アスター1

今日は予定や仕事で(自分なりに)パンパンで、ブログの更新を断念しようと思っていました。ブログの更新を楽しみにしてくださっている方がいるかはわかりませんが、つづけることに意味があると信じているので更新できないと勝手にストレスが溜まります。

 

 

やろうかやめようかの精神的なせめぎあい^^;

 

 

そんな中、ブログに寄せられた「いっきゅうのお世話係さん(703号室卒業生いっきゅうの里親さん)」のコメントを拝読して気力を得ました。よし書くぞ。

 

 

いっきゅうの里親さんとは15年近くのおつき合いで、先代のゆきみも私が譲渡した猫でした。ゆきみといっきゅうが繋いでくれた太いご縁に感謝しています。

 

 

さて、今夜出先でラインを開くと、卒業生アスター(白まんじゅう)の里親コスモちゃんからのメッセージが。アスターの体調で気になることがあったので、コスモちゃんがアスターを連れて通院したらしいのです。私はすぐにコスモちゃんに電話をかけました。

 

 

「せっかくアスターが勇気を振り絞って少しずつ慣れてくれているのに、病院へ連れて行ったからアスターに恐怖心を与えたのではないかと心配です」

 

「アスターのかすかな変化……ほかの人からしたらなんでもないような変化(例えばベッドに上がってきてくれたなど)が本当にうれしいです」

 

「アスターはがんばっています」

 

「アスターがどんな思いで心を開こうとしてくれているか……」

 

 

アスターアスターアスター……

 

 

コスモちゃんは絶えずアスター目線で話をします。

 

 

私は人馴れがいまいちのアスターを譲渡したことでコスモちゃんが困っていないか心配していたのに、コスモちゃんとご主人さまはアスターのことばかり。

 

 

まさにアスターファースト。巣立って間もないのに、アスターはすでに家族の中心、不動の位置にいます。めちゃくちゃ感動した。コスモちゃんありがとう。

 

 

近所で保護したアスター

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疑い深いアスターは捕獲箱になかなか入らず、ヤキモキのスカウトでした。

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警戒心マックスの保護直後

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来い、来い、入れ! 入れ! お願い、頼む……

 

 

2019年2月の寒い日に心の中で懇願しながら箱の扉が閉まるのを祈ったのですよ。

 

 

保護の瞬間をMIHOさんがYouTubeにUPしてくれたのでぜひご覧くださいね。

 

 

保護部屋に設置した簡易式ケージからスタート

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アスターは私に強く望まれて703号室に来てくれたんだよね。

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みんなと仲よくルームシェアしてくれました。

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いろんな子がアスターを追い越していったよね。

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でもアスターはマイペースに暮らしてくれました。

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コスモちゃんも言っていたけれど、馴れる速度は猫それぞれ

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アスターはアスターなりにがんばったよね♡

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キリリハンサム顔

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隠れているつもり(笑)。

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女子を遠くから見つめる王子

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「きみ あたらしい子?」

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「どこいくの? 待って!」

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「ぼくがキレイキレイしてあげようか?」

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ふふ。色男は常に忙しい身です。

 

 

保護部屋の小さなケージ→保護部屋の三段ケージ→保護部屋フリー→保護部屋と玄関ホール(密室)フリー→保護部屋と玄関ホールと寝室フリー→リビングへの進出!

 

 

段階を踏んで徐々にテリトリーを広げていったアスター

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うちでのお気に入りの場所は玄関ホールのチェストの上

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いつもここから私を見上げたり見下げたり

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猫を探したり見つけたり

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「写真撮ってないでおやつくれる?」

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卒業記事を書いている今この瞬間もアスターが近くにいるような錯覚をおぼえます。

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静かだけど凛としていて芯がある。

 

 

若く精悍なアスターは、ふと気づくと隣にいるタイプでした。

 

 

そういう子って、妙にじんわりと胸に残りますよね。

 

 

多頭ゆえあまり手をかけてやれなかったのが心残りですが、コスモちゃんとご主人さまがこれでもかというほどアスターを溺愛してくれているのが幸いです。

 

 

アスター、終の棲家を得るということがどれだけ安心で、どれだけ満たされているか……どうかゆっくりでいいからわかっていってくださいね。アスターの家族はいつもアスターの近くにいてくれますよ。そして家族は永遠にアスターを守り、アスターの味方をしてくれます。最高だね。おめでとう。

 

 

PS コスモちゃん遅くなりましたが今週中に卒業祝いに特注したシュシュを送ります。

 

 

LOVE

 

 

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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最近のお気に入りショット

皆さまこんばんは。保護猫アスターの卒業記事を書くと言っていたのに時間が足りず伸び伸びとなっています。写真の整理があるのでしばらくお待ちください。

 

 

保護したての黒白猫「牛丸」ですが、明日病院へお迎えに行ってきます。

 

 

私が会ったときは前足をあげて不自然な歩き方をしていたのに、病院では後ろ足の肉球がパックリと割れていたのが見つかったそうです。ケガをした後ろ足は中島先生が縫ってくれています。正直いろいろと不安ですが、ひとつだけよかったのは、今後近所で牛丸の姿を見る恐怖から逃れられたこと。

 

 

そこだけは心底ホッとしています。

 

 

昼前から動き回って疲れてしまったのでお気に入り写真を何枚か添えて簡単に更新します。

 

 

本日の打ち合わせ先でおがんだ夜景

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これまた打ち合わせ先に咲いていた可憐な花たち

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やさしい色合いに心が和みます。

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昔から私は生活に余裕のないときも精神に余裕がないときもお花を眺めると気持ちが豊かになり、落ち着くのです。ついパチッと撮ってしまいますね。

 

 

ほげっとしたリル

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Twitterにも載せた美リル。おしめを外してテクテク歩きました♡

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近くにいても前足を投げ出してくれた保護猫すずらん

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撮影許可をくれたようでうれしかったです。すずは気前がいいですね。

 

 

カメラマンの筒井さんが撮ってくれたさぶりんとのラブショット

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似たような写真が3枚もあって至福の限りでした。筒井さんありがとう!

 

 

低空飛行ながらずっと飛びつづけてくれているあまぱん(筒井さんより)

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慢性腎不全と難病肝アミロイドーシスと闘うあまぱんの生命力は半端じゃないですよ。

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首元に黄色のシュシュをつけた赤い糸希望の保護猫たわし(筒井さんより)

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私の日常にはキラキラが溢れています。

 

 

宝物たちと生きていく力を培っていきたいです。

 

 

明日が皆さまにとってよき一日でありますように。

 

LOVE

 

 

 

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迷いから出て

長くなりますが、自分の気持ちをまとめました。

 

 

猫を愛する皆さまには多かれ少なかれ共感していただける心境かと自負しています。お時間のある方はぜひおつき合いくださいね。

 

 

昨夜は保護猫たわしのワクチンの日。保護猫すずらんの目薬も処方してもらいました。

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たわしは来月不妊手術を控えています。

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生えそろったばかりの真っ白な永久歯

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爪をチョキチョキ

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後ろ足も

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注射おしまい。がんばりましたよ。

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「田辺さん、ちょっといいですか?」

 

 

病院を出ようした私にスタッフのおだちゃんが話しかけてきて、私は5分ほどおだちゃんの質問に答えました。前々からおだちゃんには保護したい成猫がいて、成功せずに困っているのです。

 

 

「もしよかったらおだちゃん、今度一緒に保護やるよ?」

 

 

「そんなそんな……でも田辺さんにそう言われると心強いです」

 

 

おだちゃんはその猫に関わる人間関係にも葛藤を抱えていて、私は淡々粛々と1匹の外猫に意識を向けているおだちゃんに好意を持っています。

 

 

帰りの車の中で、私は猛烈に自分に違和感を感じました。

 

 

おだちゃんの保護したい猫の保護を手伝うねといい顔をしながら、私自身の保護したい猫は蓋をしたまま。ランダムでありながらも半年以上前から近所で姿を見ていたのに、一度も私は本気でその猫と向き合おうとしなかった。なんかおかしい。自分は正しくない。

 

 

それでも気になる存在だったので、ときどき「保護熱」はあがりました。

 

 

しかし見かけなくなるとホッと肩を撫でおろす毎日を送っていたのです。

 

 

身のまわりにいるノラ猫をスカウトしたい。

 

 

ピカピカに磨き上げて終の棲家に送り出したい。

 

 

しかしそれでは正直私が食べていけない。きれいごとじゃ済まない。だから仕事をどうにかしなきゃと自分の生活のことばかりを考えていたのです。

 

 

うちの近所に半年前から現れるようになった黒白猫を最後に見たのは3月8日。ミケ玉をトライアル先の里親さん宅に送り届けた夜でした。その日の午前中は卒業犬まうとの再会も果たし、「私の手を介して幸せになっていく犬猫たちがいる。こんな私にもじゃっかんの生産性がある」と、少しばかりの余韻に浸っていたときだったのに、前足を引きずった黒白猫が私の前に現れたのです。

 

 

ああ。今日はきみと会いたくなかった。

 

 

しかも隣のアパートのゴミ置き場にいて、前足をあげながら生ゴミの入ったゴミ袋を漁っています。ガリガリではないし体が大きいので栄養失調じゃないのでしょう。それでもゴミの袋をちぎっているのですから、食べたい量を食べれていないのですよね?

 

 

私はミケ玉家からおみやげでいただいた「ちゅーる」を一本出して床に置き、エントランスに向かいました。振り返ると片足を浮かした黒白猫がちゅーるのついた床の上のビニールを必死に舐めていて……私は逃げるように家に入ったのです。

 

 

その日撮った写真。暗がりなのでボケています。

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ミケ玉のお宅にはふわふわのクッションやベッドが数えきれないくらいあった。

 

 

黒白猫は冷たいアスファルトの上で片足を浮かせている。

 

 

冬の間、ずっと裸足でアスファルトの上に立っていた。

 

 

一回として黒白猫がやわらかい毛布にくるまっているところを見たことがない。

 

 

同じ猫でありながら、この差はいったいなんですかね?

 

 

ミケ玉と黒白猫の「格差」に加担している自分が嫌いで仕方なかったです。

 

 

話は戻って昨夜、たわしが入ったキャリーを持ってテクテク歩いていると、黒白猫が目の前をスッと横切ってゴミ置き場に向かっていくのが見えました。その後ひたすら悶々として、精神的限界値に達した私は捕獲箱を持ってエレベーターを降りたのです。

 

 

あまりの寒さに膀胱が縮こまる勢いでしたが、手ぶらで帰るわけにはいきません。

 

 

夜道に佇む私。近隣に不審者扱いされながらも長時間粘りました。過去に何度も通報され警察の職質を受けている身としてはビクビクでしたが、最後にはツナ缶が私を助けてくれたのです。

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うれしかった。

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迷いから出れてよかった。

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今までごめんね。本当に悪かった。

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深夜の寝床。敷布団2枚にしたけれど石張りの床が冷たい。

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そしてトイレのドアを開けられないことが判明(号泣)。

 

 

本日、黒白猫を病院へ預けてきました。足も診てもらえるよう伝えています。

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よろしくお願いします。

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病歴不明。人馴れ不明(多分してない)。年齢不明。性別はおそらく男子。

 

 

わからないことだらけの相手ですが、私は幸せを願ってスカウトしました。

 

 

名前を「牛丸(うしまる)」にしようかと思いますがいかがでしょうか?

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牛丸くんが703号室に加わりますので、お見知りいただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

Smile!

 

 

 

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保護猫ミミ玉の勇気

※ブログを連続更新中

 

 

「ハハ これ フワフワですね おふとんも枕もいい感じ」

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「これがうわさの ねこまくら ですか?」

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先日ふと保護猫ミミ玉がホールに出てきているのを見かけました。

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高菜を失ってあたふたしていた私に、シャイなミミ玉からのあたたかいプレゼント

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あまりにもキュンキュンして思わずミミ玉を抱きしめてしまいました(イヤがられたけど^^;)。どうして猫ってときどきやさしくしてくれるんだろう?

 

 

ミミ玉の自我、大胆さ、勇気に救われた私。703号室での生活に慣れてきてくれたか^^

 

 

ミミ玉に感謝、ですね。

 

 

この子は耳が傷だらけだった。だから外で「ミミ」と呼ばれていたのです。

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ミミ玉とココ玉の外猫時代の写真が手元にあります。落ち着いたら紹介させてくださいね。

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猫嫌いの人たちからも車の往来の激しい車道からも命からがら生き延びた子たちですよ。

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すべてが人間の目線で配置されている世界を生き抜いてふたりは本当にえらい。

 

 

やわらかい寝床とは無縁の生活を送ってきたココ玉とミミ玉。

 

 

「幸せになってもらいたいな」

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そうだね。いいお家探さないと♡

 

 

のんびりとした私の予定では、まずアスター(白まんじゅう)の卒業記事、次にトライアル中のミケ玉の卒業記事、それから保護猫たわしを前面に出してアピール。並行してココ玉、ミミ玉のアピールという流れにしようと考えています。

 

 

時間がかかるかもしれませんが一頭一頭丁寧に向き合っていきたいです。保護動物たちの日常や終の棲家を皆さまもいっしょに追っていただければうれしいな。

 

 

うちには「かわいそうな子」じゃなくて、「かわいい子」がたくさんいます。

 

 

最後に、最近の食生活を……

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こういう種類の雑な鍋(らしきもの)を毎日食べています。前夜はニラを入れてキムチ風味にしました。あたたまるし、栄養のバランスがいいかなと。まあ「簡単」というのがいちばんの理由。若いときは気にも留めなかった女性ホルモンの問題をめちゃくちゃに抱え、体質改善をもくろんでいます。

 

 

皆さまも健康を第一にお過ごしくださいね。

 

 

「みんなカラダはひとつしかないからな」

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皆さまにとってよい1日でありますように。

 

 

今夜はシッターで大好きなお子たちに会う予定です。やった!

 

 

LOVE

 

 

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レギュラーメンバー

※ブログを連続更新中。よかったら遡ってお読みください。

 

 

チャトミちゃん、プレゼントありがとう。とてもうれしかったです。

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補液のおさがりも送ってくれて助かった♡ あまぱんとさぶに使いますね。

 

 

「気にかけてくれてありがとな」

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あまぱん、一時下痢がつづいていたのですがだんだん改善されました。推定年齢16歳以上ですのでちょっとした体調変化にも私が敏感になってしまいます。

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1日でも長くそばにいてもらいたいと切実です。

 

 

「思い切って若い子を家族に迎え入れようかな」

 

 

ここ数年、ときおりそんな考えがふと頭をよぎります。すぐにかき消してますけど。

 

 

みんな年齢が似たり寄ったりでバランスが悪かったのかもしれません。

 

 

べべ、ナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶ。この6頭が(里子に出さない)私の子でした(ほかにも数頭の老犬や猫たちを家族として見送っています)。

 

 

べべはペットショップで出会い、ナナは土手から保護し、リルも土手から保護し、ほほは知人に押しつけられ(苦笑)、あまぱんは自分で里親サイトを見て里親となり、さぶは(私の未練と)慢性腎不全の持病から手元に残す選択をしたのです。振り返れば6頭が同時に生きているときは今の何倍も大変でした。でもその分、幸せでもありました。人生の絶頂だったかもしれません。

 

 

絶頂にいながらも、いやいたからこそ、私はおそらく数年以内に味わうであろう「喪失」をいつも意識していました。来年、再来年の自宅を想像するのが怖かったです。

 

 

……まあしかし、私は恵まれた環境だと思います。

 

 

恵んでくれているのは「卒業生たち」。

 

 

活動の性質上、健康的で若い子も多く我が家にステイしてくれるし、なんていうか、活気が溢れるのです。けれどそれぞれが私のポリシーに従って、終の棲家に向かっていきます。

 

 

彼らは「巣立つ」を前提としてここにいるのです。

 

 

それをさせているのはほかでもなく、私自身ですけど。

 

 

脱線しますが、私のポリシーのひとつに「回転」というものがあります。

 

 

回転の実践はなかなか難しいと自負しています。

 

 

だれだって情が深く入り込んだ子は残したいでしょうし、保護動物のアピールはエネルギーが要るので「譲渡」は気合いを込めないと叶いません。譲渡は楽ではないのです。

 

 

回転させて、次の子を入れる席を作る。

 

 

頭数を減らしてそれぞれのQOLを可能の限り上げる。

 

 

私がもっとも強く意識してきたことです。

 

 

あの子も助けたい残したい、この子も助けたい残したい、になりがちな活動ですが、頭数が増えれば増えるだけ、個体とのつきあいは薄くならざるえません。

 

 

面積や自己資金や時間が有限である限り、必ずそうなります。

 

 

ひとりで30も40も50もお世話するのは、私にはできません。不可能です。

 

 

できる方がいたら具体的にどうしているのか、本当に細部までお話を伺いたいです。残せない以上、出すしかない。出せばまた入れられる。そうやってきました。ほかの方法もきっとあったはずですが、これが私のやり方でした。ピラミッド式ではなく、横並びの。

 

 

私が「個人」を示す限り、多分これから先も変わらないでしょう。

 

 

意思は変わらないけれど、環境は変わっていってしまう。

 

 

どんな風に踏ん張ればいいのかな?

 

 

いろんな意味で絶えず「別れ」を繰り返しています。

 

 

精神のバランスの均衡を保ってくれていたのは、不変のレギュラーメンバーでした。隣に残ってくれる「うちの子」たちがいてこその(卒業生たちの)「お届け」。バイバイ元気でね、と頭を撫でて帰宅しても待っていてくれる「うちの子」たち。あたたかく迎え入れてくれる家族のおかげでどんなに捗ったか。回転は軸があるからこそできるのですよね。

 

 

その「うちの子」たちが老齢でたてつづけに私のもとから旅立っていきます。

 

 

たまらないですよ。

 

 

だけどそんな理由で家族を増やすのは無責任で不誠実ですね。わかっています。

 

 

高菜が逝ったあと、リルが急に体調を崩したのです。

 

 

夜中にいきなり下痢嘔吐。恐ろしい綱渡りの日々に気がふれそうでした。

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顔面蒼白で翌日の予定をキャンセルしたほどです。

 

 

みんな年を取っているからなにが起きてもおかしくない。だからこそ生身で生きているリルとあまぱんとさぶはかけがえのない宝物です。私にできることは、この気持ちを片時も忘れずに、噛み締めて、噛み締めて、明日を迎えること。

 

 

ううう。好き好き延々とそばにいてほしい。手をかけたい。かけさせてほしい。

 

 

ふぅ。うちの子たちがそろって明日を無事に過ごせますように。

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皆さまの四つ足家族も健やかでありますように。

 

 

深夜にとりとめもなくつらつらと失礼しました。

 

 

Smile!

 

 

 

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