こんもり腕の中に

皆さまこんばんは。ようやくさっき保護猫リタの家族募集掲載を「ペットのおうち」で済ませました。リタを早く保護部屋から卒業させたい一心です。これからはリタの登場回数が多くなりますので、どうか応援してください。ほかのことは合間に少しずつ時系列無視で出しますね。

 

 

リタの家族希望の方へ♡

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見てください。しっぽはこんな感じですよ。きれいでしょ?

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しっぽの長さがリタの唯一のセクシーポイントです(笑)。

 

 

チャトミちゃんがうちに泊まりに来たとき、リタはチャトミちゃんにたくさんブラッシングしてもらえてかなりうれしそうでした。テンションの高かったリタは終わったあと、大きな鏡の前に立ち、自分のピカピカの姿をチェックしていたんです。ほんとうです。(証拠写真アリ!)

 

「寺子屋/幸せの703号室」

 

 

チャトミちゃんと私はナルシストリタパンを見て大爆笑。

 

 

同時に私は胸がチクっと疼きました。

 

 

もっと時間をかけてあげないとダメだなあ、と。以後私は毎日必ずリタにブラッシングをしています。忙しい日は短くなってしまうけれどね。

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みいさんのごついカメラと聞きなれないシャッター音にじゃっかん緊張顔のリタですが、モデルさんをいっしょうけんめいつとめたのです。えらいでしょ?

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こんもりと私の腕の中で未来の家族を待っているリタパン、三歳の初夏です。

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どなたか家族として迎えてやってくださいね。おひとり暮らしの女性も大歓迎!

 

 

写真ばかりだとよくわからないと思うので、リタの動画をどうぞ。朝、ごはんのおねだりにきたときの様子です。鳴きながら自分の食器へ誘導しています。

 

 

かわいいでしょ? 甘えん坊で主張があるときはしっかりとするタイプです。

 

 

リタの赤い糸が見つかりますように。

 

 

さて、ブログを書き終えたら私はタカナとリルの兄妹を連れて夜風を堪能しに公園へ行きます。チチもいるので15歳半の老犬二頭でも大丈夫。ワクワク楽しみです。

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里親さんから受け継いだタカナの愛車

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サイズが大きいのでタカナもきっと入るでしょう。

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老犬介護に譲渡活動。貪欲ですがどちらも素敵なライフワークにしていきたいです。

 

 

皆さまもよい週末の夜をお過ごしください。

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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ナナ ラストナイト

保護猫ローズの件でツイッターでご心配をおかけしていますが、次回頭をまとめてご報告します。ローズは今入院し、金曜日に手術を受けることになりました。

 

 

さて、我が家の花姫の話はあと2回だけです。どうかおつき合いください。

 

 

 

703号室卒業生のちゃま之介家より「七本」のバラのアレンジが届きました。

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すっごくきれい。ナナだから7本なのね。どうもありがとうございました。

 

 

ちゃま之介は乳歯から永久歯に生え変わり去勢手術も終えましたよ。

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先住ぶー太郎さんとパチッ♪ (ちゃま之介の卒業記事はここをクリック)

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非常にユニークで印象的なお宅でしたよね。ふふ。

 

 

 

ナナが姿あるままで私といられるのはあと1日だけになり、私はもとから入っていた外食の約束をキャンセル。にゃん太さんが東京に来るとあって、前から母の店でいっしょにごはんを食べることになっていたのです。

 

 

そのかわり、「せっかくにゃん太さんが遠路はるばるいらっしゃるのですから、ぜひ703号室へ寄りナナの顔を見に来ませんか?」とお誘いをした次第です。

 

 

にゃん太さんマイ太郎さん、マイ太郎さんのお母さまの3人でいらしてくれました。マイ太郎さんはナナをかわいがってくれていたので、ナナもにっこりでしょう。お三方はナナにゴージャスなお花をプレゼント。なんとこの花はカスミソウを猫が齧ってもだいじょうぶとのこと。

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だいぶ日にちが経った今も凛と咲いています。ありがとうございました。

 

 

 

「ありがとう」

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にゃん太さんは地方の産物を、マイママさんは手づくりのマーマレードをおみやげにくださいました。いろいろすみません。遠慮なくいただきます。IMG_0795

 

 

 

ナナコーナーをちょこっと作ってみました。

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起き上がらないナナ。ずっとねんねのままです。

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でもしっかりと目は開いているんですよ。閉じようとしたのに閉じず、不思議。

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マイ太郎さん、にゃん太さん、マイママさんに撫でられるナナ

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「あらナナちゃんかわいいじゃない♪ よーくがんばったわね」

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ナナに声をかけてくださるマイママさん。ナナは少女の表情で聞いていました。

 

 

 

にゃん太さんがにゃん太さん目線で感じたわが家の全部を書いてくれています。

 

 

読んでしんみり……にゃん太さんありがとう。そんな風に見えているんですね。

 

 

にゃっ展会場探し&幸せの703号室への旅

 

 

皆さまもよかったらお読みくださいね。私の日々の生活ぶりが一部載ってます。

 

 

 

お茶しながらおしゃべりのひと時

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ふいに妹もやってきました。明日でナナの肉体とはお別れだからかな?

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リビングの一コマ。だけどべべが絵になっていて、ナナは静かに眠ったまま

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さびしくないはずがありません。時間を巻き戻したい。戻したいです。

 

 

 

余談ですがチチは昼間、ナナへのお花のアレンジを買いに出かけました。

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うーん……昭和の香りが漂う仕上がりですね。まあ、派手に行きましょう。

 

 

 

「お父さんありがとう」

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私は花姫をいつまでも手放そうとせず、横に寝かせてその曲線を目に焼きつけていました。私が長年愛したボディ。ナナのラインは色っぽいんですよ。

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まだまだお肉が残っているのに、ガリガリじゃないのに、もったいない。

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じきにお別れがやってきます。いっそ時間が止まればいいのにね。

 

 

 

I LOVE NANA

 

 

 

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ナナ、お母さんを待っていてね

※ブログを連続投稿中です。よろしければ遡ってお読みください。じゃないと意味がわからないかもしれません。今回の主役もわが家のナナです。

 

 

夕方病院から戻ったナナと私は、酸素室の到着を待ちわびていました。

 

 

実際にはもっと大量に買い占めた携帯酸素。息が乱れるとこれで酸素を吸引させます。しかし意識がボーとしているナナの腹部に目をやると、呼吸はそこまでひどくはありませんでした。やっぱり薬が効いているんですね。

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用事のあとナナに会いたいと寄ってくれた703卒業生クー太の里親MIHOさん。MIHOさんはナナの通院時にも欠かせない人でした。いっぱいかわいがってもらったよね。MIHOさんキンパのおみやげありがと。あまりにもお腹が減っていたので、一気に食べてしまいました。ごちそうさま。

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MIHOさんお気に入りのナナとの2ショット写真だそうです。つい先日のものなのに、ナナが元気なのが悲しい。このままでいてほしかったなあ……

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マイ太郎さんからラインが……

 

 

なんとピンポンも押さず、703号室の前にうちの夕飯を作り置いて行ってくれたのです。私が動転してお料理の写真がありませんが、コチュジャン煮、マカロニサラダ、チリコンカン。どれもおいしくぜんぶきちんといただきました。マイ太郎さん、助かりました。ありがとうございました。

 

 

病院で爆睡したとはいえ、正直私はすごく疲れていたのです。

 

 

そこへ酸素ケージの業者さんが到着。ナナの安楽を想像し下がっていたテンションが徐々に上がりました。ナナ、もうじき濃い酸素濃度が約束できるよ。

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いちばん大きなサイズをオーダーしたのですが、ナナは手足の長い犬ゆえ入るか業者さんは心配ぎみ。入る入る。ぜったい入るから早く設置をお願いします。

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ほらね入った。寝たきりなので狭そうでもありません。

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酸素室はいつもナナが寝ている場所に置いたのです。

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私は10年半前に愛猫FIVキャリアのかつをFIP→肺水腫で亡くした経験があり、当時より酸素室のレンタルのお世話になっていました。昔の酸素室より近ごろの酸素室のほうが質が高いですが、からくりはあまり変わりません。

 

 

通常の室内の酸素濃度は約21%。酸素室内は30~38%の酸素濃度が確保できるため、呼吸が苦しい子にはほんとうにおススメできます。割高ですが、しょうがないよね。だって、娘や息子のためを思えば、痛くもかゆくもない出費です。

 

 

酸素室の中でナナは眠るように数時間を過ごし、21時すぎに静かに逝きました。

 

 

手のかからないナナらしい最期でした。

 

 

ドライアイスの手配や酸素室の返却、火葬業者への連絡などは翌日にまわすとして、とりあえずナナを保冷剤で冷やし、スーパーで売っている白い花を買ってきて供えました。

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不思議なことですが、息を引き取ったナナは艶々でただただ若々しく、少女のようでさえあります。

 

 

四肢の不自由や闘病から解放されたからでしょうか?

 

 

 

ナナは「箱」だけになっても美しい。

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見事ですね。

 

 

私は泣いたり冷静に事務処理したり泣いたり冷静に事務処理をしたりの繰り返しで、お母さんとして成長したのかしていないのか自分でもよくわからないです。

 

 

 

今、ナナにかけたい言葉は「待っていてね」の一語に尽きます。

 

 

私には人間の子どもがいません。

 

 

ほしくなかったわけではないのですが、縁に恵まれず、できませんでした。

 

 

そのかわり、犬猫であっても、自分の家族にすると決めた子については、人間の子どもを持つお母さん方に負けないほどしっかりと「お母さん」をつとめてきたつもりです。

 

 

もちろん100%の完ぺきな母親ではないですけど。

 

 

そうやってだいじだいじしてきた子たちが、私を追い越し、どんどん先に進んでいって、果てには旅立ってしまうのですから、どうしようもなくさびしく、理不尽にすら感じます。

 

 

犬猫の寿命が人間より短いことはむろん承知の上で。

 

 

心にぽっかりと穴が開き、ふつうサイズのマンションが広く感じて仕方がないです。

 

 

 

ナナ、あなたの存在感はあまりにもデカい。

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ナナのきょうだいのコロンJがナナをエスコートしてくれるらしいので、まずはべべを探してべべのそばを離れないでください。きっと近くにはかつ、ゆき、コロ、まーも、ゴンタ、SALAもいてくれているので、そこいらで走りまわってお母さんを待っていてください。

 

 

お母さんは必ずあなたたちと再び暮らします。

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その日までさようなら。

 

 

I LOVE NANA

 

 

 

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激変(ナナ)

みいさんと通院を終えた私は、家にこもっていつも通りのあれこれをやっていました。夜、だいぶ時間が経ってしまったナナの誕生日会の様子をブログにUP。

 

 

なんかうまく言えないけれど、もう、意地。とにかく生きているうちに、少しでもナナとの日々を書きたくて。結局間に合わなかったんですけどね。

 

 

ナナが鳴いて騒ぐので、このような形で書きました。

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パソコンを閉じたあと、私はナナを気にかけながら洗濯やキッチンの洗い物をしていたと記憶しています。なにかをやっては手を止めてナナを見に行って、なにかをやっては手を止めてナナを見に行く。非常に効率の悪い家事ですが、仕方ありません。私が気になっているのは、ナナですから。

 

 

深夜、今夜は大丈夫かな? と見積もり、リラックスモードに切り替えようとしたまさにそのとき、ナナに劇的な変化が訪れました。

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「カク、カク、カク、カーク、カーク、カク、カクッ、カク、カク……」

 

 

 

ナナの息がべべが逝く間近の呼吸にかわり、703号室は一気に暗雲に包まれたのです。

 

 

緊張感も並じゃない。私はナナを胸に抱き、ただひたすらにさするしかできませんでした。どこかの夜間緊急病院も考えたのです。でも運んでいる間に亡くなるかも。

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「パパ!!」

 

 

別室でリルと寝ていたチチを呼ぶ。

 

 

チチが慌ててリビングへ。ナナを撫でながら、酸素ボンベが買える24時間営業のドラッグストアを検索しています。とにかく安息だけを願って……

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運よく在庫があるドラッグストアを見つけたチチは、酸素ボンベを買いに家を飛び出そうとしていました。その際に交わした会話です。

 

 

私「(チチが)帰ってくる前にナナはもたないかもだけど、行くの?」

 

チチ「(熟考の末苦悶の表情で)……うん。行ってくる」

 

私「気をつけてね」

 

チチ「ナナを頼んだよ」

 

 

ナナ、お父さんが帰ってくるまで、お母さんと待っていようね。

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心を強く持ちたいけれど、どうにもならなくて、ナナごめんなさい。

 

 

 

ナナのライフステージが静かに急速に移行しています。遠くへ行こうとしています。

 

 

 

しかし意識がはっきりしているナナのその目は私をしっかりと見つめ、涙ぐみながらまともに苦しみと闘っていました。犬として、ほんとうにあっぱれです。

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じゃあお母さんは穏やかな顔をしてナナを安心させないとね。

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ナナをぜんぶ記録したい。けれどカメラを出す余裕などなく、雑なiPhone画像になってしまい見苦しくてごめんなさい。でも見てやってほしいのです。

 

 

ナナは臭いものじゃないし、私は蓋を閉めるつもりがないから。

 

 

 

1時間はかからなかったでしょうか?

 

 

チチが大量の酸素ボンベを手に戻ってきました。朝まで2時間あります。

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私はナナの向こう側に敷いた布団で仮眠を取ることに。

 

 

チチは一睡もせず、ナナを見守っています。急変したら私を起こす約束で。

 

 

本来なら私の性格上ぜったいに寝れないはずですが、連日のナナの闘病で心底疲れていたのであっという間に寝落ち。病院が空く1時間前にチチに起こされ、即病院に電話。中島先生が対応してくださり、すぐにナナを連れていきました。徹夜したチチは家でみんなのお世話を兼ね休息に入ります。

 

 

さあナナ、お母さんと病院行こう。きっと最後の通院になるけれど、できるだけ楽にしてあげる。お母さんナナに約束する。ナナになんでもする。

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愛は人を強くするんです。ナナは私を強くしてくれています。

 

 

まだまだ、ですけどね。

 

 

ナナとのドライブ、出発!

 

 

 

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最後の病院に妹夫婦とemi-goを添えて(ナナ)

※ブログを連続的に更新しています。よかったら遡って読んでくださいね。

 

 

(ひとつ前の記事からのつづき)さて、ナナを乗せたお母さん号は病院に到着

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中島先生にナナの状態を伝えている間に、ナナが血便を出しました。おしっこは出ていません。昨夜からの激変は尿毒症による発作と考えてまちがいないです。

 

 

最後の望みをかけ、利尿剤を打ちました。

 

 

そして中島先生と話し合い、意識がボーとする薬も注射してもらいました。

 

 

鎮静剤ほど強くなく、身体への負担は最小限のタイプです。

 

 

呼吸を楽にするため、オペ室にてナナに酸素を流します。

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はじめは酸素マスクに抵抗感をおぼえていたナナですが、意識がぼやけていくにつれ、酸素マスクを装着できるように。よしよし、これで呼吸が楽になる。

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急変を恐れ、病院から出られません。中島先生はたくさんの患者を診なければならなず、お母さんがナナのそばに残ることにしたのです。もう離れられない。

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「あー眠い……」

 

 

思わず本音を漏らすと、スタッフがひと言私に声をかけてくれました。

 

 

「なんなら、(中島先生の)寝袋ありますから寝ていってください」

 

 

素直に甘えることに。寝不足で脳がはたらかないのは非効率だから。

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しかしナナが台の上で私が床だとナナとの距離が気になる。そこで閃いたのです。そうだ。酸素マスクのコードがギリギリ届く場所にナナの寝どころを設置しよう。で、こうなりました。写真を撮ってくれたのは様子を見に来た中島先生

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おやすみなさい。ナナ、いっしょにねんねしよう。

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それにしても貴重な体験です。獣医師でもない私がオペ室で仮眠とはね……

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ふと目が覚めると、聞き覚えのある声がしました。妹夫妻がそばにいる!!

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妹いわく、Twitterでナナと私が病院にいるのを知り、タカ坊と駆けつけたとか。

 

 

妹が苦笑いしながら撮ったナナと私。ふたりして超爆睡していたらしいです。

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10秒程度の短い動画ですが、妹撮影の客観的なナナと自分の姿が自然でとっても好きなので、ここに載せておきますね。ぜひ観てほしいです。MIHOさんが音楽をつけてくれました。

 

 

 

朝イチで病院へ来たナナと私は、午後3時前までオペ室にいました。オペを控えている子たちがいるので、そろそろどかなくては。夜の発作に備え、ボーとする薬を追加で投与。そして念のため、自宅に座薬と注射を持ち帰ります。また発作が起きたら、自分で注射する。ほんとうはいけないことかもしれないけれど、ぜんぜん関係ありません。まあ結局、使わずにナナは旅立ってしまったけれど……

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最後に院長婦人のemi-goが子犬時代のナナにそっくりなちゃぽぽを抱いてナナの顔を見に来ました。ちゃぽぽあなた冗談抜きで16年前のナナと瓜二つですよ?

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つづいて病院の看板犬ボボボもナナにあいさつしてくれました。

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ボボボは一見かわいい小型MIX犬ですが、実はナナと同じ土手出身。非常にだらしがないホームレスのもと、言い表せられないほど苦労してきた老犬なのです。

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ボボボのきょうだいは、保護前に果てました。悲惨な死でした。

 

 

ナナとボボボ、土手出身同士、握手!

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emi-goと私の絆なくしてはこの終末医療は成立しません。我がことのように胸を痛めてくれる獣医師がいったいどれほどいるでしょうか? 改めてemi-goと中島先生に感謝。

 

 

ナナ、家に戻ろう。間もなくチチが注文した酸素室が届くよ。

 

 

大きなナナも入れるサイズだから、中でゆっくりねんねできたらいいね。

 

 

私の娘は、私の思考で、私の方法で見送る。

 

 

ナナは立派な犬だから、お母さんもナナに近づけるよう、精進します。

 

 

I LOVE NANA

 

 

 

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