1 運命を変える方法(黒猫たちの力を借りて)

これを書くにあたって、私はかなりキツい思いをしています。パソコンの前に座るのがいろんな意味でむずかしいのです。だからどうか皆さま、読んでくださいね。べべも脇役で登場しますが今日は悪い内容じゃありません。誓います。

 

 

動画は外せません。短い動画をいくつか添えるので、一連を観てくださいね。

 

 

保護猫サク改め、楽(らく)への祝福を込め、スタートします。

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何度も触れてきた通り、2月末私は車の往来が絶えない危険なコインパーキングにて「サクとセス」を保護しました

 

 

今回の写真や動画はブログ初登場です。サクを保護した直後の映像

 

 

 

emi-goの病院にしばらく入院させることに。猛烈にしゃべっています。

 

 

 

サクを先にスカウトした私は、急いで現場に残ったセスの保護に向かいました。サクはその間、emi-goと中島先生にお願いしていたのです。

 

 

受け入れの環境を整え、後日私は病院へ2匹を迎えに行きました。

 

 

比較的穏やかなセス(黒猫)とちがって、サクは怒りモード

 

 

 

ね? そうでしょ?

 

 

でもセスといっしょなら、サクは少し安心することもあったみたいです。

 

 

 

セスが先に703号室を卒業。セス家が送ってくれた最近のセスの写真↓

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セスがいなくなったサクは困ってしまいました。

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私はサクに向き合いました。時間が解決することを知っているからです。

 

 

若いサクは遊び盛り。人と距離を取りながらも、やっぱりおもちゃにくぎづけ。猫じゃらしを見上げる顔に幼さが透けていますね。(写真はMIHOさん)

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サクは慎重な子で、自分から寄ってくることはほとんどありませんでした。

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それでもときどき、ほんのたまに、私に隙を与えてくれたりします。

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こちらからそっと近づく分には触らせてくれる。抱かせてくれる。サクの奥底はキャンディのように甘いのです。キャンディの包み紙が厚かっただけのこと。

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その包み紙をほどいている最中に、べべがとうとうラストステージに立ちはじめました。私は胸が張り裂けそうな日々を送っていたのです。

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私は家族の力を借り、包み紙をはがすことに。

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みんなが交代で、サクの包み紙をはがすのです。

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私の家族は、私を応援してくれています。

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私を支えています。

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私の家族は、それぞれに持病を抱えています。割と深刻な。けれど私に見せる表情は、たいがいが強く、安らぎに満ちています。私の自慢の家族です。

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だから私も諦めませんでした。みいさんによる写真撮影中

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サクもひとり遊びで退屈をしのぎました。べべも映ってますよ~♪

 

 

 

サクの包み紙をはがしている終盤に、サクは未来の家族との出会いを果たしました。サクの家族が私に「家族希望メール」を送ってくださったとき、まだべべはこの世にいて、ポテチ、十香、リリ、チャイ、ラテが新たに私の頭の中に加わっていた時期でした。いろんな思いが入り混じり、うちはもうメチャクチャで、ギブアップ寸前で、しかし私は、サクの幸せを願っていたのです。

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サクのお茶会の様子をもう一度お読みください

 

 

サクの里親さんからの初メールが届いたとき、べべは生きていて、サクのお茶会のとき、べべはこの世から消えていました。里親さんは一部始終を静かに見守り、私のペースに委ねてくれていたのです。

 

 

ペース……

 

 

実は私にペースなどありませんでした。

 

 

私のペースなど、ないんです。

 

 

里親さんと私は「折り合う」ことで、サクのお茶会が実現しただけの話。

 

 

それはお互いを思いやる気持ちに満ち溢れていたと確信しています。

 

 

里親さんが私の痛みを知って待ち、私は早く里親さんに応えようとした。

 

 

里親さんは2匹の愛猫と暮らしていました。左がハピリさん、右がホイミさん。

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よく似ていますがきょうだいではありません。年齢も離れています。

 

 

先に家族となったのは左のハピリさんで、次に迎えたのが右のホイミさん。

 

 

ホイミさん(右)は3本足の猫さんでしたが、とても元気だったそうです。けれど2番目に迎えた若いホイミさんが先に病に倒れ、里親さん夫妻は、可能の限りをホイミさんに尽くしましたが、ホイミさんは天国へ旅立ってしまったのです。

 

 

お茶会のとき、ホイミさんの話を聞いている間、奥さんがホイミさんを思い出して泣いてしまいました。私は全身で悲しみを受け止めることができました。

 

 

なぜならばこれまで私は多くの子たちを見送ってきたし、べべを見送ったばかりだったからです。里親さん夫妻は、サクを家族として迎えたいと断言。

 

 

私のほうはもちろんYESです。超YES! YES.YES.YES!!

 

 

お茶会やメールでの会話をぜんぶここに書くことはできません。ですがおふたりの雰囲気や環境が私の描く「サクの未来」に合致していたのです。

 

 

そんなおふたりが、いったいどうやってサクを知ったのでしょう?

 

 

「いつ里」でもなく「ペットのおうち」でもありません。

 

 

紹介です。

 

 

8年前に私が強烈な多頭飼育崩壊現場から保護した「あじさい」という猫の里親さんが、まさにハピリさんとホイミさんの「保護主」。当時、「あじさい」はキャパオーバーの私に代わって友人が預かり里子に出してくれた黒猫ですが、あじさいの里親さんは私とも仲がよく、彼女が自分にできる保護活動をしているのは耳にしていました。彼女はほかの保護猫も家族として迎え入れ、そのあと、街で出会った猫たちの里親を探す活動を個人でやっています。

 

 

サクのことをあじさいのママさんが、自分の里親さんに紹介してくれたのです。

 

 

あじさいの近況写真↓

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幸せそうだねあじちゃん♪ あじママさんいい方紹介してくれてありがとう!

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※あじさいも劣悪な環境で子猫を産んだ過去があります。産んだ子猫(これまた黒猫)は私が8年前に里子に出し、穏やかに暮らしています。

 

 

いろんな黒猫が登場するので、皆さまは混乱するかもしれませんが、要は里親になってくれた方が8年後に自分の里親さんを紹介してくれたという話です。

 

 

縁ってありがたい。

 

 

あじさいママさんは自分の里親さんを自信もって紹介してくれました。

 

 

お会いしてみると、なるほどさすがあじさいママさんのチョイスだわと、唸る思いでした。サクの家族になってくれたおふたりは素晴らしい夫婦です。

 

 

おめでとう。新しいお宅での様子は次回へ

 

 

サクは新境地で包み紙がほぼはがれた模様です。

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一頭でも二頭でも家族とめぐり会える犬猫たちが増えることを願って!

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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あなたが存在しています

おととい、ナナ、さぶ、あまぱんに使う点滴の針を買いにemi-goの病院

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中島先生こんばんは~!

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病院の看護師さんに「お疲れですね……フラフラしていますよ?」と言われ「はい」と答えた直後、emi-goから小さな封筒を手渡されました。

 

 

「はい! 田辺さんにプレゼント! 癒されてください(にこ)」

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うわ……超うれしい。ちょっと落ち着いたら遠慮なく使わせてもらうね。

 

 

マッサージ券ありがとう。emi-goこそ必要なものなのに悪いね。

 

 

昨日は大巻先生の病院へ。診てもらったのは14歳の女子猫タマちゃん。私の姑の3匹の愛猫のうちのひとりです。

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タマちゃんと姑の出会いは、14年前。

 

 

ある個人の活動家が道端でひとり里親会を開いていたところを通りかかった姑。

 

 

突然、「保護猫いかがですか?」と声をかけられたそうです。

 

その方があまりにも真剣かつ困っている雰囲気だったので、すすめられるままタマちゃんを迎え入れた姑。もちろん、お父さんも賛成で仲よく暮らしています。姑んちにはジュンちゃんサンちゃんもいます。ジュンちゃんはペットショップ出身。サンちゃんは姑自身が保護した末娘。

 

 

姑は軽く数えても30匹以上の外猫たちをたったひとりでTNRしてきました。もちろんすべて年金のポケットマネーです。病院へ運ぶのもひとり。リリースも餌やりもひとり。私がプレゼントした捕獲箱は常に庭先に置いてあります。

 

 

嫁の私に泣き言を漏らしたことは一度もありません。頼みごともしません。

 

 

その姑が、私に「助けて!!」と電話してきたのです。

 

 

「しこりのあるタマちゃんを2軒の病院へ連れて行った。だけどお金の話ばかりを繰り返す獣医師がいまいち信用できない。その病院にタマちゃんの命を預けるのが怖い。だからアンニイさん、どうしたらいいの?」

 

 

「私を頼ってくれて光栄です。もし必要なら私の信頼している先生を紹介します。ですが、それを望むか望まないかはお母さんが決めてください」

 

 

「アンニイさん、私行きたいわ。タマちゃんと行く」

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で、諸検査を終え、タマちゃんは5㎝の大きなガンを切除する手術に向かうことに。細胞レベルでの転移は術後、抗がん剤を使用するかもしれません。決断したのは姑。私は聞かれたこと以外はアドバイスをしません。

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デッカいガンがタマちゃんのQOLを下げ、食欲不振に陥っています。ガンはどんどん勢力を増すので、次の月曜早速手術します。

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大巻先生を信じます。どうかどうか。

 

 

帰りの車内で姑は下を向きながらボソボソつぶやいていました。早く私に相談すべきだったと。タマちゃんのガンが大きくなったのは自分のせいだと。タマちゃんを苦しめたくないと。でも、私はそうは思いません。

 

 

タマちゃんは素晴らしい家族に恵まれ、珠のように育てられています。

 

 

そうですよね?

 

 

うちの保護猫ポテチと

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十香ちんにもいいご縁を探したいです。

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ブログにはあまり登場していませんが、彼らは私のポジティブな部分になってくれています。すぐにでも募集を開始したい。彼らはもう人馴れしています。だけど私の気力が追いつかず、まだできません。私の場合、一般募集に多大なエネルギーがかかるからです。

 

 

もし、ポテチか十香のどちらかが気になる方がいたら、ご連絡いただければほんとうにありがたいです。十分にブログで紹介していないのに図々しいお願いですが、万が一、手を挙げるか迷っている方がいたらどうぞ挙げてください。

 

 

最近、私に残されている力は、バンビちゃんを中心に注いでいます。

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1日中こんな調子で目が離せない……

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おしっこはどこででもします。運子も。ぜんぜん構いません。

 

 

 

うまく立てず、悔しくて泣きます。吠えます。ぜんぜん構いません。

 

 

ごはんは強制給餌になりました。薬も点滴もやります。ぜんぜん構いません。

 

 

あまりにも臭いのでシャンプーの刑になりました。

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ナナより元気なリルはお父さんやお母さんと個別の散歩を楽しんでいます。

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私たちは家族です。健やかなるときも病めるときも、一心同体です。

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譲り合い、支え合い、お互いを理解する努力をつづけ、お互いを諦めないことをつづけ、抱き合って生きていきます。

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ナナ、あなたがお母さんを必要として力強く泣いているまさにその瞬間、お母さんもナナを必要とし、ナナの役に立ちたくて喜んで駆け寄ります。

 

 

お母さんにも物理的な限界はある。しかしお母さんのナナへの思いは限りなく広がりながら、常にナナへと向かっています。家族へと向かっています。

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こうして穏やかに眠ってくれるようになるまで、この日は闘いでした。

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だけどあなたが存在する。これ以上の幸福があるでしょうか?

 

 

 

 

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私を見あげるあなたのその目

べべの月命日。卒業犬ロビー家とめいちゃんちび太くんのママさんが美しいお花を送ってくれました。ほかにもいっぱいお花をいただきました。心が落ち着いたらぜひお名前を紹介させてください。

 

 

「べべちゃんの月命日、ちょっとだけアンちゃんち行っていい?」

 

 

MIHOさんが声をかけてくれたので、午前中は掃除しながらMIHOさんとみいさんを待つことに。最近我が家は散らかり放題でお客さまをお迎えできる状態ではなかったのです。いかんね。

 

 

みいさんが来るなら保護猫十香の写真も撮ってもらおうともくろんだ私。

 

 

なのに十香は逃げまくりで、ぜんぜん撮れませんでした。

 

 

 

みなさんが帰ったあとにすり寄ってくるという……

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はあ。モデルさん、ダメじゃん(笑)。まあ、徐々にね。

 

 

十香の写真は改めてみいさんに撮影してもらいます。

 

 

 

十香は生活になじんでいますよ。ポテチも元気です。

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「私が包んだからよく見るとグチャグチャなんだけど……はい、みほりんと私からアンちゃんへのプレゼント! 開けてみて!」

 

 

みいさんとみほりんは満面の笑み。なんだろ? 写真かね?

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みいさんがわざわざ自分で包装してくれたというのでゆっくり丁寧にオープン

 

 

 

信じられない。あまりにもべべそのもので……

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ふたりからの贈り物はべべの絵。もとになった写真を撮ったのは私です。

 

 

だからべべは私を見ているのです。どの角度から見てもべべと目が合うよう描かれており、毛の一本一本、爪の形にいたるまですべてがべべでした。

 

 

 

醜い顔ですみません。もうダメ。涙腺崩壊……

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ロビー家、めいちゃんちび太ママさんのお花を添え飾ってみました。

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白雪姫リルもちゃっかり写っていますね。べべもリルもかわいいなあ♪

 

 

 

べべロス、べべ欠だったからほんとうにうれしかった。ありがとう。

 

 

 

べべべべうるさいようですが、べべは最後すごいがんばったんですよ。

 

 

いや最初から最後までがんばったんです。

 

 

最後の2日間のことを、今は無理だけどいつかブログに書きたいです。ご迷惑じゃなかったらそのとき読んでくださいね。

 

 

 

KISS

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6月30日にみいさんが撮ってくれたべべと私

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ちなみに本日も同じTシャツを着ております。ユニクロいいね。

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最後にさぶのジャンピング抱っこの動画を自慢しておやすみなさい。

 

 

 

明日が皆さまにとってすばらしい1日でありますように。

 

 

 

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ウマの合う獣医師

皆さまこんにちは。2日連続で遠出し体調がいまいちです。

 

 

前回の冒頭に書いた卒業生のことをきちんとお話します。そのために昨夜里親さんに再度安全対策を目に見える形でお願いし、画像が届くのを私は待っている状況です。お世話になった太田康介さんが先にUPしています

 

 

里親の皆さまへ、脱走だけはさせないでください。一生のお願いです。

 

 

 

さて、ゴロゴロしてばかりも辛いので、本日は獣医師ネタを。

 

 

バンビちゃんことナナの膵臓の数値の件で大巻先生より電話があり、ナナは「膵炎」を患っていると判明。腎臓病と膵炎。食事療法が異なります。

 

 

 

どちらを優先すべきか迷うところ。

 

 

けれど、大巻先生と話し合い、膵炎の食事療法を優先することに決めました。

 

 

理由は簡単。①腎臓病のコントロールがされている点、②カツオバーをごはんに混ぜている時点で、腎臓用の食事の効果が減っている点。

 

 

つまり当面食事は膵炎対策でいくということです。

 

 

早速ナナ用の新しいご飯をポチ

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ナナは近々東大病院へ行きます。腎臓病の治療に関わる「ある治験」を開始するのです。長生きだけがすべてだとは思いませんが、私はできることをしたい。もし、私に人間の子どもがいたら、まちがいなく私はそうするから。

 

 

人間と犬猫の混同はしていません。

 

 

人間は人間であり、犬は犬であり、猫は猫です。

 

 

ただ、私の家族は私にとって異種を超えた存在ゆえ、好きでそうしています。

 

 

そんな私にとって、大巻先生はデカい。

 

 

大巻先生は手柄を横取りしません。どういうことか説明しますね。

 

 

不治の病を患った大型の老犬がいました。大巻先生の患者でした。飼い主さんは東洋医学やサプリメントを一切せず、大巻先生の治療のみをその犬に受けさせていたのです。その犬は宣告された余命をはるかに超え、元気に生きました。

 

 

私が大巻先生を褒めます。

 

 

「その子が生きているのは大巻先生のおかげですね」

 

 

大巻先生は否定します。

 

 

「いえ。正直、ぼくのおかげではありません。その子がどうして生きていられるのか、実はぼくも科学的にわからないのです。その子の力じゃないですかね?」

 

 

私は多くの人間を見てきました。だから驚きました。

 

 

大巻先生は私にとって欠くことのできない人だと思ったのです。

 

 

そして実際、大巻先生はべべの延命を助けてくれました。

 

 

くどいようですが、大巻先生による胃がん発覚後、べべは9年半生きたのです。16歳半でこの世を去るまで、べべはQOLを維持しながら生き抜きました。

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6月30日の写真。(みいさん撮影)

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私の武勇伝をぜひぜひ読んでほしいです。べべの死後、私はこれを読んでちょっとだけ楽になりました。どういうホームドクターが、私に必要なのか。

 

 

※断っておきますがあくまで私の体験と考えです。

 

 

1 ホームドクターと愛犬の生/幸せの703号室

 

2 神の手/幸せの703号室

 

3 共に生きてる/幸せの703号室

 

 

誤解のないよう捕捉します。

 

 

犬猫の医療、人間の医療、どこまでやるのかは各家庭それぞれ。やることやらないこと、選択は自由です。やらなければならないとは微塵も思いません。

 

 

私はそのように里親さん方にもお伝えし、卒業生が病気になった場合、求められたときのみアドバイスをしています。ほかはいっさい口を出しません。

 

 

仕事や家計の事情もあるでしょう。ぜんぶわかります。想像できます。

 

 

だから私のしてきたことについても、しなかったことについても、正解とか不正解ではなく、フラットな気持ちでブログを読んでいただけたらうれしいです。

 

 

ここは私の持ち場です。誰かを傷つけたくないし、傷つけられたくもない。

 

 

皆さまが「愛する子を思って」した選択は最善で正しいに決まっています。

 

 

私のウマの合う獣医師は、数値で根拠を示す科学的な発言をする方。私が諦めていないときに、諦める方向に諭さない方。治療が見える透明性。失敗を隠蔽しない方。万能でなくて全然構いません。オンとオフのスイッチを持っている方。

経験に基づく勘の鋭い方、多角的で視野の広い方。知識が豊富な方。

うちの子を愛してくれなくてOK。プロとして仕事に取り組む方。ベストを尽くす方。精神的な慰めや導きは要りません。ありのままを伝えてくれる方。

いっしょに模索できる方。ときには喧嘩ができる方。喧嘩ができるというのは無駄なエネルギーを放出するためではなく、お互いが大人として建設的な提案をし合える方という意味です。

 

 

べべは大巻先生に出会い、老衰の状態まで粘れました。人はみんなちがうから、皆さまが大巻先生とウマが合うとは限りません。皆さまは皆さまにとって「ウマの合う先生」に会えることを心から祈っています。

 

 

ちなみに当のべべは大巻先生が大嫌いでしたけど(苦笑)。

 

 

最後についでといってはなんですが、あとふたり。

 

 

大巻先生の後輩であり、emi-goのご主人でもある「だいしまえ動物病院」の中島先生東大病院の前田先生。中島先生は穏やかかつ真摯な人柄で大巻先生も信頼している先生です。前田先生はやさしく理知的で肯定的な意見をくれます。

 

 

ほかにも多方面にわたって数名お世話になっている先生がいますが、今回はこの辺までにしておきますね。読む方が疲れちゃうといけないので。

 

 

ビジネスの世界で耳ダコのセリフがあるじゃないですか?

 

 

「顧客のニーズにこたえる」

 

 

単純に括るのもあれですが、結局私は、そういうことだと思うんです。

 

 

皆さまが顧客だとしたら、そのニーズにこたえるのが獣医師です。

 

 

自分のニーズと向き合うのはたいせつですよね。

 

 

私は具体的になにを望んでいるの?

 

 

数時間前の703号室

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ナナが飛びまわっていました。歩けるっていいね!

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ほほはスヤスヤ

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保護猫ポテチ。保護部屋の中を探索する回数が増えています。

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「メシ くれないのぉ?」

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保護猫十香(とか)は食い意地が張って仕方ありません。さぶのお皿に顔をつっこんでは食料を強奪。魅力的な女性です。

 

 

長くなってごめんなさい。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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胸に持つもの

コメントをくださったみなさまへお返事を書きました。改めてありがとう。

 

 

今日は急きょほほを連れて東大病院へ

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左側の悪い歯が原因で顔が腫れてしまったのです。重度の水頭症のほほには麻酔が非常に危険。ほかの猫のように抜歯手術ができません。

 

抜歯もできないし、違う病気で手術が必要になった場合も、たぶん無理です。

 

 

極端な言い方をすれば、「座して死を待つ」に近いものがあるかもしれませんが、私はそうはしないつもりです。ほほと生きます。どうにしてでも。

 

 

ほほと私のふたりきりのドライブ。30分の距離が異国ほど長く感じられました。安全運転のために薬を飲む時間を意識して、正解。

 

 

ほほ、検査行ってらっしゃい。お母さんがすぐ外で待ってるから。

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待合室には大勢の方がいて、私は少し気分が悪くなってしまったので20分ほど東大農学部の敷地内を散策。その際にふと目に留まった建物

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なんの小屋かはわかりませんが、いいな。こんな家に住めたら猫を2Fのバルコニー(サンルーム?)に出せるのに。これだったら脱走不可能ですね。

 

 

ほほが検査を終える頃を見計らい、院内へ。撮りそびれたけれど、大手術を終えたクッキーくんという愛らしい犬が私に甘えてくれて嬉しかった。

 

 

11歳のクッキーくんが週末無事に退院できますように。

 

 

前田先生登場

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前田先生を見た途端、涙が止まらなくなり、もう自分が超憎くてたまらない気持ちに。「この世で苦しいのはアンタだけじゃないし、バカみたいにメソメソかわいそう面して、涙の女王気取りかよ?」みたいな、ね。

 

 

したら前田先生が、【撮れたてホヤホヤのほほさんのかわいい写真】をPC画面に表示させたのです。目をつぶっているのが前田先生のお気に入りだとか。

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ホッとあたたかい風が心に入ってきた。ありがたい。

 

 

ほほは予想通り、【コンベニア(抗生物質)注射で様子見】となりました。口が痛いだろうけど、ほほ、がんばれ。ほほは強い。お母さんは知っています。

 

 

激しい夕立の中、ほほを乗せ自宅をめざして走りました。で、無事帰宅。

 

 

ただいま。

 

 

やる気があるうちにほほの通院記録をブログにUPしてしまおうと思い立ち、今パソコンの前に座っています。

 

 

私は現在、「急性ストレス障害」で通院中です。人によっては1か月程度で自然治癒するそうですが、私の場合は症状が割とヘビーで、病院と薬の力を借りて復活を狙うことにしました。これ以上悪くなったら日常生活に支障をきたすから。

 

 

出てきているものとしては、めまい、吐き気、頭痛、胃痛、集中力の欠如、判断力の欠如、物事の優先順位がわからなくなることがある、うまく話せない時がある、気分の落ち込み、動悸、不眠、食欲不振(でも食べてますご心配なく)、視力過敏(蛍光灯や光がバチバチついたり消えたりするような錯覚)など。

 

 

情けないし、弱虫で役立たずでほんとうに申し訳ありません。

 

 

私は同情してほしくて書いているのではありません。

 

 

ただ、私の周りには多くの方がいます。その方たちに誤解されたくないのです。

 

 

先日、すれ違った近所の方に私はきちんとあいさつができていなかったらしく、翌日長いラインで問い詰められました。とても辛かったです。

 

 

できることもあって、できないこともあって、まあまあマシな日もあって、そうじゃない日もあって、早くよくなって微力ながら私にできることをしたい。

 

 

最低でも、「お母さん」と「保護主」のペルソナだけは死守したい。

 

 

それが最近のぜんぶです。

 

 

ネガティブな文章を読んで気分を悪くされた方、ご迷惑をおかけしている皆さま、ごめんなさい。

 

 

最後に、みいさんが6月30日に撮ってくれた写真を

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ほほを抱っこするなら黒以外の服を着ればよかった。

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我が家には私の宝物があります。宝物と生きていくためにお金は必要ですが、お金では買えない宝物ばかりです。また当然売ることもできません。

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家族が私の自慢であり、宝物です。

 

 

一寸先のことはわかりません。

 

 

けれど、私は宝物を得た喜びを胸に持っています。

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LOVE

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皆さまにとっていい一日でありますように。

 

 

PS いい先生にめぐりあい、薬を適切に飲んでいます。酒は飲んでません。

 

 

 

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