一生けんめい家族でいた証

あまぱんの月命日にchiseiさんより美しいお花が届いていました。

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お友だちの出口アヤさんからもあまぱんのデッカいクッションのプレゼントをいただいてテンションが一気にあがった私です。どうもありがとうございました。

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リルと並べてみるとこの通り

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リルは体格のしっかりした中型犬で、ブログより実物のほうが大きいと言われます。

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あまぱんがいなくなって考えたのですよ。

 

 

あまぱんって、いったいなんだったんだろうって?

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あれだけうるさく騒いで、甘えたいだけ甘えて、ふといなくなってしまうなんて……置き去りにされたほうはたまらないですよ。あまぱんの存在は私の中で曖昧さがなく、あまりにも「クッキリ」しているので、まあ、なかなかキツいです。

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食べるときはだれよりもハムハムおいしそうに食べるし、膝から降ろしてもまた速攻戻ってくるし、寝るときはお腹を出して無防備だし、起こしても起きない神経の持ち主でした。明るくてやさしくて、肝の据わった平和主義者でした。703号室での生活をあまぱんが謳歌してくれていたのが今頃になってしみじみわかります。

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私が勉強をしていたときも、あまぱんはよくテキストの横に転がっていたっけ。あまぱん、ようやく7回のレポートが終わったよ。お母さん9月の試験もがんばるね。

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身近な友人たちも次々と犬猫家族を亡くし、見ているのがとても辛いこの頃です。「喪失」の悲しみを乗り越えるのはたいへんエネルギーが要ること。「ペットを失うと、あとあとさびしくなるから愛しすぎないようほどほどにつき合うのがいい」と言っている専門家もいるようですが、私はその意見に首を傾げています。

 

 

後悔のないように、精いっぱい接するからこそ報われるのではないでしょうか?

 

 

愛や情に自らブレーキをかけるのは、私たちの本能に逆らうことになりかねません。

 

 

確かに「しすぎた後悔」が私たちを苛むこともあるでしょう。

 

 

「しすぎた後悔」も「しなかった後悔」も、両方とも苦しい。

 

 

けれど私は、(精神的にも物理的にも)犬猫たちと距離を取るのが、ペットロスの回避や癒しになるとは思えません。むしろその反対です。

 

 

相手にぶつかっていくからこそ、本気で向き合うからこそ、ぎゅーと抱きしめるからこそ、失いたくないと死神相手に地団駄を踏むからこそ、逃げなかったからこそ、いつか時間薬がほんのり効いて来た時に得られる充足感があります。

 

 

そして、なにを選択しても、なにを選択しなかったとしても、胸を痛めて真剣に出した結論はすべて「正解」であり、一生けんめい家族でいた証です。

 

 

私はそう遠くない将来に、あと2回別れを経験しなければなりません。

 

 

想像するだけで恐ろしくて身震いがします。

 

 

しかしだからこそ、さぶとリルのケアや介護をエンジョイしていきたいです。

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ね?

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生きていてくれる今は、キラキラの奇跡です。ありがとう♡

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思い出をいっぱい作ろうね。どうせなら深くて濃いやつにしよう。

 

 

LOVE

 

 

 

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尊厳のある最期

異種の犬猫家族たちとの時間は、実は言葉を交わし合う関係より濃密かもしれません。

 

 

通じているかはわからないけれど、彼らに話しかけまくるのが私の習慣ですが、実は私が発する言葉の意味なんかより、その奥にある想い、つまりは彼らへの「関心」や「愛情」や「心配」が、彼らに伝わっているのだと感じることがあります。

 

 

私の声の調子や顔つきを彼らはよく察してくれていて、私が心身穏やかだと彼らも情緒が安定し、表情が安らかになり、口角があがるのです。不思議ですよね。

 

 

私たちの何倍ものスピードであっという間に成長して、瞬く間に年を取る。

 

 

別れたくないのに、別れなければならない。

 

 

いろんなものをこちらに遺して、フッと旅立つその背中を見送るのは本当に苦しいです。

 

 

離れがたい存在だから。

 

 

今日はお別れが二つあり、心が沈んでいます。

 

 

朝、私が17年前に保護した成犬のまめ(妹に譲渡)の「さようなら式」に参加しました。

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推定18歳以上。よく生きました。まめ、お疲れさま、ありがとう。

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私が昔からお願いしているお寺は私の周りの方々に支持されていて、静かな場所で弔いたいと、みんなが真似してくれます。私自身はできればあまり行きたくない場所ですけど……。

 

 

まめは手のかからないやさしい犬でした。

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17年前に草加警察で出会ったまめ

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収容された小さなケージの中から私を不安そうに見つめていた顔を思い出します。

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まめとは数えきれないほどたくさんの思い出があります。大好きだよ。

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火葬に向かう後姿を見送る瞬間がもっとも辛いです。時間を巻き戻せたらいいのに……。

 

 

妹の家に寄ってランチをごちそうになり、さて、次はみいさんちにちゃぴこの皮下補液をしに行こうと、LINEをチェックして胸が締めつけられました。

 

 

「ちゃぴ亡くなった」

 

 

え?

 

 

ちゃぴこがみいさんちの子になる前から私はみいさんと友だちで、ちゃぴこをみいさんが保護したときも、里子には出さずに自分で飼うことにしたとみいさんが決心したときも、私はみいさんのそばにいたのです。ちゃぴこが子猫の頃からよく知っています。他人事ではありません。

 

 

みいさんの心痛を想像するとなおさらです。

 

 

ちゃぴこの体調が悪化したと聞いていたのでMRIを撮りに一緒に大学病院へ行く予定を立てていました。1日に何度もみいさんと電話し、ちゃぴこの回復を願っていたのに悔しい。

 

 

かわいいでしょ? 美少女ちゃぴこはみいさん自慢の愛娘

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持っていく予定だった皮下補液セットと薬を置いて、かわりに花屋へ行きました。野で摘んできたようなお花がちゃぴに似合う気がして作ってもらった花束です。

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ブルーのさわやかなお花が純粋なちゃぴこにピッタリです。 みいさんちに着いたあとは、みいさんとふたりでちゃぴこを冷やしたりお寺へ連絡したり紅茶を飲んだり……

 

 

 

「アンちゃん私さあ、ちゃぴが大好きだった。ああ。ちゃぴの尻尾も好き。おてても好き。ちゃぴこも私が大好きだったんだよね。ほら見て、このちゃぴの写真かわいくない? この動画のちゃぴかわいくない? “ちゃぴこ”っていう名前も気に入ってるんだよね」

 

 

みいさんはときどき泣いて、悲しそうで、ちゃぴこの亡骸をずっと撫でていて、ちゃぴこの話ばかりしていました。私は天国へ送り出したあまぱんやべべ公たちのことを考えたり、ちゃぴこのことを考えたり、頭の中がグルグルとまわっていました。

 

 

帰りの車内でも、相変わらず私の頭はグルグルのままで、どうしようもなくやるせなかったです。けれど、車が(703号室へ来る前に)私が暮らしていたコーポ付近に差し掛かったとき、あるシーンが脳裏をよぎって私はつい声を漏らしてしまったのです。

 

 

「あっ……」

 

 

頭がグルグル回って辿り着いた白黒の猫……

 

 

16年前、2DKのこのコーポに住んでいたある日、私は開けた窓の真下に白黒の猫の死体を見つけて衝撃がほとばしったのです。口から大量の血を吐いてこれでもかというほど痛々しい形相の猫。だれに看取られることなくコンクリートの上で散っていました。その上、死体を見た通行人たちの悲鳴が次々と聞こえ、まるで汚らわしい(汚物)か、恐ろしい(化物)のような扱いで、「命としての尊厳」が、あの猫の世界のどこにもなかったことを思い出しました。

 

 

うまく言えないのですが、「非業の死」とは、そういう最期です。

 

 

正直、まめやちゃぴことは比べ物にならない。比べてもいけない。

 

 

私は、まめもちゃぴこも1000%幸せだったと思います。

 

 

ちゃぴこありがとう。一生けん命生きたで賞と、キュート女子大賞をちゃぴこにあげます。

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よし!!

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私もリルとさぶを幸せにするぞ!!

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私たちの伴侶である犬猫たちが、一頭でも多く珠のように大切に扱われ、尊厳のある生き方と、尊厳を保つ死に方ができる社会をめざしていきたいですね。

 

 

合掌

 

 

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ミミ玉の勲章

ブログを連続更新中。家族募集中の保護猫ミミ玉の写真がいっぱい載っているのでスクロールしてほかの記事もお読みいただければとてもうれしいです。

 

 

あまぱんが天国へ旅立ってヘビー級にさびしい。

 

 

べべ、ナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶ、この6頭のレギュラーメンバーと、生き場を失い我が家で看取ることになった保護犬猫たちが常時いて、うちは賑やかな家でした。同じようなことを書いてばかりで未練がましいですが、あのワイワイした感じが私は懐かしくてどうしようもないのです。

 

 

いっそ若い頃好きだった長めの旅行にでも行きたい。

 

 

けれど、手のかかる闘病中のさぶと老犬リルを置いてどこへ行けましょう?

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結局、どこにも行けない。いっしょにいたいしね。

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自分が萎んだ風船みたいになっているのを自覚しています。

 

 

自分の存在意義が目減りし、無力感、空虚感に苛まれています。

 

 

ペットロスは侮れないですね。

 

 

油断していると緩んでいる涙腺がいつ何時に崩壊するかわからない。

 

 

下を向くとヤバいので、なるべく天井を見つめています。

 

 

そんな私にとって、3匹の保護猫たちの存在は果てしなく大きいのです。

 

 

特に、703号室で唯一家族募集のステージに立っているミミ玉。

 

 

最近はミミ玉に良縁を繋ぐことだけが自分のやる気スイッチになっています。こんなことを書かれても読み手の皆さまは重くて困惑するかもしれません。でも、本音です。

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ステイが長引いている保護猫すずらんは「人馴れの問題」を抱えています。

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保護猫牛丸は「過渡期」をなかなか越えられずに模索中

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毛布でくるんでしまえば抱っこできるのに、正面から触ろうとすると怒る、を繰り返しています。

 

 

まあ、牛丸なりに少しずつ軟化しているので、数か月以内には家族募集できる予定ですが、まだやっぱり時間が必要なんですよね。牛丸はゆっくりいきます。

 

 

だからいろんな意味で、ミミ玉が私の希望となっているのです。

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ミミ玉は控えめな性格ながらも人が好きで、人と向き合ってくれています。

 

 

外暮らしで苦労も多かったでしょうが、折れずに曲がらずに心身ともに健やかに生き延びてくれました。ジワるかわいさとはこういう子のことなんだと思わせてくれます。

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そういえば、私はいつも「前」の写真ばかり撮っていました。

 

 

ハゲと古傷のある「耳」は、なるべく写らないよう意識していたのです。

 

 

でも、これはミミ玉の生きてきた証で、ミミ玉の勲章

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立派だね。きれいだよ。

 

 

しかもね! 二度と生えないと諦めていた皮膚に最近産毛らしき毛をたくさん発見したのです♡

 

 

ああ、ミミ玉のいい細胞さんたち! いい働きだこと!

 

 

感動してつい見入ってしまいます。そしてウザがられるという……

 

 

(左右両方に傷跡があるので蚊が有力ですが)蚊に刺されまくったアレルギーなのか、衛生環境が環境が悪くてちょっとした傷が化膿したのか、大きめのケガをしたのかはわかりません。いずれにせよ、ずっと痛くて痒かったのでしょう。

 

 

ミミ玉の保護主の私は、ミミ玉の古傷を隠すのではなく、「よくがんばってきたんだね、えらかった」と誉めてやらないといけないですよね。ミミ玉、ごめんね。

 

 

受け身、動かない、を言いすぎましたが、実際はそれなりに主張しています。

 

 

ミミ玉は朝と夜は活発です。

 

 

朝の7時~9時と、夜の8時~10時の間はテンションがやや高め(笑)。

 

 

とはいっても、うるさすぎず、牛丸のまねをしてごはんをおねだりしたり、「わたしを撫でろ」と人間を呼びに来る程度。程よい塩梅なのでご安心ください。

 

 

牛丸のまねをしておねだりする動画がメチャクチャ萌えるのでご覧ください。

 

 

 

聞き分けがよく、性格のいいミミ玉がだれにも目を留めてもらえないのは悲しいので、ひきつづきアピールをつづけます。どうか「保護猫」ミミ玉に「愛猫」になるチャンスをください。

 

 

お問い合わせをミミ玉ともども首を長くしてお待ちしています。

 

 

LOVE

 

 

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雨のお別れ式

皆さまこんにちは。

 

 

保護猫ミミ玉が巣から顔を出しているのがかわいくて写真を撮りました。

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掃除前ゆえ、白い板にシミがついているのは見なかったことにしてください。

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次回からはミミ玉が主役の記事を増やしていきます。ミミ玉が嫁に行けますように。

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今日であまぱんを胸にしまって、ブログでは一段落をつけます。

 

 

これまでのお礼を込めて、読んでいただければと思います。あまぱんの亡くなったあとの写真が出てくるので、気分を害する方はどうかスルーしていただければ幸いです。

 

 

きれいなお花、お心遣いなどが届いています。まとめての自慢でごめんなさい。

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あまぱんの保護主さん、篠崎絵里子さん、家族ぐるみで仲よくさせてもらっているSさん、豆さん、母、妹、ゆちゃん、まなちゃん、香さん、aiさん、マイ太郎さん、りえーぬさん、卒業生天音家&卒業生ローズ家、卒業生りんちゃん家、卒業生星太郎家、卒業生ひの家、卒業生まるここ家、卒業生リリ家、卒業生こま吉詠吉家、卒業生もい家。皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

どのお花も美しくて心に残りました。

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お礼状やプチギフトをお送りするのに時間がかかっています。ごめんなさい。

 

 

中でもひまわりがたくさん入っていたのが印象的です。

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明るいあまぱんにぴったりですね。

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うん。よく似合ってる。

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私の手作りのカラフルな棺との相性もいい気がします。

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糊でまなちゃんが作ってくれた「顔」を貼って完成!

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私にとってはあまぱんの亡骸も愛おしいのですが、ドライアイスで冷やさないといけないため、こうして棺の箱の中にしまっています。

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ありがとうね、と声をかけながら……

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お花畑みたいな我が家にて3泊4日を過ごしたあまぱん

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「肉体」を失うのが苦しい私は、昔からうちのお子たちの葬儀を担当してくれる方と相談を重ねながら「さようならの日にち」を決めています。

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本音はずっと一緒にいたいけれど、そうもいかないから困りますね。

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この間にあたたかいメッセージを何度も読ませてもらいました。

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リルやさぶの存在に支えられています。

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あなたたちは1日でも長くこちらにいてね。

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さぶは仲よしだったあまぱんの分も食べないと!

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さぶ、お願いね。

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6月25日の木曜の朝に亡くなって、日曜日の朝にありがとうのお式をしました。

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コロナの影響で、前まで使わせてもらっていた広いお座敷が使えず、火葬場のすぐ近くに新たに建てられた狭いプレハブにてお別れをしたのです。天気が涙空の雨天ということもあり、ただでさえ感傷的だった私は、ますますさびしくなりました。

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でも、逆に考えてみると、コロナの影響で外出する機会が減った分、特に春からはあまぱんとより濃厚な時間を過ごせていたのかもしれません。

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いっしょにあまぱんを見送ってくれたゆちゃんが「王冠」を作ってきました。

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あまぱんにぴったり! ゆちゃんありがとう。

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さあ、あまぱん、行ってらっしゃい。また来世で絶対に家族になろう。

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可憐なお花に囲まれて

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王冠をつけて

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あまぱんが703号室でいっぱい生きたことを忘れないでやっていただければうれしいです。

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「ぼくからみなさんにありがとうを」

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次回からは明るい話題を意識しますね。おつき合いくださり感謝です。

 

 

LOVE

 

 

 

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旅支度をしていることに私が気づかないほどの自然体で

さぶを膝に抱いて意気消沈しています。あまぱんに会いたいです。

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自分の思いやあまぱんとのできごと(歴史)を整理してつづることが救いになると信じてブログに放出しています。悲嘆と向き合うには日記を書くと楽になるらしいので同じような意味合いですよね。

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いやぁ、しかしあまぱんはずっとうるさくおしゃべりしすぎた。あまりにもしゃべりまくっていたあまぱんがいなくなって呆然としています。困るね。

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あまぱんへの未練が強くなる一方ですが、保護猫ミミ玉のご縁探しもがんばりたいです。

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せっかく皆さまにミミ玉の存在をアピールしはじめたのに、尻切れトンボじゃかわいそう……

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ミミ玉はいいオンナですよ♡ 内面の美しさが表情に出ています。

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カメラを向けると少しシャイになるけれど、それでもミミ玉はすごい勇気の持ち主です。長年外でひっそりと生きてきたんだもの。今、人とじょうずに暮らせてえらいですよ。

 

 

さて、本日はあまぱんが亡くなる2日前の様子をお伝えします。

 

 

6月25日木曜日の朝8時半頃に旅立ったあまぱんですが、その週の火曜日も総じて元気でした。

 

 

命のギリギリまであまぱんは朗らかでした。

 

 

あまぱんとさぶを連れてMIHOさんといっしょに東大病院へ

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あまぱんとさぶを検査に出している間、雨上がりの東大農学部を散策

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ハチ公像の前にて

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渋谷のハチ公像よりも東大農学部のハチ公像のほうが断然好きです。上野さんに会えたハチの表情が胸に迫るのです。ハチの笑顔には犬と人間の信頼関係が如実に表れていますね。

 

 

待ち時間を経て、前田先生に呼ばれました。

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慢性腎不全のさぶは数値が横ばいです。過去に2度突発的に膿胸になっているので怖くて診てもらったのですが、胸の音は正常とのことでホッとしました。

 

 

あまぱんの数値はズタボロ。肝臓は大丈夫でしたが、腎臓がメチャクチャでした。貧血もまたすすんでしまいました。できることはぜーーーんぶやっているのに!

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新たな問題としては(リンパ球胆管炎と闘っていたときに1か月ほど服用した)ステロイドのせいで、ただでさえ低かった免疫力がさらに下がり、カビが膀胱内に増殖

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ふう。

 

 

あまぱんはいつ何が起きてもおかしくない状況がつづいていたため、特段驚きませんでした。先生方と「今後」を相談し合い、薬を追加して診察を終えたのです。

 

 

MIHOさん写真ありがとう。みんなマスク姿だけどいい記念になったよ。

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私は心の中で「あまぱんが生きていたら3日後に再々度輸血をする」と決めてあまぱんとさぶを連れて帰りました。よっしゃー! こっからはお楽しみの時間です。

 

 

あまぱん、通院お疲れさま。なんでも自由にしていいよ。

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さぶもお疲れさま。ゆっくり休んでね^^

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あまぱんは保護猫ミミ玉と牛丸のいる保護部屋がお気に入りで入り浸っていました。

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牛丸も

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ミミ玉もあまぱんを受け入れてくれています。みんなお友だちだよね。

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MIHOさんがちゅーるをあげたら2本も食べた♡ やりますねえ!

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数年前のあまぱんとMIHOさん。いっぱいかわいがってもらったね♪

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あまぱんはのほほんと自由で、本当にのびのびと旅支度をしていました。

 

 

旅支度をしていることに私が気づかないほどの自然体で……

 

 

その日の夜。亡くなる1日半前のあまぱんです。

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いつものお世話をさせてくれてありがとうね。

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さぶもシリンジごはん食べています。

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ちょっとこぼしちゃったけれど……

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リルもいい顔

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リラックスしているね!

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最後の通院となったこの日も、あまぱんは辛がるでも苦しがるでもなく、身体はしんどかったかもしれないけれど、やっぱりあまぱんらしく、軽やかで明るかったです。

 

 

だから私は前に書いた「あまぱんが死神にさらわれる」を撤回します。

 

 

あまぱんは死神にさらわれていません。

 

 

精いっぱい生きて、生きて、生きたのです。

 

 

人間の私とはそもそも最初から「寿命の長さ」がちがっていただけで、あまぱんは猫としてのハードを見事なくらいに使い切って逝ったのだと気づきました。

 

 

死んで負けた、ではなく、立派に生きた。

 

 

あまぱんを褒めて褒めて抱きしめたい。

 

 

私はあまぱんという愛する対象を得られて幸せ者です。今は失ったものの大きさに胸が潰れる日々ですが、この気持ちを含めてあまぱんと出会えてよかったです。

 

 

LOVE

 

 

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