ぱっくんの終の棲家

皆さま、間が空いてしまいました。楽しみにしてくださっている方がいたら、本当にごめんなさい。

 

 

隙間時間を活用して書いているのですが、隙間時間は、(簡単な)料理をしたり、お子たちと触れ合ったりしたいので、ブログにまで手がまわらないことが増えています。

 

 

でも、たいせつな元保護猫ぱっくんの卒業レポートを完結させないとね!

 

 

ぱっくんとのドライブは、20分弱でした。それだけ里親さんちは、うちと近いのです。

 

 

着いて早々、自分のために用意されたおもちゃなどに夢中になるぱっくん

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私のことは、一瞥もくれない始末……

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こちらが拍子抜けしちゃうほど、ぱっくんは楽しそうでした。

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そういえば、「お見合い」も里親さんちだったので、ぱっくんは2度目なのです。

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しかも、前回より、さらに遊べるものが増えているので、遊園地のように感じたのでしょう。

 

 

はしゃぎたくなる気持ちは当然です。

 

 

多少感傷的だった私も、ぱっくんのカラッとした雰囲気に助けられた気がします。

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aiちゃんが、ぱっくんにくれたミッキーの毛布と、お気に入りだったオモチャを持ってきました。

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うわ、ボロい……迷惑かなと思ったのですが、里親さんは喜んでくださいました。

 

 

もとは、新しかったのですよ。ぱっくんが赤いトウガラシさんに年季を入れてくれたのです(笑)。

 

 

ぱっくんのお宅は、「ペット可」ではなく、ペットと共生するために建てられたマンションです。

 

 

だから、安心材料がいっぱいあります。

 

 

まずは、完全に密閉されている、内廊下をご覧ください。

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猫が万が一、玄関から飛び出しても、すぐに外には行けないのです。

 

 

ちなみに玄関も、あらかじめ二重扉の設計(私は玄関から撮影)

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換気に使う窓には柵をつけてくださいました。突っ張り棒をさらに太くする予定とのこと

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猫の脱走は笑い話では済みません。

 

 

命に直結するので、里親さんには「安全対策」をお願いしています。

 

 

ぱっくんちは、室内での事故防止のため、コード類もすべてカバーしてくださるなど、やんちゃなぱっくんにとって、素晴らしい環境だと感じました。ありがたい限りです。

 

 

ぱっくんグッズの一部

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ふふ。実際はもっとたくさんありました。そして、今は、さらに増えています。

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お見合いのあと、「走りまわれるように」と、床に滑り止めのコーティングを塗ってくださった里親さん。一見、わからないところにも、心を配ってくださっていたのです。感動……

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絶対に幸せだった、先代の猫さんたち(許可をいただいての撮影です)

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他県の保健所出身だったぱっくんは、こうして安住の地を得ました。

 

 

ぱっくんの医療費やおみやげまでいただきありがとうございました。

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以下が譲渡から間もない頃のぱっくんです↓

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aiちゃんからもらったミッキーの毛布、使ってくれてる♡

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保健所のケージに収容されていたということは……捨てられたのか、どこかで産み落とされ放置されたのか、ぱっくんの生い立ちは、マイナスからのスタートだったでしょう。けれど、快活なぱっくんのまわりには、「やさしい手」がいくつもあったことを、私は知っています。

 

 

保健所の職員さんたちからの引継ぎの書類に目を通して、私は確信しました。

 

 

ぱっくんは職員さんたちに、とてもかわいがられていた、と。

 

 

aiちゃんもぱっくんの引き出しに、忙しい中、いろいろと動いてくれました。

 

 

aiさんもaiさんのご主人も、チチを含む703号室の我が家メンバーも、みんなぱっくんが大好きでした。ぱっくんの幸せを願いながら、自分たちにできることをしたのです。

 

 

みんなの愛をベッタリと擦りこんで、里親さんに託したので、ぱっくんの譲渡は、いい譲渡だと確信しています。ぱっくんは愛されるために、この世に生まれてきたのです。

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おめでとう! ぱっくん!

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ぱっくんは、サイコーだよ!

 

 

この良縁は、応援してくださった皆さまのおかげでもあります。どうもありがとうございました。

 

 

かつくん「x339ぱっくん、卒業おめでとう。ぼくと同じ黒白模様のぱっくんに、ハハはメロメロだったよね。これからも、元気に、たくましく、ぱっくんらしく生きてください」

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LOVE

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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ぱっくんのご縁が決まりました

皆さまこんにちは。今日は素敵なお知らせがあります。

 

 

ずっと家族募集をつづけていた、我が家の保護猫ぱっくんのご縁が決まったのです。

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ぱっくん、おめでとう!

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里親さんご夫妻は現在、ぱっくんを迎える準備をしています。

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環境が整い次第、ぱっくんは我が家を巣立ちますよ。

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応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのおかげです。

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私はせっかちなので、「家族募集中」「家族募集中」と、書き続けるのが苦手だったのです。

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お問い合わせがないと、どうしたらいいのかわからず、正直、さびしさも覚えました。

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そして、前も言った通り、ぱっくんをかわいいと思う自分の感覚と、世間の反応が乖離しているようで、「どこがダメなのか」を考え込んでしまい、ますます負のループにハマるのです。

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苦しい中でしたが、ブログやSNSにぱっくんを載せると、「いいね」、「リツイート」、「コメント」、「リプ」などで、皆さまは応援してくださいました。ポジティブなメッセージのおかげで、何度も自分の気持ちを立て直すことができたのです。だから、皆さまには、心から感謝しています。

 

 

どうもありがとうございました。

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ぱっくんの里親さんは、3匹の猫さんと暮らしてきた方です。

 

 

闘病をがんばった愛猫さんたちを、ひとり、またひとりと、天国へ見送っていきました。

 

 

昨年の秋頃に、最後の愛猫さんをがんで亡くしたあとから、猫を失うのが辛く、しばらくは猫のいない生活をご夫婦で楽しむつもりだったそうですが……ぱっくんに目を留め、悩んだ末に連絡をくださったのです。でも、いただいた文面から察するに、会う前は、慎重だったと思います。

 

 

それはそうですよね。いろいろ迷いますよね。

 

 

まずは、お互い、一回会ってみることにしました。

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お宅は、うちからすごく近いので、私がぱっくんを連れて行ったのです。

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はじめての場所なので、アウェー感満載で、ぱっくんが隠れると想像していたのですが、ぱっくんは終始ごきげんで、おうちをあちこちを探検。フミフミ、ゴロゴロ……里親さんにどっぷりと甘え、みんなを笑顔で繋いでくれました。ぱっくんの様子を見て、すっかり安心した私です。

 

 

里親さんも、「ぱっくんファースト」で、ほっこりの連続でした♪

 

 

ちゅーるをもらうぱっくん♡

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里親さんは、ペットと共生するために建てられたマンションにお住まいです。

 

 

はじめから内廊下や玄関の二重扉があり、玄関付近の脱走防止対策は必要ありません。

 

 

追加で窓の対策をお願いしたのですが、快く取り組んでくださっています。

 

 

ぱっくんは、安全なお宅で元気に生きていきますよ。

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保護猫ちゃみと

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保護猫きなこのことも、一歩ずつ前進していきますね。

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終盤、ぱっくんには、素晴らしいお宅(セイラちゃん家)からのお問い合わせも加わりました。

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ぱっくんは1匹しかいないので、紹介ができず、大変残念でしたが、ご縁が決まった旨をお話したら、ぱっくんの幸せを喜んでくださったのです。感動して泣いちゃったよ。

 

 

私は、微々たる保護譲渡活動も、仕事も、「個人」でしていますが、結局、私だけの力では、なにも達成できません。まわりの方々のあたたかさに救われている毎日です。

 

 

皆さまにこうしていいご報告ができることをうれしく思います。

 

 

703号室より感謝を込めて

 

 

LOVE

 

 

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ぱっくんの意外な一面

保護猫ぱっくんへの家族希望のお声がなく、凹んでいます。

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「ねえハハ~ みてみて~ ぼくかわいいでしょう?」

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ついさっき撮ったぱっくん。私の姿を見つけると、なぜかお尻を突き上げて、前足でフミフミしながら、全身で甘えてくるのです。ぱっくんは、かまってちゃんですよ(笑)。

 

 

クシャっと鳴いているお顔も好き♡

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ぱっくんのいったいなにがダメなのか、悶々としています。

 

 

いや、ぱっくんに問題があるとは思えません。

 

 

毛艶のよさから伝わる「健康さ」も含めて、ぱっくんは心から推せるお子です。

 

 

前回ブログに綴った、脱走防止をお願いしたい理由が、一般的には、重かったのかな?

 

 

それとも、手のひらサイズの子猫時代をうちで過ごさせてしまって、縁遠くなったのでしょうか?

 

 

家族募集が遅くなったのは、愛猫さぶの長い入院でのバタバタや、ぱっくん自身の真菌の治療に時間がかかったからなのですが、私の要領の悪さと、怠慢もあったと思います。

 

 

貴重な子猫時代を奪った気がして、ぱっくんに申し訳ないです。

 

 

でも、ぱっくんはまだ生後7か月。毎日スクスク、まっすぐに育っています。

 

 

猫の脱走が死につながることもあるので、どのような方であっても、環境面のお話し合いは必要ですが、臨機応変に、そして、なるべく円滑に譲渡ができるよう、心を配っていくことをお約束します。

 

 

ぱっくんは家族を照らす明るい猫さんですよ♪

 

 

お問い合わせを、どうぞよろしくお願いします。

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そうそう。甘えん坊とか、明るいとか、活発なイメージばかりを前に出していますが、ぱっくんには静かな一面もあるのですよ。なんと、ぱっくんは、夜、ケージで眠るのです。キャー!

 

 

もちろん、ケージで眠らせることは「必須」ではありませんので、ご安心ください。

 

 

いっしょに寝たいという方は、仲よく寝てください♡

 

 

私が言いたいのは、「ちゃんとがまんができる」、「オンとオフの切り替えができる」という、ぱっくんの長所についてです。ふだんは使わなくても、猫の入院やお留守番などで、先々ケージに入ってもらう機会もあるかもしれません。ぱっくんは、難なくそれができるタイプです。

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「ぼく ポイント高いでしょー」

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「女の子にもやさしくできるよ」

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あ、近々ブログで保護猫ちゃみ特集もしないとね^^

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ぱっくんのいいところはいくらでも書けます。

 

 

またどんどん自慢していかないと!

 

 

ぱっくんばかりだとアレですので、美しいお花をUPしますね。

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お友だちのマイ太郎さんからのプレゼントです。

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仕事が落ち着きそうなタイミングでいただいたので、なおさらうれしかったです。

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天井から吊り下げる「なまけのも」という名前の花器に入れて飾りました。

 

 

フランス製のツェツェのもので、25年間割れることなくリビングの一角にぶら下がっています。

 

 

猫にいたずらされない位置なので、ノーガードでも、お花を楽しむことができるのです。

 

 

パッと華やかな気分になりました。ありがとうございました。

 

 

最後に、703号室の姫でもご覧ください。

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すずらんは、だいたいいつも、同じ表情ですね。

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まあ、しょうがない。これがすずらんの「キメ顔」なのです。

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「あのさカメラ向けないでくれる?」

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はい。失礼しました。

 

 

相変わらずおさわりはNGですが、ふと目をやると、ふつうに横にいたりします。

 

 

愛おしいですね。

 

 

家族は宝物です。ぱっくんもどなたかの宝物になれますように。

 

 

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ぱっくんとの回想 ④水を得た魚

皆さまこんばんは。大雪と、突如仮死状態に陥ったiPhoneの件で私の寿命が縮みました。iPhoneは、今は復活しているのですが、なんと、パソコンも調子が悪いという苦難が訪れています。

 

 

さぶの闘病で、新しいパソコンなど、夢のまた夢なので、少しでも先延ばしにしたいです。

 

 

ふう。毎日がしんどいですね。

 

 

どんな状況でも仕事に行かなければならない私にとって、ここ数日は、特にキツかったです。

 

 

有給休暇どころか、病欠も許されない世界に生きているので、自己管理だけは徹底したいですね。

 

 

今月の忙しさは、マックスからミドルになりつつありますが、働き方を考えなくてはなりません。

 

 

仕事は大好きですが、大好きだからこそ、調整しないといけないと反省しています。

 

 

さぶや家族との時間、自分の呼吸を整える時間が、私にはどうしても必要です。

 

 

2月の後半に、仕事のむずかしい案件が一段落する予定なので、少しのんびりしたいなあ♡

 

 

さて、保護猫ぱっくんのまとめ記事の最終章です。

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前回、真菌治療のため、「隔離」と「消毒」が大変だったと書いたのですが、ぱっくんは晴れて陰性になったので、以後、水を得た魚のように家じゅうをフリーに走り回っています。

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陰性の記念に撮りました! ぱっくんも、人間たちも、がんばりました。

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aiちゃんちにいたときは、「ちょっとハゲてきたかな?」という程度だったのです。

 

 

ぱっくんは遊び方が激しいので、遊んでいて傷ができた可能性も捨てきれませんでした。

 

 

aiちゃんが、ぱっくんを病院へ連れて行ってくれたのですが、軟膏を処方され「薬を塗って様子を見てくださいね」と言われたに留まりました。しかし、その時点ではグレーだとしても、私たちの中で、「万が一」も頭に入れて、念には念を、の隔離生活開始だったのです。

 

 

そして、大巻先生の病院で2回培養検査して、1回目陽性、2回目陰性の確定診断を受けています。

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病院通いもお疲れさま^^

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ほぼ治ってきた頃のぱっくん

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皮膚のほかにも、ワクチン、血液検査、去勢手術などで通院しています。

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ふふ。かわいくないですか?

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ぱっくんは、えらーい男の子です。花丸!

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そうそう。投薬と徹底消毒以外にやったのは「薬浴」です。

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マラセブシャンプーを買って、ぱっくんを洗いました。

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マラセブシャンプーは犬用ですが、一般的に、真菌の猫にも使われています。

 

 

703号室は、保護動物の専門施設ではないので、いろいろと工夫をしながらの暮らしですが、終わってみれば、ある種の達成感は感じます。ぱっくんに学ばせてもらいました。

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ぱっくん、ありがとうね!

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これからは、ブログを更新するたびに、家族募集を控えるぱっくんの画像をUPしますよ。

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皆さま、長い時間をひとりぼっちで耐えてきたぱっくんを、どうぞお見知りおきくださいね。

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ぱっくんは、心身ともに健やかに成長しています。

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運命の赤い糸の繋がっている先に届くまで、ぱっくんの魅力を伝えつづけていきますね。

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皆さま、いつもお疲れさまです。

 

 

せめておうちの中では、猫さんみたいに、ぬくぬくとあたたまってお過ごしください。

 

 

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ぱっくんとの回想 ③真菌との闘い

皆さまこんにちは。さぶが派手に朝ごはん(50ml)を吐き出してしまいました。

 

 

常備薬のセレニア(制吐剤)と胃薬を投与したあと、再度20ml入れて仕事へ。帰宅後、皮下補液180mlとごはん25mlを鼻カテーテルに流していますが、今は落ち着いています。

 

 

ケアがむずかしいですね。でも、たいせつなので、さぶの「身体の声」に耳を傾けています。

 

 

さて、保護猫ぱっくんの第三章!

 

 

他県の保健所出身のぱっくんは、なかなかご縁が決まらず、我が家での保護を決意しました。

 

 

ぱっくんは、引き出しを担当したAiちゃんちを経由して、東京へやってきたのですが……

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着いて早々、洗面所に設置した小さなケージでの隔離生活がはじまったのです。

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ぱっくんは真菌(カビ)でした。命に関わる病気ではないのですが、感染力は侮れません。

 

 

当時703号室には、さぶ、すずらん、笑平、保護猫きなこ、ちゃみ、嫁入り間近のきゅうちゃんがいたのです。しかも、きゅうちゃんが嫁ぐ先には、同居予定のろくちゃん(ほかの保護主さんの保護猫)が加わる予定です。私自身も、犬猫に関わる業種なので、なにがなんでも、感染を出すわけにはいきませんでした。だから、睡眠時間を削って「家事」をしまくるしかなかったのです。

 

 

ぱっくんを引き受けたことは、一度も後悔していません。保健所にいた頃は、真菌の症状が出ていなかったし、職員さんたちは、心を込めてお世話をしてくださったことでしょう。

 

 

けれど、ふつうの2LDKのマンションに住む私にとって、ぱっくんの隔離は至難の極みでした。

 

 

正直な話、消毒、通院、投薬などで、想定外にお金がかかりました。

 

 

すべて自己責任ですが、運転しているときに、ふと涙が勝手に出てくるようになり、私のメンタルは、1か月半以上、緊張の連続で、ボロボロの状態がつづいていたのです。

 

 

「ハハ~ だいじょうぶ?」

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大丈夫じゃない、かな^^;

 

 

なにより、私がいちばん苦しかったのは、遊びたい、甘えたい盛りのぱっくんを、ただひたすらに、窓もない洗面所に閉じ込めてしまったこと。ぱっくんの青春を台無しにしての闘病だったのです。

 

 

振り返れば、保健所でも、ぱっくんは常にひとりぼっちでケージの中にいて……この子のありあまるエネルギーは、向かう場所が見当たらず、不健全に抑え込まれていた気がします。

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ぱっくんを撫でたら、シャワーを浴びてから、丸ごと着替える。

 

 

ぱっくんを洗面所内でフリーにしたら、壁や床……ぱっくんが触れたものはすべて消毒する。

 

 

そして、塩素につけおきした大量の洗濯物を、洗う、干す、洗う、干す、洗う、干す、洗う。

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いつもはだらっとしているチチも、真菌の件だけは本気で協力的でした。

 

 

ふふ。ぱっくんだけが使う猫じゃらしを買いに行った際の一枚

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私は、人間も含めてだれひとり、感染を出さないと心に強く決めていたのです。

 

 

大活躍したのは、キッチンハイター、ヒビテン、パルジェット、バイオウィルと、レインコート

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※真菌は、空気感染しません。

 

 

男性、女性兼用のサイズを買いました。これでチチも私も着られます。

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防護服越しではあるものの、ぱっくんを抱っこできるのがすごくうれしかったです。

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2日に1回は、洗面所から出して、4畳ほどのホールで遊ばせました。

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遊び終わったら当然、なにもかもを、徹底的に消毒、です。

 

 

「どうしてみんなと会えないの?」

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「ハハ~ ぼくたいくつです」

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(もっとも距離を取らせた)きゅうちゃんや、ちゃみとは同じ位の月齢だから、できるなら、遊ばせたい。みんなが追いかけっこしている姿を見たい。楽しいし、かわいいだろうね。

 

 

「たべるのも ひとりです」

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ぱっくん、ごめんね。

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日向ぼっこもしたいよね。させてあげたい。日光浴は気持ちがいいんだよね。

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でも、必ず治すから、急がば回れの精神で、ぱっくん、私を信じてがまんしてください。

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「ハハ~ “この先”はあるの?」

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ある。私がぱっくんに、この先を見せてあげる。約束する。

 

 

いろいろな意味でキツすぎた約1か月半の隔離生活を乗り越えて、ぱっくんは、現在、家じゅうのあちこちを、ぴょんぴょん跳ねています。のびのびとくつろぐぱっくんは、いいお顔をしています。

 

 

きゅうちゃんはその間に卒業したのですが、ちゃみとは元気に絡み合っています。

 

 

もちろん、だれも感染していません。

 

 

ここには書き尽くせない苦労や疲労をようやくまたいで、私は、やりきって、胸がいっぱいです。

 

 

少し前の自分に、このブログを読ませてあげたいです。

 

 

がんばれ、もう少しだよ、と。

 

 

ヘトヘトに参っていたとき、お友だちのまなちゃんが台湾の豆花を差し入れてくれたのを思い出します。ほんのり甘くて、子ども時代から大好きな豆花。あの味はミラクルでした。ありがとう♡

 

 

「命」や「責任」の下敷きになって潰れてしまわないよう、ふうと深呼吸を、ね!

 

 

ふう。

 

 

皆さまお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

ぱっくんの2か月ストーリーは、次回で完結です。

 

 

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