振り返ると、この50日の間、ケンはよくがんばったなあ、としみじみ思うのです。
私はケンをお迎えするにあたって、「自分の覚悟」にばかり焦点を当てていたのですが、ケンの目線で改めて考えてみると、15歳9か月になって、はじめての環境&はじめての人間たちとの生活は、戸惑いのオンパレードだったはずですよね。不安や恐怖もおぼえたにちがいありません。
視力、聴力の低下、腰の痛みや違和感などの影響で、ケンを急に触ろうとするとガブっとやられます。ケンは本能的に自分の身を守ろうとするのです。ぬいぐるみのごとくかわいいビジュアルですが、怒っているときのケンは意外と勇ましく、まだまだ現役といった雰囲気ですよ。
例えば、前触れなしにおむつを替えられるのがイヤみたいなのです。
そのため、必ず、「ケン、さわるよ?」と、一声かけてからタッチしています。
まあそれでも、近頃はだいぶ穏やかになりました。
ケンの小さな身体から「安心」のオーラが出ていることが増えた気がします。
もう、たまらなくかわいいっすよ。
おむつしながらのお散歩が多いのですが、片足上げておしっこをします。
中身は勝気の男の子だなあ^^;
ごはんはこんな形であげています。
昔、天国のゴンタに用意した懐かしい介護用食器。2つとも重宝しています。
ケンはお散歩を終えると、自分の足で703号室に戻るようになりました。
「おうち」がはっきりとわかっています。
お散歩中も、私のそばを離れません。
そして、出かけようとすると、玄関まで見送りに来てくれるのです。
後追いしてくれることもあったり♡
私という個体をはっきりと認識してくれています(笑)。
片思いでも満足だけど、ほんのりと両思いかも? と想像すると余計にうれしいですね。
あと1か月ちょっとでケンは16歳になります。
全然若くはないから、つい、残された時間を意識せずにはいられません。
けれど、だからこそ、珠のごとく、大事にしていこうと心に決めています。
信くん、みーちゃんにも強く願ったのと同じで、ケンとも1日も長く共に暮らしたいです。ケンにとっては新米の親ですが、いろんなことをいっしょに乗り越えていきたいです。
ひとり目のお母さんが、生前に送ってくれた若いケンの写真
宝物として保存しています。
ふふ。左側の舌をちょろんと出しているほうですよ。
命を引き継ぐのは重責ですが、はつらつとしたケンの姿が私の気力に繋がっているのも事実です。
困るのは、日に日に「好き度」が上がってしまっていること。ほとんど自制がきかないレベルです。
でも、これだけ好きな対象が、うちにいるのは幸せなことですよね。
あたたかくなったらドッグランに連れていきます。
ケンと遊ぶのが楽しみです。
LOVE
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