Day of happy rain ~祝! サスケこのは~

今日は703号室を巣立ったさんきゅう&寿子の新しいお家へご案内します。

さんきゅうは「サスケ」、寿子は「このは」として生きていくことになりました。

ご主人さまが考えてくださったかっこいいお名前です!

 

お届けはひとりで行きました。大荷物と2匹の猫たち。方向音痴なので母の車を借りることに。私の車はカーナビの調子がおかしいのではじめて行く場所は不安なのです。

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ガソリンがカラカラの状態で借りたのに、満タンにして返せとか暴力的な母(笑)。

でも有能なカーナビのおかげで迷わず時間通りに到着しました。

 

雨の中、外で待っていてくれた奥さまと息子さん。お人柄はすでにこちらの記事で紹介済みですね。お問い合わせから譲渡の日まで真剣にやり取りをつづけてくださいました。ご家族皆さまが「人徳者」そのものです。

 

 

おじゃまします!

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ご主人さま渾身の手作り柵。安全ですし木の雰囲気がオシャレですね。

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お見合いのときお会いしたご主人さまは若輩者の私の話をいろいろ聞いてくださいました。

 

 

そして真心を込め準備してくださったのです。

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家中すべての窓に脱走を防止する柵を設置してくださいました。一部載せておきます。

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キッチンの勝手口は開けられるようにしてあります。ここまでやってくださるとは……。

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脱走防止だけではありません。萌えグッズや楽しいアレンジがいっぱい^^

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がんばったんですけどすべてのグッズは撮りきれませんでした^^;

 

 

光が降り注ぐリビング

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サスケとこのはがメインでつかう和室にはお手製のキャットタワーまで♪

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奥に見えるのは「先住さん」たちのゾーン

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快適に過ごせるようにとトイレも複数ありました。

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器用な里親さんは猫柄のキュートな布地で

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パソコンカバーやソファーカバーを作ったんだそう。本気でうらやましい才能です。

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先代ウサギ「アロマちゃん」「ミルクちゃん」。8年間ご家族に溺愛されていました。

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ご家族のアルバムの中にはいつもアロマミルクちゃんの姿が

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動物が好きでたまらないお兄さんと。おリボンつけておめかし?

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すでに独立されている娘さんとも仲良しです。

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ウサギさんたちは寿命をまっとうし天国へ旅立ちましたが、このお方たちは元気いっぱいです。

 

カメの一徹さん

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ヘビの王子さん(数年後女性であることが判明、玉子にするか? との案も出たようです)

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毒はありませんし性格の穏やかな艶やか女性です。私もちょこっとさわらせてもらいました。

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ふふ(笑)。未知で新しい感触~!

 

実はウサギのアロマ、ミルクちゃん、カメの一徹さん、ベビの王子さんのお話を伺って私はご家族にサスケとこのはをお願いすることに決めたのです。

彼ら全員が行政処分の対象でした。慈悲深いご家族が引き取らなければすでにこの世には存在しなかった子たちです。ウサギもカメもヘビも専門的な飼育知識の要る動物たちですがご家族は一丸となり勉強しみんなを長生きさせています。専門クリニックへ通ったりして。

 

奥さまは当初「ヘビはさすがに~」と思われたそうですが、ご主人さまから事情を聞かされ「連れて帰ってもいい?」の打診を受けすぐに飼育本を買ったとか。

 

ニコニコお話しする姿を見て私は何度も泣きそうになりました。なんていうか、あったかくて。

 

 

お届け時もアジサイという名のキレイな和菓子をいただきながらたくさんお話しました。

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サスケ、話聞いたか?

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「サスケは聞いてなかったわね。わたちはちゃんと話を聞いてた。たしかにいい家族ね」

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いやいやこのはちゃん、あなたの家族の話ですよ?

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「え? ぼくたちの家族の話なの?」

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そうよ。すばらしいよね。

私はあなたたちのご家族の大ファンになりました。

 

なんて美しい笑顔だろう。私も将来、こういう女性になりたいです。

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礼儀正しくやさしく育ったイケメンの息子さん

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私、サスケとこのははまちがいなく幸せになると確信しています。

 

ああ……なにこの気持ち

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出会った日も雨

 

卒業した日も雨

 

あなたたちを見送りながら雨も悪くないなあと、ふと思った。

 

 

「ハハ~ 雨降って地固まる、ですから」

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「ですから~」

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ご家族からはお手紙、猫の扇子、おいしいお菓子、ペットシーツ、ふたりの医療費、ご支援をいただきました。どうもありがとうございました。

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余談ですが、ふたりのきょうだい猫麦さん(元 素なう)の里親さんがサスケ&このはの里親さんとコンタクトを取ってくださり、メールでお話をしているようです。きょうだい同士の里親さんのご縁がまたいいですね。麦さんも里親さんとラブラブの日々を送っていますよ。

 

麦さんの卒業記事はこちら⇒ 「麦さんちへ」

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サスケとこのはの里親さんからの近況写真↓

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きみたちさあ、夜中の運動会はいいかげんにしなさいよ?

 

スクスク、ね。

 

のんびり、ね。

 

 

かつくん「X220サスケ、221このは卒業おめでとう♪ ぼくからもお祝いのことばをひとこと!

サスケとこのはを保護したハハは、無事に保護できた時点から大きな安堵感、幸福感に包まれていたらしい。そしてふたりを送り出した今、幸せがさらに倍増したんだって。

幸せをもらっているのは人間たちのほうかもね。

幸せをもらえる人が増えますように! ぼくからLOVE」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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動物愛護法勉強会

今日は午後から神奈川方面の卒業生のお宅に行き、夜はこちらに参加して来ました。

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世田谷で行われた次期動物愛護法改正勉強会

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実際にあるペットショップで起きたむずかしい事例を踏まえ、今後私たちがどう動愛法と向き合っていくかなどを専門家、有識者の方々と3時間に渡り勉強しました。

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殺処分ゼロを目指すTOKYO ZEROでお世話になっている都議の塩村あやかさん

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あやかさんは華奢なお体でありながら常にパワフルです。

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いつお話を伺っても理路整然、理知的な太田匡彦記者(犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 著者)。冷静に物事を考え判断できる太田さんのような方は貴重だと思います。

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栃木で起きた犬遺体大量遺棄事件などにも言及しました。半腐乱の状態で見つかった犬たちの遺体の写真や繁殖業者によって劣悪な飼育環境に置かれた犬猫ウサギたちの写真。

 

凝視すればするほどに人間の罪深さを感じます。

 

理不尽の汚水の中にあがく“ペット”たち。

突き落としたのが人間なら、人間が飛び込んで一緒に泳がなければならないですね。

ときには溺れる覚悟で手を差し伸べることも必要ではないでしょうか?

そしてそれを実践されている方がいてくださることが救いです。

アプローチの方法はちがえど、それぞれが自分に得意なパートを見つけ、パートごとに努力すればきっと日本は変わると信じています。

 

3時間の勉強会を終え、打ち上げにお誘いいただき途中まで主宰の皆さんと一緒に歩いていたのですが、道中ふとラーメンのかおりに釣られ、上野さん(写真左)と失敬し女子ふたりラーメンを食べて帰りました。打ち上げでぜひ皆さんと交流したかったのですが、お留守番組や終電の時間も気になるしね^^; (上野さんと寄ったラーメン屋で偶然ねりまねこさんとお話できてラッキー♪)

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皆さまほんとうにお疲れさまでした。またの機会にお会いできるのを楽しみにしています。

 

そして問題点はあれど私たちが誇るべき「動物愛護法」がただのザル法にならぬよう、きちんと機能させられるよう、国民のひとりとして深く考察していきたいです。

 

 

無知だった私は14年前ペットショップでべべを買いました。

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べべがかわいくて仕方ありませんが、私は絶対二度と犬猫を買うことはありません。

 

家族は買わなくても出会えるし、賢明な消費者をめざす者としてはペットビジネスの深い闇にのまれたくないです。まずは多岐にわたり想像することが大切ですよね。

 

さて、そろそろ生意気な口を噤みますか。

 

というか単純に今超眠いです。

 

明日も予定がありますがさんきゅう&寿子(サスケこのは)の卒業記事をUPできる気がします!

 

 

来週もどうぞよろしくお願いしますね。

 

みーんなLOVE!

 

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A letter from your family

先日私は短大の友人たちと会って食事をしました。

立派に子育てをしている女性、仕事をがんばり出世した女性、あるいは仕事と子育てを両立させている女性。私は子どもを産んでいませんし、仕事も中途半端な派遣業。よってこういう場では少し気後れしなんとなく自分が惨めになります。

どのカテゴリーから見ても私は非生産的で中途半端な中年女。

 

けれど私はこの2日間で友人たちが味わえないであろう幸福感を手にしました。

 

自分にも居場所がちゃんとある気がしてうれしいです。

 

卒業レポを控えたさんきゅう&寿子、天音のご家族から届いた手紙を先に紹介させてください。

 

 

心を込めて仕上げてくださった天音のママさんの激かわ手作りカード

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【 あんにい様

天音ちゃん大事にしていきます。

ここにいたるまでいろいろ手配して頂きありがとうございました。最後までしっかり家族として自立した一匹の猫として意思を尊重しながら大切にします 】

 

 

 

さんきゅう&寿子(サスケ&このは)の母上からのお手紙

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【 アンニイさんへ

大切に見守ってくださったさんきゅうくんと寿子ちゃん今日から我が家の家族にさせて頂きます。サスケとこのはとしてこの家でいるのが当たり前に、そしてお互いが愛し合えるそんな家族になれるように!!

里親に渡す時のアンニイさんのお気持ちはきっと嬉しさと寂しさとで表現しがたいものでしょうね。昨夜そんなことを考えたら子供をお嫁にだした時の気持ちと同じ…と涙が出てしまいました。どんな生活がサスケとこのはにとって居心地が良いのか2匹と相談しながら生活リズムを整えていきますね。大切に大切にいたします。

アンニイさん達の愛がいっぱいいっぱいつまった2匹を家族にできて幸せです。そして何より素敵なアンニイさんに出会えたこと…色々な意味で勉強になりました。“宝”です。

ありがとうございました。

私もアンニイさんのように強くて愛情深くそしてチャーミングな女性になれるよう頑張るぞー!! どうぞこれからも色々助けてください。相談させてください。そしてアンニイさん達の活動を心から応援しております。お体大切にしてくださいね。

アンニイさん ありがとう Love 】

 

 

里親さんたちが寄せてくださったお手紙を読んで私は自分の存在意義を感じました。

社会的地位もとりえのない私にもできることがあるんですね。犬猫たちの保護を通じて善き方との心の交流を得られるのは至福です。

 

社会に蔑まれてきた彼らが、しっかりと守ってくださる里親さんの両手に飛び込む瞬間が私はいちばん好きです。これからも、一頭でも多くの犬猫たちが終の棲家を得られるようご縁をコーディネートしていきたいです。

 

 

「ハハちゃん おれの未来の家族からも 手紙もらえるかもよ?」

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そうね。次はいせやんの番だよね。

カードやお手紙に感動したのは事実だけど、あってもなくてもどういう形でもぜんぜんいい。

真心でいせやんを求め、擁く方に出会えるのを楽しみにしながら家族さがししていきます。

 

 

LOVE!

 

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ぼくが“クー太”になるまで

皆さまこんばんは。

いつも応援ありがとうございます。

ツイッターでのリツート。ブログでもさぶのランキングバナーにポチっと押してくださったり。素直にうれしいです^^ コメントのお返事を終えていますのでよかったらご覧くださいね。

 

さてだいぶ時間が空いてしまいましたが、先日MIHOさんが遊びに来てくれたときのことを少し書かせてください。MIHOさんは3ヶ月に一度くらいの割合で703号室にやってきます。

 

今回もたくさんのおみやげを持ってきてくれました。重かっただろうにどうもありがとう。

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ランチはほぼMIHOさんが買ってきたおみやげで済ませ

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お茶菓子はMIHOさん持参のロールケーキをいただくという横着振り

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実はこの日保護猫天音の家族募集をはじめたばかりでドタバタでした。

天音のことで頭がいっぱいだったのです。

 

もうすぐ卒業の天音嬢。マイママさんちで気持ちよさそうに眠っていますね。

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(天音の写真:マイ太郎さん

 

MIHOさんがいるのにブログの更新をしたり、MIHOさんにお子たちのごはんを任せスーパーへ行ったり。最低レベルのホストぶりの私^^; でもごはんをお願いしたのには理由があるのです。私がお子たちにごはんをあげるとMIHOさんは私をせかします。

 

「ナナちゃんが待ってるよ」

「アンちゃん、あまぱんがほしがってるよ」

「ほほちゃんが食べたそうにしているよ!」

 

MIHOさんを安心させるにはもはやMIHOさん自身に任せてしまうのが一番早いと気づきました。それにMIHOさんは「みんなに好かれる“得役”」を喜んで引き受けてくれるのです。

私はその日の様子を写真におさめる余裕がなく皆さまにお伝えできませんが、ぜひMIHOさんの「703号室レポート」をお読みくださいね。

MIHOさんが撮ってくれたうちのお子たちの写真、悔しいほどかわいいです。

特に猫じゃらしで遊ぶほほ&さぶ、保護猫いせやん&さんきゅうが萌えます。

最後はあの人私からのプレゼントを手に台湾タケノコを食べて機嫌よく帰りました。単純です

 

 

MIHOさんちには2匹の愛猫がいます。クー太(黒猫)ときなこ(グレートラ)。

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クー太(元フック)は703号室の卒業猫。きなこはみいさんがMIHOさんに譲渡しました。

 

クー太を保護したのは6年以上前の話です。

あまりにも悪い飼育環境にいたため、クー太は今でも重い慢性風邪を患っています。

 

 

超虚弱体質ですが、MIHOさんに完璧のケアをしてもらい日々楽しく生きているクー太!

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前回ゴクウたちのことを書いたのですが、クー太の保護がまた壮絶で……。

 

クー太とクー太の仲間たちが味わってきた過去をここで紹介させてください。

 

昔私が書いた記事です。クー太は「フック」という仮名で登場します。

「幸せの703号室/フックたちのこれまで」   (←ここをクリック)

 

お読みいただければ、なぜ保護動物の譲渡に慎重にならなければいけないのか、フィルターをかける理由をご理解いただけると思います。

ほしがる人間に動物をあげる前に、その人の背景、環境、責任能力について今一度冷静に考えてみる必要があるのではないでしょうか? 丁寧な譲渡を心がけたいですね。

 

つらい過去にも関わらず、クー太はとても快活でやさしい男の子です。保護当時から私はクー太がかわいくて仕方ありませんでした。里親になってくれたMIHOさんに深謝しています。

 

 

保護猫時代のクー太と仲良しだったのが、うちのほほ

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ときどき、クー太とほほのスローな追いかけっこやぶきっちょな舐め合いの姿を見かけては悶絶していたっけ。私にとってそれらは懐かしくあたたかい思い出です。

 

私は我が家を巣立った犬猫たちが大切です。

彼らが家族に出会うまでは私が彼らの家族です。

703号室を巣立ったどの子の幸せも私の幸せです。

 

一頭でも多くの犬猫たちが終の棲家を得られることを願いつつ

 

 

LOVE!

 

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河川敷に生きたゴクウ、私の尊い犬 

ナナのことをブログに書いたらナナが余計に愛おしくなりました。

ナナと生きられる私は至極ぜいたくです。ナナ、ありがとう。

 

そうしたら今日、ナナのきょうだい犬ゴクウのママさんがゴクウの近況メッセージと最新画像を送ってくれたのです。幸せそうで頬が緩みますね。

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ゴクウは13歳になってもリードを引っぱりながら元気よくお散歩しているそうです。最近の趣味はママのお風呂場をのぞくことだとか(笑)。やるね!

 

1歳8ヶ月で土手を出たナナは、苦労こそあれどゴクウの比ではなかったでしょう。ゴクウは子犬時から7年以上土手で生きていたのです。私の力不足でゴクウの保護が遅れました。

 

遅れたなんてもんじゃない。

 

7年です。犬の寿命の約半分、私はゴクウに過酷な暮らしを強いてしまいました。

 

きょうだいたちの中でひときわ体の小さな彼が殴られている姿は悲壮でした。

 

ある日KさんIさんと土手犬のもとを訪ねると、いるはずの犬たちの姿が見当たりません。

 

犬たちはなぜか大きな木箱の中に入れられていたのです。

 

箱の中は犬たちの吠える声が響き渡っていました。

 

「犬がうるせえから(木箱のまわりに)灯油撒いて火つけろ!」

 

激高した「男」が子分のホームレスに犬たちを焼き殺せと命じていたのです。

 

私とともに土手に通っていたKさんは、緊迫した現状を目の当たりにし、両方のてのひらをこすり合わせながら、怒り狂う「男」に懇願。

 

「●●さんおねがいよ。それだけは堪忍して。●●さんおねがいよ。堪忍してあげて」

 

そのときのKさんの表情を私はよく覚えています。

 

への字につぐんだ口。

涙を堪えながら媚びるような目をしてKさんは何度も「男」に頭を下げました。

 

 

女三人。

 

当時の私たちにできたのはその程度でした。

土手には合計20頭以上の犬がいたのに行政も動いてくれなかったし誰も助けてくれませんでした。土手に寝食しているホームレスの人たちは比較的温和だったものの、ホームレスの人たちを牛耳り、なにやら仕事をさせていた? ヤクザ風の「男」がとにかくひどかったのです。「男」の命令に逆らえる人間は皆無でした。

 

よって、数年後「男」が心臓発作で他界するまで犬たちは地獄の日々を過ごしたのです。

 

終盤、ゴクウはきょうだい犬コロンJとともにやさしいホームレスさんに引き取られました。

 

 

【環境が改善され生きやすくなったゴクウ7歳 2009年土手にて】

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私は長い時間をかけ、ホームレスさんたちをひとりひとり説得しながら生き残った土手犬たちを保護し里親を見つけました。これもなかなかむずかしかった(苦笑)。

 

ナナのきょうだい犬たちの中で一番長く時間がかかってしまったのが「ゴクウ」です。

 

今でも私は、11頭いたナナの一族に対し懺悔の気持ちでいっぱいです。

特に保護前に土手で朽ち果てた5頭(きょうだい3頭、タカコの子犬2頭)のことは自分が死ぬ日まで忘れないでしょう。タカコたちの死は私にとって強烈なトラウマです。

 

あのときほど自分が女に生まれたことを悔やんだことはありません。

 

あのときほど「力がほしい」と地団駄を踏んだことはありません。

 

けれど生き残った犬たちを全員終の棲家へ案内できたこと、最後の一頭まであきらめずにやり抜けたことだけは自分の実になったかなと思います。7年かかったけどね。

 

ごめんなさい。さらっと書くつもりがつい長くなってしまって……。

 

 

お詫びにMIHOさんが抱っこしているかわいさ満点のほほを載せておきます!

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多くができないかわりに、これからもやると決めたことは徹底的にやっていきたいです。日本にはまだ救いの手を待つ犬猫たちが仰山います。

 

皆さまもぜひご自身のできる範囲でお互いがんばりましょうね!

 

私の回想録を読んでくださりありがとうございます。

 

ああゴクウ!!

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