ぼくにちょっと時間をください

703号室は現在保護猫ジョイの家族を募集しています。

 

 

保護猫ジョイに目を留めてくださるおやさしい方へお知らせとお願いがございます。

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これまで私がブログで書いてきたとおり、ジョイは健康状態がよく、若いのに落ち着いていて、トイレの失敗や目立ったいたずらをしません。猫同士の序列を守る律儀さもあります。飼いやすいか飼いづらいかで分類したら、まちがいなく「飼いやすい」と言えるでしょう。

 

 

けれど、はじめの2週間~1か月は絶対に人見知りをします。

 

 

ジョイはいきなり新しい環境に順応できるタイプではありません。

 

 

賢いからこそ、臆病にもなるのです。

 

 

でははじめはどうすればいいのかと言うと、ジョイの場合はケージを使ってほしいのです。

 

 

ケージをコアゾーンとし、そこから徐々にテリトリーを広げていきます。

 

日々ごはんを与えると、ジョイは「この人がごはんをくれる人だ!」とわかってきます。

 

1週間程度で情緒が落ち着いてくるので、それからタッチを開始!

 

 

ボディランゲージを通じてお互いを知り、絆ができていきます。

 

 

ふだんは私もいろいろと面倒を省略したいタイプですが、ここは省けません。

 

 

完全にジョイが家の中をマスターするのに1か月程度かかります。お家によっては2週間かもしれないし、2か月かもしれません。けれど長い猫生を考えたら、「はじめ」などほんの一瞬です。

 

 

その一瞬の時間をジョイに与えてくださる方に、私はジョイの命のバトンを手渡したいです。

 

 

以前、私はジョイは大家族よりも少人数の家族形態が向くと書きました。

 

 

理由はジョイが人見知りをするためです。

 

 

おひとり暮らしの方やご夫婦のみの場合は、慣れなければならない「人の数」が少なくて済みますが、たくさんのお子さまやご両親と同居しているご家族形態の場合にはジョイが慣れなければならない「人の数」が増えるので、じゃっかんハードルが上がります。

 

 

くり返しになりますが、ジョイは「飼いやすい部類」の保護猫です。

 

 

しかしはじめは人見知りをします。そこをご理解いただける方にぜひ出会いたいです。

 

 

(保護動物と希望者さんの)お見合いのとき、人慣れしている営業向きの子はぐんぐん寄っていきます。撫でられてうっとりする子もいるし、希望者さんのおひざを占拠する子も。

 

そういうタイプの子は気に入ってもらえる率が高いです。

 

だれだって自分に懐いてきたらかわいく感じますものね^^

 

 

けれど、そうじゃない子もいます。

 

どう自分をアピールしたらいいかわからず、戸惑ったり逃げたり怒ったり。

 

 

不器用な子は愛嬌のある子たちの影に隠れがちになりますが、家族を求めているのは同じです。皆さまの慈悲深いお心で、どうか彼らにも家族とめぐりあうチャンスをください。

 

 

でもジョイは永遠に慣れないわけではなく、はじめの2週間~1か月だけですのでご心配なく!

 

 

 

「ぼくね 安心できるまで ちと時間がかかるのです」

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「それでもいいよ って言ってくれる人いるかなあ?」

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いるといいね。ジョイの家族希望をお待ちしています。

 

 

 

 

そうそう!

 

 

先月さかえ先生の保護猫ミーコさんのお届けにご一緒したのです。ミーコさん緊張顔ですね。

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「今日からよろしくおねがいします」

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素敵なタワーマンションにウットリ~!

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カメラを忘れたのでいい写真がありませんが、掃き出し窓に脱走防止対策をしてくださったり、おいしいコーヒーを淹れてくださったり・・・・・・おまけでついて行った私まで素敵なひとときを過ごしました。主役のミーコさんは精神的余裕がなかったようですが^^;

 

 

トライアル中のミーコさん、まずはがんばってくださいね。

 

 

里親さんからいただいた画像。「お留守番カメラ」を取りつけたんですって!

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影ながらミーコさんを応援しています。トライアル後の詳細が決まりましたらまた改めて!

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皆さま来週もどうぞよろしくお願いします。

 

 

今月はたくさんの卒業生に会います。その様子もおいおいUPしていきますね。

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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わたしはもも 肩の荷をおろし羽をつけて

皆さまこんばんは。海子の卒業にたくさんのお祝いメッセージありがとうございます。全部にお返事できていませんが、先に卒業レポを書かせてくださいね。

 

 

終盤、海子には多数のお問い合わせをいただきました。気にかけてくださった皆さまに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございました。

 

 

 

「ハハ~ わたしのあたらしい名をみなさんに紹介してください」

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海子は「もも」として生き直すことになりました。

 

 

女の子らしくてかわいいお名前ですね。シンプルですがそこが素敵です。

 

 

 

ピッタリじゃないですか?

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野良猫時代のこの子には名前すらありませんでした。餌やりの方に名をたずねてみたところ「ない」と返ってきたのです。ももは「母親」あるいは「母猫」と呼ばれていました。

 

 

たしかにももは子どもを産んで育てたけれど、もし私なら自分を識別する名がほしいです。

 

 

なんでもいいから、自分だけの呼び名が・・・・・・。

 

 

何年も外にいたのに、名がないのはかわいそうだったね。

 

 

私は陽気で夏っぽい仮名をつけようと思いました。

 

 

大きくて、深くて、まわりに癒しや恵みを与えているイメージで、「海子」。

 

 

 

「ほう・・・・・・」

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「そうだったの?」

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うん。703号室ではほんとうに仮名の通りに生きてくれたよね。

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「ぼくたちを包んでくれたもんね」

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あなたはだれとでも分かち合い

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だれとでも懐き合える

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心根のやさしい女性です。

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でもできることなら里親さんのお宅では、そのような役目をもかなぐり捨て

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むずかしいことや生き延びる術など、なにも考えずにただ珠のように愛されてほしいと願っていたのです。だから「ももちゃん」という名前を聞いたとき、うれしくてホッとしました。

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ももちゃんこそ、あなたに合う名前だと直感したの。

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よかったね。

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「ハハの言いたいこと わたしちとわかる」

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「肩の荷をおろしていい ってことなんでしょう?」

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「羽をつけて 軽やかに羽ばたけばいいのね」

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あたり^^ ももは美しい上に、賢いのねぇ。

 

 

 

ももの里親さんはもともと、脱腸した成猫ミーコさんを家族として迎えるつもりでさかえ先生に問い合わせしたのですが、ミーコさんには先にほかのお問い合わせが来ていたのです。

 

 

※ミーコさんのご縁はこちらに書かれているのでお読みください。

 

「ミーコさんのいい話/幸せの703号室」

 

 

ミーコさんはお見合いを経て先に問い合わせをしてくださった方とご縁が結ばれたのですが、さかえ先生が結果待ちしていたももの里親さんに「保護猫海子」を軽く紹介してくださったのがきっかけで、ももはももの家族に出会うことができました。

 

 

ももの里親さんはミーコさんの幸せを願い、にっこりとほほえんでくださったあと、当時お問い合わせがあまりなかったももの保護経緯をよく読み、熟考の末、私宛にももに正式にお申し込みをくださいました。なんてというか、その一連が私の胸にジーンと響いて・・・・・・。

 

 

「ミーコさん、ありがとう。ミーコさんも幸せになってね」

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里親さんは共働きのご夫婦です。お二方とも猫が好きで、奥さまのご実家では犬を保護し里子に出した経験も。ご実家では現在、譲渡活動をしている方から保護犬を迎え入れ楽しく暮らしているそう。幼い頃から自然と「動物を買う」という選択肢のなかった慈悲深い方。そしてともに暮らす犬猫たちはペットという感覚ではなく「家族」だと断言していたのも印象的でした。

 

 

「保護猫と暮らしたい」と考えた奥さまは、ご主人さまに相談。

 

 

奥さまの意見に即賛成してくださったご主人さまといっしょに「ペット可」物件を探し、びっくりするほどのスピードで潔くお引っ越しを済ませました(笑)。お話を伺ってみると、前の物件とこのたびの新居は「ペット不可」と「ペット可」以外に大差がなかったとのこと。むしろ前の物件も気に入っていたんだとか。引っ越した理由は100%「猫と暮らすため」だったんですね。

 

 

まず最初に環境を整える。信頼できるご夫婦です。

 

 

 

おふたりの真摯な姿勢にももちゃんの幸福の日々を確信しました。

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「やったね」

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振り返ってみれば、ももや大吉のいた死のアパートはペット不可。室内に一歩も入れなかったばかりでなく、建物付近でうろつくことすら許されない過酷さでした。

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この子たちは乾いた住民たちの責めの目を逃れるようにヒソヒソと生きていたのですから、「堂々と生きられる」のはどれほど充実のできごとでしょう。

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だれの目も気にせず、自分の家族と自分のお家でのんびり過ごす。

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はじめからなんの悩みもなく生まれてきた「家猫」とちがって、苦労の末生き延びたこの子たちにとっては喜びもひとしおだと思います。

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「わたし 飢えも寒さもコンクリートの硬さも感じない世界に行くの」

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「ねえねえハハ~」

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「わたし うまくやれるかな?」

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「わたしの家族にわたし 伝えたいことがいっぱいだよ」

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「ふふ いちばんはじめに ありがとう を言いたい」

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ももの嫁入りはももを保護した私にとっても万感の極みです。卒業前にちょっとしたお嫁入り道具を並べ眺めていたら突然涙が止まらなくなりました。

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「ももの血液検査の結果、たとえ病気が見つかったとしても、私たちの家族になりたい気持ちは変わりません」

 

 

先日のお見合いのあとの里親さんの言葉が脳裏をよぎったのです。

 

 

私も伝えたい。

 

 

ありがとうを言いたい。

 

 

 

悔しさを味わったとき、私はブツブツ独り言を念じてきました。

 

 

 

「捨てる神あれば拾う神あり」

 

 

 

ゴミじゃないよ。生きているんだよ。

 

 

ある人にとっては取るに足らない存在かもしれない。

 

 

いなくたっていいかもしれない。迷惑かもしれない。

 

 

しかし次の扉を開けてみないことにはわからない。

 

 

だれかにとっての、宝物になるかもしれないから。

 

 

 

私はそう思いながら、保護動物たちの未来をさがしています。

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もも、おめでとう。

 

 

終の棲家を得られる犬猫たちが一頭でも多く増えますように。

 

 

次回はもものお宅にご案内します。

 

 

関連記事はこちら↓

 

「もものお茶会の様子」

 

「もものお届けの日の小話」

 

 

 

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ミーコさんの いい話

今はまさに、べべにとっての黄金期。

 

 

べべの体調がいい日がつづいています。薬がうまいこと効いているんですね。シリンジでの食事管理も合っているんだと思います。この隙に保護猫海子、できたらジョイの家族募集をと目論んでいますが、現実はなかなかきびしい^^;

 

 

 

ほほが海子を夜食に誘ったのですが、ハイエナべべ公がおじゃま虫している1枚

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家族募集をはじめてみたものの、海子にほとんど声がかかりません。

 

 

 

「ブ~~~! しょんぼり・・・・・・ハハ~ わたし703号室の中ではモテるのよ。ほほさんもさぶくんもあまぱんもジョイも、みんなわたしが好きだもの」

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知ってる。海子に実際会うとみんな虜になるよね。

 

 

海子の魅力をもっと世間にアピールするからもう少し待っていてね。

 

 

海子が気になる方はぜひご一報ください。どうぞよろしくお願いします。

 

 

気楽なお問い合わせも大歓迎。

 

 

大丈夫。きびしい応対をしたり、責任とって海子を飼ってくれなどとは絶対に言いません。ゴリ押しもしません(笑)。いいもわるいもしょせんすべてはご縁ですもの。

 

 

 

「わたし にこっと笑顔で未来の家族を待ちます」

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よし、いいね。海子らしい。きっとお似合いの方が目に留めてくれますよ。

 

 

 

こんな風に私まで前向きになれたのは昨日目の当たりにした素敵なご縁のおかげです。

 

 

前にブログで紹介したさかえ先生の保護猫ミーコさん。実は私、ミーコさんが外で腸をぶら下げながらウロウロしていた頃から彼女の存在を知っていたのです。

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上:ミーコさんのアップ

下:保護時(捕獲時)の後ろ姿。腸がお尻から垂れているのがわかりますか?

 

ミーコさんはさかえ先生の近所で有名でした。なんせお尻から腸をぶら下げているから目立つわけです。中には汚いと罵って追っ払う方も。血便や下痢をするので嫌われていたのです。

 

当のミーコさんはなにか悪さをするでもなく、脱腸したまま淡々と外で生きていました。

 

ほかに術がないものね。

 

 

さかえ先生はミーコさんの姿に心を痛め私に相談してきました。昨年10月のことです。

 

しばらくしてミーコさんを保護。餌やりをめぐって近隣と一悶着あったそうですが、さかえ先生はしれっとやり遂げ、ミーコさんに手術を受けさせ、野良猫から保護猫に昇格させました。

 

保護後は「人なれ」が進まず、参加してくれた「にゃっ展」の私のお話会でもさかえ先生はたくさんの質問を投げかけてくれました。真剣な思いがこちらにひしひしと伝わり、さかえ先生の胸の内を私がミーコさんに教えてあげたかったほどです。

 

保護されたもののミーコさんはさかえ先生んち先住動物と相性が合わず、ひとりずっと保護部屋で過ごすしかありませんでした。ミーコさんの将来を考え、苦手としていた「ネットでの家族募集」をはじめたさかえ先生。そうしたらなんと、ミーコさんにお問い合わせが舞い込み、このたびのお見合いになったのです!

 

一連を熟知していた私にとって、ミーコさんの晴れの日はほんとうに言葉にし尽くせないほど感無量で、厚かましいながらも応援に駆けつけました。

 

 

 

会いに来てくれたのはやさしそうなパパさんとママさん。あまたいる保護猫たちの中からミーコさんだけを希望し、お問い合わせメールをするまでに何日もかけて悩んだそうです。

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写真はパパさんがiPadでお家の図面を見せてくだっているところ。横ではママさんがミーコさんと暮らすにあたって必要なグッズをメモに取っています。

 

 

 

左の3枚は対面時の様子。右はお見合い後、さかえ先生の愛犬たちにおやつをあげる私

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ミーコさんはミーコさんなりにいっしょうけんめいお見合いをがんばりました。

 

 

でも、正直、人なれしているとは言いがたいレベルです。

 

 

しかし里親さんは「1年かけてちょっとでもなれてもらえれば・・・・・・ぐらいですかね? もっとかかります? もっとかかってもうちはいいんですよ」と仰いました。

 

 

即答してもらうのを控え、持ち帰って家族会議をお願いしたのですが、夜、さかえ先生に改めてミーコさんを迎えたいとのメッセージが来たそうです。ああ、うれしい♪

 

 

さかえ先生んちは犬猫の楽園! 脱走防止もあちこちにされていて安全です。さかえ先生の愛犬たちは全員元保護犬。愛猫(元保護猫)も5匹います。うちと同じ大所帯。

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さかえ先生、おみやげの数々ありがとうございました。

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私、さかえ先生とミーコさんに勇気をもらいました。もしさかえ先生があのときミーコさんの存在を黙殺していたら、こんな奇跡が起きたでしょうか?

 

 

人になにかを伝えるには、行動しかないと思います。パチパチ拍手を送りたい!

 

 

 

・・・・・・というわけでね、海子、私、がんばるから。私も海子のお見合いをしたい。ご家族になってくださる尊い方とお茶をしながら海子の話を交わしたい。

 

 

 

「うん ミーコさんのいいお話を聞かせてくれてありがと」   「どういたしまして」

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終の棲家を得られる犬猫たちが一頭でも多く増えますように。

 

 

LOVE!

 

 

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ぼくはおてんとさまの光に包まれて2

前回のつづき、サラダあらため大吉の卒業レポです。

 

 

(※なぜか今日【改行】がヘンですが気にしないでください)

 

 

6月25日は「先勝」だったので午前中のお届けにこだわり、朝早くからバタバタ支度。里親さんちまでは高速道路をつかって約1時間半。

予定通りの時刻に到着

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「およ?」

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シャイなはな丸くん~ ひさしぶり~ あなた元気そうねぇ。今日から弟ができるよ。大吉っていう縁起のいいお名前なの。はな丸、大吉と仲よくしてあげてくれるかな?

 

 

 

「わからないです」

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そっか^^; でも703号室の「保護猫ひかるくん」時代を思い出してごらん?

はな丸あなた、あま兄と遊びたくて大胆に追い回していたよね?

「もう昔のことですし ぼくはずいぶんひとりっこを満喫していますから」

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じゃあちょっとずつ。ちょっとずつでいいから、大吉を受け入れてあげてね。

はな丸と大吉、同じ出身地同士、成猫男子同士、靴下や胸毛もおそろい同士(笑)、いっしょうけんめいに生きたがゆえにFIVキャリアになってしまった者同士、あなたたちには共通項がたくさんあるんだよ。まあ性格はだいぶちがうけどね。

「ハハ~ ここぼくのお部屋ですか?」

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二度目まして 大吉と申します」      「二度目まして  よろしくね」

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「とりあえず小さいベッドに上がってみました」

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いいね。かわいい~♪

「あ ごはんだ!」       「食べてみる?」

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「いただきます おいしいね」

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予想的中の大物ぶり

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もうだいじょうぶ。大吉、きみならどこでもやっていけるでしょう。

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大吉を猫部屋に置いたあと、人間たちはリビングへ移動

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お! はな丸の【おやつ入れ】はマイ太郎さんのショップの商品だ^^

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里親さんはにゃっ展に行ったんだそうです。私はお会いできず残念でした。そしてなんと、知らぬ間にうちの母の店にも来てくださったんだとか。私はだいぶあとに聞かされたのでサービスもできず申し訳なく思いました。

譲渡誓約書にサイン

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黄色いのは【はな丸】ファイルですって。はな丸分の譲渡誓約書やたいせつな書類、医療ケアの内容などが保管されています。すばらしい。これからは大吉もファイルに加わりますね。

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はな丸~ あなた幸せね~

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はな丸を幸せだと思ったのは快適な住まいややさしい里親さんやファイルだけではありません。

私がもっとも感心するのは、おふたりの大らかさときめ細やかさの絶妙なバランス

私はこういう方々に出会うことを人生の目標にしていると言っても過言ではありません。

シャイで人間不信だったはな丸に対し、神経質に接さず長い目で穏やかに見てくださったこと。

いっぽうではな丸の安全対策に徹底して力を入れてくださったこと。最高ですよ。

はな丸&大吉家の脱走防止対策は完璧。どこからも家出できません(爆)。

皆さまにもご紹介します。まずは換気で少し開ける掃き出し窓↓

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実物はじょうぶで2メートル程度の高さがあります。屏風をアレンジし固定。幅もぴったりです。

猫部屋、ほかの部屋の小窓にはすべてルーバーがついているのでぜったいに出れません。

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最近のマンションは標準で装備されてますよね。私の妹んちも同じルーバーが。うらやましい。

玄関の飛び出し防止柵はご主人さまの手作り↓

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すごい!! はな丸と大吉の身の安全を守ってくださる里親さんの愛情深さに脱帽です。

大吉~ よかったね!

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チチが撮ってくれた記念写真。てかチチ写真下手すぎ。何枚も撮ってくれたのにこれがいちばんマシだったとは(汗)。私がぬぼっとしててキモい。ちゃんと撮ってほしいです。

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里親さんからは大吉の医療費のほか交通費やおみやげまで。ありがとうございました。

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以下が里親さんが送ってくださったはな丸&大吉の近況写真です。

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はじめはヒヤッとしたところもあったようですが、次第に距離が縮まり・・・・・・

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すっかりお尻合いに!!

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うれしいですね。

 

 

はな丸も大吉も消耗しボロボロの状態で外を彷徨っていました。

 

 

保護から譲渡の一連を通じ、私はふたりのビフォーもアフターも知っています。

 

 

なんとも言えないですよ。なんとも言えない、表現できる語彙が見つからない。

 

 

私の人生の中で、自分みたいな人間でも多少なりとも生きている価値があるのかもと思える瞬間がまさに彼らの「卒業の日」なのです。譲渡は私にとって食べ物や水の役割と似ています。

 

 

 

適材適所、この言葉の本意を見せてくれる卒業生ファミリーに感謝と、感謝を。

 

 

 

かつくん「X235大吉卒業おめでとう。はな丸と楽しく暮らしてね。ぼくもシャイなFIVキャリアの男子で猫好きだったからはな丸の心がなんとなくわかる。きっともっと距離が縮まるよ。

703号室は現在べべちゃんをはじめとするみんなの闘病でいささかたいへんな時期です。ぼくとともに生活していたべべちゃんとナナちゃんをぼくも見守っています。みなさんも愛する犬猫たちと喜びいっぱいの日々を! ぼくからLOVE! 濃いめの」

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かつくんありがとう。かつに会いたいな。

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ぼくはおてんとさまの光に包まれて1

今日の主役はトライアル中だった保護猫大吉(サラダ)です。

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昨夜、里親さんに電話でお気持ちを確認したところ、このままずっといっしょに暮らしていきたいと仰っていただきました。うれしかったです。電話口で何度も頭を下げてしまうほど。

 

 

なので、未紹介だった卒業記事を2度に渡ってお送りしようと思います。

 

 

大吉を保護したのは6月のはじめですが、その頃私は重い風邪をひき絶不調でした。

 

 

正直、保護した日は「保護に向かう」ことすらしんどかったです。

 

逃げられるなら逃げてしまいたかった。

 

(保護時の記事はこちら→ 「アメショー入りのキャリー/幸せの703号室」

 

 

だから余計に、こうして卒業記事を書けるのが感慨深いです。

 

 

 

通院の際、大吉は推定1歳程度の若猫でありながらFIVキャリアであることと、顔と耳に猫に噛まれた傷があるのが判明。だから私は「猫に強気のタイプ」だと誤解していたのです。

 

 

大吉の場合、FIVウイルスにはおそらくケンカなどで感染したと考えるのが自然です。

 

 

顔と耳の傷は向かってくる相手にひるまなかった印。

 

臆病な猫なら、顔ではなく背中に傷ができるはずなのです。

 

 

人は大好きでも、猫同士となったら話が別だったのかもしれない。そう分析していました。

 

 

しかし我が家での大吉の様子を見ていると、まったくちがう仮説が成り立ちます。

 

 

敵意をもって近づいてきた相手にひるまなかったのではなく、相手の敵意にすら気づかなかったのではないか。友好的でやさしく、相手を信じ向き合ったにちがいありません。

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こうして身を低くし「お友だちになりたいな」アピールをする大吉

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だれのそばにでも駆け寄る大吉

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相手の猫にがぶっと噛まれたとき、キツネにつままれたような心境だったんじゃないかな?

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派手な怪我を負い、痛い思いをしたにも関わらず

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折れることも曲がることもなく

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大吉はやっぱり、大吉のままなんだね。

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ならそのまま生きていってほしい。

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こんなにまっすぐなんだから。

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「ハハ ぼくの過去はちょっとスパーシーだったけど 【生きる】ってたのしい!」

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「食べたり 走ったり 眠ったり いいことがいっぱい」

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あんなに真っ黒に汚れていたのに、ずいぶん達観しているのね。

 

 

 

「どこにいても ぼくはぼくにかわりなくて ぼくの心は真っ白のままだよ」

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「でも 家がいちばんいいね 安心で いろいろあたたかいから」

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そうだね。

 

 

どんなタイプの犬も猫も善き人間の庇護のもとで暮らしていくべきだと信じてきたの。

 

 

それが私の考える犬猫たちの「幸せ」の形。

 

 

 

そして大吉に会って、ますます意固地にそう思うようになった。

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大吉は賢い猫だから、新境地でもきっとうまくやれるよね?

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「まあ、ね」

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ちなみに本日の写真はすべてみいさんの提供。撮影会の日、主役は保護猫海子だったのに大吉がいちばん張りきっていました。大吉はすでにご縁が決まっていたからアピール写真は必要じゃなかったのですが、ぼくを撮って♪ オーラに負け、みいさんパシャパシャ^^;

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うん。きまってる! いいモデルさんだね。

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保護猫としてあまり手をかけてやれなかったのが心残りですが、その分たいせつにしてくださる里親さんに大吉を託せて心底ホッとしました。

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大吉の美しい写真の数々は「703号室卒業生フォルダー《大吉分》」に記録として保存します。

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「ねえねえ べべちゃん それなあに?」

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「べべちゃん なに飲んでるの?」          「ビール」   ※水

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「べべちゃん 酔っぱらって寝ちゃった オトナだなあ・・・・・・」

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海子ママから「いってらっしゃい」のあいさつをもらい、大吉は703号室を巣立ちました。

daikiti (7)

 

 

 

 

今までは、暗黒の中、飲みこまれないように、かき消されないようにと大吉自身がマッチ棒の細い炎のごとく身を削りながら命を燃やしてきましたが、これからはちがいます。

 

 

大吉の家族が大吉を照らすおてんとさまとなり、大吉を包み込んでくれるでしょう。

 

 

卒業おめでとう。

 

 

次回はお届けレポと近況写真をお送りします。

 

 

LOVE! 

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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