ローズとのリレー 3ローズんち

さてローズの卒業記事の最終章です。今回は自分の葛藤からはじまったのでいつもより長くなってしまいました。おつき合いしてくださった皆さまに感謝です。

 

 

前々回前回をお読みになってからお進みくださいね。

 

 

とにかくデッカいにゃん太さんち。見たことないレベルです。

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「お城のようですね……」と呟く私に対し、にゃん太さん夫妻が口を揃えました。

 

 

「いやいや、もう、倉庫でしょう」

 

 

ご本人たちはほんとうにそう思っているようです。

 

 

写真にすべてをおさめることができず、ほんの一部のみの紹介になります。

 

 

 

あちこちに遊び心を感じるWelcomeモード

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全部をじっくり読ませていただきたかったのですが、なにせ多すぎて読めたかどうか。おふたりがローズのお輿入れをどんなに楽しみにしてくださったかを想像すると胸が熱くなりますね。

 

 

「クンクン……だれ?」

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にゃん太さんちの愛猫、ご存知にゃんタマちゃんです。

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にゃん太母さん(推定15歳?)

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娘のタマちゃん(13歳)

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ふたりとも超毛ヅヤがよくてピッカピカなんですよ。驚きました。

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めちゃくちゃに愛されてるんだよね、タマちゃん♪

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にゃん太母さんにごあいさつさせてもらいました。ローズがお世話になります。

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玄関

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リビングの一角にある大きなグランドピアノ

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猫たちのくつろぎスペース

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いっぱいのおもてなしを作ってくださったキッチン、ご主人の愛するお酒はなんと「ローズ」、猫も入れるお仕事部屋、ローズの曲が流れる巨大スピーカー

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家じゅうのなにもかもがローズを「お招き」してくれていたのです。

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ローズを保護した私としては、幸せすぎてうまく言い表せられないですね。

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猫たちは自由にお庭に出れます。にゃん太さんちにはなんと4つもの中庭があるのです。脱走は100%不可能。理由は「ロの字の中庭」だからです。

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ローズ専用ルーム(出入口が2か所あるので利便性にも優れています)

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和室です。

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トイレは2種類ありました。

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うわー! 三毛猫と黒白猫だ♥

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キャリーから出たローズは緊急避難所にいますね(笑)。

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「げ、わたしの行動が完全に先読みされてる」

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にゃん太さんはローズを慈しむように撫でてくれました。

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「ローズいらっしゃい。怖くないよ。怖くないよ」

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なんなのこれ? 私が嫁入りしたい。

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洞窟もありました。

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好きに隠れていい場所だそうです。

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にゃん太さんちはセキュリティーが厳しい造りですが、唯一開ける可能性のある外向きの窓には脱走防止対策を2か所お願いしました。ローズの専用庭は念のため天井に網を張っています。完璧!

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ローズの専用庭から撮った室内の写真とローズの部屋から撮った専用庭の写真

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にゃん太さんのお料理はおいしい上に見栄えがきれい。むりだけどぜひ見習いたいです。

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ちなみにキッチンから即ローズ部屋に入れる動線のよさ

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昼夜を問わずリビングからローズの様子が見渡せます。はあ、ため息出ちゃう。

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写真じゃわからない気がして皆さまにお見せしようと動画を撮りました。1本目

 

 

 

駆け足バージョンの2本目。にゃん太さんには公開OKの許可をいただいています。

 

 

 

まるで遊園地に来た子どもの気持ちを味わうことができました。にゃん太さん夫妻のおもてなしに深謝です。どうやったって私にはまねできないなあ。尊敬に尽きます。

 

 

 

私からローズ家へのささやかなお嫁入り道具と皆さまからお預かりしたローズへのプレゼントを渡しました。にゃん太さん夫妻は喜んでくれましたよ。

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そして私のほうも仰山のごちそうをいただきました。

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にゃん太さんが作ったお料理に手をかけラッピングしてくれているのです。

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「いいのに~」といくら恐縮しても懇願しても聞いてくれません(汗)。

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てんこ盛りのおみやげに加え、交通費までご負担くださいました。

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このほか大量のささかまもごちそうになったという……。

 

 

 

にゃん太さんちがこれほどの規模とは知らず、ローズを打診した私ですが、ローズがなかなか捕獲箱に入ってくれなかった当時から改めて振り返ってみると、ただただ感慨無量です。ひっそりと物乞いをしていた外猫ローズがお姫さまになったのですから、譲渡活動にやる気がみなぎりますね。

 

 

ブログで卒業記事を書くといつも自分でじゃっかんの違和感をおぼえます。

 

 

どうしても「包装紙」の部分がメインになってしまうからです。

 

 

でも私は、里親さんの愛情の度合い、責任感の強さで縁を結んでいるつもりです。

 

 

たとえどんなに物理的に恵まれていたとしても、私の保護動物をたいせつに扱ってくれないお宅には私はぜったいに譲渡しません。

 

 

まあ外見だとしても、こうして皆さまに透明性を持ってご覧いただくのはたいへんありがたいことなので、これからもどうぞ見守ってくださいね。

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最後に、観てもらいたい動画があります。にゃん太さんのご主人がつくってくださいました。曲が終わっても画像はしばらくつづきます。1匹の外猫のシンデレラストーリー。これはノンフィクションです。皆さまの周りにもシンデレラ候補はいませんか? いたら保護するのも悪くないですよ?

 

 

ローズありがとう。あなたと出会えてひとまわり成長させてもらえました。

 

 

 

末永く、生を謳歌してね。せっかくこの世に生まれてきたんだから。

 

 

 

 

途中走者よりアンカーへ

 

 

 

PSにゃん太さんも私が仙台へ行った日のことをブログに書いてくれました。両方読んでくれるとよりわかりやすいと思います。こちらをクリック!

 

 

 

LOVE

 

 

かつくん「x261ローズおめでとう。痛い手術も乗り越えてがんばったね。ハハがローズの代わりにローズんちに住みたいって騒いでます。無視でいいね。ハハ撮影の動画はどっちでもいいんですが、にゃん太さんのご主人のほうは観てくださいね。にゃん太さん家の真心がこもっていますから」

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ローズとのリレー 2ゴーニャンニャン

お待たせしてごめんなさい。前回からのつづきになります。

 

 

「主役はもちろんわたしよ」

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突如降りてきたにゃん太さんのアイコンに導かれにゃん太さんに電話をかけた私。

 

 

実は数日前に別件で連絡をもらっていたのです。内容は来年の「にゃっ展」についてでしたが、その中にローズに関する重要な話も出ていました。

 

 

中身は今オフレコですが、いずれお伝えしますね。

 

 

加えて、ローズはにゃん太さんの支援金によって助けられた猫。にゃん太さんにローズを打診しようと決めたのはもしかすると私の中の伏線の回収作業だったのかもしれません。

 

 

もちろん、自分でもよくわからない一方的な感覚ですけど。

 

 

 

私「にゃん太さん、保護猫の里親になるって考えたことありませんか?」

 

 

にゃん太さん「え? はいっっっ? ど、ど、どしてですか?」

 

 

私「あの、ローズとかどうです?」

 

 

からスタートし、私たちは2時間以上しゃべり倒しました。

 

 

 

「ほんとハハは口から先に生まれてきたのね」

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会話が長すぎてぜんぶは書けませんが、私は途中で何度かあきらめかけたんです。「あ、にゃん太さんはこんな風に考えているんだな。ならばむずかしいかもしれない。無理だね……」と。そういえば私はにゃん太さんの正確な情報に乏しすぎる。私の中のにゃん太さんは、力強く、猫が好きで、正義感の強いきめ細やかな女性。「にゃっ展」を取りまとめる主宰者の顔がメインです。

 

 

そもそも私はにゃん太さんの暮らしぶりや愛猫への深い思考をうかがったことがない。

 

 

にゃん太さんの愛猫にゃんタマちゃんたちの年齢もはじめて知ったのです。写真で見るよりずっとシニアだったことに驚きました。逆に言えば、にゃん太さんのケアが行き届いているおかげでにゃんタマちゃんはとっても若々しいのですね。

 

 

キャパシティは人に押しつけられるものではなく、自発的に考えていくものだから、私のこの電話はにゃん太さんに負担と困惑を与えてしまったのではないかと反省。私、焦ってる。なにかちがう方向へ進もうとしている。どうしよう。

 

 

けれど話を持ち掛けた以上、私は自分の意見を最後まで説明する責任があります。

 

 

私はローズをにゃん太さんのアイコンにしてほしいとお願いしました。

 

 

いやらしい意味だと受け取る方もいらっしゃるでしょう。それは皆さまの解釈の自由です。でも私の中ではちがう。にゃん太さんにもそれが伝わっている。

 

 

にゃん太さんはいろんな意味で発信力のある方ゆえ、「ありのままのローズ」を活かし、それを皆さまに披露し、猫の保護譲渡活動に還元できる方なのです。

 

 

私にとってこれは非常に有意義な部分ですので、そこはしっかりと述べて電話を切りました。にゃん太さんはご主人に相談するとのことでした。

 

 

外で苦労してきた猫たちは、必ずしもいい状態の子ばかりとはいえません。

 

 

年を取っている子、感染症の子、人慣れが遅い子、ハンディキャップのある子、病気を患っている子……ぜんぜんめずらしいケースじゃないです。

 

 

カレンダーに載っているようなふわふわの子猫ばかりとは限らない。

 

 

 

ローズ独特の凛としたオーラ

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孤高さ

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陰の雰囲気

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戸惑い

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怒り、不信感

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さびしさ

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忍耐

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物憂げな表情

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闘いつづけてきた、飢え

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ようやく解消しつつある食への不安

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「ごちそうさま」

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苦労のにじむ片目や雑に切られた耳

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私にはこれらすべてをにゃん太さんがプラスに転じてくれる気がしました。

 

 

たしかに、そうなんです。

 

 

あのにゃっ展で魅せてくれる圧倒的なパワーでローズを変えてほしい。

 

 

「飢えだけじゃなくて渇きも問題だったの」

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「新鮮なお水はおいしいね」

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投げた球を待ちきれずに翌日再度連絡すると、にゃん太さん夫妻から「YES」をもらえました。

 

 

電話口で私は大絶叫。興奮のあまり、こめかみの血管が浮き上がるのを自覚したほどです。

 

 

ぃやったっっっ!!!

 

 

 

そして迎えた5月22日(ゴーニャンニャン)

 

 

 

「いい? みんな聞いて? わたしは間もなく未来へ出発しますよ」

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「わたしこんな感じのお家にいくの」

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※イメージ画はにゃん太さんのご主人が作って送ってくれました(笑)。

 

 

 

「わたしは身ひとつで生きてきたから忘れ物はないの。ハハはだいじょうぶ?」

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いやいや……姫はそうでしょうけど、付き人の私は大荷物ですよ。

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でも、新幹線乗れる~♪

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仙台ははじめてです。楽しみ^^

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チチが上野駅まで送ってくれたので、こっからはローズとのふたり旅

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ローズはキャリーの中で一度鳴いたっきりおりこうにふるまってくれました。

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ありがとう。がんばろうね。

 

 

ボケ~、とiPhoneを眺めること1時間半ちょいで仙台駅へ到着

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ド派手な宣伝カーがローズを待っていてくれました。完全に目を奪われますね。

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にゃん太さんの助手席に乗せてもらい、ローズの新居へ

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津波の被害がひどかった場所を通りすぎました。町自体が新しい建物だらけなのは、失ったものの多さのあらわれなんですね。胸に迫る景色です。忘れません。

 

 

にゃん太さんの案内で一か所だけ立ち寄りました。

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あああ

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美しい……

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ローズあなた、あなたやるねえ、あなたはすごい。

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このあとの記事でローズ邸内部に潜入します。

 

 

最後にひと言。にゃん太さん夫妻とじっくりふれ合った感想を先に書かせてください。夫婦仲がよく、謙虚でラフで努力家で「飾らなさ」がハンパじゃない。超かっこいい。

 

 

「能ある鷹は爪を隠す」

 

 

 

私がこれまで向き合ってきたにゃん太さんとは別の一面を知ることができ、たいへん刺激を受けました。ローズが私ににゃん太さん夫妻を本質を見せてくれたんです。ローズに感謝。

 

 

LOVE!

 

 

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ローズとのリレー 1挫折と直感

突然ですが、4月19日に話は遡ります。

 

 

この日私はニッコリでした。

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保護猫ローズの退院日だったのです。

 

 

ローズはもともと外猫時代、人からもい猫からもいじめに遭っていました。

 

 

しょうがない。生きるためにみんな必死で、グチャグチャの世界ですから。

 

 

私はもつれた糸を丁寧にほどくのをライフワークにしています。

 

 

(※ローズを保護したときのブログはこちら

 

 

今読んでも私にとって実に感動的で、保護したときの喜びははかり知れません。そのローズがようやく家になじみはじめたのに、今度は目の上にできた大きな腫瘍を取る一環で片目が潰れてしまいました。もし目の病気なら迷いなく私は片目を潰すでしょう。しかしローズは目の病気じゃないのです。

 

 

皆さまには説明しづらいのですが、ここが自分の中の非常に重要なポイントになりました。目の病気で目を潰すのか、目の病気じゃないのに目を潰すのか。

 

 

ぜんぜんちがうのです。

 

 

中島先生と病院で話し合っているとき、私はあまりにも簡単に片目を取るようお願いしました。

 

 

時短、合理性、根治、長い目で見た場合の犬猫のQOL、近年目指している私の生き方が投影されていたのかもしれません。

 

 

( ※その日のブログ記事はこちら

 

 

当時も書いたのですが、ローズを入院させた帰りの車内で私は自分の発言シーンを思い出し狼狽しました。片目を潰していいと、私は即言い切った。冷たく、醜い顔をしていたにちがいありません。

 

 

その時点でローズは私の中で、別次元へ移動したのです。

 

 

ちゃんとパチッと両目があったんだよね。

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かわいいこのままのローズで

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いろんなことを乗り越えてきたんだもんね。がんばったんだもんね。

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なのにローズ、ごめんなさい。

 

 

あんな簡単に言うべきじゃなかった。もっと人間らしく、泥臭く、悩んで迷ってあがくべきだった。私はなにかたいせつなものが欠如してしまったのかな?

 

 

以後さまざまな葛藤を経て、予定通り行われた手術をローズは乗り越えてくれました。麻酔から無事にさめてくれてほんとうにホッとしたものです。

 

 

 

そんなローズを自宅に連れて帰れるとあって私はウキウキモード。

 

 

 

しかも、卒業生ちゃた幸の里親肉球きらりさんもいっしょです。

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「きらりさんちゅーるくれてありがと」

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きらりさんは病院におみやげを手渡していました。emi-goは恐縮モードです。

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中島先生ともごあいさつ

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きらりさんとローズを車に乗せ703号室に戻りました。

 

 

 

きらりさんが持ってきてくれた大福と私が用意したお茶菓子でお茶会

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そう。この日はローズのお見合いを兼ねていたのです。

 

 

ローズをきらりさんに紹介したのは、ローズがまだ両目ぱっちりの頃。きらりさんは保護猫3匹までなら引き取れるキャパシティーがあるのを私はきらりさんに聞いていました。私が出したちゃた幸と、マイ太郎さんが出した結ちゃんがきらりさんのお宅にいるので「もう1席」空いています。そこに私がローズを紹介したのです。ローズの腫瘍が判明する前の話ね。

 

 

きらりさんはローズが片目になったのも当然知っていましたし、前向きに検討するためにローズに会いに来てくれました。心から感謝しています。

 

 

あまぱんもなでなでしてもらったね♪

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何時間話したでしょうか……

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とにかく私の思いを伝えました。きらりさんにローズをアピール。きらりさんも真剣に「お持ち帰り」してくれたと思います。正直私は胸中でガッツポーズをしていました。

 

 

ローズときらりさんのご縁が決まった、と。

 

 

あとはいつ皆さまにご報告しようかな? みたいな鼻歌テンションだったのです。

 

 

ところが、ローズに会ったことで、きらりさんは改めてキャパシティを熟考するようになり、当面はちゃた幸と結ちゃんのペアでいきたいと言われました。

 

 

すがすがしい気持ちでした。きらりさんの筋も通っています。

 

 

彼女は決してローズが片目とか両目とか関係ないのです。私はきらりさんという女性の猫への思いをわかっているし、そんな方じゃないからこそわざわざローズに会いに来てくれたわけですから。だけど本音はショックでした。

 

 

 

私はローズもきらりさんも大好きです。どっちがどうということではなく、ただ縁を期待していたことと、期待していた縁を結べなかったことが悲しかったです。

 

 

でも逆にきちんとした考えを持っているきらりさんをより尊敬したのです。

 

 

きらりさんからお断りされたあと、私は卒業生楽の里親福田さんに打診。

 

 

できればローズは信頼できる方に預けたいんですよね。

 

 

もちろんネットでの募集も考えていたのですが、その前にだれかいないかなと。

 

 

 

福田さん夫妻はローズをかなり気にかけてくれていて、ローズの家族になりたいと仰ってくれました。しかし、福田さんの分譲マンションの規約では猫は2匹までしか飼えません。深夜まで福田さん夫妻と電話で話をして、結局振り出しに戻りました。私はベコベコです。私を凹ませた正体はきらりさんでも福田さんでもありません。私自身のおごりと、ローズへの一種説明しがたい執着です。

 

 

 

ハッキリとは覚えていませんが、1週間くらいは「負」のオーラから自分を立て直すのがキツかった記憶があります。辛くてたまりませんでした。どうしてだろう。理由は分析しきれていません。

 

 

 

けれど、保護猫たちに運命の赤い糸を結ぶために私は彼らを保護したのです。その責任から逃げるわけにはいきません。よし、ローズはネットで一般募集をしよう。

 

 

気力を振り絞ってやってみよう。

 

 

できるできる!!

 

 

ずっとやってきたことだからできる!!

 

 

ある日リビングの猫トイレの周囲に掃除機をかけながら自分を鼓舞していたとき、突如パチッと降りてきました。アイコンがチラチラチラチラ。

 

 

 

自分でも想像すらしていなかった場所からだったのです。

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ん???

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え、なんで?

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掃除機を放り出した私は即座に自分の直感のままにiPhoneを握りしめ電話をかけました。

 

 

 

ローズの家族になってもらうのはにゃん太さんがいいかもしれない!

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つづく

 

 

 

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晴れの日に向けて

キュートな卒業生コンビ(もも&さくら)家からプレゼントが届きました。

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見てください~♪ ナナの名前と形の入ったフォトフレーム!

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成猫女子同士でもこんなにラブラブになれることを証明してくれたお家です。

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キャーうれしい。天国のナナからも「ありがとうございます♥」。

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ほかにもいろいろ届いていますがまた自慢させてくださいね。

 

 

 

日々時間がなくて困っています。でも本日は1時間ほど集中して本を書くことができました。苦しいばかりでしたが、なぜか楽しい気持ちで取り組めたのです。

 

 

あまぱんの誘惑から逃げるのがたいへんだったけど。あまぱんを抱っこしているといつまでもダラダラしてしまう。あまぱんは私にとって極上のスイーツです。

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白髪ばかりになりましたね。おそらく15歳以上はいっているんじゃないかな?

 

 

成猫で迎えたので正確な年齢は不明ですが、あまぱんはうちに来て10年半くらい経ってます。それなりに病気もしているけれど、しっかり生きています。

 

 

 

「あま兄 おれよりだいぶ先輩だな」

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そうね。703号室のレギュラーメンバーではさぶが末っ子だもんね。

 

 

 

さて、気候がよかったので、午後はチチとリルを連れて散歩へ出かけました。

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リルが生まれ育った土手をテクテク。顔切れちゃったけど、リルや、風が爽やかだね。

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リルにっこり^^

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よしよし。リルが満足してくれたらお母さんはうれしいです。1日3~4回お散歩へ行ってますよ。秋で15歳になるリルですが、まだまだ元気です。

 

 

そして夜は、電話やメールの傍ら、カレーをコトコト煮込みました。明日私はTOKYO ZEROが絡んでいる大集会に呼びかけ人のひとりとして参加するため夕飯が作れないのです。カレーなら数日たべれるしね。主婦のシンプルな悪知恵です(笑)。

 

 

カレーを煮込んでいる間ももったいない。ローズの爪きりと並行です。

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「みなさんわたし 強制的にネイルサロンへ拉致されたのよ 爪短くなっちゃった」

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明後日のお届けに向け、徐々に準備を進めています。

 

 

ローズの晴れの日になりますように。

 

 

 

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10分更新 ローズ駆虫ほか

※ブログを連続更新中です。遡ってお読みくださいね。

 

 

さて、不眠症の私。朝5時間まで寝れず、8時半には目がさめてしまいました。強い眠剤を2種類飲んでいるのですが、どうにもなりません。でも、まあときどき夕方うたた寝していますのでたぶんこれでだいじょうぶなんだと思います。

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先日、ローズに2度目の駆虫をしました。使ったのはこれ↓ ブロードライン

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実は駆虫しているにも関わらず、卒業生ポテチから回虫が出たのを里親さんに伺っていたので、念には念を入れることに。お腹の虫は1度では落ちないこともたびたびありますものね。ということで、ローズを洗濯ネットに入れ……

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ブロードラインを首元に垂らし

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完了

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あとは里親にゃん太さん次第。再度検便をするもよし。様子を見るもよし。

 

 

 

ローズお疲れさま^^

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嫁入り前の女性はいろいろあるのよ。しょうがないね。

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にゃん太さんに渡してほしいと預かったプレゼント。ちゅーるが卒業生ポテチ家で、ピンクのリボンがかかったほうは卒業生ちゃた幸家。ほかにもありますが、それはにゃん太さんに紹介してもらうことにしましょう。私からはこのくらいにして。

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多くの方がローズを気にかけてくださり、私は感謝の気持ちでいっぱいです。皆さま、ありがとうございます。ローズは明日、703号室を巣立ちます。

 

 

 

で、次はこの方をどげんかせねば!

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私にはこの犬を幸せにするプランがあるので心配しないでください。まだはっきりとお話しできませんが、いずれにせよ、私の手で必ず良縁を結んでみせます。我が家には保護猫あさひとジャイアンもいます。気になる方はぜひお知らせください。

 

 

 

LOVE♥

 

 

 

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