満天ちょこっと と 台湾旅行(婚約式へ)

保護猫満天はごはんの催促がハンパじゃありません。たくさんしゃべります。

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顔が大きくて、手足が太いです。デカめ男子は私の大好きなタイプ。健康のオーラが全身から溢れています。体調が安定しています。ほげっとしたお顔にくすぐられます。

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近々満天特集をブログで行います。家族を希望する方からのご連絡をお待ちしています。

 

 

 

さて、本日は台湾のド派手な「婚約式」について旅行写真を織り交ぜながら。

 

 

興味のない方はここでお別れしましょう。以後台湾親族関連の写真がずらーとつづきます。

 

 

2日目、6時過ぎに起床。隣の部屋の妹夫婦を起こし、みんなでバイキング朝ごはん

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朝ごはんは宿泊代金に含まれているから食べないと損。みんなでたくさんいただきました。

 

 

 

ホテルを出て、タクシーで伯母の家へ

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着くと部分ウイッグとつけまつ毛をした伯母が出迎えてくれました。

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おはよ。文範。いよいよですね。ヘアメイク中の新郎は照れ顔

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ジミ婚なんていうのもめずらしくない日本。台湾も年々そうなりつつあるそうです。

 

 

しかしお嫁さんのご両親は「台南」出身。日本でいえば名古屋のように盛大に結婚式を執り行う地域です。新郎家はお嫁さんのご両親の意に添い台南のしきたりを重んじることにしました。

 

 

いくつかの儀式は割愛。婚約式と結婚式(2回やるそう!)のみに絞りました。私からしてみれば「どこを省いたの?」ってほど充分なんですけど。

 

 

新郎のヘアメイクはあたりまえ、だそうです。まあ晴れの日ですものね。

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新郎に専属カメラマンさんがひとりつきます。新婦側には4人ついており、総勢5名のカメラマンさんが1日をかけ何万枚(!)もの写真を撮るのです。信じられないですよ。

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私たちも負けじとミラーレス一眼をフル活用。せっかくそれなりに着飾っているのでね!

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カメラマンさんが女性陣を撮ってくれました。姉妹と姉妹。お気に入りの1枚です。

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伯母と新郎のすすめで、私もちとだけブローしてもらうことに

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ぺちゃんこ頭がふんわりしたところで、記念撮影。新郎は真新しい正装に着替えていました。

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婚約式は新婦の家で行います。朝婚約式、夜結婚披露パーティってなんかすごいなあ。

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運転手つきのハイヤー3台をこの日のために用意した模様。ちなみに新郎家は車を持っていません。自転車だけ。こういうときは惜しまないタイプですがふだんの生活は質素で堅実です。

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先頭を走る新郎の車両からはときどき爆竹が投げ出され、結婚式を行うことを周囲に知らせていました。私が小さい頃の結婚式は町中が煙く感じられるほどの爆竹量でしたが、最近はスリム化している雰囲気です。道路がすいていたため、予定より早く着きそう。

 

 

路肩にしばし停車し、時間を潰します。

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新婦実家のマンション下に到着。すでに関係者でギュウギュウでした。

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新郎家から運んだ荷物を新婦家に置き

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長い待ち時間を経ていよいよ儀式がスタート

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新婦側から新郎側へのお茶菓子、おわんに入った汁物、フルーツを着席していただきます。

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大きな神棚。これを見て私は新婦のご実家の職業を当てました!

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ご両親はきっと商いをしているにちがいありません。伺ってみると正解とのこと。やったね!

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新郎の友人。弁護士仲間だそうです。腰の低い紳士でした。

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美しい新婦登場。手に持っているのは「あたらしい家族になる客人(私たち)」へ振る舞うお茶

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私たちは出されたお茶を飲み干し、空いた茶碗に「紅包」(お金の入った紙袋)を突っ込んで新婦に返します。その際にひと言ずつ新婦に言葉をプレゼントするのです。

 

 

この儀式は通常伯父、伯母、祖父母などの目上の方がやるのですが、なぜか私まで頭数に入れられてしまいました。みんな私を見て、「アンニイお姉さんはちっとも老けない、いつ会っても若いまま」と言ってくれたのに・・・・・・正直複雑な心境です。でもいいや。めでたいから。

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私は茶碗を回収しに来た新婦に「幸福美満」の一語をプレゼント。

 

 

新婦は「謝謝」と頭を下げました。

 

 

それにしてもカメラマンさんの数が・・・・・・日本じゃ考えられないですよね。

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つづいて、新郎家が新婦家に結納金を渡す儀式。目玉が飛び出す額でした。

 

 

新婦側は満面の笑みで受け取ります。

 

 

そして受け取った直後に、お母さまが北京語でこう話しはじめました。

 

 

「私たちは今、あたたかい心を受け取りました。けれど私たちはこのお金をお返しいたします。このお金を娘夫婦の未来の発展のためにつかっていただくのが私たち夫婦の考えです。私たちはお気持ちだけをちょうだいします。ありがとう」

 

 

実際は受け取る方もいるのですが、新婦のご実家の選択は「受け取らない」でした。

 

 

受け取っても受け取らなくてもどっちでもいいんですけど、ひと言ひと言を噛みしめるように発した新婦のお母さまのお人柄に私は心が釘付けになりました。

 

 

右のおふたりが新婦のご両親です。笑顔がステキですね。

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最後の儀式は新婦に「純金をつける」です。新郎の母、新婦の母が、ネックレス、ブレス、ピアスをつけていき、仕上げに新郎が新婦に金の指輪をはめるのです。ゴージャスな風習ですね。

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ピアスがうまくはめられない新婦。すぐさま新郎がiPhoneを鏡にし、差し出しました。新郎は昔からどこへ出かけてもドアを開けてくれるし、重い荷物も率先して持ってくれます。レディーファーストやエスコートが自然と身についたジェントルマンです。

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金をまとい花嫁はいちだんと華やかに。以前私は検事と書いたのですがまちがいです。新婦は裁判官をしており、新郎も新婦も法廷では「別人になる」と伯母が話していました。

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オンとオフを器用に使いこなせるのっていいですね。それにしてもあなたたちいちゃつきすぎ!

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カメラマンさんがやたら「キス」させるので、見ているこちらは顔から火を噴き出しそう。親の前で堂々とキスをするなんて日本ではあまり考えられませんね。結婚するまでは異性間の交渉を控えさせるのが親の役目ですが、結婚後は親も含めタガがはずれる模様です。

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ふたりのキスシーンを見ていた新婦のお母さまがカメラマンさんに笑いかけました。

 

 

「いいなあ。私も夫とあんなキスをしたい。私たちのキスも写真に撮ってもらえるかしら?」

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ほんとうにかわいい方です。そしてご両親はキスシーンをバッチリ撮ってもらっていましたよ。素晴らしい婚家に恵まれ、王文範は幸せな男だと思います。

 

 

終盤、新婦の愛犬2頭が登場。新婦は保護老猫も飼っていますが会えませんでした。

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ちょい重めの愛想のいい犬たちに場が一気に和みます。

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私もチチのご両親をたいせつにしないと。

 

 

すべての儀式が滞りなく進み、正午前には新婦の家を出ました。

 

 

帰る際に何度も注意されたのは「グッドバイ」「バイバイ」「再見(さようなら)」などの別れの言葉をぜったいに口に出してはいけないこと。失言しては困るので、私たちは会釈だけしました。

 

 

夜のウエディングパーティまであと5時間あります。

 

 

疲れきった私は、いっしょに行動したがる伯母を振り切り、ひとりホテルに戻って昼寝しました。

 

 

母、妹夫妻は時間を惜しんで寝ません。

 

 

普段着に着替え、漢方の買いつけに行ってしまいました。パワフルですね。

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カメラの中に入っていた画像。たくさん入手したみたいです。店で料理に使うのでしょうか?

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漢方薬局の帰り道にまたソウルフードを3人で食べたんですって。

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あっぱれの元気と食欲です。

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私はその頃、703号室で昼寝をしている夢を見ていました。

 

 

台北のホテルで昼寝しながら、703号室の昼寝の夢を見るなんて、なんだか不思議です。

 

 

つづく

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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運び屋

本日は台湾ネタをいったんお休みし、保護猫たちに前面に出てきてもらうことにします。

 

 

師走になり、皆さま同様私も忙しなく過ごしています。台湾話を楽しみにしてくださる方がいるのかは不明ですが、日々の更新の合間にちょこちょこ書けたらいいなあと思っています^^

 

 

 

まずは703号室の一押し! 満天(男子)

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アピール写真が揃い次第、家族募集をはじめます。今の段階で満天が気になるという奇特な方がいましたらどうぞお問い合わせください。大歓迎です。

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次は実葉。近況は? との声が聞こえてきそうですが、元気にしています。

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実葉が宙ぶらりんな状態なのは、まだ静養と経過観察が必要だからです。なにせひどい骨折とケガを負ったので、もとに戻るまでには時間がかかります。

 

 

先日実葉に会いに行った日の様子は改めてUPしますね。かわいくてたまりませんでした。

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実葉ももちろんいずれ家族募集をします。実葉を忘れないでやってください。

 

 

 

そして実葉を保護したFさんからの依頼で、私は2匹のメスの外猫のTNR費用を負担する約束をFさんにしていました。覚えている方も多いのではないでしょうか?

 

 

実葉の大手術が終わった日、同じ病院でひっそりと不妊手術を終えていた1匹目の外猫(近所ではさくらと呼ばれていました)に会ってしまい、私は外に放すことが正しいのかわからなくなってしまったのです。実葉となにも変わらない「猫」だったから。

 

 

その日の記事はこちら↓ にあります。ぜひ読んでほしいです。

 

 

「実葉の手術、その後、そしてベールのきみ/幸せの703号室」

 

 

 

以後数回、703号室ブログにも登場している「洗濯ネットガールさくら」。折に触れFさんのお宅に様子を見に行きましたが、このたびマイ太郎さんのお宅へ移動することになったのです。

 

 

理由はマイねーの親切な申し入れと、1か月半を経て2匹目が無事に保護されたため。

 

 

 

この子が2匹目。仮名を「花枝(かえ)」にしました。現在Fさんちにステイしています。

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花枝はさんざんな猫生で、加えて今、体調がよくありません。まだ不妊手術を受けられずにいます。通院をしながらFさんちで1~2週間休ませてもらい、不妊手術の日にちを相談します。

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手と骨盤を折られ、FIVキャリアで腎臓がひとつしかない実葉。リリースをしないと決めた洗濯ネットのさくら。2匹の猫の安全保障をするなら3匹目の花枝も当然やるしかない。3匹は連なった話ですし、第一、自分の選択や決意に私は後悔したくありません。

 

 

マイ太郎さんがさくらの家族募集を引き受けてくださるおかげで、私は花枝に取り組めます。満天(まんてん)、実葉(みは)、花枝(かえ)は私が譲渡責任者としてご縁を探していく所存です。

 

 

花枝は近々Fさんのお宅より703号室に移動してきますので皆さまお見知りおきください。

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時間がかかったけど、無事に花枝を保護できてよかった。Fさんお疲れさまでした~!

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さあ、ベールのきみ、マイ太郎さんちに向かいましょう。

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さくらは仮名が「つぼみ」に変わります。

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わかりづらくてごめんなさい。

 

 

実葉、つぼみ、花枝の美女トリオ。名前はなんとなくおそろいの雰囲気が出ていますよね。

 

 

①実葉(マイママさんちにステイ)

 

②さくら→つぼみ(マイ太郎さんの保護猫としてマイ太郎さん宅へ移動)

 

③花枝(703号室に移動予定)

 

なあんばいです。

 

 

 

運び屋がつぼみ嬢を未来に近い場所にお連れします。

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さあ、もう1回洗濯ネットに入ってもらいますね。

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40分のドライブを終え、目的地に到着!

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つぼみ嬢はまんまるのおめめで驚いています。

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すでにホカペがぽかぽかになっていた床とケージ

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保護部屋には隠れ家も(笑)。

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マイ兄に気づかれてしまいました。

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保護部屋は二重扉になっており、スケルトンの扉と目隠しの扉があります。やるう!

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つぼみさん、Fさんちもよかったけどここもいいでしょ?

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つぼみさんはもう一生外に出なくていいや。わかった?

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マイ兄

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はっちゃん

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あたらしいお友だちをよろしくね。

 

 

 

夜遅くにおじゃましたのに、夕食までごちになりました。めんぼくない。

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きりたんぽ、おいしかった。運び屋は満腹です。

 
いろんな子が出てきて皆さまを混乱させてしまわないか不安ですが、満天、実葉、つぼみ(マイ太郎家)、花枝の4名の家族募集をしていきますのでどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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Ten years later

私たちはレイ(左の黒い犬)の家のそばの大きな公園で待ち合わせました。

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全員が揃ったところで、てくてく歩き出す。

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10人11頭の行列は周囲の視線を独占。

 

 

犬たちはお構いなしでどんどん先に進みます。

 

 

 

スタート地点のまりん

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今のまりん

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スタート地点のマリア

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今のマリア

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まりんとマリアは同じ家にいます。

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まりん&マリア家の同居犬麦&メイプルも参加してくれました。

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スタート地点のかなた

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今のかなた

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かなた家には元保護犬のちゅらもいます。

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企画や幹事を担ってくれたかなたのご家族、お疲れさまでした。

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スタート地点のレイ

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今のレイ

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今回全員でレイのお家におじゃましました。お世話になり、ありがとうございました。

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※ちゃっかり愛車に乗り家族写真に写っているべべは703号室のお子です。公園内でレイの里親さんがべべのカートをずっと押してくれたのです。やさあしくやさあしくに声をかけながら。

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うれしいねえ、べべ!

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スタート地点のはな

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今のはな

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家族を代表しお母さんとお姉さんがはなを連れてきました。

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五頭の古巣703号室からはべべ

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ナナ

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リル

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チチ、ハハを添えて

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私たちはそれぞれに話す相手をかえ、かわるがわる近況を交わし合いました。

 

 

 

銀杏のじゅうたんを踏みしめ、広場をめざします。

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10年の時空を超え、姉弟たちが笑顔で並んでいます(並ばされています)。

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このメンバーでの集合写真はなかなかむずかしい。11頭が思うようにこっちを向きません。けれどちゃんといるんですよ。ぜひ数えてみてください。

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しばらく園内を散策したのち、一同はレイのお宅へ伺うことに。

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レイ家はすっかりクリスマスムードでした。素敵です。

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立ち話

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レイのお母さんがみなさんにお茶とお菓子を用意してくださいました。

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女子会

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みなさんからいただいたおみやげ。レイ家からは大きなプレートまで。ありがとうございました。

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犬たちはレイ家の広く美しい裏庭に放牧され、イクメンたちが面倒を見ています(笑)。

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このときいちばんうるさかったのは、手前にいる(茶色の)はなでした。

 

 

はなはお母さんとお姉さんを呼んでいるのです。

 

 

片時も離れたくなくて。

 

 

あたたかいおぜんざいを食べ終えたお姉さんは、すぐにお庭に飛び出してきました。

 

 

はなが待っているから。

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ほんの数分なのに、まるで長く会っていなかったかのような再会ぶりに私は唖然。

 

 

 

はなとお姉さんはほんとうにラブラブなんですね。はな、よかったね。

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はなの譲渡のとき小学生だったお姉さんと弟さんも、もう大学生か・・・・・・。

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弟さんは地方の大学へ進学し、お父さんはあいかわらずはなを溺愛している模様です。

 

 

「いけないことだとわかっているんですけど、うちは同じ布団で(はなと)寝ています」

 

 

申し訳なさそうに仰るお母さん。

 

 

「いえ。犬のトレーニング上、いけないことかもしれないですけど、うちもそうしていますから」

 

 

私も小声でゴニョゴニョと伝えました。

 

 

10年前、私ははなのお姉さんに「はなちゃん日誌」をつけてくださいとお願いしました。はなを家族として迎えるまでの準備期間にいろんなことを書いてほしいと。

 

 

小学生のお姉さんや弟さんはあたらしい家族(はな)を待ちわびている様子でした。

 

 

お届けの日を指折り数え、ウキウキと喜んでいました。

 

 

だからこそ私は、初心を忘れず、いつまでもはなをたいせつにしてほしかったのです。

 

 

驚くほど美しく成長し、すっかり大人になったお姉さん。

 

 

けれどはなに対する気持ちはなにもかもあの日のままです。

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いや・・・・・・もっと膨らんでいる気がします。

 

 

はなと重ねた歳月の分も厚くのっていますから。

 

 

 

10年前、無我夢中で保護し育てた子犬たちが、家族とともに元気に生きている。

 

 

 

家族も熟し、犬たちも熟し、縁を繋いだ703号室の私どもも熟し、その間に各々が数え切れないほど泣き、笑い・・・・・・しかし再びこうして束の間の時間を共有できたことに心から深謝します。

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Many thanks!

 

 

 

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Five puppies

10年前、千葉の海岸に捨てられていたあなたたち

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あなたたちは私の住む家にやってきた

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騒々しい毎日、あなたたちは信じられないほど活発に動いた。

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よく食べ、よく鳴き、よく眠った。

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そしてよく笑った。

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まりんとマリアは今も仲よし

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まりんが我が家をいちばんはじめに巣立ち、マリアは最後まで残ったのに

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長い年月を経てめぐりめぐって、あなたたちは再び同じ家で暮らすことになった。

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「縁」って、どこまでも深くて、どこまでも不思議なんだよね。ねえ、おちびのはなちゃん!

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私はなるべくあなたたちにいろんな経験をさせたかった。先代猫かつも協力してくれた。

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あなたたち姉弟は、かつとともに育ったから、みんな猫が大好きになったのね。

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かつが生きていてくれた。

 

 

あなたたちと遊んでくれた。

 

 

あなたたちは猫好きのままでいてくれて

 

 

だから私はかつを失っても、あなたたちの中にかつの存在を感じることができる。

 

 

 

ありがとう。

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しかしトイレの失敗には参ったよ。

 

 

かなたの後ろに見えている水色の敷物、なんだかわかる?

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そう。ビニールシート。

 

 

あなたたちがあまりにも粗相をするもんだから、ホームセンターで買ってきたんだよね。

 

 

なつかしいねえ。私、必死にあなたたちのトイレトレーニングをしたね。

 

 

どこに出しても恥ずかしくない犬たちになってほしくて。

 

 

実際、あなたたちはどこに出しても恥ずかしくない立派な犬たちに成長してくれたけど。

 

 

 

あなたたちは器量よしで頭がいいの。

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捨て犬だったけど、心は錦。目が輝いていた。みんなとてもきれいな目をしていて。

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私は今でも、あなたたちのにおいを、子犬だったあなたたちのにおいを覚えているよ。

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えだまめに近いにおいだった。やみつきになるようなにおいだった。

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でも、シャンプー後は揃って甘い香りがしたね。

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先住犬麦を伴ってのお見合い

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一頭ずつ、話が整っていく。

 

 

未来が決まっていく。

 

 

いよいよあなたたちが、703号室から旅立つ日が近づいて来る―――。

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私はさびしくて、どうしようもないほどさびしくて、だけどあなたたちは小さいままじゃないから

 

 

早く送り出さないとうちがたいへんなことになるし、あなたたちの幸せを考えると別れを私が受け入れるのは必須なんだけど・・・・・・

 

 

なのに未練がましく、離れがたく・・・・・・だから一頭一頭を連れて思い出作りに出かけたよね。

 

 

 

レイ、家族が決まったお祝いに、大きなショッピングモールに連れて行ってあげるよ。

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抜け駆けだから、みんなにはナイショね。

 

 

はな、かなた、ドッグカフェに行ってみよう。車におとなしく乗っていられるかな?

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まりんは私の友人宅へ連れて行ってあげる。楽しいデートをしよう。

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マリアは体の大きさでは一等賞だけど、胃腸が弱くて心配だったよ。夜中に病院へ搬送した日はほんとうに生きた心地がしなかった。チチも、私も。

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あと何日5頭でいられるかな?

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あなたたちの旅立つ先が、あなたたちの楽園であることを願っています。

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あなたたちおめでとう。卒業おめでとう。

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生まれてきたことにあらためて「おめでとう」。

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あなたたちは愛されるためにこの世に生を受けました。

 

 

全員、尊い犬たちです。

 

 

 

次回は10年後にタイムスリップします。

 

 

703号室より愛を込めて

 

 

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実葉の手術、その後、そしてベールのきみ

昨日のお昼、実葉の手術がはじまりました。病院からは連絡がないので私から行くことに。

 

 

じゃないとソワソワして落ち着かないのです。みいさんからラインが来て、実葉のいる病院はみいさんの知っている病院だと聞き少し安心。

 

 

5時半すぎに到着。実葉を見た私は唖然としました。

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頭を下げる実葉。まるで「ごめんなさい」のポーズです。

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うなだれている姿があまりにも痛々しく弱々しく、今まで会った中でいちばん小さく見えました。

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みいさんもしばし絶句。正直この日ばかりは写真を撮るのをためらいました。

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でもこれも実葉です。しっかり記録しておかないと。よくがんばった。実葉はすごいね。

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20分後、いっしょうけんめい体勢を変えながらやっと横になった実葉

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よかった、と喜ぶのも束の間、すぐにまた体勢を変えようとします。

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激痛が体を貫き、身の置きどころがないといった様子

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参った。当事者がいちばん苦しんでいるのは当然ですが、見ている方も相当辛いです。

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「わたし スリスリできない」

 

 

 

みいさんが帰ったあと、Fさんが病院へ見舞いに来ました。先生の説明を聞いています。

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骨の手術は術後たいへんな痛みが残るらしい。実葉の体内にはプレートやネジなどの異物が入り、実葉と共存することとなりました。生涯、ずっと。そして組織がかなり傷んでいたこともあり、手を尽くしたけれど歩行はもとに戻るかわからないそうです。

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日付がかわって本日、Fさんは警察(生活環境課)へ行きました。担当の方に丁寧に応対してもらえました。スクールサポーターを介して今後は未成年を指導をしていく方針になりました。両親にはもちろん言いますし、町内会にも目を光らせてもらうことにします。さまざまな意見があろうかと存じますが、実葉の次に悔しい思いをしているのは私どもです。できる限り精いっぱい動いています。ブログやツイッターに書けない事情もあるので皆さまどうかお察しくださいね。

 

 

昨夜寝る前、私はふと実葉にちゅーるを舐めさせているシーンを想像してみました。

 

 

実葉、ちゅーるとか舐めたことあるのかな? もし舐めたら目を輝かせるんだろうな。

 

 

そんな風に考え、術後のキツそうな実葉をかき消そうとしたのかもしれません。

 

 

 

さて、実葉の手術から丸一日経過。午前中から卒業犬コロンくんとのデートでべべ、ナナ、リルと横浜方面へお出かけしていた私は、帰宅後ひとり実葉の病院へ。毛布を持っていきました♪

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羽のように軽いのにふっわふわの自慢の1枚です。気に入ってくれるかな?

 

 

「あ タナベさん 昨日はごめんなさい じょうずにスリスリできなくて 毛布ありがとう」

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実葉ごはん完食! もう10年以上このフレーズばかり言っていますが「食べることは生きること」。実葉の食欲に生への執着心を見て取れました。やるね。

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術後より調子もよさげな雰囲気。よし! もっともっと回復してね。

 

 

 

「わたし ちと 楽になりました」

 

 

 

 

病院には実葉を保護したFさんがいました。Fさんは不妊手術を終えた猫を連れていました。実は実葉のほかにFさんから相談されていたことがもうひとつあったのです。「事情を抱えた野良猫2匹(メス)の不妊手術代を都合してほしい。病院には自分が連れて行く」という内容でした。

 

 

私がお受けできるのはここまで。この先は無理です。

 

 

線を引いて話し合いました。Fさんも納得しています。経済事情を抱えてはいるものの、Fさんは(10年以上私と支え合いながら保護活動をしてきた)小宮さんの友人でもあります。

 

 

実葉のこと(医療費負担、ケアおよび里親探し)と、2匹のメスの野良猫のこと(不妊手術代および医療ケア代を私のほうで持つ)はすでに大人同士で折り合いがついています。

 

 

そのうちの1匹をさっそくFさんが保護。実葉のいる病院で手術、ワクチン、駆虫を済ませていました。私は一連にかかったお金を病院に支払うため、Fさんと待ち合わせしていたのです。

 

 

お金だけ払えばいいものの、好奇心旺盛の私はついキャリーの中を覗いてしまいました。

 

 

洗濯ネットになんか書いてあるし(笑)。

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そうしたら急にわからなくなってしまったのです。

 

 

実葉はひどい目に遭ったからだいじだいじで、この子は不妊手術だけの約束だからもといた場所に返す。あなたは実葉じゃないからバイバイね。

 

 

そもそもいったい、実葉と洗濯ネットの子の間にはどんなちがいがあるというのでしょう?

 

 

この子も人慣れしている風だし、外暮らしが厳しいのは本来どの猫もいっしょのはず。

 

 

・・・・・・・・・・・・なにが正しいのか間違いなのかどこにウエイトを置くべきなのか際限なく手をつけるべきなのかやめるべきなのかお子たちのことを考えなくていいのかどうすればいいのか。

 

 

しばらく待合室で悩んだのですが、私は自分の心に従うしかありません。

 

 

自分の目で見てしまったからね。次は見ない。

 

 

 

あなたには家猫になってもらいます。てかなんて書いてあるのそれ? 気になるんですけど。

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へへ。ベールに包まれていますね。

 

 

 

明日には保護子猫ココア&ミルクがやってきます。満天もいます。

 

 

レギュラーメンバー、べべ、ナナ、リル、ほほ、あまた、さぶのケアもあります。

 

 

実葉もいます。

 

 

だけど14年半譲渡活動をつづけてきた自分の底力を信じ、難局を乗りこえていく所存です。

 

 

皆さま、応援お願いします。ペコリ。気になる保護猫がいる方は気楽にお問い合わせください。

 

 

 

Smile!

 

 

 

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