超、ダイアモンド以上

まだ厚手のコートを着なければならなかった2月27日、私はサクとセスに出会いました。

 

 

その日のことは「サクとセス/幸せの703号室」をご覧ください。

 

 

私も先ほど読み返し、ひとり感慨深さに浸っていました。

 

 

あの日私が先に見つけたのは黒白のサクのほう。いちばんに保護できたのもサク。

 

 

サクとセスの「間」、私の鼓動は鳴りっぱなしでした。「間」とは、サクだけを連れて帰り、セスが外に残されていた時間のことです。

 

 

あのときの心中を書いたら、きっと皆さまは大げさだと笑うかもしれませんが、私のすべてがかかっていたんだと思います。私はときどき、「ある瞬間」に全力を注ぐのです。

 

 

勝負、っていえば近いのかな?

 

 

負けが許されない勝負だった気がするのです。

 

 

セスの保護は、最近のできごとの中で、もっとも自分の心に深く残っています。

 

 

 

連れて帰りたかった。私は超、本気でした。

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ほんとうにサクもセスも大きな道路に面した極端にあぶない場所にいたのです。だから捕獲箱が閉まる音を聞いたとき、全身を鳥肌が駆けめぐりました。うれしくて踊りたい気分。

 

 

 

保護直後の動画(emi-goの動物病院にて)

 

 

 

703号室に移動して数日後(チチの出血はセスではなくサクにやられました)

 

 

 

 

「そうだったんですか? そんなにぼくを連れて帰りたかったのですか?」

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「ぼくはハハにとって 黒くひかるダイアモンドのような存在だったんですね?」

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いいえ。ちがいます。

 

 

 

セスは私にとって、憧れのダイアモンドがカスに見えてしまうほど、たいせつな存在です。

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「ほう」

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サクとセスは仲よし

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ケージもシェアしていたから、だいたいいっしょだったよね。

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怖がりのセスよりさらに怖がりのサクを

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セスは小さい体で守ってくれた。

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サクがほんのちょっとやわらかくなったのは

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まちがいなくセスのおかげだと思う。

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立派なおにいちゃんでいてくれてありがとう。

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でも、セスは繊細だってこと、ちゃんとわかってるよ。去勢手術の際、病院へ行っただけで片目がショボショボになってしまうんだもん。退院後、飲み薬も目薬もがんばったよね^^

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いたずら坊主の一面も

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こらー!

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「ぼくじゃありませんよ」

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「ぼくたちは知りません」

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アクティブなセスのおかげでたのしい毎日だったよ。

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きょうだいのサクはもちろんのこと

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セスはほかのメンバーたちのことも慕ってくれて

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媚びるのもじょうず、甘えるのもじょうず、距離を保つのもじょうず

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遊ぶのもじょうず

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そして

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横取りもじょうず(笑)。

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「食べたいときは食べたほうが得ですから」

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まあたしかにそうだよね。

 

 

 

「でしょ?」

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要領がいいのは才能だね♪

 

 

 

セスに限らないのですが、うちにいる保護動物たちを見ていると、ときどき切なくなります。

 

 

あたらしい環境で、また、一からがんばらせるのがふびんになります。

 

 

 

ああ。昼寝していたセスをキャリーに入れ・・・・・・出発!

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セスの未来に向かっています。

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私はセスに自分の家族と同じように接してきました。家族と同じように、ではないですね。終の棲家に旅立つまでは、セスは私の家族そのものです。「卒業」を機に、サクと別れさせるのもなんとなく辛い。そんなわけで毎回胸がチクチクするのですが・・・・・・けれど私は、セスは近い将来、自分が幸せになれたことを実感すると信じて譲渡しています。

 

 

今夜セス家から届いた近況写真を眺めて思いました。「幸せ」って家族の数だけいろんな形があるんですね。元気にはしゃぐセス、カメラに寄りすぎのセスの姿にほっこりです。

 

 

そして卒業記事は、里親さんへの感謝、保護動物へのお祝い、皆さまへのご報告として書いているだけでなく、自分の心を整理する意味もこもっているのかな、と今、改めて。

 

 

以前ご紹介したように、セスの里親さんとは素敵な縁で繋がっています。なにごとにもていねいで、やさしく、常に笑顔で接してくださいました。

 

 

 

次回は、近況写真を織り交ぜて、あたたかいセス家へご案内しますね。お楽しみに♪

 

 

 

LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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プリンセス実葉1

「みなさま こんばんは ようやくタナベさん わたしの家族を紹介します」

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遅くなってごめんなさい。すでにツイッターでご存じの方も多いですよね。実葉の里親「みかぞ」さんとのなれそめについてお送りします。長くなるかもしれません。

 

 

 

【出会い】

 

 

先代猫りんちゃんと暮らしていたみかぞさん(犬と暮らした経験もおありです)は、りんちゃんを慢性腎不全で失ってからの2年間、保護猫の家族サイトを眺めては閉じ、眺めては閉じの日々でした。重い「家族ロス」。なかなか立ち直れず、ご主人や息子さんも心配するほど。

 

 

 

でも、りんちゃんは幸せだったと思うのです。22歳ですよ? 22年生きたんです。

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りんちゃんの生前、約2年半前ですが、みかぞさんはある日「ミノムシ」を保護

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乳飲み子を育て上げる労力がどんなにたいへんかおわかりの方もいらっしゃいますよね?

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ミノムシは「はなちゃん」と名づけられ、スクスク育ちました。

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悩んだあげく、老齢のりんちゃんを気遣い、はなちゃんを手放す選択をしたみかぞさん。

 

 

 

はなちゃんはお嫁に行くことになりました。

 

 

行った先はなんと! 同じマンションの別の階に住む、おばさまのお家(笑)。余談ですが、大規模マンションにはみかぞさんのご親族が4組暮らしているんです。聞いてびっくり・・・・・・。

 

 

 

おばさまファミリーの愛を受け立派なレディになったはなちゃん。現在2歳半!

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おばさまが留守にするときは、みかぞさんやご主人や息子さんが面倒を見に行っています。

 

 

 

「じゃあタナベさん 仮にうちの家族がでかけるときは 同じマンションに住むおばさまや いとこさんたちが わたしの面倒を見に来てくれるってことですか?」

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実葉、正解です。すでにおばさまたちはみかぞさんちに実葉に会いに行ったそうです。

 

 

 

とは言ってもまあ、みかぞさんは専業主婦なので、実葉はお留守番がほとんどありません。

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りんちゃんが旅立ったあと、みかぞさんはりんちゃんを一途に偲び、まわりに「新しい子」をすすめられても踏み切れませんでした。そんなみかぞさんが、なにげなく「ペットのおうち」を眺めていたところ、実葉のページを見つけ気持ちが一変。

 

 

いつもはリンク先のブログまで飛ばずにサラッと流すだけだったのですが、実葉のページにいたっては隅々まで読んでくださったとのこと。うれしい。ありがとうございます。

 

 

私は自分なりに保護猫たちのプロデュースに力を入れているつもりですので、こういうお言葉は糧になります。(今は無理だけど)またがんばろう! と思えます^^

 

 

 

みかぞさんは私へ問い合わせメッセージをくださいました。

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こうして私たちは出会ったのです。

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【お茶会】

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「タナベさん わたし ちょっとドキドキします」

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メールでやり取りを重ねていたのは私なので、私はみかぞさんのお人柄がわかっていました。住環境についてもある程度想像できました。みかぞさんは中古で購入したリノベーション済みのマンションに住んでいて、家族構成はご主人と中学生の息子さんの3人。

 

 

 

けれどマイママさんはみかぞさんファミリーと直接お話したことがなかったので、みかぞさんはご自宅の写真をプリントアウトし、お茶会に持ってきたのです。

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みかぞさんの印象は、凛と自分を持っていらっしゃる方、決めたことを変えない方、だれにでも心配りのできる方、人の話を肯定的に聞いてくださる方、情緒が非常に安定している方。そしてご主人と息子さんをいい意味で完全にコントロールしている方(笑)。

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ご主人も息子さんもやさしくて紳士的。猫とずっと暮らしてきたので扱いもじょうずです。

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おやつをもらってご満悦の実葉

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実葉は男の子に腕の骨を折られたため、正直不安がなかったわけではありませんが、お茶会の日、実葉自身が「お兄さん」に甘えまくりだったのです。

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お兄さんの醸し出す雰囲気、ご主人の静かであたたかいまなざしにふれ、一同安心!

 

 

 

「マイねーも お兄さんを大絶賛 わたしのお兄さんはスポーツマン 剣道やってるの」

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そうだよね。私のお願いもきちんと聞いてくださって、礼儀正しい立派な方なんだよね。

 

 

 

お茶会には実葉をずっと気にかけてくれていたマイ太郎さんも参加!

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ほかにも、みかぞさんちとマイ太郎さんちがご近所であること、マイママさんちからも比較的近いことなどもあり、マイママさんはみかぞさんファミリーにご縁を感じた模様。お茶会のあと、マイママさんが作ってくださったおいしい夕飯をいただきながらみんなで話し合いました。

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みかぞさん、おみやげ人数分ありがとうございました。実葉にもおやつを買ってきてくださって♪

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エコタワシ、みかぞさんの自作ですよ? 手先が器用でうらやましい。

 

 

 

マイママさん、お芋のお菓子おいしかったです。ありがとうございました。

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実葉もおやつ三昧でテンションが高かった気がします。

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写真はみいさんが前に撮ってくれたのを使っているけど、終始こんなイメージ

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実葉も自分をアピールしていたのかな?

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「きらわれないように キレイキレイしなくっちゃ」

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きらわれませんよ。どんな実葉もかわいいってよ? いいねえ!

 

 

 

実葉はキラキラですが、ハンデがないわけではありません。FIVキャリア、片腎、(あとから出てきた)白血球の低さ、将来的に骨折の後遺症が起きないとも断言できません。慢性腎不全でりんちゃんを亡くしたみかぞさんは、さぞ強い意志と覚悟で実葉に会いに来たんだと思うのです。

 

 

「なにがあっても構いません」

 

 

「全力で守ります」

 

 

そんな風に言ってもらえて、実葉最高だよね。

 

 

 

【嫁入り道具やあれこれ】

 

 

大人気の実葉。私の遠い過去のモテ期をかき集めても実葉の足元にも及びません。

 

 

 

皆さまから精神的に、そして物理的に応援していただきました。ありがとうございました。

 

 

 

プレゼントはぜんぶみかぞさんに渡しました。みかぞさんはツイッターでお礼の動画をUPしています。よかったらご覧くださいね。マイ太郎さん、忙しい中リバーシブルシュシュと

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お花の首飾りを作ってくれました。

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しじみの里親りょうちゃんからは姫飾り、そらまめさんはクッション

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ほかにもフード、食器、ベッド、写真たてなど・・・・・・。

 

 

 

嫁入りの際の私の車はこんな感じに(汗)。マイママさんはトンネルを実葉にプレゼント。私は免疫維持のためのDフラクションプレミアムと人間用のおやつを!

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そしてお世話になったマイママさんにも私から心ばかりのプレゼントをいくつか

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メインは私とおそろいのフォトフレーム。マイママさんのお気に入りの1枚を入れてもらおうと、みいさんが撮ってくれた実葉の写真をプリントアウトしました。

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マイママさんに実葉を預ける際、皆さまのご支援を実葉の生活に充ててもらうことにしたのですが、マイママさんは残金といっしょにつかった分の領収書を封筒に保管

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手書きの明細までつけて私に戻してくださいました。

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残金をどうするかはまだ考えていませんが、私が譲渡活動をお休みするならまずはこの分を地元でTNR活動している方に寄付しようかな。

 

 

 

あ、話が逸れましたね。失礼しました。

 

 

とにかく、実葉のモテぶりはすごかったです。願わくば実葉だけでなく、(きちんとした)終の棲家を得られる保護犬猫たちが増えるといいですね。

 

 

 

【嫁入り本番】

 

 

はりきって朝6時に起床!

 

 

703号室を出発→2時間かけ千葉のマイママさん宅に実葉とマイママさんを迎えに行く→里親みかぞさん宅に実葉をお届け→マイママさんをマイ太郎さん宅に送り→703号室に帰宅、というハードなスケジュールだったのです。

 

 

チチ不在のため、お子たちのお留守番時間を計算して行動しなくてはならないので、内心焦りまくっていました。今、べべの体調が悪くて。

 

 

 

「タナベさん 迎えにきたんですか?」

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はい。そうです。

 

 

 

キャリーに入れる間際の実葉

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ふとマイママさんのパソコン画面を見ると実葉の写真が・・・・・・

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ああ。「心」っていいなあ。

 

 

さて、実葉とマイママさんを乗せ、未来に向かって出発しますか。

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※手持ちのキャリーを忘れ、このキャリーに実葉を入れましたが、脆いのでオススメしません。

 

 

 

【ひと言】

 

 

お会いしたとき、みかぞさんに私はこう話しました。

 

 

「私たちは私たちなりに実葉をいい状態に戻そうと力を尽くしてきたつもりです。実葉も辛い治療に耐えよくがんばりました。生命力の強い子だと思います。

ですが、実葉にどれほど時間があるのかはだれにもわからないです。

10年、20年生きるかもしれないし、1年しか生きないかもしれない。私にはそこまでわからないし、実際多少のハンディキャップもあるので、私は(長生きを)約束できないです。

実葉が20年でも1年でも・・・・・・もし、“実葉を家族に”ということでしたら、実葉の丸ごとをそのまま受け止めてもらっても・・・・・・だいじょうぶですか?」

 

 

うまく説明できないのですが、先代りんちゃんを失い2年も深く悲しんだみかぞさんに、ちゃんとお聞きしたかったのです。もしも万が一にもみかぞさんの描くものと現実がかけ離れていたら申し訳ない気がして。みかぞさんは顔色一つ変えずに即答。

 

 

「はい。20年でも1年でもだいじょうぶです。気持ちは変わりません」

 

 

 

おお。実葉、おめでとう!

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次回はみかぞさんちにご案内します。

 

 

 

お読みくださってありがとうございました。

 

 

 

LOVE!

 

 

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セスのご縁が決まりました

皆さま唐突ですが、このたび保護猫セス(黒)のご縁が決まりました!

 

 

 

ふふ^^ 早いでしょ?

 

 

サク坊の「人慣れ」にはもう少し時間が必要ですが、サク坊なりに日々軟化しています。

 

 

 

「人慣れ」はこんな感じからはじめました。THE! ねこじゃらしでちょんちょんタッチ!

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こういう話題も5月の「アンニイさんお話会」で情報交換していけたらいいですね。

 

 

書くより直接話す方がお互いにイメージが湧きますし。

 

 

 

さて、本題のセス王子お婿入り決定の件ですが、希望してくださったご家族は当初、実葉にみそめてくださっていたのです。お嬢さんのひと言がきっかけだったそうです。

 

 

いただいたメールの一部を抜粋しご紹介させてください。

 

 

最初は欲しい猫種があり、ブリーダーさんから購入しようと思っていました。娘も最初はその話に乗り気だったのですが、そのうち「ペットショップで買う人の6分の1の人が保護犬や猫を引き取ったら、保護犬や猫はいなくなるんだって。だから保護猫が飼いたい。実葉ちゃんが飼いたい。」と言って、ペットのおうちのサイトを見せてくれました。


夫も一緒に実葉ちゃんの境遇を読み、アンニイさんのブログもたくさん読ませていただき、私と同世代のアンニイさんの熱心な活動の様子に、本当に心が打たれました。実葉ちゃんの写真から、可愛さや健気さが伝わって来て、「猫が飼いたいと思うようになったことと、実葉ちゃんの記事をこの時期に目にしたことは、きっと何かのご縁なのでは」と思い、我が家に迎えられたら・・と心から願っています。

 

 

 

胸が打たれましたし、私はお嬢さんの意識の高さに「希望」を感じずにはいられませんでした。

 

 

日本の未来を担う若い方が深い思慮を持っていること、そしてそのお嬢さんを育てたご両親のお人柄も想像に容易かったです。

 

 

けれど、実葉はその後ほかのご家族とのご縁が決まり、私はダメもとで「セスに会ってみませんか?」と声をかけたのです。セスと実葉は毛色も年齢も性別も性格もちがう。

 

 

だけど私にとって、セスは実葉と並べても遜色のない愛おしい存在です。

 

 

 

数度の家族会議を経て、急きょセスのお茶会が実現

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セスはほかにもあたたかい家族希望をいただきました。なおっちさまありがとうございました。

 

 

 

「ハハ どなたかぼくをたずねてくるのですか?」

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そうよ。お茶会の主宰者はセス。オシャレしよ。サクもそばに付き添っていてね。

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「おやつがあれば まあ ぼくは そつなくできます」

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ご家族が持って来てくださったおいしいケーキをいただきながらお茶会は楽しくスタート!

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たくさんのおみやげもありがとうございました。私のイニシャル入りハンカチたいせつにします。

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以下はすべてお嬢さんが本格的なカメラ持参で撮ってくれた写真↓

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人見知りのセスは固まってしまいましたが、想像よりはだいぶ落ち着いていたように見えます。

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大きさはこんぐらい。オトナのような、子どものような、微妙なお年ごろです(笑)。

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ママさんに抱っこしてもらいました。

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フリータイムエンジョイ中。このあとご主人さまの手からおやつをもらいご満悦のセスです。

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ご家族はセスのみならず、ほかの子たちにも声をかけ写真を撮ってくださったり

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おやつを食べるサク。出てる舌がかわいいなあ♪

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私のお気に入りの1枚! あまぱんいい味出しています。

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ご家族の気持ちが第一なので、ラフに話し合い、セスがいいのか、猫と暮らすかどうかも含め結論をお持ち帰りいただきました。きっかけは実葉ですが、実葉は実葉、セスはセスとして熟考していただきたかったのです。実葉とちがって、セスは自分の表現方法がまだ下手ですし。

 

 

 

ほどなくして、ご家族から正式にセスを迎えたいとのご連絡が!

 

 

 

シャイだったセスをいっぱい誉めてくれました。うれしかったなあ。こうして、セスは去勢手術後に703号室を巣立つことが決定。きょうだいのサクにも必ず幸せになってもらいます。

 

 

 

改めて、実葉やセスにお問い合わせをくださった皆さまに感謝を添えさせてください。

 

 

素敵な方ばかりで、参りました。ほんとうに参りました(苦笑)。

 

 

ご厚情やご善意に報いるため、私は私のフィールドで、私の立場で、私の方法で、ラストスパートをがんばります。ありがとうございました。

 

 

 

PS プレゼントなどが届いていますが、今度自慢させてくださいね。次回は長期トライアルを終えたさくら(かえ)の卒業記事をUPします。

 

 

 

でっかい

 

 

 

LOVE

 

 

 

 

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窓の外に春を見る

「みいさんみいさん もうすぐ春ですか? 窓の向こうがキラキラしています」

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「みいさんみいさん 見てください 鳥が飛んだり 子どもたちが走りまわっていますよ」

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「みいさんと会うのは これで二度目ですね

 

 

一度目はそっけない態度をして ごめんなさいね

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あのときわたし 手術を終えたばかりで 痛くて痛くて ぜんぜん余裕がなかったの

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スリスリしてあげられなくて みいさんさびしかったでしょう?

 

 

せっかくわたしに 会いに来てくれたのに」

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「どうぞあの日の分まで 抱っこしていってね

 

きれいな写真をたくさん撮ってくれて みいさんありがとう

 

わたし うれしいです

 

 

あ でもみいさん そろそろ いったんおろしてください

 

もうすぐおやつで呼ばれる気がするの いつもだいたいこのぐらいの時間だから」

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「あのタナベさん 手に持っているのは もしかして わたしのおやつですか?」

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「あ やっぱそうだ 今日はシーバだ!」

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「いただきますっ」

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【本日の登場人物】

タナベさん:(これを書いている)私

みいさん:実葉の写真を担当してくれた私の友人

実葉:推定3歳の強くてやさしい女の子

 

 

実葉は終の棲家を求めています。お心ある方の目に留まりますように。

 

実葉の家族募集に際しての詳細はこちらをごらんください。

 

 

→ 「ペットのおうち/実葉」

 

 

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ソイルの家族募集をはじめます

保護猫ソイルの希望メールをくださっている方へ

ソイルに対しお問い合わせくださりありがとうございます。私は犬猫たちの世話にくわえ在宅で仕事をしておりますので、メールに目を通し、お返事を書くのが明日以降になるかもしれません。少しお時間をいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。またツイッターやブログで順次かわいい姿を載せていきますね。

 

 

保護猫ソイルの家族募集サイトの記事を書く予定でしたが、連日長時間パソコン前に座って眼精疲労が溜まっているので本日はサクッとブログだけ更新します。

 

 

ソイルは家族募集をはじめます。みなさま応援してくださいね。

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仮名 ソイル

月齢4~5カ月

性別女子

ウイルス検査FIV、FeLVともにマイナス

ワクチン済み

体重1.8キロ

 

 

性格は快活。元気。でも弾けすぎていません。明るくやさしいタイプです。保護時の警戒心が完全に取れ、人間を信頼し絶えずベタベタしてきます。私のあとをくっついて歩いていますよ。

 

 

犬も猫も大好き。いっしょに仲よく暮らせます。トイレはもちろん失敗しませんし、おとなしくケージに入っていられます。お留守番は半日程度なら難なくできます。爪とぎも決められた場所でのみやっています。爪切りは楽勝。はじめて猫と暮らす方にもオススメできます。

 

 

健康状態はすこぶる良好。私はこれまで一度もソイルの体調面を心配したことがありません。

 

 

まわりのおとな猫たちの心根がいいから、ソイルは純真で素直なレディに育っています。

 

 

どうせなら子猫から育てたい。だけどあまりにも小さい子は不安。

 

 

そんなおうちにもピッタリ。我が家ではまちがいなくもっともミニサイズゆえ子猫の愛らしさをしばらく堪能できます。逆に骨格がしっかりしつつあるので儚いだけの存在でもありません。

 

 

家族として迎えるにはこの月齢の猫がいちばんいいんじゃないかな?

 

 

 

5キロのあまぱん(黒白)と並べてみました。サイズ感がわかりますかね?

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親猫から受け継ぐ体質や気質もあるでしょうが、私はやはり「育っている環境」が心身の生育に多大な影響を与えると考えています。うちはご存じのとおり多頭です。不自由やがまんを強いてしまうときも多いのですが、だからこそソイルはいろんなことを学習している気がします。

 

 

私も「数が多いから手がまわらないのは仕方がない」を免罪符にしないよう努力しています。

 

 

なによりも、お友だちの扱いに慣れているうちのお子たちや、先輩保護猫満天、かえが全力で育児に協力してくれているので、ソイルがまっすぐにスクスクと成長しているのを感じます。

 

 

親バカのひいき目ではなく、ソイルを客観的に観察して得た結論ですよ!(笑)

 

 

信じてください。

 

 

ソイル、家族を得てうちを巣立って幸せになりたいですか~?

 

 

 

 

「はーいっ!」

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よーし。じゃあいっぱい写真を載せてアピールしようね。未来のご家族の目に留まるように。

 

 

ソイルに対するお問い合わせをソイルともども心待ちにしています。

 

 

どうぞよろしくお願いします。ペコリ。

 

 

ソイルの写真は日々の更新に出ています。よろしければスクロール↓して読んでくださいね。

 

 

 

そうそう!

 

 

今夜は自分のごはんを作るついでにあまりもので手作り犬猫ごはんを作ってみたのです。

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右のガスコンロで人間用のミネストローネを。左のガスコンロで犬猫のおじやを。

 

 

冷蔵庫に入っている冷凍ごはんを使って定期的に作っています。簡単です。

 

 

うちは老犬ばかりなので、ミキサーにかけドロドロのスープに仕上げました。

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茅の屋の減塩ダシ、冷凍ごはん、にんじん、キャベツ、ジャガイモ、マッシュルーム、ササミを大量の水で煮込むだけ。食べさせる直前にオリーブオイルや亜麻仁油を少したらします。

 

 

 

みーんな大喜び! 大成功! おかわりする者続出です。

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特に少食のリルとさぶがおいしそうに食べてくれたのはうれしかったなあ。べべも勢いよく食べました。満天、かえ、ソイルにいたっては皿まで平らげそうな勢いでした。もともとこれは「犬ごはん」ですが、猫たちにもおやつ程度にちょこっとあげています。

 

 

 

ふふ^^ 同じ写真をマンガ風にアレンジ

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そうこうしているうちに人間用も完成~! 野菜がたっぷり入っています。

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家で犬猫たちとおしゃべりをしながら料理をするのは幸せですね。

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もし犬猫と暮らしていなかったら、話し相手がいなくてさびしかったと思います。

 

 

 

べべ、ナナ、リル、ほほ、あまた、さぶ、保護猫満天、保護猫かえ、保護猫ソイル、うちにいる子たちは全員私にとって無二の存在です。いつもいつも、とても感謝しています。

 

 

ありがたい人生ですね。

 

 

みなさまもよい明日をお送りください。

 

 

みいさんが撮ってくれたゴージャスな花を添えて

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LOVE!

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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