昨夜はあたらしい保護猫2匹を迎えにemi-goの病院へ行きました。
保護した経緯はまだブログでお話ししていませんでしたね。おいおいきちんと整理します。
さあ、行こう。emi-goと中島先生お世話になりました。ありがとうございました。
2匹のことは改めてきちんと紹介させてください。
最近はあちこち(自分の)病院へ通っています。ふう。私もすっかり中古だなあ。これからも通院が必要ですが、気力だけは人一倍ですのでご心配には及びません。
夜はこんなに美しい天使がそばにいてくれるんですもん。
私の席はちゃんと空けてくれています。ナナ、ありがとうね。
あまぱんの点滴を見守ってくれています。
自分の点滴は暴れて抵抗するんですが、他者のときは落ち着いた表情(笑)。
この前ナナとの思い出を書きましたよね。
その際サッと流したのですが、今夜はナナのきょうだいたちの名を書かせてください。
ナナ
私の愛犬。1歳8カ月で保護。土手を出て我が家へ
タカコ
2歳未満で土手で餓死。亡くなる前4頭の子犬を出産。タカコの子は2頭が死に、2頭が生存。うちの1頭が我が家のリルで、もう1頭のゆずは里親さん宅で幸せに暮らしています。
アオヤマ
2歳未満で土手で焼死
ジョウユウ
2歳未満で土手で焼死
リュウ
6歳で土手より保護し里子へ。里親さんとは年賀状のやり取りをしています。元気です。
コロン
6歳9カ月で土手より保護。コロンJに改名。ご存じのとおり里親さんに溺愛されています。
そして最後はゴクドウ
7歳で土手より保護。ゴクウに改名。15歳のゴクウは里親さん宅で暮らしています。
ここまで書いて、精神的に限界。この11頭は私にとってかけがえのない存在です。
私ができたこと、できなかったことを、ぜんぶお伝えするのはむずかしい。
15年前、非力だった私は、べべの散歩時に行った土手で20頭以上の犬たちと出会いました。
猫もいっぱいいました。飼えなくなるとみんなが土手に捨てていってしまうのです。
犬たちは方々に散っており、たとえばA地点に1頭、A地点から1キロ離れたB地点に5頭、B地点から2キロ離れたC地点に6頭、といった具合でホームレスたちの番犬にされていました。
犬たちの状態は決してよくありませんでした。
健康診断はおろか、フィラリア予防、狂犬病注射も受けておらず、残飯をもらって命を繋いでいるだけ。引き取られる先が穏やかで面倒見のいいホームレスならそれなりにマシな生活を送れるものの、暴力的で面倒を見ない人間に引き取られるとほんとうに悲惨です。
当時はホームレスというより暴力団関係の人間たちが一定数土手で暮らしていたのです。
(リュウを除く)ナナたち6頭は運悪く、ひどく犬を殴る人間たちの番犬となってしまいました。
皆さまの想像しがたいような隔絶された非合法の世界で犬たちは育ちました。
これは15年前に私がインスタントカメラで隠し撮りをしたナナたちの写真ですが、この写真の子犬たちは写真の翌月あたりから徐々に理不尽極まりない扱いを受けはじめ、半数がバタバタと死んでいったのです。生きられたのに、ちがう家でなら生きられたのに!!
15年経った今でもこの犬たちのことになると私は感情が抑えられず、爆発しそうになります。
ごめんなさい。
私は「保護」を目的としていたのですが、男たちが怖くてできませんでした。
仮に1頭盗むのに成功したところで、すぐに私の仕業だとバレて男たちに警戒され、以後ほかの犬たちに会わせてもらえなくなるのがオチです。
だからバカみたいに、ただ焼酎や犬のフードを手に土手に通うしか能がありませんでした。
土手に通うために私は前夫と離婚。
ヘラヘラ笑いながら土手にいる男たちに媚を売ったことも一度や二度ではありません。
土手の男たちからたまに浴びせられる卑猥な言葉が大嫌いで聞くたびに吐き気がしました。
しかし通わないと犬たちが気になって私は仕事もなにもかも手につかないのです。
そうして虎視眈々と保護する機会を狙いながら、7年の歳月をかけて、私は最後の1頭、ゴクウを土手から出しました。私の人生がかかっていたと思います。
土手を出る間近のゴクウ。この時期のゴクウはいいホームレスさんに巡り会えて屋根のある小屋を作ってもらい、栄養状態、衛生状態も悪くありませんでした。ゴクウを連れて帰りたいとの私の訴えに対し、最終的に首を縦に振ってくれたホームレスさんには感謝しています。
ナナに遅れること5年4カ月、ついに土手を出たナナのきょうだいゴクウは、703号室で私の保護犬として生き直すことになりました。左がゴクウで右がナナ。7歳の頃です。
なんの手もかけられずに土手に繋がれていただけだったのに、ゴクウは家庭犬として完璧に振る舞って見せました。どこに出しても恥ずかしくないほどの立派な紳士です。
けれどときどき、背中を触ろうとすると反射的に私を噛もうとしたのです。
昔のブログにそのことを書いてあるのですが、残念なことに添付していた写真はぜんぶ消えてしまいました。文章だけでもよければ→「普通の背中/幸せの703号室」
いっしょにドライブにも行ったし
病院でもおりこうだったよね。
ドッグランデビューも果たしました。ゴクウを抱っこしているのが私でナナとリルも近くにいます。
里親さんちへのお届けの日。淋しかったなあ。
新居にて
ゴクウ用のおもちゃ
すでに7歳のオトナだったけど、終の棲家で子犬のようにはしゃいだゴクウ
そのゴクウが15歳をむかえ、木々の香りを確かめながら歩いています。
首にしっかりと迷子札をつけて、自分の道を、里親さんとともに
ナナ同様、足腰は悪くなってきたものの、1日に4回のお散歩へ出かけ、健康診断ではなんの問題も見つからなかったそうです。ゴクウやるね。すごいねえ。
家族に囲まれて暮らすために、お前さんは生まれてきたんだと思う。
ちょっと遅くなったけど、15歳の誕生日おめでとう。
近々ナナを連れて会いに行くからね。
あああああああああああ、LOVE!
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