保護猫まなぶーちゃん

雨は上がったけれどとても寒かったですね。

 

 

私は仕事で犬のお散歩をするのでコート2枚を羽織って家を出ました。

 

 

3か所でのお世話を終え、スーパーへ。温まりたいので今日はいただきものの「きりたんぽ」でお鍋に決定! お目当てのセリとごぼうを買えてホッとしている次第です。

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カイくんのお母さんから信くんにお花をいただきました。

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ブログを読んでくださったのですね。信くんのお骨の横に飾ります。ありがとうございました。

 

 

さて、703号室の新しい保護猫はこのお方

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外猫時代に「ぶーちゃん」と呼ばれていたのですが、一足先に我が家に来た兄弟とおぼしき「あゆむ(歩む)」と揃えたかった私は「かける(駆ける)」にしようと考えていたのです。

 

 

けれど、「欠ける」とも読める。欠けるじゃ、なんかイヤだなあ……。

 

 

やっぱり「ぶーちゃん」に戻すとTwitterで報告したところ、卒業猫星ちゃんのママさんが「まなぶくんはどうでしょう?」と提案してくれたのです。まなぶかぁ。いいかも♡

 

 

まなぶなら、「ぶーちゃん」も残せる! ということで、まなぶくんになりました。

 

 

ふふ。あなたは「まなぶーちゃん」です。

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まなぶはあゆむと同じ場所(私の地元)で生きていました。

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どちらも黒白ハチワレ成猫のオスです。

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あゆむにだいぶ遅れて、ようやく保護されたまなぶ。寒い中本当にがんばったね。

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まだまなぶが外で困っていた頃にその存在を知り、私なりに動いていました。

 

 

しかし病院で家猫修行を開始したあとも、縁談などが流れて譲渡にいたらずで、この度我が家に移動してきたのです。チチの大反対は目に見えていたので、作戦を立てて説得したという^^;

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病院で会うたびに「ごめん。待っていてね」と話しかけていました。

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病院のスタッフちゃんたちにも愛されたベタベタ王子

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迎えに行った日の昼は、チチさんにうなぎをごちそうしました。そしてその足で病院へ行き、「いっしょに関わっている感」を演出してみたのです。実は私もいろいろと大変なのよ(笑)。

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さあ、まなぶ行こう!

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まあ、チチさんは私にはメチャクチャ文句を言うのですが、保護動物たちには気持ち悪いほどやさしいので皆さまご安心ください。さっそくベタベタ生活を開始していますよ。

 

 

病院の面々は個性的でキュートだなあ♪

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みーんな訳あって保護された子たちです。

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お気に入りの一枚。チャポポとももちゃんの女子コンビ

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リルがいなくなったあとにあゆむが、信くんがいなくなったあとにまなぶが来ました。

 

 

リルの代わりも信くんの代わりもどこにもいないけれど、あゆむとまなぶのおかげで日々に張り合いが出たことはうれしいです。失うばかりでは心がひどく疲弊しますから。

 

 

あゆむとまなぶは毛色が似ているので、それぞれの個性を皆さまにお伝えできるかじゃっかん不安ですが、「共通項」も「ちがい」も堪能していただければ幸いです。

 

 

こっちが元からいるあゆむです。

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もう完全フリーだからわかりやすいかな?

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ケージ内でお食事しているのはまなぶ

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ふたりとも食欲旺盛で助かっています。

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ちなみに、あゆむはノンキャリア(2度検査済)ですが、まなぶはFIVキャリアです。

 

 

私にとっては、どちらも甲乙つけがたいすばらしい保護猫さんです。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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猫は室内でこそ自由に生きられる

猫は、室内でこそ自由に生きられる

 

 

室内なのに、自由?

 

 

自由は外にあるのでは?

 

 

一見矛盾するように思われるかもしれませんが、これが私が18年半の微々たる保護譲渡活動を経て得た答えです。私は永遠にこの考えを手放すつもりはありません。

 

 

最近、SNSで「(首都圏にて)一定数の猫を外に残しておきたい派」の書き込みを目にしました。

 

 

私の解釈だと、その方々は「外猫に不妊手術をし、ロードキル(交通事故死)や虐待について対策をした上で、猫を自然の環境に置くのも理想のひとつ」と述べています。

 

 

ところで、住宅地が密集する首都圏に於いて、自然とはどこでしょう?

 

 

市営公園のことでしょうか? 広い空地のことでしょうか?

 

 

自然とはつまり「どこ」なのか、私にはわかりませんでした。

 

 

次に、自然には野生動物が生息するのが一般的ですが、そもそも猫は「野生動物」ではありません。

 

 

では、野生動物でもない猫たちが、なんの理由で「自然」にいるべきなのでしょうか?

 

 

そして、個人的にいちばん引っかかったのは、ロードキルや虐待についての対策を施した上で、猫を外に置いて見守っていこう、という意見でしたが、具体的にはどう対策するのでしょう?

 

 

首都圏は人口が密集しています。

 

 

当然、交通量も人口に比例します。車の往来の多い首都圏にて、どのようにロードキル対策を取るのでしょう? ドライバーに速度制限をかけるのか? 車両の立ち入り禁止区間を設けるのか?(自然保護区の設立をめざす?) はたまた猫たちに根気よく信号機の意味を教えるのか?

 

 

その方々の仰る、ロードキル対策を具体的に知りたいです。

 

 

虐待防止対策についても同様の疑問があります。

 

 

当該猫の地域の方々が、交代で24時間パトロールをするのですか?

 

 

猫の数をどう把握し、だれがどこをどのようにパトロールしますか?

 

 

万が一虐待が見つかった場合の罰則の強化を現実的にどのレベルまでやりますか?

 

 

動愛法をあと何回改正すれば、虐待は「ゼロ」になりますか?

 

 

また、猫たちにある程度の飲み水やごはんが約束されるとしても、寒さや暑さや病気やケガや寄生虫はどうしましょう? だれが責任者になるのですか? ひとまず病院へ連れて行くとして、資金は地元の猫好きによるカンパですか? だれが猫を丸抱えするのですか? 丸抱えは重要です。

 

 

丸ごとを抱えて責任を取るのは大切です。そこには庇護の実体があるから。

 

 

私は決して、2020年の現時点で、地域猫活動(TNR)をしている方を否定しません。

 

 

外にいる猫を全員は連れて帰れないゆえに、泣く泣く地域猫活動を選択している方を知っているのです。大方、積極的にそうしているわけではなく、完全な消去法ですよね。

 

 

しかし、それがベストかと言われると、ちがうと思います。

 

 

私は猫が外にいるのが「ベスト」だとは思いません。人間を癒すためのほのぼの系の景色として、猫を一定数外に置いておくのが「ベスト」だとは思いません。

 

 

私自身も14年ほど前までは地元でTNRをしたことがあります。(私がリリースした猫たちは、ほぼ1年以内に事故死や病死をしました。毒を食べて死んだ猫もいます。うちの近所は猫が生きづらい地域なので地域差があるのは承知していますが……)

 

 

それに私は、日々必ず車を運転するドライバーなので、外猫が飛び出してくると肝が冷えます。轢いてしまいそうで怖いです。猫を愛するドライバーさんは私と同じ心境ですよね?

 

 

加えて、多様性を受け入れる私たちは、虐待魔や猫をいじめる人間は断じて許すことができなくても、どうしても猫が苦手、という方の気持ちは想像してもいい気がします。むろん、そういう方にとっても、猫は目に触れない「室内」にいたほうがいいですものね。

 

 

さあ、「猫は室内でこそ自由に生きられる」のフレーズに戻りますが、ここで私が述べている自由は、間仕切りのある世界かどうかではなく、動物としてのQOLの話です。

 

 

動物福祉の理念である「動物の5つの自由」を猫たちに担保できるのは、室内での適正飼育のみでしかありえないのです。では、5つの自由とはなんでしょうか?

 

①飢えや渇きからの自由

②不快からの自由

③痛み、外傷や病気からの自由

④本来の行動をする自由

⑤恐怖や苦痛からの自由

 

 

私は、外で眼光鋭く虚勢を張る猫たちと幾度となく出会いました。

 

 

我が家のさぶがいい例で、外にいた頃(7年前)は、本当に2メートル以内には近づけない存在だったのです。完全な人間不信で、少しの音でも逃げ惑う、目が合っただけで速攻どこかに身を隠してしまう、さぶはそんな猫でした。保護したとき、ノミやダニが被毛に数えきれないほどいて、すでに腎臓病に侵され、水ばかり飲んでいました。けれど、今さぶは自分の意志で私の膝に飛び乗っています。

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みーちゃんも日に日に明るくなっています。

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若返っています。

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ベッドの中でいびきをかいています。体重が増えました。

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保護猫牛丸は足のケガが治り、毎日おやつやおしゃべりに夢中です。

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外にいた頃とはちがう生き物みたいです。

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猫たちは、言葉で私に伝えることをしません。

 

 

でも私は、確かに彼らの声を聞いています。

 

 

人はそれぞれできることやキャパがちがいます。

 

 

誤解してほしくないのは、私はどなたかが一生けん命に取り組んだ一頭のTNRや、地域猫活動や、ほかの活動方法を非難したくてこれを書いているわけではありません。

 

 

ただ、猫は自然(外)にいるほうが幸せだ! とは思わないというだけです。

 

 

ご理解いただけると信じています。

 

 

猫にとっても犬にとっても人にとっても暮らしやすい社会になりますように。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

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肉球のぬくもり

皆さまこんばんは。リルと保護犬つるは糊ではりつけたようにくっつき合っています。

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ほっこりするなあ♡

 

 

さて、溜まっている「お仕事で出会った素敵なお子たち」を少しずつ放出していきます。

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先月、ひさびさにお世話させていただいたのはコテツくんとコユキちゃん

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だいぶ間が空いてしまったので、打ち合わせもしました。計3回会えてうれしかったです。

 

 

「遊んでくれるなら遊んであげてもいいですよ?」

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よし! じゃ猫じゃらしやってみる?

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被災地出身のコテツくん、おもちゃに夢中なお顔にキュンキュンします。

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お二方は幸せに暮らしています。保護に関わった方にも見ていただけますように。

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コテツくんは私にベタベタというわけではありませんが、興味を持って近づいてくれます。

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だからコテツくんの大好きなちゅーるで仲よし作戦ね^^

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よほどおいしいのか、私の膝に片足をのせてくれました。ふふふ♪

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いっぽうのコユキちゃんは完全にシャイなタイプ

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コユキちゃんが怖がらないように、私は敢えて一定の距離を保っています。

 

 

ごはんとお水とトイレのお掃除をきちんとこなせば最低限のQOLが維持できますものね。

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お写真を撮ってごめんね。でもすごく美しいから何枚か皆さまに自慢させてね。

 

 

植物の水やりや庭猫さんのお世話もさせてもらいました。

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不妊手術済のハチちゃん。お腹いっぱい召し上がれ!

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動植物のケアを、なんでも喜んでお受けしています。

 

 

2回目のお世話を終え、飼い主さんにお手紙を書いていたら、コテツくんが近づいてきてくれました。このとき、私はちゅーるもおもちゃも持っていなかったのに……どうして?

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コテツくんの肉球のぬくもりがとてもありがたくて、本当に胸に沁みました。

 

 

コテツくんとコユキちゃんは私の大切な友人の愛猫さんたちです。

 

 

見ていますか? ふたりともツヤツヤで完全に元気にしていますよ!

 

 

これからも末永く、健やかに、のんびり生きていってほしいです。

 

 

LOVE

 

 

 

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ミミ玉の未来の家族へ

2020年2月11日、保護された日に撮られたミミ玉

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病院のケージにてキョトンとした表情のミミ玉。内心は怖かったんだろうなあ。

 

 

本日はミミ玉を家族に迎えることを検討してくださる方に、ミミ玉の過去と私の気持ちを伝えたいです。よかったらぜひ読んでください。

 

 

今回の内容はすべて外でミミ玉の面倒を見ていた方に細かく聞いたものです。

 

 

(信頼できる方で、ちょくちょくお電話をしていますし、何度か直接お会いしています)

 

 

ミミ玉は捨て猫です。

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昔、団地に住んでいた人が引っ越しのときに置き去りにして行ったとのこと

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捨てられてからのミミ玉は戦友のココ玉(現まるここ)と長い年月を団地の駐車場の片隅で生き延びました。※まるここの新しいお宅はこちらをお読みください。

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「生き延びた」と簡単に書いていますが、彼女たちはものすごく努力をしました。

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団地にはいろんな価値観の人が住んでいるので、彼女たちには会う人会う人の心を読む必要があったのです。非力な彼女たちは、人からもらうごはんで命を繋げなければなりません。

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けれど、彼女たちが「存在している」ことを快く思わない人も大勢います。

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特にミミ玉が恐れていたのは鬼の形相で彼女たちを追い回す暴力的な年配のおじいさん。粘着質なおじいさんが現れると、ミミ玉はごはんを放棄して一目散に逃げました。

 

 

おじいさんの気配が完全に消えるまで、隠れ場でじっと待つ。

 

 

根気よく、長い時間じっと待つ。

 

 

3キロ台の小さなミミ玉にとって、どれだけ勇気の要ることだったでしょう。

 

 

無口で裸のミミ玉には「逃げ足」以外、対抗する手段がないのです。

 

 

2019年の5月から外猫ミミ玉たちの世話をはじめた女性(彼女たちのお友だち)は、団地の駐車場でごはんをあげることを周りの住民に禁止されました。頭を悩ませた末に、自宅(ちょっと離れた戸建て)の私有地のほうへ、ミミ玉たちを誘導することにしたのです。

 

 

団地の駐車場でごはんをもらっていたときの写真

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(このあとごはんが禁止され、2匹はごはんを食べる場所を失ってしまいました)

 

 

「警戒心の薄いココ玉はすぐに私について、うちの前に設けた新しい餌場に来たのですが、ミミ玉は2回来たあと、なぜか急に姿を消したのです。

 

心配で毎日あちこち探したのですが、見つかりませんでした。

 

でも、諦めかけた10日後に、突如うちの前に現れて、“お腹が空いた”と、か細い声で鳴いて訴えたんですよ。どこでどうしていたのか……辛かったんでしょうね。ごはんをあげたら丸飲み状態で……」

 

 

5か月ミミ玉といっしょに暮らしている私には当時の情景が目に浮かぶようで、女性と電話を切ったあと、保護部屋にすっ飛んで行って、ミミ玉を抱きしめずにはいられませんでした。

 

 

ミミ玉、一生けんめいがんばったね。テリトリーが変わるだけでドキドキするよね。新しいものはなんでも緊張するもんね。よくやった。ミミ玉の大きな勇気に拍手。

 

 

季節は極寒の真冬。お友だちはココ玉、ミミ玉を外に置いておくことがいよいよふびんになり、また、近隣トラブルやミミ玉たちが車通りの激しい道路を渡る姿にも胸を痛め、あちこちへ相談。

 

 

その後、病院を介して個人で保護譲渡活動をしている私へと話が繋がり、状況を知った私が地元の2匹を保護することになったのが一連のいきさつです。

 

 

保護の際も、ミミ玉はココ玉に1週間の遅れを取りました。

 

 

前に出るタイプのココ玉が先にキャリーに入り、どうしたらいいのかわからなかったミミ玉は、いったん熟考。1週間かけて問題を自分の中に落とし込んでから、意を決してお友だちの前に現れる、のパターンで保護されたのです。ふふ。人間にも同じような思慮深いタイプの方がいますよね。

 

 

戦友ココ玉が完全にいなくなった世界を1週間過ごしたミミ玉の心細さを想像するだけで、私はたまらない気持ちになります。不安だっただろうなあ。

 

 

まっすぐな子、はかわいい。

 

 

でも、奥で様子を窺いながら、もじもじ迷っている子もかわいい。

 

 

かわいさの種類は微妙にちがうけれど、甲乙つけがたい。

 

 

雰囲気に流されずに、なにをするにも一拍考えて、なにをするにも慎重で、しかし一度決めたら後ろを振り向かない清々しいミミ玉が、私はとても好きです。

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本当はミミ玉も甘えたかったよね。

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ミミ玉は控えめでやさしい子。もちろんふつうに人に馴れています。家猫としてパーフェクト! 抱っこでキャリーに入って保護されたのでその辺はご安心ください。

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ミミ玉は推定5歳位のオトナです。

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外猫時代に耳の後ろをケガして血を流していたことから「ミミ」と名づけられました。そこに私が「玉」をプラスして高貴な仮名にしたのです(笑)。

 

 

健康状態はすこぶる良好で、血液検査(問題なし)、ウイルス検査(FIV、FeLV共にマイナス)、3種混合ワクチン、ブロードライン済、耳の治療も終えています。

 

 

703号室にて未来の家族を待っています。当初より家猫として問題なく過ごしていますが、私の愛猫あまぱんの闘病でバタバタしていたため、家族募集が遅れました。

 

 

前に先にご縁を掴んだココ玉目線で書いた2匹の外時代の記事があります↓↓↓

 

「だってわたしは甘えん坊ですよ/幸せの703号室」

 

 

ミミ玉は半日程度のお留守番ができ、どんな家族構成の方にもおススメできるタイプです。

 

 

善き方の目に留まりますように。

 

 

LOVE

 

 

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輪くんとミケ玉

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

応急処置をしてくれた友人が新しいアダプターをプレゼントしてくれました。感謝♪

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さて、先日我が家に一泊したキジトラ輪くんをマイ太郎さん宅へ運んだのです。

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すんなりと洗濯ネットに入ってくれてえらかった。(理由があって)姉妹のミケ玉とは離れ離れになってしまうけれど、幸せになれるから安心してね。

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輪くんはマイ太郎さんち、ミケ玉は703号室から終の棲家をめざします。

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気になっていたこの写真の真ん中の子はお母さん猫だそうです。

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(※emi-goが外で面倒を見ていた方に確認済)

 

 

仲よく肩を寄せ合って生きていた親子ですが、お母さん猫が突然消えてしまったとのこと。いろいろ想像すると胸が痛い。やっぱり猫は家にいるべきですよね。

 

 

ミケ玉、いいお家に行こう♡

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「ぼく どこにいるのですか?」

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にーたんに撫でられる輪くん

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きっとすぐに心を開くでしょう。

 

 

マイにい

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はっちゃん、輪くんをよろしくお願いします。

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車から出ないのをいいことにパジャマのままマイ太郎さんちへワープした私

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いいのいいの。寒いんだもん。目下の悩みはモコモコパジャマを脱げないこと。私服に着替えるのがほんとうにしんどくてたまりません。外出恐怖症になりそうです。

 

 

夕飯時におじゃましてちゃっかりごちそうになりました。

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もちろん、狙って行ったのです(笑)。あーおいしかった♡

 

 

満腹になったあとはタヌキといっしょにホカペに転がってコーヒータイム

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ねーたん、にーたん、お騒がせしてすいません。素のままを受け入れてくれてありがとう。

 

 

残りの保護猫たちは今週中にやってきます。賑やかになるだろうな♪

 

 

LOVE

 

 

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