あなたたちは燦々と

日々多々がありますが、食は元気の源。今宵は台湾ちまきをいただきました。100%完全手作り。ピーナッツが香ばしくておいしいですよ。

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食べることは生きること!

 

ですからね。

 

おいしかったといえば、最近感動したのはこちらのスコーン♪

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まりおさんマイ太郎さんとの合同卒業生黒猫アミちゃんの里親さんから届いたプレゼント!

 

ご主人のお兄さまのお店のものだそうです。ありがとうございました。

 

アミちゃんの卒業記事はこちら⇒ 「アミのご縁

 

アミちゃん相変わらず麗しいこと! 幸せそうでなによりですね^^

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アミちゃんの里親ご夫妻が「斉藤さん」と名づけた子猫(♂)を保護

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責任感の強いおふたりは「じぶんたちでがんばります」と里親探しに奔走されています。

しかしだからこそお手伝いしたいです。斉藤さんはコクシジウムを撃退ののち私かマイ太郎さんが家族募集をやらせていただきますのでよろしくお願いします。

 

そして、食欲の秋に耽っているのは私だけではありません。

 

肺が要観察中のあまぱんはヤラーのウエットを召しあがっています。

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痩せたのが心配でキトンフードも混ぜてあげていますが、食欲が出てきました。

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ヤラー、トイレシーツ、バイオウィルを贈ってくださったのはめいちゃん&ちび太のママさん

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めいちゃん&ちび太ママさん、いつもあたたかく見守ってくださりありがとうございます。

 

 

「ぼきからも ありがと ござまち」

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応援してくださる皆さまのおかげで4匹の保護猫たちも楽しげに過ごしています。

 

 

いちおう先輩のピスタチオは表情豊か。仕草がいちいち萌えます。

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emi-goが持たしてくれたハンモックが大のお気に入り。見よ! ピスの目の輝きを!

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相変わらずリビングから保護部屋に通い婚スタイルでほか3匹とのフレンドシップをはかっています。つられて私も大忙し。子猫といってもですね、みんなある程度育っているのです。

 

だから動きもダイナミックですし、とにかく手がかかる^^;

 

それぞれ単体だと聞き分けのよいお子たちばかりですが束になるとドタバタで(汗)。

 

中でも私がいちばん大変さを痛感しているのは、投薬の数。

 

ピスはお薬ナシですが、あつこさんが連れてきた3匹は大量のお薬とセットでした。

状態の悪い猫たちを躊躇なく保護するあつこさん。

お薬はあつこさんのケアの賜物なので欠かさず与えています。

 

風邪薬(2種)、下痢止め(3種)、駆虫薬も数回分入っています。

 

加えて、べべ、ほほ、あまぱん、さぶの投薬や点滴も……。

ナナ、リルにもサプリやフィラリアの薬などを飲ませているので、いったい私はどこまでやったんだろうと、ときどきわからなくなるんですよ。頭ゴチャゴチャ。

 

長男気質のルナ

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体は2キロ近いかな? 食欲旺盛でほかのお子たちを蹴散らしながら食べてます(ウソ)。

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アンニュイなお顔をする空美(そらみ)

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しとやかでおとなしいです。

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チチは「かつくん」、あつこさんは「蘭丸」と呼ぶのですが、空美は女子ですから!

 

 

4匹の中でもっとも軟弱なソレイユ王子

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実は治りかけた風邪が環境変化などで再びぶり返し、食欲がほとんどなかったのです。

 

 

そのため、1日6~7回にわけごはんを少量ずつ食べさせていました。

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本日の午後、ごはんを(ソレイユなりに)勢いよく食べる姿を見て心底ソレイユに感謝しました。ソレイユありがとう。お前さんは太陽なんだからもっと食べてくれたらうれしい。

 

 

10匹のお子たちがみんな健やかに過ごせますように。

 

ああ責任重大だ……

 

長くなってごめんなさい。最後まで読んでくださった方にBIGなLOVEを!

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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麦さんちへ

間が空いてしまいましたね。ごめんなさい。

保護猫素なう改め麦の卒業レポ第二弾です!

 

「ここ どこですか?」

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麦の新居は都心に位置する真新しい分譲マンション。我が家からは車で1時間の距離でした。

 

時間がない中、準備してくださった掃きだし窓の脱走防止柵。これがあるととても安心します。

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手間を厭わず麦の安全に配慮してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

 

腰高の窓にはすべてルーバーが! イマドキのマンションはいいなあ。うらやましいです。

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これなら特段脱走防止対策を施す必要はないですよね。

 

 

下手な写真で雰囲気が伝わりにくいですが、日当たり良好の快適なお部屋です。

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ひさびさに「お届け」に一緒に来てくれたチチもすっかりリラックス!

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チチから帰りがけに「掃除をがんばれ」と言われた私^^;

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いろいろ言い訳を並べたいところですが……仰るとおりですね。里親さんを見習います。

 

麦さん、はじめはご夫婦の書斎からスタートしてもらう形を取りました。

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お? 麦グッズだ♪ ほかにもいろいろありました。

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「ぼく どこかに隠れたいです」

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「すこし精神的におちつきました」

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かわいいハウスだね。うちもほしいなあ^^

 

 

人間は譲渡手続きをサクっと済ませて

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しばし談笑。おいしいお菓子やお茶をごちそうになりました。

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麦さん~ 見晴らしはどうですか? 今はそれどころじゃないかな?

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ご主人の趣味のカメラでたくさん撮ってもらってね!

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麦さん、うちに来てくれて本当にありがとう。

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あなたが来たことで私は何度和ませてもらったことでしょう。

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誰にも愛されるそのゆるキャラでのんびり暮らしてね。

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里親さんからは麦にかかった医療費をお預かりし、プレゼントをいただきました。

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入浴剤とお子たちへのおやつです。どうもありがとうございました。

 

 

以下は里親さんから届いた麦の写真↓

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あれ? 麦さん、お家はいらないの?(笑)

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抱っこされて

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おもちゃで遊んで

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外に彷徨っていた一匹の野良猫が終の棲家を得られました。保護してよかったです。

終の棲家を得られる犬猫たちが一頭でも増えることを願いつつ微力な一歩をつづけていきます。

 

「かつくん X216麦おめでとう。脱力系の風貌ながらあっという間にご縁を得て、先輩の保護猫萌乃がひがんでいます。ご家族といつまでも楽しく暮らしてください」

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歩歩

「ああ……なんなんだよ。今は勘弁してよ」

 

2007年8月、先代かつが亡くなる3日前に私の保護猫2匹の里親になった方から一方的になすりつけられた保護依頼されたへんてこ顔の黒猫の赤ちゃん。

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かつは当時虫の息で、終盤は自宅内に設置した酸素室の中に入れても呼吸が苦しそうでした。

FIPウエット末期の肺水腫。

重すぎる病魔と闘うかつを私は全力で看取らなければならない頃だったのです。

 

 

イヤイヤ引き受けた子猫を連れ帰りケージに入れてみると、子猫は自力では立てず、寝た姿勢のまま水下痢をケージ内にぶちまけました。

病院では、年単位どころか数ヶ月もたないだろうと余命宣告され、私はますますウンザリしました。死を含めた「命」の重さと対峙する気力が完全に消えそうなほど萎えていたのです。

子猫は保護される前、外をひとりぼっちで彷徨っていたとのこと。

立ち上がることもできなかったあの姿でいったいどこをどう彷徨っていたのでしょう?

母猫もきょうだいらしき子猫も近くにいなかったそうです。

母猫が現れたら、母猫に子猫を返そうと、その場でしばらく母猫を待っていたと聞かされました。

 

本物のジャングルも人口のジャングルも大差ありません。

人間の庇護の及ばない範囲で生きる犬猫たちは強くなければいけないのです。弱い遺伝子は淘汰されてしまうのが掟ですから。

なのにどうして保護されるまでの間を、生き延びることができたのでしょう?

出会う前の「ほほ史」は私にとって最大の謎です。

さまざまな仮説をたててみたのですが、真相を知ることはないしどれもピンと来ないので、そのうち私は「宇宙からアンテナをつけて地上に降ってきた」と妄想することにしました。

 

黒猫ベイビーの名は「ほほ」です。漢字にすると「歩歩」。

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頭部に溜まった水を少しでも抜こうと、小さい頃は利尿剤を投与していました。

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でも、トイレばかり近くなる姿が不憫になり、先生と相談して思い切って薬を切ることに。

 

 

薬を切っても、ほほは7年以上元気なままでした。

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私はほほをほかの猫と同じように育てました。理由は、ほほがそう望んだから。

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運動機能が低いので自分の体に多少の不自由を感じていたはずですが、ほほはなんでもやってみせました。一見脆くみえますが実はたくましくスクスクと育ってみせたのです。

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ほほを家族として迎えてから、気がつけばはや7年半。

 

ほほは今なお現役でさまざまなことにトライしながら生きています。

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最近は運動機能がさらに下がり、一時は立ち上がることもできなくなりましたが、長いブランクをへて再び投薬を開始したので、現在は薬の効能に期待を寄せています。

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ほほの近況動画です。ほほは転んでも転んでも立ち上がろうとします。

 

※ここ数日は投薬のおかげでふらつきや転倒がこの動画より改善されています。

 

 

私はほほに数え切れないほど学ばせてもらいました。

 

ほほを一語にたとえるなら……やっぱり「歩歩」かなあ?

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(写真:プロカメラマン上村さん

 

 

ほほや、明日も奇跡を見せてくれるかい?

 

生きていてくれてありがとう。

 

 

 

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黒いねこ

「ビーナスとシャロンにお祝いのことばありがとな。

黒い女子どもは大はしゃぎ。とくにシャロンのおてんばぶりがひどい。

まあ、キャピキャピしてていいんだけどな。

そういえば おれんちもね 黒ねこと暮らしてる」

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「ちょっと変わったねこで 一度見たら忘れないよ」

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さぶの顔も一度見たら忘れないよ(笑)。

確かに……ビーナス&シャロンの正統派美女とはちがい我が家の黒猫はおもしろい顔をしています。

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特に、昼の顔がひどい(笑)。

ほほがまだ子猫だった頃は心ない言葉を浴びせられたこともありました。

「顔が気持ち悪い」

聞いたときは少しショックでしたが、お世辞にもかわいい子猫とはいえなかったです。

水頭症なんだもん。しょうがないですよ。

ほほは行き倒れているところを保護されました。

保護したのは、大昔私の保護猫2匹の里親になってくれた方です。

その方の家では飼えないということで、かなり強引に押しつけられました。

私も、里親さんとの関係性を考えるとむげに断れなかったのです。でも、保護依頼を受けたのは我が家の先代猫かつが亡くなる3日前だったので精神的にものすごくきつかったです。

当時も今も私は自分の子以外に目を向けることが多く、だからこそもうじき病死するであろうかつのラストステージに込める私の懺悔はすさまじいものでした。

かつはFIPウエットと死闘していました。わずかな希望にすがりあれこれ施すも、日に日に、一縷の望みすら持てなくなっていったのです。せめて最後は、全部をかつに注ぎたかった。そうしなければ私は、より多くの後悔を背負うことになるからです。

ほほの保護依頼が舞い込んできたのはそんなときでした。

これがほほの一番マシな写真です。

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信じられないかもしれませんが、私はこの写真を勝負写真とし、ほほの家族募集をしようとしていたのです。それくらいこの一枚はよく撮れたものでした。実際のほほは……以下自粛。

ほほを迎えに行くと、保護した里親さんが待ち合わせのコンビニ前に立っていました。

私には笑顔であいさつを交わす余裕もなかったです。事務的にほほを受け取ると、その足で動物病院に向かいました。

余談ですが、子猫に障害がありそうだということは電話口で伝えられませんでした。

「すごくかわいい子猫を保護しました。うちは飼えないので田辺さんに引き取ってもらいたい」

聞いていたのはその程度。

かつのことがあったのでお断りしたのですが、あちらも飼えないの一点張りで。

いざ迎えに行くと、その方はこう言ったのです。

「こういう病気持ちじゃなければうちで飼ってあげてもよかったけど……」

なんだ。確信犯か。

怒りを通り越してキャリー片手にクスっと笑ってしまったのを覚えています。

連れて帰ったら、これがまた大変で。

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子猫は立ち上がれないわ、ぐったりしてるわ、水下痢を噴き出すわで大騒ぎ。

ほほには失礼ですが、当時は「死」を余分にひとつ押しつけられたようで苦しかったです。

それがほほに対する私の第一印象でした。

でも、ほほが見せてくれたのは「生」だったんですね。

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ほほは「猫」として生まれ、「猫」を謳歌しています。

グルーミング中の子猫ほほ氏↓

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親ばかに聞こえるかもしれませんが、立派な姿です。

7年以上経ちますが、発作も起こさず元気に過ごしています。

我が家自慢の黒猫です。

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「ねぇねぇ ハハ~ でもさあーでもさあー」

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「いっぱんてきには ぼくのほうが ハンサムだよね?」

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さあどうでしょう?

ごましおの方がハンサムかどうかは、わかりませんっ(笑)。

でもほほもごましおも、奇跡を抱いてここにきたんだとしみじみ思う。

ありがとうね。

いいものを見せてくれてありがとう。

 

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3 わたしはまりも

またまたつづきです。保護猫プップ、千吉、あかりに会いに来てくださっている方はごめんなさい。今回は犬の話です。

~交渉と奪還~

「所有権」

動物に関わっていると難しいときがあります。弁護士のすすめもあり、私は所有権を以前より意識して活動するようになりました。

いくら感情論を並べわめき立てても、法的に見れば【ママ】の所有権は、当然繁殖業兼トリミングサロンのオーナーにあります。子を産むママが繁殖業兼トリミングサロンに利益をもたらしている以上、無条件に私に譲るとは思えませんでした。

だから諦めようとしたこともあります。

「繁殖に使われているかもしれないけれど、看板犬としてそれなりに幸せなら、もういいかな」

そう自分に言い聞かせて。

楽になりたかった。

ママの二重苦の原因を作ったのは自分じゃないと思いたかった。

そこで、1度ママの様子を見に行くことにしたのです。

見に行くと言っても真意は隠さなければなりません。私の存在や主張を知れば、サロン側は警戒してしまう。繁殖犬たちは2F部分に置かれていて一般客には見せていない。

どうすればママに会えるのか?

詳しくは書けませんが、私はある業者になりすませてサロンの2Fへ潜入しました。お願いだから引かないでくださいね(笑)。

2Fにママがいないことを願いながら階段をのぼる。

2Fではなく、オーナーの自宅の愛犬として、または1Fのサロン部分で看板犬として元気に飛び回る姿を想像しました。その方が楽だから。

2Fのドアを開け部屋に入った瞬間を私は今でも忘れません。

繁殖業者独特の臭いが漂う部屋の壁一面に積み上げられた無数のクレート。小型犬1頭がやっと入れるぐらいの大きさしかない箱の中に、無表情のママがいました。

ママがママがママがママがママがママがママがママが!!

ママが!!

ママが!!

「業者」の私を見て、繁殖用の犬たちが一斉に吠える。

ママも大勢の犬たちと同様に私に吠えかかってきました。

(すごくいけない比喩かもしれません。でも許してください。他にピッタリ当てはまるのがないのです)

ママは昔本で読んだ狂犬病に感染した犬たちの形相にそっくりな顔つきで私に吠えました。目と牙をむき出してけたたましく延々と。

怒っているのか、不安なのか、悲しいのか、他の犬たちにつられて吠えているだけなのかわかりません。考える余裕すらなかったです。

ただ目の前のママを家に連れて帰れない現実のみが重く残りました。

どうして自分はこんなに罪深いんだろう。

それから、私は当時の関係者を訪ねてはバカのひとつ覚えみたいにママママと言いつづけ、恐れ多くもたくさんの人を巻き込んでママの保護に向けて動きました。大袈裟かもしれませんが、ある意味命がけだったと思います。

そしてついに2年1か月の歳月を経てこちらに戻してもらったのです。繁殖犬としての質が下がってしまったママは業者にとっても微妙な存在。だからそこを突いてとにかく水面下で交渉しつづけました。

業者は最後までせこい条件を出してきました。

「犬(ママ)を手放すかわりに、新しい飼い主には、ひきつづきトリミングの客としてショップに通ってもらいたい」

要は、産んで稼げないなら、今度は客として稼げってことですかね?

もちろん、連れて行きませんけど。

サロンにママを迎えに行ったとき、ママは吠えませんでした。それどころか、シャイなはずなのに、しっぽをちぎれんばかりに振ってくれたのです。私を覚えていてくれたんですね。

「待たせてごめんね。なにもかもごめんね」

こうしてママは、703号室にやってきました。

出会ったときはまだ賃貸コーポだったけど、引っ越して広くなったので、今度はのんびりすごせるよ。あなたの仮名はもう決めてるの。

こんにちはまりも

ようこそ703号室へ!

先代猫かつくんと
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若かりし頃のべべと
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ナナと
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幸せになろうね。
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「うん! わたしはまりも」
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写真はすべて2006年の撮影
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