「ぼき ほほ きょ も あんてな ぴーん と たってまち
ぼき ろーやんかな すきでち
おさかな の しらす すきでち
じょーず に おるすば できまち
おくすり にが」
3月にほほの様子がおかしくなってから、私のほほを見る目が若干変わってしまったことにふと気づきました。私の意識がほほの「闘病」にシフト。水頭症の状態をよくすることだけがQOL向上に繋がると思い込んだのです。
そうしたらいてもたってもいられず、ほほに会いたくなりました。
仕事帰りに寄ったスーパーの水産物コーナーでほほの好物を手に入れ家路を急ぐ。
ほほ喜んでくれるかな? 釜揚げしらす!
リビングの椅子の下が近ごろのコアゾーン。体が不自由になったほほは冒険や探索をあきらめてしまったようです。椅子の下なら半分隠れて半分みんなと一緒を味わえるんだよね。
「ここ あんぜん ちたいでち」
そうだね。
でもほほ、敵はひとりもいないから大丈夫よ。家の中には家族しかいないもの。
「わたしの名は ハイエナちゃん 床上のあらゆる食品を狙うのがわたしのさだめ
ほほのごはんはいちばん狙いやすい。食べるのが遅いから横取りしちゃえば平気
14年間 おのれの本能にしたがって生きてきました」
ああ^^;
ほほに敵はいないけど、ライバルはいるんだった……。
上がれなくなった食卓にほほを置いて食べさせることに。
プライドの高いほほは、うまく歩けなくなったあとも「食卓の上の食事」にこだわっていました。よろよろしながら椅子に飛び乗り、力んだのち滑り込むように卓上にのぼるのです。
私はヒヤヒヤしながらもほほのやりたいようにやらせていたのですが、東大病院でドクターストップされやめました。万が一転倒したら、一度の転倒が死に直結するというのです。
ほほの大脳はすでに溢れんばかりの「水」が占めており、外部からの圧迫や衝撃に耐えられません。よって、転倒事故には細心の注意が必要です。
飛ぶどころか歩行すらままならないほほは、猫として今どんな気持ちで生きているのでしょう? ほかの猫たちの俊敏な動きを羨望の眼差しで追っているのでしょうか?
「おかーさー しらす おいしね」
「ちくえ は べべちゃ ないない ゆっく り たべれまち おいし」
「あ あと しこし だけでちね……」
おいしかった? 夢中であっという間に食べたよね。
邪魔者べべが来ない場所だからもっとのんびり食べたらよかったのに。
たまにこうしてあげればよかったね。
低い場所で食べさせる習慣をつけることに躍起になり、ほほの意見を聞こうとしなかったね。お母さんがわるい。ごめんね。
ほほがしらすをほおばる姿を眺めていたら、お母さんもお腹が減ってしまいました。
ほほのまねして、しらす丼でも食べますかね?
ほほ坊、いつもそばにいてくれてありがとう。
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