皆さまこんばんは。遅くなりましたが、本日は卒業生明改め虹(こう)の門出を祝います。
「みなさん ぼくをおぼえていますか? ぼくはあたらしい名前をもらいました」
「虹(こう)といいます 画面を通じてみなさんにかわいがってもらったり 応援してもらって うれしい保護猫時代をすごしました みなさんありがとうございました」
703号室の卒業生数はそれなりに多いですが、虹(こう)という名はだれともかぶらず、個性的ですね。里親さんが閃いたこの名が、私はとってもツボです。
由来は、里親さんが虹(こう)とのお茶会(お見合い)の日に出会った、こちら
うわ……すごい……。
二重の虹ですよ。私は一度も見たことありません。
二重の虹(ダブルレインボー)は幸福の縁起物だそうで、今までの努力が報われ、幸せがやってくる予兆とのこと。「卒業」、「祝福」という意味もあるのです。
里親さんはこれをお茶会当日の朝に自宅の窓から見たというのですから、名前は「虹」で決まりでしょう。お話を伺いながら、私はいい感じの鳥肌が立ってしまいました。
まさに前途洋々、だと思います。
グルーミングに精を出すお婿入り前の虹
ふふ。もうじゅうぶんハンサムですから(笑)。
お手入れに余念がないなあ。私も見習わなきゃいけないのですが……
「ハハ~ 自分自身 不精との自覚はあるのですね?」
はい^^;
我が家に来る前に1週間ほど預かってもらっていたお宅にて
保護に奔走してくださった方や、私の友だちから持たされた虹へのプレゼント
関係者の皆さんに大切に思われていた虹
皆さんの気持ちを背負いながら、私は虹に繋がっている運命の赤い糸を見つけた気がします。
約1か月半、明るく快活な虹との毎日は本当に楽しかったです。
「遊ぼ~♪」
虹は、人とも犬とも猫とも瞬時にお友だちになれる天才
子ども同士、つるともいっぱい追いかけっこしたよね。
「ぼく ひとも大好き~」
写真を撮っているとちょくちょくフレームに入ってくる好奇心旺盛の虹
トイレの丸洗いをしているんだけど、猫の手も借りたいからお手伝いしてくれる?
「え ぼくは水が苦手ですから……」
虹の里親さんご夫妻は、やり取りしていたメッセージでも、実際お会いしたときの印象も、あたたかく丁寧で誠実なお人柄でした。虹に接する姿勢やおだやかなまなざしに、命に対する真摯さ、真剣さがうかがえて、譲渡に関して私は正直、一寸の不安もなかったです。
むしろ、虹はここがいい、ここしかない、そう強く感じました。
虹らしくのびのびと生きていけるお宅です。
微塵の心配もない晴れやかな未来だけど……もう……ある種の習慣として、卒業前夜に、私はどの保護犬猫にも必ず「儀式」をしています。(皆さまにドン引きされそうでちょっと怖いですが)うちを巣立つ予定のお子たちのおでこに文字を書いて呪文を唱えているのです。
「安全な環境で、寿命の限り、心身健やかに暮らせますように。暮らせますように!」
それをすると、だいたいみんなきょとんとした顔をしますが、虹はまんまるの目で私を見上げ、首を斜めに傾げました。そしてその後、ゴロゴロと喉を鳴らしたのです。
虹と見つめ合ったまま、思わず声に出してしまいました。
「ああ、こりゃかわいいや……」
毎回言っている気がしますが、虹の里親さんがうらやましいです。
703号室のまぶしいスターたちには、私とチチの愛情をたっぷり込めています。
私は「おめでとう」と書くのが好きです。
「おめでとう」を言うのも好きです。
「おめでとう」と声をかけられるのも、然り。
おめでとう、をつくる活動をコツコツと繰り返しています。
微々たるものですが、自分の心にも、卒業生たちにも、応援してくださる皆さまにも、嘘偽りのない「おめでとう」を、これからもマイペースでつづけていきます。
出発の瞬間
次回はお坊ちゃまライフを満喫中の虹の様子をお伝えします。
おめでとう!
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!