太陽の子

フリータイム待ちの保護猫萌乃は家族募集中です。

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がまんさせてばかりでごめんね。布団に上がってきた萌乃をなでなで^^

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早く本当のお家に行けるといいねえ。嫁入りできるといいねえ。

 

 

萌乃のご縁が決められず中途半端な状態なのに、忠ねこ天音(あまね)の保護から4日後に私はまた見てしまったのです。

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この日は春とは思えぬ寒さにくわえ、大雨でした。

 

チチのYシャツを取りにクリーニング屋へ行った私は帰り道に切ない光景に出会ってしまったのです。

 

 

降りしきる冷たい雨の中、びしょ濡れのマットにちょこんと佇んでいた猫の姿

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「飼い猫じゃないな」

 

と、思いました。

 

放し飼いの飼い猫なら、晴れの日は散歩に出かけても悪天候の日にわざわざここにいるでしょうか。直感的なものですが、この子はほかに行くあてがない気がしたのです。

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写真だとわかりづらいかもしれませんが、背中が気の毒なほどビショビショで。

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ねえねえ、お前さん、お前さんには帰るお家がないの?

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じゃあせめてもっと雨をしのげる場所で雨宿りをしたらいいのに、ここじゃ寒いよ。

 

 

「ふぁ~~~」

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物憂げな表情を浮かべていた猫が、突然のん気なあくびをしました。

 

お前さんにとって、こんな雨は屁でもない日常の一コマなのかもしれないね。

きっともっと大きな苦労をたくさん乗り越えてきたんだよね。

 

雨がさらに強くなりさすがにマットにいられなくなった猫は、建物の端に移動

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あのマット、お気に入りなの?

 

猫を観察していたら、建物内から住民女性が出てきたので猫のことを聞いてみました。

 

「この猫を知っていますか? だれかの飼い猫ですか?」

「ああ、捨て猫よ。ずっといるの。ゴミをあさって散らかすから管理人さんが困っていて……」

 

 

女性が立ち去ったあと、申しわけなさそうに隅に丸まっていた猫に近づき撫でてみることに。

手を出すとびっくりしながらも握手に応じるように体をすりよせてくれたのです。

 

こうなったらもう、答えは決まっています。

 

いいや、とりあえず連れて帰ろ!

 

 

その後、保護道具を取りに自宅内へ戻った私は猫を見失ってしまいました。

猫がいた建物付近の小学校の中にいるような気がしたので、小学校の塀を無断でよじ登って校内に侵入し泥だらけになりながら探したのですが、見つからず。

私の気迫に驚き隠れてしまったのかもしれません。

 

しばらく待ったあといったん帰ることにしたのですが、頭の中は猫のことでいっぱいでした。

 

次会ったら逃さない。絶対。

 

猫のためじゃなくて、所詮じぶんが後悔しないための自己満足なのです。

私はじぶんがいちばんかわいいから、じぶんが傷ついたら困ります。

じぶんのために、どうしてもあの子を連れて帰らないと気がおさまりません。

だって私は、哀れな外猫が生理的にダメなのですから。

 

深夜捕獲箱を持ってリベンジに。

 

あの場所で再び会えるだろうか?

 

 

あ……マットの上にいた!

 

 

捕獲箱を手にした私にビビり、数歩下がった猫

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やっぱりお前さん、行くあてなんかないんだね。

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私は風邪をひきやすいしせっかちなの。

捕獲箱を持ってこなきゃいけなかったから傘は諦めたの。

 

さあ、早いところ終わりにしよう。

 

捕獲箱をセットし、かかりそうな場所に置いて私は隠れることに。

 

 

10分後、入りました!

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やった!!

 

どうもありがとう!!

 

猫は捕獲箱内で極度のパニックを起こし、キャラが一変。超怒りまくり^^;

でも、これでよかったとわかってくれる日がすぐに来るから動じずに連れて帰りました。

 

 

次の日、大巻先生の病院へ

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医療ケア一式をお願いして翌日迎えに行くことに。

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お前さん、すごい形相だなあ(笑)。

 

推定年齢1歳未満

体重3.7キロ

ウイルス検査済み(結果マイナス)

未去勢の男の子(現在去勢済み)

外でボロボロに傷む前に保護できて幸いです。

 

 

退院後、チチと私に狂ったように甘えまくっています。

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仮名は「さんきゅう」。さんちゃんって呼んでいます。

雨の日に出会ったけど「SUN」。

でも真の由来は別のところに! おいおい由来に触れますね。

 

 

おーいさんちゃん! お前さんはよーくがんばった!

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早速、悲壮感をすべて棄て去ったさんちゃんです。

 

 

「明るく生きる!」

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そうだね。

 

そうしな!

 

 

 

みんな太陽の子。一頭でも多くの犬猫たちが終の棲家を得られますように。

 

 

LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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数日前にツイッターで放出したお気に入りの写真

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紅一点の保護猫萌乃。男性陣はあまにい、さぶにい、ほほにい。珍しくほほもおだんごに加わっていたのです。まあほほがくつろいでいるところにみんなが集まってきたんですけど。

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ぎゅうぎゅうの満員電車みたい。萌乃の毛色が際立ちますね。萌乃の肉球に萌えー!

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若い萌乃は寝返りをうったり起き上がってみたり落ち着きないです^^;

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円!

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「ぜんいん わたちの まくら」

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萌乃、よかったね。あたたかいひと時だったよね。

 

保護猫萌乃(茶トラ)は家族募集中です。

 

 

ほほ、萌乃と仲良くおねんねしてくれてありがとう。若い女性もいいもんでしょう?(笑)

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↑ 写真はMIHOさん

 

 

昨日紹介した天音は現在マイ太郎さんのご実家でお母さまとのんびりご縁待ち準備中!

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↑ 写真はマイママさん

 

 

里親さんとの日々のライン会話が私の日課になっているしじみ嬢はみいさんちにいます。

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↑ 写真はみいさん

 

 

新たに加わった保護猫さんきゅうのことは近日中に必ず書きます。

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そしてなんと! 長期保護しているいせやんの家族募集もカミングスーンです。

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いせやんを私がどのように軟化させたか、お楽しみに。

私は大真面目に取り組みましたが、客観的に見て結構笑えると思います。

 

 

日々めまぐるしくてあっという間です。

主婦業に仕事に犬猫のお世話に保護譲渡活動。

最近はエンジンをフル回転させても追いつきません。悩みがいっぱい。でもグズグズしている時間さえ惜しいのでとりあえずは手足を動かしています。

我が家の稼ぎ柱は相変わらずチチですが、共働きをしなければ今は家計を維持できないので私もなるべく仕事を入れています。まあ私の稼ぎなんてパート代程度ですけど。

べべ、ほほ、さぶに医療費がかかるし、必要なら躊躇なくうちのお子たちに高度医療を受けさせたいのです。向き合う時間を長く取りたいと思いつつも、これが我が家の現実かなと。

保護をセーブしたいと考えても、天音やさんきゅうのように目の前に現れてしまえばスルーできません。走っても走っても八方塞感がして萎えます。でも走らないと渦に飲まれそうで。

 

今日はネガティブ発言連発でごめんなさい。

 

私は「保護」よりも「譲渡」に達成感、充足感を感じるタイプなので、今は「出す」を目標にがんばりたい所存です。まずは萌乃の卒業をめざしています。

ご親切、ご厚意をお寄せくださる方々にいろいろと滞り不義理だらけで申しわけありません。「時間が足りない」が免罪符にはならないことは知っています。

けれどじぶんのすべきことに優先順位をつけながら一歩ずつ歩いていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

PS コメント返しをまとめてしましたので、コメントをくださった方はお読みくださいね^^POSTCARDのヤフーメールの方にメールを送ってくださった方、気づくのが遅れてごめんなさい。先ほどすべてお返事を終えました。

 

忙しいのは私だけではなく、皆さまも同じだと思います。どうかお身体を第一に!

 

 

 

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忠ねこ 天音

本日のフリータイム

 

あれー? 萌乃、そこあがっていい場所だっけ?

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「チラッ 家政婦はハハだけど わたちは 見た」

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少し前の写真ですが、さぶにいを完全に舐めてる萌乃嬢

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フリータイムは心もフリー!

自由気ままのかわいい娘です。お問い合わせが一件もありません。

非公開コメントでのお問い合わせも大歓迎。少しでも萌乃が気になった方は私にコンタクトしてください。ツイッターのDMでもなんでもOKです。

 

 

 

こうして足を投げ出して眠るまでこの子は幾多の夜をひとり淋しく生きたでしょうか?

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「天」の文字を名前につけたくて、いくつか候補を出し「天音(あまね)」になりました。

どうぞお見知りおきください。

 

先週の木曜、飢えた私はフラッと母の店に寄ったのです。

店に居合わせた人から聞きたくない話を故意に何度も聞かされ、うんざりしました。

今思えば、耳を塞ぎたい内容でもやっぱり聞いておいてよかったです。

でなければ、あんなに近くにいたのに天音の存在すら気づかなかったでしょうから。

 

天音は忠犬のように、亡くなってしまった飼い主さんを古アパートの前で待ちつづけました。

 

1日

1週間

1ヶ月

2ヶ月……

 

だいぶ前に亡くなった飼い主さんの家から離れようとしませんでした。

飼い主さんと自分が長い年月を過ごした大切な場所。

 

天音のおうち

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事情に詳しい人が、私に天音を保護させようと扇動し話した内容がにわかに信じがたくて、つい確かめたくなりました。罠にはまった小鹿ですね(笑)。

 

「ボサボサの黒白がずっといるの~ 亡くなった人の家の前から動こうとしないの~ いつ行ってもいるから気の毒でたまに餌をあげてるの~ かわいそうで~ 」

「ほう。なら保護すればいいじゃないですか」

「うちは1匹いるから無理なのよ~」

「うちは常時10頭近くいますけどね」

 

(会話をだいぶ要約しましたが実際は何倍もしつこくて……)

 

いったん会話を終わらせたのですが、気になってごはんが喉を通りません。

いても立ってもいられなくなり食べるのを中断して店を飛び出しました。

 

暗がりの中、アパートの階段を駆け上がる。

 

「猫ちゃん! いるの?」

 

 

「いるよ。わたしいるよ」

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あああ……

いたんだやっぱり。何ヶ月も、相当長い間いたらしいです。

 

毛は乾ききってパサパサでガリガリに痩せていました。

 

天音のいきさつを簡単にまとめます。

飼い主さんがいた頃は「完全室内飼育」されていたとのことですが、飼い主さんが亡くなったあと、部屋を片づけにきた親族によって天音は外に出されてしまいました。

不憫に思った故人のお隣のMさん(初老の男性)が外で天音の面倒を見ていたのですが、1ヶ月ほど前にMさんが脳梗塞で倒れ入院。

それから天音は天涯孤独となり、アパート2Fの階段付近でひとり静かに暮らすようになりました。天音の存在など、ほとんどだれも知らなかったと思います。

私もまったくの初耳で、私を扇動した人すら最近詳細を知ったらしいのです。

 

Mさんが作ってくれた食事場所

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昼間行ってみました。

キレイな植木はMさんの趣味です。入院中の現在はMさんの知り合いが水やりしているそう。手前がMさん宅、つきあたり奥が天音の元の家です。

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奥の家はL字構造になっており雨よけがありました。

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寒い冬をここで乗り越えた天音。元家猫には相当厳しい環境だったでしょう。

 

 

待っても待っても開かない扉。中に入りたかったよね。

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街灯の光が届かない暗闇の中で私の姿を見つけ走り寄ってきた天音。

私の足元にスリスリまとわりついて離れませんでした。

保護道具を持っていなかったので「帰るよ」と声をかけ立ち去ると、天音はあとを追ってきました。

必死に、でも、階段まで。

私が階段を降りると、彼女は踵を返して部屋の前に向かいました。

その姿があまりにも一途で切なくて、私は再び呼びました。

 

「猫ちゃん!」

 

そうしたらタタッと戻ってきて私をじぶんの家に案内しようとするのです。

 

「わたしの家はいちばん奥! あそこがわたしの家なの。一緒に行ってみない?」

 

私は胸が苦しくて仕方なくなり、天音の保護を決めました。

 

 

天音にとっては迷惑かもしれないけど、連れて帰っちゃった。

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だってあそこに過去はあっても未来はないもの。

あなたは忘れ物じゃないし、不要物じゃない。

ちゃんと生きていて、これからも生きていかなければならないから、もうここはいいよね。

 

突然のSOSに応えてくれたemi-goありがとう

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非番にも関わらず夜間病院に駆けつけてくれて、天音を入院させてくれました。

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そしてその夜、マイ太郎さんから何度も着信が。折り返すとほほを心配し天音を預かってくれるとのお申し入れだったのです。

 

土曜、病院に会いに来てくれました。迷いましたが、今回はご厚意に甘えることに。

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もちろん、家族募集の際はぜんぶ一緒にやらせていただきます。私が保護したわけだし。

 

天ちゃん、不妊手術済みでした。

大昔の手術らしく? 外からは一切わからなかったのでお腹を小さく開けてしまったのですが麻酔ついでにスケーリングもお願いしました。

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ごめんね。よくがんばったありがとう!

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ウイルス検査(結果マイナス)や基本的な医療ケアのほかにスケーリング検査も依頼。脱水があったので腎臓系の数値が不安でしたが、ぜんぜん大丈夫!

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環境が悪かったため、極度の栄養不良状態でしたが、腎臓、肝臓、主要な臓器もろもろの数値はパーフェクトに近い健康状態。天音は華奢ですが丈夫な女の子ですね。

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物資とともに天音をマイ太郎さんにお願いしました。落ち着いたら会いに行くからね。

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天音は今、マイ太郎さんのお母さまのお家にお世話になっています。

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1匹の猫が闇に消え去る前に出会えたのは私にとって幸運でした。

私がその話を耳にしたとき、目の前に横たわる屍だったら絶対にイヤでした。

間に合ってよかった。

天音が生きているからこそ、私はチャンスを得られたのですね。

 

マイ太郎さんのお母さまとマイ太郎さんにはご迷惑をおかけしますが、私も天音の幸せを考え行動していきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

天音は静養ののち、家族募集をはじめます。

 

ぜひ応援してください。

 

皆さま、いつもありがとう!

 

明日も仕事がんばろう^^

 

 

LOVE!

 

 

 

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我が家の保護猫萌乃ちゃん

ブログの更新が完全に生活に追いついていなくて、どんどんネタが溜まって焦ります。

1日に2回更新したいですが時間的に余裕がなくむずかしいです。

目下の私の悩みは、保護猫萌乃のアピールができないこと。

萌乃が悪いのではなく、私の力不足のせいで麗しい彼女の姿を伝えきれていないのです。

そんな中、ここ数日で2匹の成猫を保護してしまいました。

すでにご存知の方もいますよね。どうしたらいいのか。

 

1匹目は天音(あまね)と名づけました。女の子です。次回経緯、詳細、近況をお伝えします。

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2匹目は昨夜保護しました。雨の中ビショビショに濡れていた姿に耐えられなくて。

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それぞれに放置できない理由がありました。

しかし私は萌乃の保護主であり、ほほのお母さんです。

 

萌乃は1日のうち20時間以上をケージの中で暮らしています。

萌乃の限られた寿命の中の貴重な青春を私が奪っているようで心苦しいです。

不甲斐ないし萌乃に申しわけありません。

でも、ほほが萌乃を怖がるのでほかに方法がないのです。

 

走りまわる萌乃が怖くて部屋のはじ(トイレゾーン)に逃げ込みました。本日の日中の一枚。

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体調がよさそうなときはみんなで一緒におだんごになることもありますが、ほほはほとんど萌乃を避けています。

でも、萌乃が悪いわけではありません。

フリータイムを心待ちにしている萌乃は元気いっぱい遊びます。

ふつうの猫のふつうの行動です。萌乃は特別うるさいタイプではありません。

むしろよくがまんしてくれているなあと感心するほど分別あるお嬢さまです。

 

 

シニアのあまぱんとさぶとはちがうテンションなのが、体が不自由なほほには脅威のようです。

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ほほ用に用意している卓上ベッドで萌乃とさぶが遊びはじめました。

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萌乃に踏まれて、ほほはのけぞりながらふたりにベッドを譲りました。

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萌乃はさぶにいに甘えまくり

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さぶは萌乃の体をていねいにグルーミングしました。萌乃、喉を鳴らして大喜び!

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「パシ! さぶにい どうだ わたちの アタックを うけてみろ!」

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一方、ほほは不安げな表情です。

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プライドの高いほほは、テーブルの上で食事しますしテーブルの上から部屋を見回すのが好きです。ほほのテリトリーを変えようとしても、いやがってテーブルに戻ろうとします。

 

ここにいたいのです。

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私はつい、ほほの味方になり出てきたばかりの萌乃をすぐにケージに戻してしまうことも。

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そしてケージの中から切なく鳴く萌乃を見て自己嫌悪……

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なかなか萌乃のご縁を決められないくせに、彼女を閉じ込めておくなんて。

思いっきり走らせてやることすらできなくて、ごめんね。

 

いい環境でもないのに、萌乃は人との暮らしになれてくれました。

夜はフリーにすると布団に上がって甘えてくれます。当たり前のようにさわれます。

少しツンデレですが「凶暴猫」ではありません。

猫が大好きで仲良く遊べます。犬とも暮らせます(現在暮らしています)。

食べ物の好き嫌いもなく、トイレも一度も失敗したことありません。

ケージの中でもじっとがまんしてくれています。

食べるのも寝るのもほとんどひとり。

たまに猫じゃらしで遊んであげると顔を懸命に左右にふり、キラッと目を輝かせます。

 

 

「おれね 萌乃のよさを 知ってるよ 萌乃 まあまあ イケてるよな」

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そうね。おーい! 萌ちゃん萌ちゃん~♪ こっち向いて~♪

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「なによ? ハハ わたち さぶにいのお相手で いまいそがしいの!」

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萌乃の家族像は、ご夫婦またはお一人暮らしの女性が理想です。ほかのケースもご相談に乗れます。広すぎる邸宅よりも、コンパクトな住環境の方が彼女に向いているかもしれません。それもお話次第で臨機応変に対応できると思います。

若い猫は活発です。

よってバルコニーやお庭に出す方は厳しいですが、一般的な住環境で十分です。

お仕事をしながらおひとり暮らしで猫との暮らしを夢見ている女性などにも合うと思います。

先住猫はいたら一緒に遊べますが、いなくてももちろん大丈夫です。

人間しかいない環境なら人間ともっと深い情で結ばれるようになりますし^^

 

いつでも里子に出せる準備が整っています。

茶トラの女の子は割と少ないんですよ!

アピールになるかわかりませんが私は昔、茶トラがいちばん好きでした。

その話もいつか!

若く健康的な萌乃の家族を募集しています。

 

703号室のケージよりうちの方がマシだからおいで! って言ってくださる方からのお問い合わせをお待ちしています。しつこくはしませんが、首を長くして待っています。

 

 

 

萌乃よりLOVE!

 

 

 

 

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まりおさん

「萌乃 おれが守るな」        「うーん……わたち さぶにい 飽きた」

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703号室は保護猫萌乃の家族を募集しています。お問い合わせをお待ちしています。

 

 

その日、私たちは卒業猫クレア(つみれ)のお見合いとアミの写真撮影のため里親まりおさんちに向かいました。

 

窓越しに出迎えてくれたのは野良猫時代のアミが産んだおはなちゃん

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母猫アミより一足先に保護され、まりおさんちの愛猫として生きています。

 

まりおさんちの玄関先には捕獲箱が

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家のいたるところに猫がいます。

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黒猫いいね^^

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ご夫婦で保護猫こぐまちゃんの飛び出しに注意する張り紙が。まりおさんは慎重な方です。

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ゆきちゃんのお届けの際、スッキリだった和室が超保護部屋に……

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私たちが譲渡した幽霊白雪姫は2Fに逃げ込んで会えませんでしたが、家族募集を控えたアミの写真をたくさん撮りました。写真を撮るマイ太郎さんを撮る。

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「この人たちやだーーーーー」

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「かわいい顔なんかしないから」

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「緊張するなあ」

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「早く終わらないかしら」

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漆黒の美しいモデルさんです。

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シュシュつけてキラッと目立つようにしてみました。

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ツキノワグマの赤ちゃんかよ?

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ベージュのユニクロジャンバーを着た私があやす役

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アミ、がんばっていい写真撮ろう!

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外猫時代から面倒を見て、保護後も珠のように育ててきたまりおさんの心中は複雑だと思います。できることならお嫁に出したくないでしょう。でも頭数が増えつづけているので全頭をじぶんで抱えることはできないのです。

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こういう場合の私の役割は、つとめて平然と「素」を出しまくり相手を引かせ、ペースを崩してしまうことだと信じていますのでこの日も当然そうしました(笑)。

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感傷的な話など、まりおさんは絶対にしたくないはずです。

 

 

今日は長くなりますが、お時間のある方は最後まで読んでください。

すべてを書くには時間が足りませんしまだ整理できていないので概要だけをさらっと。

 

 

昔、私はまりおさんに大きなウソをつきました。

当時私はまりおさんを守る楯になりたかった。だからウソをつくことにしたのです。

 

数年前、私は譲渡した動物たちをある家から返還してもらいました。無理やり取り返したのではなく、待ち合わせたカフェに連れてきてもらったのです。あちらが強く望んだことでした。

仕事中に譲渡先の家族のひとりからその家で起こっている耳を疑うような実態を聞かされた私は、いろんな感情を抑え冷静に話し合い、相手の希望を聞きました。私の中ですでに結論は出ていましたが、まずは相手に投げて相手の望むことを知りたかったのです。

相手が動物たちを返すことを希望したので私は黙って受け取りましたが、直後から意味不明の理不尽極まりないトラブルに巻き込まれ、それまで味わったことのない恐怖を感じました。そして生まれてはじめて警察署に駆け込み、弁護士もたてたのです。

あの状況の中、「やっぱり動物を返せ」と言われて私は返せるはずがありません。それをしてしまったら、動物たちに申し訳なくて人として顔を上げて生きていけないです。

でもいちばんひどかったときは、ふっと考えたこともあります。

「ここで返せば……楽になれるのかな?」

 

信じがたい事実に私は気力をほとんど失いました。でも、人を悪く言う以前に、いちばん呪ったのは「未来を予見できなかった自分自身」でした。

あの頃の私は悪夢の中にいるみたいでとにかく圧迫に耐え抜く力がほしかったです。

 

帰ってきてくれた動物のご縁探しをするために私はマイ太郎さんの力を借りました。

マイ太郎さんに表に立っていただいたのです。マイ太郎さんには心から感謝しています。

私たちは再び同じ家庭に取られることを恐れ細心の注意で譲渡先を決めました。もちろん経緯を伏せ水面下で。そうして出会ったのがまりおさんでした。

担当弁護士と相談。「民法上、善意の第三者の立場がもっとも強い」のを活用し、まりおさんには一切を伏せました。なにが起きてもご迷惑をかけないようにするために。

 民法上の善意の第三者とは当事者間に存在する特定の事情知らない第三者

 

以後、事情を伏せた譲渡に私は苛まれつづけることになり、まりおさんのお人柄を知るにつれこのままでいいのか頭を抱えるようになりました。

一体なにが正しくて、なにが正しくないのか。

 

長い時間を経て交流が深まるにつれどんどん本当のことが言いづらくなりましたが、精神的限界を迎えた私は、マイ太郎さんに打ち明けまりおさんに告げる了解を得ました。

「アンちゃんがそうしたいなら、そうしたらいいよ」

 

そして電話口でまりおさんに土下座しながらあますことなく打ち明けたのです。

もうこれでこの方とのご縁は終わったと思いました。まりおさん側から見たら私はとんでもない嘘つきです。許せるはずがありません。どう償えばいいのか……。

 

電話口に沈黙が走ったあとまりおさんはこう仰いました。

 

「全力でうちの子を守ってくれたんですね。どうもありがとうございました。今のお話を聞いて、私は余計にお二方を信頼できると思ったし、うちの子を幸せにしたいと思いました」

 

まりおさんの落ち着いた声のトーンが私の涙腺を刺激して涙が止まりませんでした。

 

少したって、私はマイ太郎さんとともにまりおさんご夫妻に謝罪に伺いました。

謝罪に伺ったのに、なぜかイタリアンをごちそうになるという^^;

 

私の人生で起こることはいいも悪いも「勉強」にすぎません。

しかしできるなら、もうあの勉強だけは二度と勘弁です。

正直、いっそ保護活動をやめてしまおうかと真剣に悩んだこともありました。弁護士のアドバイスでブログには書けませんでしたが、それくらい壮絶な体験でした。

 

けれどおかげで、まりおさんと出会え、まりおさんの保護猫の譲渡を一緒にやらせてもらえています。ありがたいのひと言ですね。

ちなみに今は大丈夫ですのでご心配なく。いろんなことをはかりながら出しています。

書こうか迷ったのですが、じぶんの心に従い行動しました。謝罪を終えた今、私は人として恥ずべきことはひとつもしていないつもりですので、いいかなと。実はまりおさんが「もうなにがあっても大丈夫だから、早く書いちゃえ!」と背中を押してくれています(笑)。

誤解してほしくないのは、誰かを批難したくて書いているのではありません。

まりおさんと私の縁を書きたくて……書く上で概要にふれる必要があったのです。

 

ずっと前の話に逸れてしまいました。

 

次回はお見合いの様子を簡単にご紹介し、お届けへ一気にGOします。

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マイ太郎さんのママさんおいしい手作りジャムありがとうございました。

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まりおさん、いつもおみやげありがとうございます。

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LOVE!

 

 

 

 

 

 

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