私の得たもの

私は便宜上、「保護活動」という言葉をつかいますが、実は保護活動は特別なことでも崇高なことでもないと思っています。

すでに周知の事実ですが、私は犠牲的精神を持った清貧な人間ではありません。あれこれほしいただの主婦です。なんの後ろ盾もない一個人の私にできるのですから、何点かのポイントに気をつければ多くの方ができますよね。

これ私の持論です。でもまちがっていないと自負しています。

保護活動は人格者でなくてもできますし、金持ちでなくてもできますし、立派なシェルターを構えてからはじめる必要もありません。宝くじが当たるのを待つ前にできます。

 

そもそも私は一部の方にのみ負担させるべきではないと考えています。

私のように普通に暮らしながらもできる活動は将来性をはらんでいます。

普通にできるからこそ浸透するのではないでしょうか?

特殊技能を持った方々でなくてもできるから広がるのではないでしょうか?

 

「犬猫を保護する一部のえらい人」と「えらい人を見上げるだけの人」ではなく、それぞれにできることをしませんか? 真剣に取り組めばうまくいきますよ。そして楽しいです。

 

中でも「里親になる」選択肢は、なくてはならない保護活動といえるでしょう。

譲渡の際にいくつかお約束は交わしますが、里親さんと私は対等の立場であり、里親さんを心から尊敬しています。すばらしい方々です。

 

私のほうがあまたの犬猫と関わっているのに、里親さんをなぜ尊敬するのか?

私のほうがえらいはずでは?

 

ちがいます。

 

私は保護した犬猫の「一時だけ」を面倒みます。

しかし里親さんはその犬猫の「一生」をみます。

 

どちらがその子にとって重要な立ち居地でしょうか?

 

答えは明らかですね。

 

 

では皆さまに証拠を提出します。

 

『普通の人たちにできること』

 

ぐうだら主婦の私は、その日旧友たちと昼間から豪快に遊んでいました。チチや妹夫妻も一緒に私の友人たちの中に混じりボクシングを観戦し、食べたり飲んだり。

 

同じ日偶然私は地元で一匹の傷だらけの野良猫に出会うのです。

 

友人たちと騒ぎつつも野良猫が気になったので、捕獲箱で保護しました。

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※捕獲箱は主婦のおこづかいで入手できます。

 

遊びほうけながら猫を保護した日の記事はこちら⇒ 「美音」

 

 

こうしてウイと名づけた保護猫を2LDKの自宅マンションへ連れて帰り医療ケアを済ませ、仲良くなる作戦を展開しつつインターネットの里親掲示板にて家族募集を開始。

 

徐々に人を信じるようになったウイ

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顔の怪我もすっかり治っています。

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我が家の先住猫たちともなんとなく打ち解けました。

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(703号室のウイの写真はすべてみいさん撮影)

 

お問い合わせ⇒やり取り⇒お見合い⇒お届けを経てウイは「むぎ」として終の棲家へ向かいました。むぎの保護のあとも私は相変わらず私生活をエンジョイ。

 

いろいろ努力はしたけれど、私はむぎのために大きな犠牲など払っていません。

 

ウイあらためむぎの卒業記事はこちら⇒ 「野良猫から家猫への昇格2

 

 

先日、卒業生となったむぎに会いにチチと行ってきました。

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譲渡のときにはなかった猫タワーや

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新たな猫グッズ

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むぎの写真コーナー

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ご主人の力作玄関飛び出し防止ゲート

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相変わらずあちこちに施されている脱走防止対策

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コンセントをいたずらしちゃったむぎの安全を考え2Fのテーブルにも柵がついていました。

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肝心の主役がクローゼットに篭城したため一瞬しか会えず^^;

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おいしいケーキをごちそうになりながら

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里親さんのスマホ内のむぎ坊の写真でがまんという(汗)。

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あ、そういえばワクチン証明書のむぎ坊の顔写真も見せてもらったわ(爆)。

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ご家族とベタベタするときは驚くほど大胆なのに、私にはサービス精神ゼロか……

 

まあ、こんなもんですよね。

 

むぎ坊の写真を手に、主役不在でハイポーズ! むぎママかわいい!

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ご家族からはたくさんのおみやげをいただきました。

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むぎんちの帰り道、私は車をチチともども途中で乗り捨て「動物愛護法勉強会」へ。まるで昼は気の合う友人のお家に遊びに行き、夜は趣味の講習会や習いごとへ行く感じじゃないですか? まさにそのとおりなんですよ。ひとつも「特別」じゃないですね。

 

一所懸命に取り組んでいる里親探しの方法の部分は長くなるのでほぼ割愛しましたが、誰にでもできることをちょちょっとしただけで、1匹の猫の生涯を変えることができたのです。

 

譲渡にさえ気をつければけっしてむずかしくありません。

できる人はもっともっといらっしゃるはずです。

環境を整え、里親になり、不遇な犬猫たちの受け皿を増やす方法もあります。

 

私はこの活動で失ったものより、得たものの方が格段に多いです。

 

つらいこともあるけれど、仕事や趣味だって目標を立て責任を果たそうとしたら壁にはぶち当たるから大差はないですね。

 

犬猫の保護活動がもっと普遍化し浸透し文化として定着しますように!

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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BIG BABY

「毎日 雨ばかりで うっとうしい。

ハハちゃん 今日は コメント返しに徹するらしいね。

ぜんぶは無理かもしれないけれど “だいぶやっちゃうわ♪” だって。

おれ ハハちゃんに無理やり抱かれて ひざに乗せられているうちに

気づいたことがあるんだよ。

人間のひざの上は ゴツゴツしていて 不安定で せまいけど

ぎゅー されると かすかに聞こえる。

 

太鼓の音……?

なつかしい響き。

そういえば おれを 産んでくれた母さんも ドクドク鳴らしていたっけ。

おれは その音を聞きながら お乳を吸いまくった。

母さんのやわらかい被毛がおれを包み 母さんはおれに 音で声をかけてくれた。

 

【わたしの 愛おしいベイビー 早く 大きくおなりなさい】

 

ハハちゃんいわく “それドクドクじゃなくて ドキドキでしょう?”

“心の臓の音”

“血の通う者の象徴”

 

心臓があるのは おれたち ねこだけじゃないんだ……

 

半強制のひざの中のおれは ハハちゃんを見上げる。

 

ドキドキドキドキ……

 

母さんと同じ音がするよ?

ハハちゃん なに?

ハハちゃんは おれに なにを伝えたい?」

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元ワイルドキャット いせやん より

 

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黒豹 ほほへ 

卒業生のお宅訪問など、お出かけネタが溜まっています^^;

撮りまくった写真の整理に時間をかけてしまうので、仕事が一段落したらまとめてUPしますね。

 

保護猫いせやんの家族募集も来週あたりに考えています。私がいたらぬせいでいせやんの保護猫時代が長引いてしまっています。家族募集を開始した暁には厚かましいながらも皆さまの応援をお願いしたいです。どうぞよろしくお願いします!

 

 

「ハハちゃん おれ かわいくなったって評判なんだよね」

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そうよ。会う人会う人に言われるもの。

 

「いせやん顔つき変わった」

「いせやんかわいくなった」

「いせやん明るくなったね」

 

実際、私もそう思います。あなたほんとうに今キラキラしてるよ。

 

 

「そうか? おれは ふつうのねこだと思うけどな」

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さぶ、いせやんにひがまないの(笑)。

 

たとえいけ好かない相手だとしても、相手のいいところはきちんと認めないとね。

 

 

チチと私より先にいせやんが心を開いたお相手はあまぱん太郎

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風船みたいに大きくてふわっとした雰囲気のあまぱんがいせやんに「安心」を与えてくれたんだよね。お母さんあまぱんはすばらしいキャラクターだと思います。自慢のお子。

 

 

さて、七夕の本日、703号室の黒豹が8歳のお誕生日を迎えました。

 

約8年前にへんてこ顔の子猫ほほがやってきたときは8年後の誕生日を迎えることなど想像すらできなかったです。もちろん、黒豹は今なお「生」を更新しつづけています。

 

「おかーさー きょ は おさかな の しらす ない でちね」

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手前味噌ながら、ほほが命の炎を燃やす姿に私は感動を禁じえません。

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一時は気が立っていて、できないことがあると「シャー」を連発していたほほですが、ここ最近は穏やかに暮らせるようになりました。達観の域に達しているように見えるほど。

 

いろんなたいへんなことを、悔しさを、ほほは静かに受け入れたんだよね。

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「しょーえね で いきまち」

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うん。ものは考えようだね。

 

つかわなくていい体力はつかわないに限るかも。

 

窓辺にねっころがりたくさん光合成して、パワーを温存してね。

 

うっとうしい梅雨空が明けたらあったかい太陽がほほを包んでくれるよ。

 

ほほや、お誕生日おめでとう。

 

七夕を誕生日にしたのは、ほほとずっと一緒に過ごせるよう祈りを込めたからです。

 

 

ちょっと年いった織姫のお母さんより 毎日顔を見合わせる彦星のほほへ

 

 

 

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LOVE探求

保護猫いせやんはときどき間仕切りの扉をするりと交わしてリビングに入ってきます。

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サイドテーブルに重ねておいたクッションの上でくつろぎはじめました。

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おーいいせやん!

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リビングにはいせやんを怖がるほほやライバルのさぶがいるんだよ。

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私と保護猫スペースで一緒にあそぼう♪ いせやんの大好きなブラッシングしよう!

 

 

「やだ。おれ ここがいい!」

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うん。いせやん変わったね。

私やほかのお子たちがいる場所がいいんだ。

屈強で孤高の野良猫時代とはちがうよね。

いせやんの主張をぜんぶ聞いてあげられなくてごめんなさい。

でも、必ずいいご縁をさがすから!

 

 

さあ、明日からまた一週間がスタートしますね。

近頃、保護猫たちのお届けや卒業生ファミリーとの再会などで犬猫を愛する方と頻繁にお会いします。あらためて自分の周囲を見渡すと「里親になる方」「不遇な犬猫に目を留め、家族として迎え入れる方」にはいくつかの共通点があるのです。

知性と教養に富んだ(私とはちがい)奥ゆかしい方々が多いように感じます。

懐の深い想像力豊かな方々。

他を思いやり他の痛みに己の心を重ね合わせることのできる方々。

「人間力」の高さはほんとうに憧れます。

お話をしていて刺激になるし楽しいです。

 

いっぽう、ファッション感覚で犬猫たちを入手する人もいまだにあとを絶ちません。

 

売られている「血統の犬猫」に価値を見いだすすべての方へ

千度でも万度でも声をかけて差し上げたいです。

「家族は買わなくても出会えます」

道徳心溢れる社会は、健全で成熟した国家を形成していきます。

私たちの慈悲と品格が道しるべとなり、生き直すチャンスを得られる犬猫たちがいることをどうか知ってください。

命を粗末に扱う時代はそろそろ終わりにしたいですね。無関心や他人事もしかり。

ブランド、ビジュアル至上主義を超越した先に実在するLOVE! を探求して。

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タキシードのシンデレラ1

皆さまこんばんは! 本日の主役はタキシードのシンデレラです。

 

マイ太郎さんのブログの天音の卒業記事のコメントで天音を魔法のかかったシンデレラのようだと書いてくださった方がいます。ほんとうですね。

まずはマイ太郎さんとマイママさんに深く感謝します。

天音と出会ったとき、精神的にも環境的にも私はキャパオーバー気味でした。

ツイッターで天音の保護を報告すると、マイ太郎さんはすぐにマイママさん預かりをに打診。おふたりのお申し入れに恐縮しながらも、マイ太郎さんのご実家ならまちがいないとお願いすることに。

 

そのときの一連の記事はこちらです⇒ 「忠ねこ 天音」

 

保護から数日後、天音はひどく体調を崩しました。今までの疲れが体に出たのでしょう。

マイママさんとマイ太郎さんは、連日天音を連れて病院へ行ってくださいました。

ある日はマイ太郎さんが仕事を休んで連れて行き、ある日はマイママさんがタクシーで。

パパッと文章にしてしまうと軽く聞こえるかもしれませんが、簡単じゃありません。気力、労力、時間、お金がかかることです。その後もおふたりは私が天音に用意した支度金? や医療費などを受け取ろうとはしませんでした。

 

「私には多くはできないわ。でも、私も天音の幸せを願っているのよ」

 

何度切り出しても笑顔で固辞するマイママさん。どうご恩を返せばいいのでしょう。

 

おふたりがなにかに困ったときには、私などでお役に立つことは全力ではたらかせていただこうと心に決めました。天音に対するご慈悲を忘れません。

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天音の卒業はおふたりなくしては語れないですね。手のぬくもりや涙をありがとう。

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今だから書きますが、実は私怒っていたのです。

 

天音を保護した直後のこと。

 

過去の記事で触れていますが、天涯孤独でひっそりと暮らしていた天音の存在を、母の店で私に知らせた方とのやり取りでした。 その方は私の顔を見るたびに、ご自身が見かけた不幸な動物の話をしつこくしてきます。過去にはその方が見つけたという「不幸な猫」を私が数匹里子に出したことも(苦笑)。

 

私に期待しているのはわかります。たきつけているのもよくわかる。

私よりずっと恵まれている環境の方ですから、私は正直おもしろくありません。

 

「自分でやればいいのに」

 

ついそんな風に吐き捨てそうになります。

 

どこかで知った天音の存在を私に話し私を動かしたあと、なぜかその方は態度をコロッと変えました。おそらく私の本気度にひるんだのだと思います。

 

話を聞きすぐに天音の元へ向かった私は、とりあえず天音を母の店まで連れて行くことに。

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厨房の裏に閉じ込めキャリーを用意するまでの時間稼ぎをしました。

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そんなことをしなくても天音は亡くなった飼い主さんの家から離れはしなかったでしょう。

 

でも、なんとなくいつものクセで保険をかけてしまうのです。

 

 

店に着いてスリスリみんなのご機嫌とりをする天音。甘えたかったのね。

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天音をキャリーにおさめたあと、私は受け入れてくれそうな動物病院などあちこちに電話をかけはじめました。私に天音の話をしてきた方はその様子をそばで見ていたのです。

 

電話を切り天音を病院へ連れて行こうとしたらその方と目が合いました。

 

「大変でしょう? やっぱりこの猫ちゃん保護しなくていいよぉ~~~」

 

「は?」

 

「私考えたんだけど~ あそこで“死んじゃった飼い主を待つ”のは、この子の幸せなんだろうなあって! 私たちが簡単に(保護するしないを)決めるんじゃなくて……この子はきっと飼い主を待ちたいんだろうなあって! それがこの子の意思なんだよ。この子は待つのが幸せなんだよ~~~」

 

 

意味がわかりません。

 

でも一言一句覚えています。

 

私は一切その方に責任を求めることはしていません。誰が持ってきた話であれ、天音の保護を決めた瞬間から、すべては私の自己責任です。

 

なのになににひるんでこんな形で自分の前言をひっくり返したのでしょう?

 

最後の言葉だけはどうしても納得ができなかったので、私は返しました。

 

「お言葉ですが●●さん、私はあそこで死人を待つのがこの猫の幸せだとは思えません。仰っていることの意味がわかりません。この子は今を生きているから過去には戻れません。●●さんにはなにも期待していません。すべては私の責任で行うことです」

 

ご縁が決まった今、私はその方にも感謝しています。もうこれ以上不幸な動物話を私の耳に入れてほしくはないけれど、その方が教えてくれなかったら私は天音を知らないままでした。そしてあのような生きづらい状況でしたら、天音はもうこの世にいなかったでしょう。

 

だからぜんぶ、ハッピーエンドかもしれないですね。

 

一生懸命ひたむきに生きてきた子は報われて当然です。

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天音のお見合いのときの写真をコラージュしてみました♪

 

①里親さんからおみやげでいただいた焼き菓子

マイ太郎さんに甘える天音

③天ちゃんきょとん顔

④里親さんはiPadにお宅の動画を撮って持参し、飼育環境を見せてくれました。

⑤真剣かつ和気藹々の話し合い(天音はどこ吹く風で昼寝してました^^;)

⑥私が買って行った栗どら焼き。たまには和菓子もいいですね!

 

いろんな善意を受け、天音は生まれ変わりました。

 

次回は、彼女を見つけシンデレラにしてくださった里親さんが登場します。

 

LOVE! をまとって

 

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