私には今、守りたい犬がいます。
私が家族になることはできません。ですが譲渡はできます。
本日会いに行ってきました。大きな犬舎の中で委縮している左の彼です。
悲しげな顔をしています。保健所で殺処分を免れ子犬の頃にきょうだい二頭でemi-goの病院に保護されたマメ(仮名)。妹犬は別のお宅で不自由なく暮らしていますが、マメだけが非常に理不尽な扱いを受け、出戻ってきました。
マメが「私服姿の人間を怖がる」とemi-goから聞いたとき、私はマメにとって、emi-goの病院で無邪気に過ごした束の間の時間こそが彼の安息だったのだと知り、いてもたってもいられなくなったのです。胸が苦しかった。幸せにしたい。
けれど私は実生活や体調面でさまざまな問題に直面している最中。片づけなければならないことが山積しています。おそらく、皆さまの想像をはるかに超えるレベルで。
気持ちと行動が乖離し、先日とうとう私は口に出すのもためらうほどの悪夢に苛まれました。それからはますます不眠症に拍車がかかっています。寝るのが恐ろしい。
でも私は、何度考えても私のこの手でマメの運命の赤い糸を結びたいのです。
マメは去勢手術を済ませてもらう約束だったにも関わらず、未去勢で戻されました。
帰ってきた当初は院内のあちこちで「かけション」をしていたそうです。
そこで疑問がうまれますね?
かけションをする犬を室内で飼うのは不自然です。
なぜならば家の中のあちこちでおしっこをされてしまうと人間側は始末に負えないから。よっておそらくマメは、室内犬ではなく番犬のように室外にいたと推測できます。
まちがってないですよね?
マメは散歩すらビビるそうで、まともに外を歩けません。
そばへ寄ると決まって唸り声から聞くはめになります。しかし社交家の私はマメのか細い威嚇はスルー。スキンシップが取りたいので、ガンガン近づいていきます。
emi-goと話し合い、マメを私の保護犬として位置づけることに決めました。
私が譲渡責任者になります。
マメの命のバトンをアンカーに渡すまでの間、マメは病院で預かってもらい、私が譲渡に向け真剣に取り組んでいくことにしたのです。emi-goはもちろん快諾。
さて、一件落着。
Twitterにも書いたのですが、私ね思うんですよ。
一口に「涙」と言っても、いろんな種類があるじゃないですか。
その中で私がもっとも流したくないのは「悔し涙」。下唇を噛みながら泣かずに済む生き方に私はチャレンジしています。特に犬猫関連のそれは私には要りません。
私は常に、ベストを尽くしたいです。少なくても、自分が決めたことについては。そして原則的には自己責任で賄いたいです。あちこちにペコペコせず、好きな服を着て、食べたいものを食べ、読書し、美容室へ行き、メイクし、ときには節約に闘志を燃やし、等身大の自分らしくいたいです。
まことに残念ながら、私には一寸の犠牲的精神もありません。
犬のためにやっているわけでもなく、猫のためにやっているわけでもない。
私は自分のやりたいことを自分の意志でやっているだけです。
私は法は犯しませんが、清貧だけが美徳だとは思いません。
趣味を我慢して、スイーツを我慢して、お酒を我慢して、あるいは旅行を我慢して、寝食を忘れ全額を犬猫に投じる方はすばらしい。けれど私にはまねできません。
まねする気もありません。だから同じ活動をしている方からよく嫌われます(笑)。
最後になりますが、保護猫ローズはにゃん太さんちに嫁ぎます。
にゃん太さんが一足先にローズを迎えるにあたっての一連をにゃん太さん目線で書いてくれたので、お時間のある方はぜひ。かなり長い力作です。
ローズよかったね。おめでとう。
私側の視点は、ローズの卒業記事の際にふれたいと思います。
皆さま、Smile!
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