ナナこれからの4か月

茶白の保護猫十香は家族募集中。かわいい写真は一つ下の記事をご覧ください。

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保護猫十香(とか)ちんに家族が決まるまで、毎回ブログに登場してもらいます。カメラで撮った写真も放出していきます。

 

 

さて、ブログのコメント欄ではないのですが、別のところでメッセージをいただきました。私の譲渡に関して、です。

 

 

以前、私の保護動物に「家族希望メール」を送ったけれど、私に無視され悲しかった。という内容。私は代わりに責任を取ってくれる人もいなければ、後ろ盾もない個人です。自分の評判に関わるので、絶対に「無視」はしないよう心がけています。お断りをする場合にも理由を添えメッセージを送っています。

 

 

たとえ相手の方が名乗らなくても、1行メールのみだったとしても、例外なくお返事を書いてきました。だから正直身に覚えがありません。パソコンを変えてしまったので前のパソコンで調査を試みますが、同じ理由で不快な思いをさせている方がいるといけないので、先にお話ししておきます。

 

 

過去に何度もあったのですが、私のマンションが契約しているプロバイダー? サーバーの容量のせいで? 相手方は「送信済み」になっているのに私にはメールが届いていないという謎のアクシデントが起きています。

 

 

もし私からのメールがあまりにも遅いようだったら、ブログのコメント欄を使って私にご指摘いただけますでしょうか? メールを再送しても同じようなことが起きる可能性があるので、ブログのコメント欄をご利用ください。そうすれば私にほぼ確実にメッセージが届きます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

本日の主役は15歳半のナナ♪

 

 

1週間前、私はナナを連れて東大病院へ行きました。

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前の車はシートを倒すことができなかったけど、乗りやすくなったでしょ?

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ナナとのドライブ。写真は停車中です。

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緑豊かな敷地内は深呼吸にもってこいの場所

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到着したよ!

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抱っこで車から降ろして、紹介状、おもらし対策の荷物といっしょに院内へ

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午前11時半の予約ですが、時間通りに呼ばれることは皆無に近い(笑)。

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まあ、のんびり待ちますかね。

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昼すぎに診察室内へ。問診や基礎的な検査をし、先生にナナを預けます。

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ここからが非常に長い。2~3時間検査をするので私は車内に戻り寝ることに

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車のルーフを開ければ視界に木々が広がります。

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1時間寝て、1時間はコーヒー片手に散策。敷地内の猫たちはみんな不妊手術を受けているそうです。懐っこく、のびのびしていました。

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そろそろかな?

 

 

2時半頃病院へ。その後1時間ちょい待ち、ようやく順番がまわってきました。初診は1日がかりですね。ナナお疲れさま。がんばった。

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「あ まえだせんせー」

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そう。ほほの担当医前田先生がナナの担当をしてくれるのです。みんなでニコ

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膵臓や腎臓を診てもらいました。ナナはやっぱり慢性的な膵炎を患っているらしいのです。食事を低脂肪食にかえたので、食事療法で経過をみていきます。

 

 

腎臓は左側のほうが悪く、右もいわゆる「腎不全の子の腎臓の形」だとか。

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血液検査の結果、CREAやBUNの数値は保たれているとの診断。

 

 

ナナを東大病院へ連れてきたのには理由があります。

 

 

ナナは慢性腎不全の改善のための「ある治験」を開始するのです。

 

 

治験には食事管理を含め、いくつかの制限がありますが、むずかしいことではありません。期間は4か月。月1の割合でモニタリングしていきます。

 

 

この治験が実り、慢性腎不全の犬猫たちの未来を切り開く一助になるよう、祈る思いで参加しています。近々、さぶとあまぱんも治験をはじめる予定。

 

 

薬品名や詳細を明かせる段階が来ましたら、即座にお知らせします。

 

 

今はまだごめんなさい。

 

 

「4か月の治験の間、ナナは生きていられるんでしょうか?」

 

 

日々弱るナナを横目にため息交じりについ本音を漏らすと、前田先生たちは間髪を置かずに笑顔で即答してくれました。

 

 

「生きていますよ!!」「生きていますとも!!」

 

 

うれしかったなあ。よし、がんばろう!!

 

 

薬待ち

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慢性腎不全は猫の死因の第一位。しかし獣医学の進歩で、そう遠くない日に現在ほど手ごわい相手じゃなくなるかもしれません。期待と夢を込めています。

 

 

ブラブラ散策

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歩行者の方にお願いし、ナナとの2ショットを撮ってもらいました。

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テクテク自分の足で歩いています。じょうずでしょ?

 

 

 

帰宅後はお疲れが全身に出ておとなしいバンビちゃんでした。

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私もさすがに消耗した……。

 

 

お母さんは家族と1日でも長く共に生きられる道を模索しながら歩いています。

 

 

ナナはまだこちらにいてください。その存在にお母さんは励まされています。

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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今の瞬間は リルこそが

白状しますけど、昼間お母さんはほんのりイライラしていました。

 

 

 

掃除機をかけながら、イライラ。嘔吐や排泄の失敗を片づけながら、イライラ。

 

 

 

お母さんなりにキッチリと決めている「日々の予定」をこなすため、在宅ワークに取り組んだのですが、仕事をしながらもやはりイライラがちらつきました。でもいちおう「集中」はしました。

 

 

 

お母さんのイライラの理由はリル、あなたです。

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リルが悪いことをしたからではありません。

 

 

 

リルの胸の内を想像して、お母さんは自分自身に苛ついたのです。

 

 

 

「束として見ない」

 

 

そう意識しているのにうまくいかない。結局、手のかかる子、細やかなケアが必要な子ばかりに目が行き、体が動く。気づくとときどき、リルをポツンと置き去りにしている。忘れ物みたいに。

 

 

 

「したいこと」がいつの間にか「やらなければならないこと」に押され、跡形もなくなる。

 

 

時間の経過とともに家族のスタイルが変形したんだと思います。だけどそれじゃいけない。

 

 

 

犬と暮らすと決意したとき、猫と暮らすと決意したとき、あなたたちを我が家に迎えたとき、まちがいなくお母さんにはたくさんの「したいこと」がありました。

 

 

あなたたちと叶えたいこと、叶えてやりたいことが。

 

 

 

なのに近年は、そうじゃありません。

 

 

「希望」だったことがことごとく「ノルマ」に変わってしまったのです。いちばん明確な「希望」を貫く道のりにて、お母さんはささやかな希望をいくつも見落とし、失ってしまったようなのです。

 

 

 

リルはたった30分でも喜んでくれるかも。ならば日が出ているうちに、お母さんは絶対に仕事を終わらせ、白雪姫をさらって公園へ行かなければ。

 

 

 

無我夢中で送信ボタンを押し、リルの首輪にリードをかけました。

 

 

 

ナナと行く「日課」のお散歩じゃないんだよ。リル、進みたい方へ進んでごらん

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驚き顔のリルを見てハッとさせられました。リルはもうお母さんに期待しなくなったのかな?

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風に揺れる尻毛が愛おしいです。秋で14歳になるのか・・・・・・

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普段は使わないロングリードをつけ、広場で伸ばしてみました。

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人がいないからリルの好きにしていいよ。どこへでもどうぞ!

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ちょっと走るたびに、リルは私の姿を確認します。

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そしてトコトコ戻ってくる。

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自由を与えても、どうしたらいいのかわからないの? お母さんそばにいるから大丈夫!

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やさしいはにかみ顔の白雪姫。正義感が強く、少々わがままで、目はキラキラ輝いています。

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土手で産まれ、3歳5カ月のときようやく保護のチャンスに恵まれ、私たちは家族になりました。

 

 

若い頃はさんざん苦労したのですが、どんな瞬間も喜怒哀楽を失わず逆境に耐えたリル。辛いときに限ってよく笑う強い女の子でした。本当にすばらしい犬です。

 

 

リルが家族になってくれた日、お母さんはうれしくてうれしくて、リルを大切に育てていこうと決めたんです。リル、リルと歩いて全部クリアによみがえってきたよ。

 

 

物理的な部分は有限だとしても、リルへの気持ちや私たちの絆は無限です。これだけは信じてね。リルスマイルは格別なので、なるべくリルを笑わせられるよう心を配っていきます。

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リル、いろいろ後まわしでごめんね。

 

 

 

今の瞬間はあなたこそがお母さんの視界のすべてです。

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デートしてくれてありがとう。生きていてくれてありがとう。

 

 

 

リルと吸った空気はおいしかった。

 

 

 

LOVE末娘

 

 

 

お母さんより

 

 

 

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こんにちはナナちゃん

こんにちはナナちゃん

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15年前の今、ナナはお母さん犬のお腹で、ほかの6頭のきょうだいたちと

 

 

この世に誕生する準備をしていたね

 

 

そして3月ごろ

 

 

ナナは7きょうだいで生まれてきた

 

 

生後1カ月を過ぎたナナたちは、ゴミのように捨てられ

 

 

その後気性の荒いホームレスに番犬として引き取られ

 

 

「不遇の犬猫のためになにかをしたい」

 

 

と息巻く若かりし日の私と出会った

 

 

ナナときょうだいたちはさんざんな目に遭い

 

 

悪天候の荒れ地を這い

 

 

暴力や飢えや乾きと死闘をし

 

 

7頭のうち3頭が餓死や焼死で

 

 

若くして亡くなってしまったよね

 

 

せっかく生まれてきたのに

 

 

とても残念だった

 

 

当時は自分の非力を恨み、泣いて泣いて泣いてまた泣いた

 

 

私は力がほしかった

 

 

気性の荒いホームレスのもとからナナたちを連れ帰る力がほしかった

 

 

あのとき、ナナのきょうだいたち3頭が惨めに朽ちていったとき

 

 

私はもう一頭も死なせないと誓った

 

 

ほんとうに誓った

 

 

それまでの人生の中で、いちばん固く胸に誓った

 

 

以後何年もかけ、ナナと生き残ったきょうだいたちを保護し、終の棲家に案内した

 

 

いつか自分が死ぬとき、死の床で

 

 

まちがいなく私は

 

 

ナナときょうだいたちの姿を思い出すと思う

 

 

やれなかったことも

 

 

やれたことも、ぜんぶ

 

 

 

ナナは私が死地から連れ帰った最初の犬

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あの頃のナナは怖がりで怒りっぽくて

 

だれでも構わず噛んだよね

 

 

「この子、家庭犬になれるかなあ・・・・・・」

 

 

13年前、2歳になろうとしていたナナを私はひそかに「不良娘」と呼び、不安の中で保護した

 

 

保護するか

 

 

あの場所で死なせるか

 

 

その二択しかなかったから

 

 

 

ナナはとまどいながらも私と暮らしてくれた

 

 

賃貸コーポの2階の一室がナナのあたらしい家

 

 

2DKの細長い間取りだったよね

 

 

 

考えてみると

 

 

ナナのほうにも選択肢がなかった気がする

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フルタイムの共働きで留守番ばかりの環境にも

 

 

ナナは文句をいわずよく耐えてくれた

 

 

 

はじめての散歩をおぼえてる?

 

 

あのときナナは車に怯えてガクガク震え、おしっこを漏らしてしまったね

 

 

結局一歩も歩けずに、抱いて帰ったのが、昨日のことのよう

 

 

でも、のみこみの早いナナは、さすがだったね

 

 

体内の細胞が総入れ替えしたかのごとく

 

 

どんどんどんどんどんどん変化して

 

 

気がつくとやさしくておだやかな犬になっていた

 

 

 

まだべべとナナのふたりっこだった時代、みんなで家族旅行へ行ったよね

 

 

ナナははじめての旅行に大興奮

 

 

ドッグランや山を走りまわって、意外なほどはしゃいだ

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旅でナナの屈託のない笑顔を見つけた私は、この犬を幸せにしたい、と思った

 

 

それもまた昨日のことのよう

 

 

 

ナナ、年を取るのはイヤだねえ

 

 

視力聴力が低下し、後ろ足がうまく立ちあがらなくて

 

 

体が思いどおりにいかずイライラするよね

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腎臓病の治療も辛いでしょ?

 

 

物忘れもだんだんひどくなって・・・・・・

 

 

ナナは半分以上妹を忘れてしまった

 

 

そしてナナはときどき、私でさえも忘れてしまう

 

 

ナナはべべを忘れ、べべを噛み、猫たちに吠えかかり、たまに私を噛むようになってしまったね

 

 

一瞬忘れちゃうんだから、まあ、しょうがない

 

 

けど正直なんだかさびしい

 

 

 

「茶色のほうの犬は噛むかもしれないので、さわらないでくださいね」

 

 

うちに来るお客さんにナナを指さし、こう伝えなければならないのが悲しい

 

 

ナナをそんな風に紹介するのが悲しい

 

 

 

だから私は最近ナナに「こんにちは」を連発する

 

 

「こんにちはナナちゃん」

 

 

そして胸の中で歌う

 

 

 

「こんにちはナナちゃん(赤ちゃん) わたしがママ~よ♪」

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失っても再び私たちは会える

 

 

忘れたら一からはじめればいい

 

 

そういう意味でなら、ナナとの過去はもういらない

 

 

捨てる

 

 

 

こんにちはナナちゃん

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生きていてくれてありがとう!

 

 

I LOVE NANA

 

 

 

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Five puppies

10年前、千葉の海岸に捨てられていたあなたたち

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あなたたちは私の住む家にやってきた

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騒々しい毎日、あなたたちは信じられないほど活発に動いた。

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よく食べ、よく鳴き、よく眠った。

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そしてよく笑った。

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まりんとマリアは今も仲よし

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まりんが我が家をいちばんはじめに巣立ち、マリアは最後まで残ったのに

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長い年月を経てめぐりめぐって、あなたたちは再び同じ家で暮らすことになった。

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「縁」って、どこまでも深くて、どこまでも不思議なんだよね。ねえ、おちびのはなちゃん!

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私はなるべくあなたたちにいろんな経験をさせたかった。先代猫かつも協力してくれた。

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あなたたち姉弟は、かつとともに育ったから、みんな猫が大好きになったのね。

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かつが生きていてくれた。

 

 

あなたたちと遊んでくれた。

 

 

あなたたちは猫好きのままでいてくれて

 

 

だから私はかつを失っても、あなたたちの中にかつの存在を感じることができる。

 

 

 

ありがとう。

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しかしトイレの失敗には参ったよ。

 

 

かなたの後ろに見えている水色の敷物、なんだかわかる?

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そう。ビニールシート。

 

 

あなたたちがあまりにも粗相をするもんだから、ホームセンターで買ってきたんだよね。

 

 

なつかしいねえ。私、必死にあなたたちのトイレトレーニングをしたね。

 

 

どこに出しても恥ずかしくない犬たちになってほしくて。

 

 

実際、あなたたちはどこに出しても恥ずかしくない立派な犬たちに成長してくれたけど。

 

 

 

あなたたちは器量よしで頭がいいの。

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捨て犬だったけど、心は錦。目が輝いていた。みんなとてもきれいな目をしていて。

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私は今でも、あなたたちのにおいを、子犬だったあなたたちのにおいを覚えているよ。

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えだまめに近いにおいだった。やみつきになるようなにおいだった。

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でも、シャンプー後は揃って甘い香りがしたね。

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先住犬麦を伴ってのお見合い

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一頭ずつ、話が整っていく。

 

 

未来が決まっていく。

 

 

いよいよあなたたちが、703号室から旅立つ日が近づいて来る―――。

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私はさびしくて、どうしようもないほどさびしくて、だけどあなたたちは小さいままじゃないから

 

 

早く送り出さないとうちがたいへんなことになるし、あなたたちの幸せを考えると別れを私が受け入れるのは必須なんだけど・・・・・・

 

 

なのに未練がましく、離れがたく・・・・・・だから一頭一頭を連れて思い出作りに出かけたよね。

 

 

 

レイ、家族が決まったお祝いに、大きなショッピングモールに連れて行ってあげるよ。

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抜け駆けだから、みんなにはナイショね。

 

 

はな、かなた、ドッグカフェに行ってみよう。車におとなしく乗っていられるかな?

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まりんは私の友人宅へ連れて行ってあげる。楽しいデートをしよう。

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マリアは体の大きさでは一等賞だけど、胃腸が弱くて心配だったよ。夜中に病院へ搬送した日はほんとうに生きた心地がしなかった。チチも、私も。

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あと何日5頭でいられるかな?

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あなたたちの旅立つ先が、あなたたちの楽園であることを願っています。

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あなたたちおめでとう。卒業おめでとう。

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生まれてきたことにあらためて「おめでとう」。

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あなたたちは愛されるためにこの世に生を受けました。

 

 

全員、尊い犬たちです。

 

 

 

次回は10年後にタイムスリップします。

 

 

703号室より愛を込めて

 

 

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目ざめのいい朝

今日は編集者の友美乃さんの企画でAPF通信山路徹氏のサプライズ誕生日パーティを母の店で行いました。妹は風邪でダウン。かわりに私がアセクセ働きました(ウソ)。

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山路さん、55歳のお誕生日おめでとうございます。ますますのご活躍をお祈りしています。

 

 

おいしいおいしいと喜んでくださる皆さまを尻目に内心「かのかのメニュー飽きた。たこ焼き食べたい」などと考えていたのはここだけの話。直木賞作家の森さんとは犬の病気の話で盛り上がりました。森さん、ハクちゃんおだいじに。私もいろいろ調べてみます。

 

 

今話題のカメラマン太田康介氏もいます(笑)。太田さんとは猫の話で盛り上がりました。

 

 

 

お子たちには4時間程度のお留守番をしてもらいました。

 

 

今朝はなぜか目ざめがよかった私。逆に私が犬猫たちを起こしてやりましたよ!

 

 

チチのことも苦労の末に会社に送り出しました(爆)。朝ごはんにリンゴを剥き、豆さまからいただいた鯛茶漬けを出してみたところ、冷凍ごはんを入れたとも知らずにご満悦顔でした。

 

 

お子たちは元気にしていますが、さぶがじゃっかんおとなしいです。

 

 

理由は、ジョイの不在。ジョイが我が家を巣立った日の夜、さぶはケージに向かって鳴きつづけていました。海子改めももの旅立ちでほほが意気消沈したのを思い出しました。ごめんね。

 

 

さぶはジョイを半年近くかわいがっていたので無理もありません。

 

 

新境地で努力中のジョイですが、今週中に「卒業レポ」を書く予定です。お楽しみに^^

 

 

仲よくしてくれたのに、仲よくしてくれた子たちを送り出しちゃったね。わるいことをしました。

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そして、この家の状況をちゃんと理解してくれてありがとう。

 

 

 

やけ食い中のさぶ

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「おれに話しかけないで」

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たいせつなきみたちへ。きみたちは食べて飲んで

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出してくれたらそれでいいのです。

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「撮るなよ」

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犬組ものんびり生きています。

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ナナちゃん明日お母さんと通院ね!

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「ちぇっ! また大巻先生かよ?」

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べべ公大丈夫。明日はナナだけ連れて行くの。べべはお家で待っていてくれたらいいから。

 

 

 

「ほう♪」

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最近水頭症のほほが転ぶようになってきました。病気の影響で体がピンとつっぱっています。

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しかし、食欲が旺盛で助かります。体調に波があるのは私たち人間も同じ。

 

 

食べてくれているなら一喜一憂しすぎずに様子を見ながらいっしょに歩んでいきたいです。

 

 

保護猫「満天」が来るまであと数日。ケージの用意をしなきゃ。その後ミルク&ココアも加わるので忙しくなりますね。せめて心はセカセカしすぎず笑顔を忘れないでいようと思います。

 

 

 

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