703号室の女性たち

うっとうしい雨空をいかがおすごしですか?

 

 

私は家を軽く掃除したあと、しばし「寝逃げ」していました。

 

 

べべが亡くなってしばらくは心のお医者さんのアドバイス「寝逃げしなさい」がむずかしかったのですが、少しずつできるようになっています。不眠はよくないらしいですもんね。お子たちのお世話の合間にのんびりさせてもらっています。

 

 

さて、子猫蝶々を家族募集サイトに掲載してみました。

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こんな美しい女の子と暮らせる方がうらやましい。あどけないのに、どこかエキゾチックで艶っぽいんです。すごいオーラを放っていますよ。まさに逸材です。

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ご縁が決まったきょうだい源ちゃんと。源ちゃんも絶対イケメンになります。

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ふふ。我が家の女の子たちも元気にしています。

 

 

 

おむつ姿がたまらんナナ。おむつの中でおしっこをすると自力でおむつを外して知らせてくれます。ナナは天才じゃないかな? と目じりを下げる親ばかの私

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ナナが不快を感じないよう、お母さんもまめにおむつチェックしないと。

 

 

 

リルは相変わらずチチが大好き。1日に4回ほどチチと散歩へ出かけています。

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末娘はおりこうです。ごはんは私が半強制的にあげていますが、トイレは失敗しないし物を壊さなくなりました。前は布製品を齧っては割いていたんですけど。

 

 

昔はいたずらに泣かされお手上げ状態でしたが、いざいたずらをしなくなるとそれはそれで淋しいですね。静かな時間が流れているのがどこか妙な感じ。

 

 

私の家族は私より早く歳を取り、ものすごいスピードでライフステージが変わっていきます。若かった彼らがいつの間にか私を追い越し、シニアの域に行ってしまいました。ときどき不安になります。みんなとはぐれてしまいそうな感覚で。

 

 

でも彼らがどこにいても必ず追いつき、全力で守っていきたいです。

 

 

 

猫組紅一点、保護猫十香ちん。さっき机の上でくねくね体を動かしながら、私に「撫でろ」と命じてきました。顔まわりをこちょこちょ触ったら、くすぐったそうに、けれどまんざらでもない風に目を細めてくれました。

 

 

真っ黒の顔をしてゴミ置き場で生ゴミを漁っていた過去が嘘のようです。

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どの子も幸せになるために生まれ、息を吸って吐いているんですね。

 

 

ほんとうに尊いことです。

 

 

LOVE

 

 

 

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足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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源ちゃんにつづけ!

今日は濃い一日でした。すっごくうれしいことがあったんです。

 

 

ねー♪ 源(げん)ちゃん♪ 私はemi-goの病院にて「ひとり里親会」を開催

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悪い癖のiPhoneパチパチは封印。カメラを手に真剣な気持ちで臨んだのです。

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先日emi-goの病院に子猫がいっぱいいると書いたじゃないですか?

 

 

実は水面下で私なりに1匹でもどうにかできないかと動いていたのです。

 

 

皆さまがツイッターに拡散してくださったおかげで反響があり、その中にすばらしい出会いがありました。皆さまに感謝しご報告の意も兼ね、『源(げん)』と名づけられた子猫の未来にスポットを当てていきます。

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挙手してくださったのは4歳のるいくん(里親会出身)を育てているご夫婦。おふたりの希望はなんと「男の子」一点のおおらかさ(笑)。ご紹介できる男の子は2匹。私のほうでいろいろ考え、黒猫のおちびさんをすすめたところ、快諾。

 

 

ふふ。なんてすがすがしい人たちでしょう。

 

 

あ、もちろん事前に写真はこちらからお見せしています。

 

 

「ぼくに会いに来てくれたの? ぼくが主役ですか?」

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そうですよ。あなた「源(げん)」ちゃんになるんだって。おめでとう。

 

 

先住猫るいくんのどうぶつ健康保険証。写真がイケメンですね。

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「猫仕様」のお家を建てたおふたり。安全性の高いうらやましいお宅です。

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お茶会はemi-goの病院で行ったのですが、お家の写真をご持参いただくようお願いしています。保護猫の住環境をあらかじめ知ることはあらゆる面に於いて安心です。アドバイスもできますし、なにより円滑にお話をすすめられます。

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そして私もできるだけ透明性を高める努力をしています。源ちゃんの住処をオープンに見ていただきました。源ちゃんのきょうだいたちのお顔もね^^

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室温管理の取れた清潔な場所でだいじに育てられています。

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源ちゃんは10月のはじめ頃巣立ちます。私が譲渡責任者ですので、源ちゃんは703号室の卒業生になります。今後もできるだけ写真をUPします。かわいいので癒しや和みとして会いに来てやってくださいね。卒業記事もお楽しみに!

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お顔はナイショですけど、おしゃれで素敵なご夫婦でした。遠くからお越しくださりありがとうございます。源ちゃんは幸せになることまちがいなしです。

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で、源ちゃんがらみで私のハートにこびりついているお方がいるのですが……

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源ちゃん(左)といっしょに放牧中のさび長毛(右)。源ちゃんの姉妹。

 

 

私はひそかに名前をつけました。正直言ってもろタイプです。ツボです。

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左の黒い塊が源ちゃん。右のブラウンのまだら模様が蝶々(ちょうちょ)

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見てこの一枚!! 源ちゃん(左)も蝶々(右)も萌えません?

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ううう。連れて帰りたい。家族として迎えたいレベル……

 

 

勝手に蝶々とか呼んでemi-goに呆れられるかな?

 

 

私の顔を見るとしつこく同じことばかり言ってくるemi-go

 

 

「田辺さん猫要りません? 田辺さんになら喜んで渡します」

 

 

いや。ありがたいけどうちはもういいや。

 

 

新たに3匹の子猫が病院に保護され、てんてこまいなんでしょう。お疲れさま。

 

 

私の力作がこちら↓ 蝶々って仮名がほんのり合いませんか?

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残念ながら家族として迎えることはできないけれど、赤い糸を探すお手伝いならできるかな? 来週この写真で家族募集サイトに掲載しようかと悩んでいます。

 

 

病院はいつ行っても忙しそう。トリミング中の小型犬。まんまる顔です。

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源ちゃんのお茶会の合間に、保護猫十香のトライアル前検診をお願いしました。なかなか時間を有効活用しているでしょ? 意外と合理主義なんですよね。

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体重3.9(保護時より1キロ増)。体温37.8。心音正常。触診異常なし。血液検査(スクリーニング検査)及びFIV、FeLV検査(2度目)を実施

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保護したての2か月前、FIV、FeLV検査は陰性でしたが、FIV陽性のポテチと外猫時代に密な接触があると考えられるので念のため再検査を依頼したのです。

 

 

ほんとうはもっと時間を置いたほうが正確かもしれませんが、現時点の状態を私がきちんと把握しておきたくて。スクリーニング検査のついでにできちゃうし。結果はどちらとも陰性。スクリーニング検査のほうも異常なしの健康優良児!

 

 

 

「はあ疲れた 貧血ぎみよ……」

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いえいえとかちん、貧血をうったえるほどは抜いてませんから!

 

 

これで胸をなでおろしてトライアルに見送れます。

 

 

 

満天とうまくいくといいなあ。

 

 

「譲渡」

 

 

渡す対象が血の通わないただの「物」ならどんなにいいだろうと思うことがあります。しかし私はモノではなく、命を扱っています。注意に注意、細心に細心を重ねてもなお足りません。ほかのことなら粗削りでいい。

 

 

不器用さ、不完全さはときとして人の心を奪い、目をくぎづけにし、感動を呼ぶこともあるかもしれません。けれど、「譲渡活動」でそれはダメです。譲渡は完全をめざしていかないと。そう自分に言い聞かせながら取り組んでいます。

 

 

ますます自分が納得できる形をめざして

 

 

LOVE!

 

 

 

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ツイッターで拡散してくださった子猫たちの件

皆さまこんにちは。昨日は卒業生すももの里親あっティーさんと待ち合わせ、emi-goの病院へ。病院に残っているすももの子たちをもうすぐりょうちゃんちに移動させるので、あっティーさんが最後に一目見たいというのです。

 

 

固まるすももの娘たち↓ 里親募集はりょうちゃんが担当します。

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病院にはたくさんの子猫たちがいました。みんな里親募集中!

 

 

でも、emi-goの体はひとつ。かわいい子猫たちばかりなのに宣伝やアピールが追いつかずどん詰まりの状態を見て、私は胸がとても痛くなりました。

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この男の子は尻尾だけ黒いのです。めずらしいよね?

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個人的にめちゃくちゃ私のタイプだったのがこの子。さびの長毛↓

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黒猫♂ こちらも少し毛がふわっとしていますね。

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「保護譲渡」をしてきた私は、状態のいい子猫たちの姿を前に、縁がないのはなんだかもったいないような気持ちになり、子猫たちが多くの方の目に留まるにはどうすればいいのか悩みました。とりあえず手元の写真を何枚か使ってツイート。そうしたらたくさんの拡散をいただき、発信者の私がパンク寸前に^^;

 

 

皆さま、ありがとうございました。

 

 

まだ全員のご縁が決まったわけではないのですが、お問い合わせが個人で対応不可能のレベルに達しているので、ツイートを削除。いったんクールダウンし整理します。ご紹介できなかった皆さま、申し訳ありませんでした。よいご縁があることを切に祈っています。お問い合わせの非公開コメントはすべてお返事を送信したのですが、たまに「返事が来ない!」と言われることもあるので不安です。

 

 

またこちらでなにか進展がありましたらお知らせします。

 

 

なお、病院への直接の連絡は控えていただきたいと思います。病院には生死をさまよう重病の犬猫がいて、対応がむずかしいので私がやっているのです。

 

 

感謝とお詫びを添えて!

 

 

 

「ハハ わたしの家族募集はどーなってんの?」

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「まあ とりあえずお疲れさま」

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十香ちん、忘れていません。ちゃんとやります。少し時間が必要です。

 

 

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あなたが存在しています

おととい、ナナ、さぶ、あまぱんに使う点滴の針を買いにemi-goの病院

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中島先生こんばんは~!

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病院の看護師さんに「お疲れですね……フラフラしていますよ?」と言われ「はい」と答えた直後、emi-goから小さな封筒を手渡されました。

 

 

「はい! 田辺さんにプレゼント! 癒されてください(にこ)」

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うわ……超うれしい。ちょっと落ち着いたら遠慮なく使わせてもらうね。

 

 

マッサージ券ありがとう。emi-goこそ必要なものなのに悪いね。

 

 

昨日は大巻先生の病院へ。診てもらったのは14歳の女子猫タマちゃん。私の姑の3匹の愛猫のうちのひとりです。

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タマちゃんと姑の出会いは、14年前。

 

 

ある個人の活動家が道端でひとり里親会を開いていたところを通りかかった姑。

 

 

突然、「保護猫いかがですか?」と声をかけられたそうです。

 

その方があまりにも真剣かつ困っている雰囲気だったので、すすめられるままタマちゃんを迎え入れた姑。もちろん、お父さんも賛成で仲よく暮らしています。姑んちにはジュンちゃんサンちゃんもいます。ジュンちゃんはペットショップ出身。サンちゃんは姑自身が保護した末娘。

 

 

姑は軽く数えても30匹以上の外猫たちをたったひとりでTNRしてきました。もちろんすべて年金のポケットマネーです。病院へ運ぶのもひとり。リリースも餌やりもひとり。私がプレゼントした捕獲箱は常に庭先に置いてあります。

 

 

嫁の私に泣き言を漏らしたことは一度もありません。頼みごともしません。

 

 

その姑が、私に「助けて!!」と電話してきたのです。

 

 

「しこりのあるタマちゃんを2軒の病院へ連れて行った。だけどお金の話ばかりを繰り返す獣医師がいまいち信用できない。その病院にタマちゃんの命を預けるのが怖い。だからアンニイさん、どうしたらいいの?」

 

 

「私を頼ってくれて光栄です。もし必要なら私の信頼している先生を紹介します。ですが、それを望むか望まないかはお母さんが決めてください」

 

 

「アンニイさん、私行きたいわ。タマちゃんと行く」

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で、諸検査を終え、タマちゃんは5㎝の大きなガンを切除する手術に向かうことに。細胞レベルでの転移は術後、抗がん剤を使用するかもしれません。決断したのは姑。私は聞かれたこと以外はアドバイスをしません。

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デッカいガンがタマちゃんのQOLを下げ、食欲不振に陥っています。ガンはどんどん勢力を増すので、次の月曜早速手術します。

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大巻先生を信じます。どうかどうか。

 

 

帰りの車内で姑は下を向きながらボソボソつぶやいていました。早く私に相談すべきだったと。タマちゃんのガンが大きくなったのは自分のせいだと。タマちゃんを苦しめたくないと。でも、私はそうは思いません。

 

 

タマちゃんは素晴らしい家族に恵まれ、珠のように育てられています。

 

 

そうですよね?

 

 

うちの保護猫ポテチと

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十香ちんにもいいご縁を探したいです。

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ブログにはあまり登場していませんが、彼らは私のポジティブな部分になってくれています。すぐにでも募集を開始したい。彼らはもう人馴れしています。だけど私の気力が追いつかず、まだできません。私の場合、一般募集に多大なエネルギーがかかるからです。

 

 

もし、ポテチか十香のどちらかが気になる方がいたら、ご連絡いただければほんとうにありがたいです。十分にブログで紹介していないのに図々しいお願いですが、万が一、手を挙げるか迷っている方がいたらどうぞ挙げてください。

 

 

最近、私に残されている力は、バンビちゃんを中心に注いでいます。

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1日中こんな調子で目が離せない……

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おしっこはどこででもします。運子も。ぜんぜん構いません。

 

 

 

うまく立てず、悔しくて泣きます。吠えます。ぜんぜん構いません。

 

 

ごはんは強制給餌になりました。薬も点滴もやります。ぜんぜん構いません。

 

 

あまりにも臭いのでシャンプーの刑になりました。

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ナナより元気なリルはお父さんやお母さんと個別の散歩を楽しんでいます。

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私たちは家族です。健やかなるときも病めるときも、一心同体です。

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譲り合い、支え合い、お互いを理解する努力をつづけ、お互いを諦めないことをつづけ、抱き合って生きていきます。

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ナナ、あなたがお母さんを必要として力強く泣いているまさにその瞬間、お母さんもナナを必要とし、ナナの役に立ちたくて喜んで駆け寄ります。

 

 

お母さんにも物理的な限界はある。しかしお母さんのナナへの思いは限りなく広がりながら、常にナナへと向かっています。家族へと向かっています。

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こうして穏やかに眠ってくれるようになるまで、この日は闘いでした。

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だけどあなたが存在する。これ以上の幸福があるでしょうか?

 

 

 

 

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ウマの合う獣医師

皆さまこんにちは。2日連続で遠出し体調がいまいちです。

 

 

前回の冒頭に書いた卒業生のことをきちんとお話します。そのために昨夜里親さんに再度安全対策を目に見える形でお願いし、画像が届くのを私は待っている状況です。お世話になった太田康介さんが先にUPしています

 

 

里親の皆さまへ、脱走だけはさせないでください。一生のお願いです。

 

 

 

さて、ゴロゴロしてばかりも辛いので、本日は獣医師ネタを。

 

 

バンビちゃんことナナの膵臓の数値の件で大巻先生より電話があり、ナナは「膵炎」を患っていると判明。腎臓病と膵炎。食事療法が異なります。

 

 

 

どちらを優先すべきか迷うところ。

 

 

けれど、大巻先生と話し合い、膵炎の食事療法を優先することに決めました。

 

 

理由は簡単。①腎臓病のコントロールがされている点、②カツオバーをごはんに混ぜている時点で、腎臓用の食事の効果が減っている点。

 

 

つまり当面食事は膵炎対策でいくということです。

 

 

早速ナナ用の新しいご飯をポチ

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ナナは近々東大病院へ行きます。腎臓病の治療に関わる「ある治験」を開始するのです。長生きだけがすべてだとは思いませんが、私はできることをしたい。もし、私に人間の子どもがいたら、まちがいなく私はそうするから。

 

 

人間と犬猫の混同はしていません。

 

 

人間は人間であり、犬は犬であり、猫は猫です。

 

 

ただ、私の家族は私にとって異種を超えた存在ゆえ、好きでそうしています。

 

 

そんな私にとって、大巻先生はデカい。

 

 

大巻先生は手柄を横取りしません。どういうことか説明しますね。

 

 

不治の病を患った大型の老犬がいました。大巻先生の患者でした。飼い主さんは東洋医学やサプリメントを一切せず、大巻先生の治療のみをその犬に受けさせていたのです。その犬は宣告された余命をはるかに超え、元気に生きました。

 

 

私が大巻先生を褒めます。

 

 

「その子が生きているのは大巻先生のおかげですね」

 

 

大巻先生は否定します。

 

 

「いえ。正直、ぼくのおかげではありません。その子がどうして生きていられるのか、実はぼくも科学的にわからないのです。その子の力じゃないですかね?」

 

 

私は多くの人間を見てきました。だから驚きました。

 

 

大巻先生は私にとって欠くことのできない人だと思ったのです。

 

 

そして実際、大巻先生はべべの延命を助けてくれました。

 

 

くどいようですが、大巻先生による胃がん発覚後、べべは9年半生きたのです。16歳半でこの世を去るまで、べべはQOLを維持しながら生き抜きました。

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6月30日の写真。(みいさん撮影)

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私の武勇伝をぜひぜひ読んでほしいです。べべの死後、私はこれを読んでちょっとだけ楽になりました。どういうホームドクターが、私に必要なのか。

 

 

※断っておきますがあくまで私の体験と考えです。

 

 

1 ホームドクターと愛犬の生/幸せの703号室

 

2 神の手/幸せの703号室

 

3 共に生きてる/幸せの703号室

 

 

誤解のないよう捕捉します。

 

 

犬猫の医療、人間の医療、どこまでやるのかは各家庭それぞれ。やることやらないこと、選択は自由です。やらなければならないとは微塵も思いません。

 

 

私はそのように里親さん方にもお伝えし、卒業生が病気になった場合、求められたときのみアドバイスをしています。ほかはいっさい口を出しません。

 

 

仕事や家計の事情もあるでしょう。ぜんぶわかります。想像できます。

 

 

だから私のしてきたことについても、しなかったことについても、正解とか不正解ではなく、フラットな気持ちでブログを読んでいただけたらうれしいです。

 

 

ここは私の持ち場です。誰かを傷つけたくないし、傷つけられたくもない。

 

 

皆さまが「愛する子を思って」した選択は最善で正しいに決まっています。

 

 

私のウマの合う獣医師は、数値で根拠を示す科学的な発言をする方。私が諦めていないときに、諦める方向に諭さない方。治療が見える透明性。失敗を隠蔽しない方。万能でなくて全然構いません。オンとオフのスイッチを持っている方。

経験に基づく勘の鋭い方、多角的で視野の広い方。知識が豊富な方。

うちの子を愛してくれなくてOK。プロとして仕事に取り組む方。ベストを尽くす方。精神的な慰めや導きは要りません。ありのままを伝えてくれる方。

いっしょに模索できる方。ときには喧嘩ができる方。喧嘩ができるというのは無駄なエネルギーを放出するためではなく、お互いが大人として建設的な提案をし合える方という意味です。

 

 

べべは大巻先生に出会い、老衰の状態まで粘れました。人はみんなちがうから、皆さまが大巻先生とウマが合うとは限りません。皆さまは皆さまにとって「ウマの合う先生」に会えることを心から祈っています。

 

 

ちなみに当のべべは大巻先生が大嫌いでしたけど(苦笑)。

 

 

最後についでといってはなんですが、あとふたり。

 

 

大巻先生の後輩であり、emi-goのご主人でもある「だいしまえ動物病院」の中島先生東大病院の前田先生。中島先生は穏やかかつ真摯な人柄で大巻先生も信頼している先生です。前田先生はやさしく理知的で肯定的な意見をくれます。

 

 

ほかにも多方面にわたって数名お世話になっている先生がいますが、今回はこの辺までにしておきますね。読む方が疲れちゃうといけないので。

 

 

ビジネスの世界で耳ダコのセリフがあるじゃないですか?

 

 

「顧客のニーズにこたえる」

 

 

単純に括るのもあれですが、結局私は、そういうことだと思うんです。

 

 

皆さまが顧客だとしたら、そのニーズにこたえるのが獣医師です。

 

 

自分のニーズと向き合うのはたいせつですよね。

 

 

私は具体的になにを望んでいるの?

 

 

数時間前の703号室

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ナナが飛びまわっていました。歩けるっていいね!

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ほほはスヤスヤ

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保護猫ポテチ。保護部屋の中を探索する回数が増えています。

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「メシ くれないのぉ?」

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保護猫十香(とか)は食い意地が張って仕方ありません。さぶのお皿に顔をつっこんでは食料を強奪。魅力的な女性です。

 

 

長くなってごめんなさい。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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