頭の中を整理できず、だいぶ遅くなってしまいました。
今日はリリ(エリーゼ)へお手紙を書いてみます。それならできる。
ほほの誕生日でもある7月7日七夕の夜、あなたたちは突如私の前に現れましたね。あなたが母猫十香、きょうだいたちとゴミ置き場デビューを果たしたその日、なんと鰻の弁当が2つも手つかずの状態で捨てられていたのです。唖然。もったいない。いったい誰があんなことをしたのでしょう。
まあ誰でもいいです。考えても意味がないことは考えてもしょうがない。
とにかく私は、あなたたちが鰻の弁当に群がるのを恐れ、捨ててあった鰻の弁当を速攻で隠してしまいました。ごめんね。
なぜそうしたかというと、あなたたちが満腹になってしまうと、私の捕獲箱に入ってくれないからです。あなたたちを保護しないと、困る。私が困る。
次々と子猫たちを捕まえる私を、母猫十香は傍観していました。
十香は静かな佇まいだったけど、心中はどうだったのでしょう?
自分が産み、育み、血や熱をわけ合った子どもです。
私は十香の様子を見て、十香を絶対に連れて帰ろうと決めたのです。全員逃さない。十香の「これまで」を無駄にしない。しない。
リリ、あなたには多くの守護神がいてくれましたね。
その守護神たちを、私に紹介させてください。
「わたしは十香 リリ わたしの乳首はまだ腫れているの いっぱい吸って成長して わたしそっくりの美しい娘になったわね 行ってらっしゃい 未来へ」
「ぼくポテチ ハハが “茶白捕まえる!!” って躍起で ぼくが囮になったんだよ だってハハが捕まえようとしたのは十香で 十香がハハに捕まるとリリたちがひっそりと死んでしまうもん
リリ ぼくたち703号室で同じ部屋にいたね ハハはぼくとリリのケージをわけていたのに リリが自分のケージをすり抜け ぼくのケージに入ってきたよね
ぼくにスリスリしてくれた ぼくは黙ってじっとしてた リリ ありがとう」
「リリ ぼくだよぼく おぼえてる? きょうだいのチャイ ぼくはラテとマイ太郎さんちにいてね ぼくたちも 家族ができて 間もなくおひっこし」
「リリ ラテでーす ごらんのとおり元気にしてます チャイに聞いた? ぼくシャイなチャイを引率してふたりごと受け止めてくれるおうちにいくんだ」
リリは703号室混乱期にやってきた子。ちゃんとお構いができなかったのを反省しています。でも明るいリリは、ほほやあまぱんやさぶ、それに保護猫サク(楽)を発見すると “遊んで遊んで~♪” のおねだりが上手で感心。
ヨタヨタのべべにもあいさつしてくれて、リリはおりこうさん。
サークルから脱走するのもうまい。どこどこ? 探したら、椅子の上から私をドヤ顔で見下ろしていたね。ホッとしてかわいくて、抱いたらあたたかかった。
動画もはりつけておきますね。
リリたちを保護したはいいんだけど、あの頃私、たいへんだったのです。
苦しくて苦しくて、助けが必要な状態。
具体的には、保護猫を減らす助けが必要な状態。
マイ太郎さんがチャイとラテを担当すると言ってくれたときは嬉しかったな。
それでもなお、私は保護猫を減らさなければならず、リリ、誤解してほしくないんだけど、あなたが邪魔なのではなく、べべの具合が悪すぎたのと、もともとの私のキャパシティが小さいのです。
しかし誰でもいいわけではありません。
「どっかに適当にやってしまおう」などできません。
リリ、それは信じてくれますよね?
ぼんやりと私は6月10日のできごとを思い出しました。ちゃた幸がうちを巣立った夜、私は晩御飯を作るのが億劫で母の店へふらっと寄ったのです。
そのとき店で突然声をかけていただいたchikakoさんご夫妻
私のブログを読んでくださっている方で、記念写真も撮ったんです。
愛猫レオくんとランボーくんとの暮らし。ランボーくんが天へ旅立ったお話。ランボーくんがいなくなってからレオくんが淋しげに過ごしている風に感じると。だから2匹目を考えていることも……。
chikakoさんは女の子の成猫を希望していたのを知っていたのですが、母猫十香は気が立っている頃で紹介できない。ならリリは? リリはどうかな?
子猫だけど、あっという間に成猫になるし、リリは? リリはどうかな?
シニア組のほほ、あまぱん、さぶと問題なくやっているし、リリはレオくんと仲よくなれる気がしたの。リリ、あなたは私の自慢の保護猫ですもの。
ダメもとで聞いてみたところ、翌日、なんと前向きなお返事が。
最高の気持ち。リリ、リリ、リリお茶会決まったよ!!
いきさつのすべてを里親chikakoさんが自身のブログにつづっています。
私とは違う視点から→「仔猫が家族に加わりました」(ぜひ読んでください)
chikakoさんのツイッターのアカウント→ chikako @pekoparis
「ねえねえ どしてわたしを箱にいれるの?」
輸血を受けさせるためべべを病院に預けた私は、いったん帰宅しリリを連れて出発。お茶会だけのつもりですが、念のためお嫁入り道具も車に積みました。
もし双方がご縁を感じたら、リリを置いて行ってもいいかも。
私にしては大胆な発想。けれどリリ、リリを軽んじたわけじゃない。リリをよりいい環境へ早く送り出したいと願っていたんです。
「こわい~~~」
「やだやだやだ」
「わたしどこいくの?」
大渋滞を抜け、リリを終の棲家へ案内。(遅刻してごめんなさい)
ちんまり不安げなリリでいいそうです。リリがいいそうです。リリと家族になりたいそうです。よかったねリリ。おめでとう。
バトンタッチ
chikakoさんがリリの里親になってくれたこと、忘れません。
助けてくれた恩人です。
リリ、守り神たちの紹介はどうでしたか?
私も一応メンバーに入っていますが、私のことは即忘れていいからね(笑)。
次回は皆さまをリリのお城へ案内します。
親愛なるリリへ
Good luck
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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