今、私はひとつ犬猫保護活動の問題を抱えかかりっきりです。
パソコンの中も家の中も散らかり放題。
あれこれ整理すること、メールのお返事、ご支援くださった皆さまへのお礼などが急務ですが、ひとりでぜんぶをやるには正直手が回らないところまできているかもしれません。
申しわけありませんがお時間をいただければ幸いです。超、ごめんなさい。
体調が戻り、問題が解決したら元気よくスピーディにこなしていきます!
今日は悲願達成の吉報を!!
なんとこのたび、保護猫萌乃の家族が決まったのです。
応援してくださった皆さま、どうもありがとうございました。
とんとん拍子にお話が進み、萌乃は昨日お見合いをしたのです。
チチや妹でさえ完全拒絶の萌乃ですから、知らない方を前にどうなることか心配でした。
その上ほほの具合が悪いのと家の中がめちゃくちゃに散らかっていることもあり、悩んだ末、お見合いはうちのマンションの集会室(密室)をレンタルしたのです。
マンションの集会室だから、萌乃にとってははじめての場所。
当然、彼女は警戒、緊張マックスです。
萌乃が少しでも安心できるよう専用ドームベッドを持参し、あま兄も投入して環境づくりに配慮したのですが、予想通りガッチガチで……。
ぶっちゃけお話にならないレベルでした(汗)。
保護猫たちの写真撮影に来てくれたみいさん、マイ太郎さんも引くワイルドさ。
ウーシャーは当たり前の上、追いつめると手と口も出てしまい^^;
お見合いを前に全員意気消沈したほどです。
人になれてきたといっても、まだまだだったんだ……はあ。
みいさんによる撮影会のあと、萌乃のお見合いの時間になりました。みいさん、マイ太郎さんはもう少し残ってお見合いに同席してくれることに。気にかけてくれてありがとう。
結局、萌乃は洗濯ネットに入ったままのお見合いとなりました。
かわいいお顔が半透明ゆえ保護主としては不本意でしたがネットに入れないと制御不能の状態で。
なにも隠せないしごまかすこともできません。
萌乃はすごく緊張していて、不安で、怒っているのです。
ありのままの萌乃を見ていただくしかありませんでした。
萌乃は彼女なりにがんばりましたが、私は「ダメかな」と思いました。
たとえご縁にならなくても、遠路はるばる萌乃に会いにきてくださり、万年家族募集中の彼女にも「お見合い」のチャンスを与えてくれた里親さんに感謝したい、素直にそう思いました。
ひととおり萌乃に関する説明を終えた私はいつもの調子で締めくくりました。
「ご覧のとおり、萌乃は発展途上です。現在はベタベタの甘えん坊ではありません。いつなれてくれるのかもわからないしお約束できません。よーく考えた上でお返事をください」
話している最中も、ネット越しの萌乃はちょいちょいこちらに「シャー」をしています。
お見合いなのに、お姫さまは過去最高の機嫌の悪さ。
里親さんが素敵な方だったので、思わずさんきゅうの方をすすめたくなったほどでした。
気楽なトライアルは避けたいので慎重に考えてくださるようつけくわえ、私は話し終えました。
里親さんと目が合い、数秒沈黙。
「あの……私の中ではもう決まっています」
「え」
「一緒に暮らしていきます」
「え」
「萌乃ちゃんと家族になります」
(マイ太郎さんが萌乃よかったねと話しかけたら、萌乃はシャー!! のお返事^^;)
(一同里親さんの方を向く)
(里親さんにっこり)
「いいんですか?」
「はい(里親さんにっこり)」
お見合いやお届けでほとんど泣いたことのない私でしたが、涙を堪えきれませんでした。
途中、冗談で「さんきゅうでもいいんですよ?」と笑ってみたところ、里親さんは甘えん坊さんきゅうをやさしく撫でながらこう言ったのです。
「この子(さんきゅう)は私じゃなくても大丈夫ですから……」
その言葉を聞いたとき、私は萌乃をはじめて「幸せな猫」だと思いました。
あま兄もさぶ兄もいない場所に萌乃は旅立ちます。
けれど、ようやく本当の家族を得られるのです。
賢い子ですが、すぐには状況を理解できないかもしれません。
でも時間はたっぷりあります。
「家族は1日にしてならず」
きっといつか、私の知らない萌乃、見たことのない萌乃を里親さんはたくさん見つけるでしょう。萌乃自身もまだ見ぬじぶんに出会い、驚くはずです。
(本日の写真はオールみいさん)
愛は種別を超え、過去を乗り越え、無二の絆を築くと信じています。
萌乃の前途洋洋を願いつつ……
LOVE!
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!