側面


※ブログを速いペースで連続更新中です。遡ってお読みください。

 

 

追記:応募多数のため、秀多の家族募集をいったん中止にさせていただきます。

 

 

家族募集中のポテチと秀多のアピールをするときはだいたいこんな感じです。

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雑音が入ると集中できない。だから耳栓。意外と消耗しているんですよ。

 

 

私は映画やお気に入りの連ドラを深夜に少しずつ観ていますが、TVはほぼ観ません。だから在宅時間の増えたチチがそばでTVを観ていると私に強いストレスがかかります。もともと聴力がよく地獄耳でもあるので、耳栓は必須アイテム。

 

 

あとはこのお方の絶叫から逃れるときにも使っています。

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もうすぐ16歳になるうちのナナは深刻な老化現象を抱えています。

 

 

室内ではあまり立てなくなりました。珍しく立ったと思うと家具をなぎ倒しながらあちこちに突進します。重い病気も患っています。

 

①認知症

②慢性腎不全

③膵炎

 

 

介護に加え、投薬、シリンジ食、点滴……どれも手がかかります。

 

 

散歩は1日に1回。外だとまだ歩けるので、脚力の衰えを防止するために歩かせるのです。新鮮な空気も吸わせてやりたい。厚着し、体温が下がらないように。

 

 

多飲多尿で知られる慢性腎不全がかなり厄介です。しかし多飲多尿であるうちはまだ腎不全の末期じゃない。多飲多尿を維持できているのはある意味ありがたい。

 

 

1600円するおむつをナナは2日で使い切ります。おむつをしても大量すぎるおしっこが必ず床に漏れます。床に漏れる量もハンパじゃない。うんちをこすりながら歩きます。老犬介護に慣れていない方はパニックを起こすかもしれません。それほどキツいです。体力もお金も時間もかかります。

 

 

 

リビングに滑り止めの(洗える)マットを敷いているのですが、日々このありさま。洗っても洗っても追いつかず、703号室はナナの排泄物でひどいにおい。

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ブログに汚い写真を載せるのがイヤだったのでなるべく避けてきたのですが、実際の生活はそうはいきません。毎日お尻を洗っています。通院前は必ず全身をシャンプーします。

 

 

だけどナナはにおいます。よだれも口臭もひどい。

 

 

食べては出し、起きては転び、思い通りにいかないときはひたすら叫ぶ。目ヤニを取ろうとしたら私を忘れて噛みついてきます。

 

 

ちょっと悲しいです。

 

 

やってもやっても追いつきません。全力でお世話をがんばっています。

 

 

703号室の側面に視点を移すと、実はアップアップなんです。

 

 

不謹慎な言い方ですが老犬を捨ててしまう人の気持ちが、私にはわからなくもないです。でも、ここからが重要。私は掘り下げてみました。

 

 

どうしてチチと私はナナの世話をするのか。

 

 

給餌や薬や点滴や通院をやめてしまえば、ナナはあっという間に逝く。

 

 

そうしたらいろんな意味で楽になる。

 

 

ならばなぜ私はやめないのか? 必死に死神に抗うのか?

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ずっとナナと生きてきた、家族としての責任? 意地?

 

 

 

いや、ちがう。

 

 

ちがうんです。責任なんていうのは後づけに過ぎず、私はナナの存在(実在)に深い感謝をおぼえているからだと思いました。

 

 

ナナが実在している。

 

 

私の愛するナナが今を生きている。

 

 

たとえどんな姿になろうと、ナナの存在こそが、私の生き甲斐なのです。

 

 

穏やかな寝顔を眺めていると、自然に笑顔になれます。

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ナナの不自由さや病気になり代わってやれるものならやりたいです。

 

 

代わってやれないから、サポートをする。結局そういうことなんですよね。

 

 

愛しているんです。ナナは私に愛を教えてくれた子です。

 

 

老犬介護でお疲れの皆さまもコメント欄へ来て吐き出してくださいね。

 

 

きれいごとばかりでは済まないでしょう。だけど所詮すべては愛ですよね。

 

 

そうそう!

 

 

メグさま&なっちゃんのママさんから亡きべべへのお花とお手紙が届きました。

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ありがとうございました。メグさま&なっちゃんのママさんは703号室卒業生天音の希望者さんのひとりだったのです。天音が縁でおつき合いがはじまり、703号室卒業生実葉セカンドオピニオンの通院もお手伝いくださいました。そしてなんとご自身の庭にやってきた老猫のなっちゃんを保護し、家族として迎えた尊い方。

 

 

 

べべ、美しいお花に見惚れてしまいます。お母さんはべべに会いたいです。

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べべと同じステージに立てるよう、お母さん丁寧に生きますね。

 

 

べべとお母さんは絶対に結ばれています。さびしさに耐えきれなくなったら遠慮せずにお母さんを呼んでください。お母さん喜んでべべの元に行きます!

 

 

んなわけで、ナナを中心にレギュラーメンバーの闘病がつづいている703号室。

 

 

 

保護猫たちが不憫ですね。秀多は小さいなりに気を遣っているようで?

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割とおとなしく? しています。若いからエネルギーはあるけど。

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ポテチとのラブラブ時間も足りません。

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せめての罪滅ぼしにちゅーるでご機嫌を取り、なでなでタイムを作っています。

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ポテチも秀多も終の棲家へ向かうべきです。

 

 

わが家で時間を持て余すのは彼らに失礼です。彼らは生きているのだからいっぱい甘えたいんですよね。チチと私の時間が限られていて申し訳ない。ポテチと秀多がもったいない。

 

 

とっとと卒業させ、スカウトと並行でレギュラーメンバーのケアをしていきます。どうぞ703号室を応援してください。皆さまがいてくれるのが私の救いです。

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

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2件のコメント

  • 匿名

    こんにちは!12歳のうさぎ飼いです。

    高齢になってくると、いつのまにかおしっこやウンチが出てしまうらしいのと
    トイレに行くのが面倒になるのかウサギでもそこらじゅうに粗相します。
    粗相と私が思っているだけで、実はウサギ界では違うのかも。。。
    と思ってから、何にも気にしなくなりました。
    まぁ、小さい頃からトイレが下手だったので慣れたというかそういう風に思うしか
    なかったのかもしれません。
    一般的なコロコロウンチではなく、キョーレツな匂いのドデカイやつなのでよく私が
    踏んでしまうし気づかずにその上で寝てしまい、私が大変な事になります。
    猫ちゃん位のをします。

    うちでも、毎日 布団からシーツ カーペットなど洗濯しないと、凄まじい臭いが
    しています。でも、たまに無視して裏返したりして使ってるんですけどね。
    ウサギにしてみれば、私の臭いの方がクサイと思ってるかもしれないし。

    うちも高齢で人間にしたら90歳位だと思うのですが、今後の介護を考えてカート
    やら介護グッズやら検索して少しずつ購入していっています。
    ナナちゃんみたいに介護ができるように、足が悪くなったら。。や 自力でご飯が
    食べられなくなったら。。といつも考えていました、
    うちのウサギも、少しずつできなくなる事が増えてきて最後を迎えるんだろーな〜
    と楽観視していました。

    が、現実は違いました。こんなに元気で食欲旺盛なツヤツヤ女子で1年前の子宮がん
    も無事に乗り越えたのに、今度は肩に巨大な腫瘍が出来てしまいました。
    腫瘍の場所が悪く、腕ごと切らないといけないそうです。
    命が助かるなら、腕なんて無くてもいい!と思っているのですが手術に耐えられるのか
    また痛い思いをしなければならないのか?と泣いてばかりいます。

    詳しく調べる為に細胞を病理検査に出していて、結果は10日後です。
    腫瘍を取らないと、大きくなって肺を圧迫し苦しい思いをしないといけないけど
    手術となると術後が怖いです。そもそも手術できる体力は残っているのかも分からない
    ですけどね。

    一緒にいる事が当たり前で、いつまでも赤ちゃんだと思っていたので「死」と言う文字
    が目の前にくると途端に狼狽えてしまいます。

    どんなにヒョロヒョロになって、骨と皮になって私の事なんか認識できなく
    なってもいいからもっと一緒にいたいです。

    うちの場合は介護疲れではないのですが、吐き出させていただきました。

    この気持ちは、動物飼いにしか分からないですから。
    場所をお借りしてしまい失礼いたしました。

    大きな体の子の介護は大変かと思いますが、色々な発見があるのでまたブログで
    介護方法など書いて教えてください。
    それでは失礼いたします。

    • anny703

      匿名様
      吐き出していただきほんとうにありがとうございました。私も何度も興味深くそしてじっくりと考えながら読みました。
      と同時に、わがことのように苦しくもあります。
      検査結果はもう出ましたか? 肩……巨大な腫瘍……
      狼狽えて当たり前です。私だったら恐怖で身が縮まってオロオロします。うちも昔べべがそうでしたしいろんな子をいろんな病気で見送ってきたのでとてもお気持ちがわかります。お辛いでしょう。お察しします。
      QOLってとてもむずかしいのですよね。どこに軸を置いて考えるのか……
      でも私もたとえ骨と皮になって私を認識できなくてもいっしょにいたい派で、視覚で愛でることも重要だと思っています。
      自分勝手のようですが、自分の視覚からその子が居なくなることがとても恐ろしいです。
      その子が実在しているからこそ、たとえその子がどんな姿になっても耐えられます。
      失う恐怖で身がもげそうですよね。
      また辛くなったらいつでもお話ししましょう。少し遅くなりましたが、ほんとうに心配しています。
      どうかどうかこの苦難を乗り越えられますように。

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