんはリルと生きたい。

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背中にある経過観察中のおできを再診。今回も「様子見」でOK

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リル、がんばろう。

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よく耐えてえらい。終わったら長い散歩をプレゼントするね。

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大巻先生、大巻先生、リルの爪、爪が……

 

 

 

患部を診た大巻先生が即、ひと言

 

 

 

 

「あ……これうんこですね」

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へ? でも硬いし、取れないし、取ろうとすると嫌がるし、黒いし……

 

 

 

「カンシで取れますよ? これうんこです。うんこ! 確かにメラノーマにも見える。しかしメラノーマなら爪の根元から黒い。リルちゃんの爪の根元は白いから、これはうんこ。うんこがかたまってしまったんでしょう。ほら……」

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診察室が一気に笑いに包まれました。大爆笑!!

 

 

いちばん笑ったのはお母さんでした。

 

 

うんこかーーー!! やったーーー!! よかったーーー!!

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リル、冒頭のリルの質問への答えになっていますか?

 

 

リルがいなければなりません。リルがお母さんをどう思うかは重要じゃない。

 

 

お母さんはリルと生きたい。リルの爪の先まで、リルを愛しています。

 

 

けれどたまあに、こんな風にごほうびをくださいね。

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リルもきっと、お母さんのこと好きだと、お母さんは信じています。

 

 

リルとお母さんは相思相愛です。

 

 

リルへBIG LOVE! リルの爪のうんこにもLOVE!

 

 

 

 

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幸せの703号室

近年私は目の前にいるスター候補をスカウトする活動に専念している。

 

無償でしている。

 

事務所は小さい。

 

舞台も然り。

 

 

スカウトからマネージメントからアフターケアまでを基本ひとりでこなす。

 

だからうちの所属スターたちが大きく注目されることはあまりない。

 

 

私は近所と折が合わない。私の話が通じない。味方はいない。

 

 

スカウトするための捕獲箱を置くスペースすら私にはない。

 

 

それでも私はスカウトがしたい。ホームレスとなり汚れている彼らを磨きたい。

 

全部私の自己満足のため。

 

 

昔は犬も多かった。けれど最近犬の事情がかなり改善され、私はよく猫と出会うようになった。だから猫ばかりが我が家の所属スターとなる。

 

 

私はスターに人とのコミュニケーションの方法を教えている。

 

 

しかし振り返れば、教わるのはむしろ私のほうで、飢えたみすぼらしい彼らが、まざまざと輝いていく姿に圧倒されながら私は夢中でつづけてきた。

 

 

「野良猫問題」

 

猫が好きな人にとっては心が痛い。

 

猫が嫌いな人にとっては頭が痛い。

 

 

私は両方の「痛み」を解決する策を熟知している。

 

いるべきじゃない場所からいるべき場所へと移動させるだけのシンプルなプラン。これに尽きる。動物愛護精神云々、動愛法改正、行政云々、地域をを巻き込んで云々、組織化して云々……どれもまちがいではない。どれも重要。

 

 

けれど私は伝えたい。

 

 

日本のあちこちに私のような人間が存在することを、私は知っているから。

 

保護をためらうなら、保護してほしい。

 

たったひとりでもできることはある。

 

保護することは有意義です。スターを輩出する能力やスキルは保護した後に磨けばいい。でもスカウトしすぎて身を滅ぼすのは理にかなわない。事務所が潰れては、スターは行くべき場所にたどりつけないから。

 

 

恥ずかしいほど小さなキャパシティ。この町で私を理解する者は皆無に近い。

 

 

しかし全然かまわない。町にはいろんな人が住んでいて、それぞれの考え方や生活様式を持っている。たとえこの町が私の理想郷とはかけ離れていても、私はこの町を離れるつもりはない。今以上に裕福になっても、703号室こそが私の城。

 

 

私は周りに理解者がいないことを嘆いて諦めたりしない。

 

私は自分の心に従って行動をしたい。

 

私の行動はほかから見たらいっさいの意味も持たないかもしれない。

 

だけど私にとっては自分を誇れる唯一の拠り所。

 

 

私は野良猫を保護し、きれいにしたい。きれいになった保護猫を703号室の舞台に立たせ、彼らの終の棲家を探したい。私がスカウトしてきたスターたちが、私からプイと離れ、私を忘れ、向かうべき場所へ旅立つ後姿が好き。

 

 

私は保守的で頑固なマゾだけど、同じような感覚を持つ人は必ずいる。

 

 

まず、行動を起こしてほしい。

 

 

泥だらけのスターを見つけたら、即、迷わずに、勇気をもち彼らを自分の舞台へさらってほしい。最初の彼らはたいがい怒っていて、困っていて、飢えている。

 

だけどお互いへの誤解は解ける。

 

なぜなら私たち人間側に悪意がないことを賢い彼らはいずれ気づくから。

 

 

15年半の活動の間に周りにすすめられ「団体化」することを何度か考えた。

 

もっと有名になって、大きな力を得て、多くのスターを育て、還元されるべきものを受け取ろうと卑しい気持ちを持ったこともある。

 

しかし独断的で協調性に欠ける私には、グループ化はむずかしい。

 

突き詰めていくと、興味もない。

 

 

私はたったひとりでもできることがあることを証明するために実在しています。

 

 

だから身分不相応の壮大な肩書きは要らない。

 

 

私のペースでやりたい。私の持てるあらゆる力を目の前のスター候補に向けていきたい。彼らの未来を決めるとき、私は緊張のあまり指が震えたりする。

 

 

誰かにとっては「たかが一匹の保護猫」。

 

 

けれど私にとっては人生をなげうってスカウトする価値のある逸材。

 

 

私は自分の心に従い、原則的には自分のお金で、自分の責任でこなしたい。

 

 

町に偏屈者扱いされてもされなくても、私はそこにウエイトを置かない。

 

話し合いで認めてくれる地域なら、間違いなく私は努力をしたでしょう。

 

でも私の地域は、話し合う土俵に上がれるほどの人材がいない。

 

(もしかすると私が見つけられていないだけかもしれないけれど……)

 

 

けれど私もときどき孤独を感じる。

 

そんなときはブログにノコノコやってきて、吠えたいことを吠えたりする。似た意思を持った人を求め、ブログやツイッターを徘徊する。

 

私は野良猫はもはや町にいるべき時代ではないと考えています。

 

1匹でも2匹でも、彼らは家の中に入るチャンスを持つべきです。

 

その橋渡し役は、たいへんなエネルギーを消耗する。

 

いい加減な譲渡ならいくらでもできる。この10倍のスピードで。

 

 

だけど私はそうはしたくない。

 

 

良縁に執着し、真理を探究し、職人のようなベストな譲渡を築きたい。

 

 

これをお金に換算したら、私はかなりプロフェッショナルのほうだと自負している。でも私はここから私に報酬が生まれることを望まない。

 

私は拝金主義者ではない。

 

 

いい人ではないけれど、自分の理念に基づき真剣に活動しています。

 

たとえ1億やるからその猫適当に渡せやと言われたら、私は迷わずNOします。

 

 

実はそれを「アマ」だと批判されたこともある。

 

私はそうは思わない。自分がアマだと思わない。

 

プロとアマの定義が「金銭が絡んでいるかどうか」だけだったら、無償のプロでいることを私は喜んで選び、無償のプロを証明したい。むろん、お断りをしても送金してきて私の微々たる活動を助けてくれた方は何人もいる。事実、その方々の善意のお金で助かった子たちもいる。

 

 

けれど私が言いたいのは、私は弱小な個人だけど信念がある。

 

アマとプロの違いは、お金を生み出すか生み出さないかではない。

 

納得できる活動ができるかどうか。パーフェクトに近づけるかどうか。

 

その違いこそが「プロ」と「アマ」を二分する。

 

でも極論、私はアマと呼ばれても傷つかない。

 

私の舞台から巣立った子たちを見てください。

 

再び干されている子などいない。仮に干されても私のもとに戻ってくる。私が彼らの受け皿となる。彼らは家族と共に日々煌びやかに暮らしています。

 

人々が経済の発展や政治や宇宙開発や人類のためのなにかの研究をしているまさにそのとき、私は目を凝らしながら近所でスター候補の野良猫を探している。

 

どっちが有意義で、どっちが無意味かを決めるのは他人の役目ではない。

 

私は自分の心に従って生きている。大きさとか小ささとかはいっさい関係ない。

 

私が磨き上げたスターこそが私のすべてです。

 

私は無駄なことに時間を使うのが惜しいケチな女です。

 

 

大金を稼ぎ、ブランド物を追って麻布に住むことが私の夢ではない。

 

 

私は私の時間を私の納得できる形で使いたい。

 

それはスカウトであり、マネージメントであり、未来の家族への紹介です。

 

 

サク(楽)はスターを引退し、終の棲家へ移動しました。

 

 

次回は彼の新居地へご案内します。彼がいるべきところです。

 

 

703号室の舞台は物理的に小さい。知名度も低い。ですが町が私を見放しても、共感してくれなくても、邪魔されたとしても、私は703号室で暖簾をあげています。ブログには孤独をぬぐってくれる理解者がいて、同じ志を胸に持つ人がいる。私たちは情報を共有し、喜び、悲しみ、互いを懐きあうことができる。

 

 

703号室は舞台であるのと同時で控室であり、寝室であり、レストランであり、トレーニングルームであり、巣立ったスターたちの実家でもある。

 

 

ここを過大評価も過小評価も皆さま読み手の自由でしょう。

 

 

けれど我が家には今、セクシー路線の十香(1歳未満)がいます。

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彼女のチャンスを願い、スポットライトを当て、大勢が彼女を知ることを希望しますが、個人事務所なので、なかなか厳しいかもしれません。

 

 

それでもどうしましょう?

 

 

彼女は私の家にやってきた美しいスターですから、私も彼女の魅力に迫る勝負をしたい。十香に興味を持つ方がいましたら、私宛にご連絡ください。

 

 

かわいい猫はちまたに仰山います。

 

 

その中から彼女を選ぶ人は目が高い。おそらく十香の真髄に気づいてくれている方でしょう。彼女自身が子猫ほどのサイズでありながら、3匹の子どもたちを産み、ちぎれんばかりに乳を吸わせ、真っ黒に汚れながら生きてきました。

 

 

これほど素晴らしい女性はいい方に選ばれるべきであり、彼女は小柄な1匹のもと野良猫ですが、同時に宇宙のように無限でもあります。

 

 

彼女に着目してくれる方がいることを願いつつ、おやすみなさい。

 

 

最後に一言付け加えたいのですが、たとえ私は体が壊れようが、心が壊れようが「別れのプロ」として、彼女の未来にベストを尽くします。天に誓って。

 

 

LOVE

 

 

 

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さぶになりたい

もう何年前だったかな? 10年以上前かな?

 

昔、保護猫の耳の中が赤くただれていたことがあったんです。

 

私は保護猫の耳の中を覗き込みながら独り言をつぶやきました。

 

「ああ、耳ひどいね。病院連れて行かなきゃ」

 

すると近くで聞いていたチチが私にこう返してきたのです。

 

「え? だれの金で?」

 

当時私はパートすらしておらず、里親さんに医療費の一部(または全額)負担もお願いしていなかった時期で、保護猫の耳の通院代は当然チチが稼いできたお金をつかうつもりでした。チチのひと言がムカついて仕方ありませんでした。

 

その頃チチはチチで、会社員としての重圧に耐えられず、でも仕事を辞められず苦悩していたようです。あとで知った話ですけど。

 

悔しくなった私は、里親さんへ医療費の一部(または全部)負担をお願いすることにし、すぐ自分も働きに出ました。よし、私の力でやってやろうじゃないの!

 

 

最近ふとその話を思い出すできごとが。

 

 

べべがいなくなって、家でふさぎ込んでいる私を見て、チチが話しかけてきました。私たちはチチとハハですが、家の中ではお互いが自由にやっています。

 

 

チチ「あのさあ、家の余った金、ぜーんぶ使って気晴らししてくれば?」

 

結婚以来そんなことを口走ったのは初です。私は目が点。

 

住宅ローンやナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶ、保護猫たちの生活費、医療費があるから、全額はおろか、できれば少しでも切り詰めたい。

 

けれど私はチチの厚意に甘えることにしたのです。

 

 

もちろん全額をつかうわけじゃないけど、玄関をプチリフォームする!

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気晴らしにはならないけれど、安心にはなる。

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うちの玄関は間口が広い。加えてチチも私も日曜大工が大の苦手。だから自分たちの力では不可能なので、プロに依頼し、2重扉をつけてもらうことに。

 

 

予算を抑えての注文なので、色や形は100%理想通りにはいかないでしょう。それでも私はすごくうれしくて、工事がはじまるのが待ち遠しいです。

 

 

今玄関付近に猫が近づかないよう、各部屋の扉を開け閉めしながら神経質に暮らしています。チチの在宅時間が増えたので、チチの不注意が心配です。保護部屋は5畳ほどしかありません。その扉を締め切ってポテチを隔離しています。

 

もし玄関に2重扉ができたら、ポテチの行動範囲が玄関ポーチまで広がる。ポテチが自由に闊歩する面積を拡大できる。私にとって有意義なお金の使い方です。

 

 

楽しみができました♪ チチありがとう。

 

 

チチは今夜不在です。タマちゃんの手術に備え実家に帰りました。明日、姑とタマちゃんを乗せ大巻先生の病院へ運ぶ役目です。嫁の私からも気持ちばかりですがカンパさせてもらいました。ふだん親孝行らしいことができていないから。

 

 

さあ、今日は太田さんと山路さんのおススメのサルバドルをもう一度観ながらお子たちとイチャイチャしよ。夕飯も作らなくていいし、洗濯も最低限でいいし。

 

 

DVDを観ている間は頭の中が空になるからリラックスできます。

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横にイケメンのあまぱんがいてくれるというぜいたくさ

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数日前のiPhoneのヘタクソな写真ですが、十香ちんとさぶの掛け合いを

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さぶにごはんをあげたら保護猫十香ちんもやってきました。

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「うらやましい……」

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ちなみに、十香ちんはすでに自分の分を平らげています。

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しかし我が家の男子はやさしい(笑)。

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十香ちんにごはんを譲ったさぶにごほうびをあげました。

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ですがここでもまた、十香ちんに奪われてしまうという……

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※さぶには別にこっそりあげたのでご心配なく!

 

 

さぶは懐が深い。ほんとうに深い。

 

 

私もさぶの爪の垢を煎じて飲ませてもらいたいです。

 

 

私もいつか、さぶみたいな人間になりたい。

 

 

いつか必ず、そうなりたい。

 

 

私の膝の上でいっしょにPC画面を見つめるさぶへ

 

 

LOVE

 

 

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あなたが存在しています

おととい、ナナ、さぶ、あまぱんに使う点滴の針を買いにemi-goの病院

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中島先生こんばんは~!

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病院の看護師さんに「お疲れですね……フラフラしていますよ?」と言われ「はい」と答えた直後、emi-goから小さな封筒を手渡されました。

 

 

「はい! 田辺さんにプレゼント! 癒されてください(にこ)」

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うわ……超うれしい。ちょっと落ち着いたら遠慮なく使わせてもらうね。

 

 

マッサージ券ありがとう。emi-goこそ必要なものなのに悪いね。

 

 

昨日は大巻先生の病院へ。診てもらったのは14歳の女子猫タマちゃん。私の姑の3匹の愛猫のうちのひとりです。

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タマちゃんと姑の出会いは、14年前。

 

 

ある個人の活動家が道端でひとり里親会を開いていたところを通りかかった姑。

 

 

突然、「保護猫いかがですか?」と声をかけられたそうです。

 

その方があまりにも真剣かつ困っている雰囲気だったので、すすめられるままタマちゃんを迎え入れた姑。もちろん、お父さんも賛成で仲よく暮らしています。姑んちにはジュンちゃんサンちゃんもいます。ジュンちゃんはペットショップ出身。サンちゃんは姑自身が保護した末娘。

 

 

姑は軽く数えても30匹以上の外猫たちをたったひとりでTNRしてきました。もちろんすべて年金のポケットマネーです。病院へ運ぶのもひとり。リリースも餌やりもひとり。私がプレゼントした捕獲箱は常に庭先に置いてあります。

 

 

嫁の私に泣き言を漏らしたことは一度もありません。頼みごともしません。

 

 

その姑が、私に「助けて!!」と電話してきたのです。

 

 

「しこりのあるタマちゃんを2軒の病院へ連れて行った。だけどお金の話ばかりを繰り返す獣医師がいまいち信用できない。その病院にタマちゃんの命を預けるのが怖い。だからアンニイさん、どうしたらいいの?」

 

 

「私を頼ってくれて光栄です。もし必要なら私の信頼している先生を紹介します。ですが、それを望むか望まないかはお母さんが決めてください」

 

 

「アンニイさん、私行きたいわ。タマちゃんと行く」

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で、諸検査を終え、タマちゃんは5㎝の大きなガンを切除する手術に向かうことに。細胞レベルでの転移は術後、抗がん剤を使用するかもしれません。決断したのは姑。私は聞かれたこと以外はアドバイスをしません。

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デッカいガンがタマちゃんのQOLを下げ、食欲不振に陥っています。ガンはどんどん勢力を増すので、次の月曜早速手術します。

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大巻先生を信じます。どうかどうか。

 

 

帰りの車内で姑は下を向きながらボソボソつぶやいていました。早く私に相談すべきだったと。タマちゃんのガンが大きくなったのは自分のせいだと。タマちゃんを苦しめたくないと。でも、私はそうは思いません。

 

 

タマちゃんは素晴らしい家族に恵まれ、珠のように育てられています。

 

 

そうですよね?

 

 

うちの保護猫ポテチと

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十香ちんにもいいご縁を探したいです。

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ブログにはあまり登場していませんが、彼らは私のポジティブな部分になってくれています。すぐにでも募集を開始したい。彼らはもう人馴れしています。だけど私の気力が追いつかず、まだできません。私の場合、一般募集に多大なエネルギーがかかるからです。

 

 

もし、ポテチか十香のどちらかが気になる方がいたら、ご連絡いただければほんとうにありがたいです。十分にブログで紹介していないのに図々しいお願いですが、万が一、手を挙げるか迷っている方がいたらどうぞ挙げてください。

 

 

最近、私に残されている力は、バンビちゃんを中心に注いでいます。

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1日中こんな調子で目が離せない……

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おしっこはどこででもします。運子も。ぜんぜん構いません。

 

 

 

うまく立てず、悔しくて泣きます。吠えます。ぜんぜん構いません。

 

 

ごはんは強制給餌になりました。薬も点滴もやります。ぜんぜん構いません。

 

 

あまりにも臭いのでシャンプーの刑になりました。

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ナナより元気なリルはお父さんやお母さんと個別の散歩を楽しんでいます。

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私たちは家族です。健やかなるときも病めるときも、一心同体です。

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譲り合い、支え合い、お互いを理解する努力をつづけ、お互いを諦めないことをつづけ、抱き合って生きていきます。

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ナナ、あなたがお母さんを必要として力強く泣いているまさにその瞬間、お母さんもナナを必要とし、ナナの役に立ちたくて喜んで駆け寄ります。

 

 

お母さんにも物理的な限界はある。しかしお母さんのナナへの思いは限りなく広がりながら、常にナナへと向かっています。家族へと向かっています。

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こうして穏やかに眠ってくれるようになるまで、この日は闘いでした。

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だけどあなたが存在する。これ以上の幸福があるでしょうか?

 

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

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