2 希望の種

ジャイアン改めコテツの卒業レポート第二弾です。

 

 

※まだお読みでない方はひとつ下の記事から遡って読んでくださいね。

 

 

きーやんさんのtwitterに載っていた一枚。コテツがTVにかじりついています。

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真剣ですね。これ、一足先に703号室を巣立った兄貴のポテチもやるんだとか。そういえばうちでは一度もTVを観せる機会がなかったな。めったに私がTVをつけないのも理由ですが、そもそも、ポテチもコテツもTVのない保護部屋中心の生活だったのでTV好きだとは気づきませんでした。私の知らないコテツの一面がなんだか胸に迫ります。みんなほんとうのお家で開花していくんですね。

 

 

6月16日留学(トライアル)スタート

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着いたよ。

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コテツ、がんばろう!

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ポテチのケージを今度はコテツが使います。

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この日私は爪が伸びきったポテチのネイルケアを仰せつかりました。

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ベッドの下から引きずり出し洗濯ネットに入れてチョキチョキ

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どうしようもなく、卒業生はかわいいもんです。私の宝ですよ。

 

 

彼らが我が家を巣立ってようやく私にじゃっかんの余裕が生まれ、俯瞰的に見れるようになるのです。そして改めて、彼らの強さと美しさに魅せられるという。

 

 

シャイの王道をひた走ったポテチはペットホテルデビューを果たし、なんとはじめて泊まった場所で堂々とおやつをおねだりをしたそうです。成長したなあ。

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コテツ、怖いかい?

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きみはどんな風に変わっていくのかな?

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うちはね、コテツにとっての踏み台だったと思う。

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わかる? コテツが大きくステップアップするための……

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コテツには勇気を持って、エイッと勢いよく飛躍してほしい。

 

 

きっとできるよね?

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所詮すべてはご縁との緩やかな気持ちできーやんさん夫妻にお任せしました。

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その節はおいしいお茶をありがとうございました。

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あとは信じるだけ。

 

 

自分の見てきたポテチと、自分の見てきたコテツを。きーやんさん夫妻を。赤い糸を。ポテチの寛容さと、コテツの順応性を。自分の予想を。その根拠も……

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時間を経てケージから解き放たれたコテツはポテチに全身でぶつかっていきました。

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コテツなりに空気を読んで少し遠慮をしながらですが

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とても素直に、元気よく甘えたのです。

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コテツはポテチを観察して

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「弟の顔」でマネばかりしています。

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調子に乗りすぎるとポテチ兄からの教育的指導が入ることも^^;

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朗らかで明るいふたり。ぽっちゃりボディーの中身はパンパンに詰まった命です。

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「関係を築く」ってたいせつなことですが、意外とむずかしいんですよね。

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しかし703号室のスターたちはみんなじょうずにやってのけます。

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新居でくつろぐ姿は保護主冥利に尽きます。ありがとうコテツ♡

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ポテチとコテツの存在はきーやんさん夫妻を突き動かしました。コテツの正式譲渡が決まった週末、おふたりは母猫に見放された3匹の乳飲み子を保護したのです。

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左の2匹は生まれつき障害や身体的な問題があり、残念ながら育ちませんでした。

 

 

こうして振り返っていると電話口で号泣していたきーやんさんの声がよみがえってきます。

 

 

手を尽くしたのに報われなかった悲しみ、しなくていい種類の後悔、生への慈しみ、死への悼み、ヤマトの発育に対する不安……

 

 

ふだん理性的なきーやんさんが流す濃い涙に私はかける言葉を失うほどでした。

 

 

今、きーやんさんの家には三匹の猫がいます。

 

 

先住ポテチと本日の主役コテツ、それから生き残ったヤマト坊

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彼らはつまり、希望の種です。

 

 

素晴らしい出会いに感謝して!

 

 

かつくん「Ⅹ264コテツおめでとう。本日の写真の多くはきーやんさんの提供です。コテツの医療費を過分にお預かりしました。ありがとうございました。ハハはちょくちょくヤマト坊のご尊顔を拝みに行っているそうですが、ポテチは完ぺきに姿を消し、コテツも他人行儀で素っ気ないと嘆いていました。ポテチもコテツも703号室に連れ戻されるんじゃないかとビクついているんだと思います」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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りょうちゃんちへ♡

毎日暑いですね。保護猫あさひはエアコンの効いた部屋で元気にしていますよ。

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私は用事があるとき以外ほぼ引きこもりのナヨナヨした日々を送っています。

 

 

よく底なしに明るいといわれるのですが、実はそうでもないんですよ。正確には外へ出るときは明るく振舞うように心がけているのです(いや、ほんと!)。

 

 

豆さまから以前かわいいワンピースをプレゼントしていただいたのですが、花柄模様のはまだ着ていません。たいせつにしすぎて着れないという^^; 夏が終わるまでにこれで銀ブラするのが夢です。豆さまその節はありがとうございました。

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さて、もうだいぶ昔の話になりますが、この夏唯一のお出かけといっても過言ではない「りょうちゃんち」への遠征。私はりょうちゃんちが大好きです。

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無礼講極まりなく、自分の家のようにくつろがせてもらっています。

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ルームウエアーを持参♡ ののこを撫で撫で♪

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しじみさんもね。りょうちゃんはしじみとののこの里親になってくれました。

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そして今はたいせつな友人です。

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「あんたクサい においがしーちゃんについちゃうからヤメてくれる?」

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え、そんなツンツンでいいんですか? しじみさんもののこさんも私がいなかったらりょうちゃんには出会えなかったんですよ? 少しお接待とかしてもらいたいのですがいかがですか?

 

 

「しじみさんしじみさん クサい人恩を売ってきていますけど?」

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「いちおうスリっとしておきますか?」    「シカトでだいじょうぶ」

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「あの2階はねこのお部屋なので1階でお楽しみください」

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「はよ行け」

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ふだんは素直な男子たちに囲まれているので、女子独特の「上から的な雰囲気」にマゾ心をくすぐられる私でした。うーん……たまらんっ!

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ソファーいいねえ~

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昼寝っぽい行動をしました。

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空腹を訴えたらチーさんがパスタを作ってくれたんです。

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りょうちゃん、チーさん、ゆるーい1日をありがとうございました。帰り際、チーさんにさんざんいじられニコニコの私。改めてりょうちゃんとチーさんとのご縁に感謝です。毎度ながらおふたりの夫婦仲のよさがとてもうらやましかったです。

 

 

先日はりょうちゃんの様子が気になって電話してみると、りょうちゃんは大泣き中でした。

 

 

ブログでは辛口な部分もあるりょうちゃんですが、人のために涙を流すやさしい女性です。これからも仲よくしてね。

 

 

LOVE!

 

 

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ローズとのリレー 3ローズんち

さてローズの卒業記事の最終章です。今回は自分の葛藤からはじまったのでいつもより長くなってしまいました。おつき合いしてくださった皆さまに感謝です。

 

 

前々回前回をお読みになってからお進みくださいね。

 

 

とにかくデッカいにゃん太さんち。見たことないレベルです。

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「お城のようですね……」と呟く私に対し、にゃん太さん夫妻が口を揃えました。

 

 

「いやいや、もう、倉庫でしょう」

 

 

ご本人たちはほんとうにそう思っているようです。

 

 

写真にすべてをおさめることができず、ほんの一部のみの紹介になります。

 

 

 

あちこちに遊び心を感じるWelcomeモード

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全部をじっくり読ませていただきたかったのですが、なにせ多すぎて読めたかどうか。おふたりがローズのお輿入れをどんなに楽しみにしてくださったかを想像すると胸が熱くなりますね。

 

 

「クンクン……だれ?」

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にゃん太さんちの愛猫、ご存知にゃんタマちゃんです。

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にゃん太母さん(推定15歳?)

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娘のタマちゃん(13歳)

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ふたりとも超毛ヅヤがよくてピッカピカなんですよ。驚きました。

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めちゃくちゃに愛されてるんだよね、タマちゃん♪

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にゃん太母さんにごあいさつさせてもらいました。ローズがお世話になります。

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玄関

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リビングの一角にある大きなグランドピアノ

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猫たちのくつろぎスペース

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いっぱいのおもてなしを作ってくださったキッチン、ご主人の愛するお酒はなんと「ローズ」、猫も入れるお仕事部屋、ローズの曲が流れる巨大スピーカー

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家じゅうのなにもかもがローズを「お招き」してくれていたのです。

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ローズを保護した私としては、幸せすぎてうまく言い表せられないですね。

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猫たちは自由にお庭に出れます。にゃん太さんちにはなんと4つもの中庭があるのです。脱走は100%不可能。理由は「ロの字の中庭」だからです。

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ローズ専用ルーム(出入口が2か所あるので利便性にも優れています)

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和室です。

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トイレは2種類ありました。

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うわー! 三毛猫と黒白猫だ♥

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キャリーから出たローズは緊急避難所にいますね(笑)。

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「げ、わたしの行動が完全に先読みされてる」

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にゃん太さんはローズを慈しむように撫でてくれました。

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「ローズいらっしゃい。怖くないよ。怖くないよ」

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なんなのこれ? 私が嫁入りしたい。

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洞窟もありました。

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好きに隠れていい場所だそうです。

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にゃん太さんちはセキュリティーが厳しい造りですが、唯一開ける可能性のある外向きの窓には脱走防止対策を2か所お願いしました。ローズの専用庭は念のため天井に網を張っています。完璧!

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ローズの専用庭から撮った室内の写真とローズの部屋から撮った専用庭の写真

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にゃん太さんのお料理はおいしい上に見栄えがきれい。むりだけどぜひ見習いたいです。

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ちなみにキッチンから即ローズ部屋に入れる動線のよさ

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昼夜を問わずリビングからローズの様子が見渡せます。はあ、ため息出ちゃう。

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写真じゃわからない気がして皆さまにお見せしようと動画を撮りました。1本目

 

 

 

駆け足バージョンの2本目。にゃん太さんには公開OKの許可をいただいています。

 

 

 

まるで遊園地に来た子どもの気持ちを味わうことができました。にゃん太さん夫妻のおもてなしに深謝です。どうやったって私にはまねできないなあ。尊敬に尽きます。

 

 

 

私からローズ家へのささやかなお嫁入り道具と皆さまからお預かりしたローズへのプレゼントを渡しました。にゃん太さん夫妻は喜んでくれましたよ。

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そして私のほうも仰山のごちそうをいただきました。

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にゃん太さんが作ったお料理に手をかけラッピングしてくれているのです。

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「いいのに~」といくら恐縮しても懇願しても聞いてくれません(汗)。

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てんこ盛りのおみやげに加え、交通費までご負担くださいました。

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このほか大量のささかまもごちそうになったという……。

 

 

 

にゃん太さんちがこれほどの規模とは知らず、ローズを打診した私ですが、ローズがなかなか捕獲箱に入ってくれなかった当時から改めて振り返ってみると、ただただ感慨無量です。ひっそりと物乞いをしていた外猫ローズがお姫さまになったのですから、譲渡活動にやる気がみなぎりますね。

 

 

ブログで卒業記事を書くといつも自分でじゃっかんの違和感をおぼえます。

 

 

どうしても「包装紙」の部分がメインになってしまうからです。

 

 

でも私は、里親さんの愛情の度合い、責任感の強さで縁を結んでいるつもりです。

 

 

たとえどんなに物理的に恵まれていたとしても、私の保護動物をたいせつに扱ってくれないお宅には私はぜったいに譲渡しません。

 

 

まあ外見だとしても、こうして皆さまに透明性を持ってご覧いただくのはたいへんありがたいことなので、これからもどうぞ見守ってくださいね。

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最後に、観てもらいたい動画があります。にゃん太さんのご主人がつくってくださいました。曲が終わっても画像はしばらくつづきます。1匹の外猫のシンデレラストーリー。これはノンフィクションです。皆さまの周りにもシンデレラ候補はいませんか? いたら保護するのも悪くないですよ?

 

 

ローズありがとう。あなたと出会えてひとまわり成長させてもらえました。

 

 

 

末永く、生を謳歌してね。せっかくこの世に生まれてきたんだから。

 

 

 

 

途中走者よりアンカーへ

 

 

 

PSにゃん太さんも私が仙台へ行った日のことをブログに書いてくれました。両方読んでくれるとよりわかりやすいと思います。こちらをクリック!

 

 

 

LOVE

 

 

かつくん「x261ローズおめでとう。痛い手術も乗り越えてがんばったね。ハハがローズの代わりにローズんちに住みたいって騒いでます。無視でいいね。ハハ撮影の動画はどっちでもいいんですが、にゃん太さんのご主人のほうは観てくださいね。にゃん太さん家の真心がこもっていますから」

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ローズとのリレー 2ゴーニャンニャン

お待たせしてごめんなさい。前回からのつづきになります。

 

 

「主役はもちろんわたしよ」

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突如降りてきたにゃん太さんのアイコンに導かれにゃん太さんに電話をかけた私。

 

 

実は数日前に別件で連絡をもらっていたのです。内容は来年の「にゃっ展」についてでしたが、その中にローズに関する重要な話も出ていました。

 

 

中身は今オフレコですが、いずれお伝えしますね。

 

 

加えて、ローズはにゃん太さんの支援金によって助けられた猫。にゃん太さんにローズを打診しようと決めたのはもしかすると私の中の伏線の回収作業だったのかもしれません。

 

 

もちろん、自分でもよくわからない一方的な感覚ですけど。

 

 

 

私「にゃん太さん、保護猫の里親になるって考えたことありませんか?」

 

 

にゃん太さん「え? はいっっっ? ど、ど、どしてですか?」

 

 

私「あの、ローズとかどうです?」

 

 

からスタートし、私たちは2時間以上しゃべり倒しました。

 

 

 

「ほんとハハは口から先に生まれてきたのね」

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会話が長すぎてぜんぶは書けませんが、私は途中で何度かあきらめかけたんです。「あ、にゃん太さんはこんな風に考えているんだな。ならばむずかしいかもしれない。無理だね……」と。そういえば私はにゃん太さんの正確な情報に乏しすぎる。私の中のにゃん太さんは、力強く、猫が好きで、正義感の強いきめ細やかな女性。「にゃっ展」を取りまとめる主宰者の顔がメインです。

 

 

そもそも私はにゃん太さんの暮らしぶりや愛猫への深い思考をうかがったことがない。

 

 

にゃん太さんの愛猫にゃんタマちゃんたちの年齢もはじめて知ったのです。写真で見るよりずっとシニアだったことに驚きました。逆に言えば、にゃん太さんのケアが行き届いているおかげでにゃんタマちゃんはとっても若々しいのですね。

 

 

キャパシティは人に押しつけられるものではなく、自発的に考えていくものだから、私のこの電話はにゃん太さんに負担と困惑を与えてしまったのではないかと反省。私、焦ってる。なにかちがう方向へ進もうとしている。どうしよう。

 

 

けれど話を持ち掛けた以上、私は自分の意見を最後まで説明する責任があります。

 

 

私はローズをにゃん太さんのアイコンにしてほしいとお願いしました。

 

 

いやらしい意味だと受け取る方もいらっしゃるでしょう。それは皆さまの解釈の自由です。でも私の中ではちがう。にゃん太さんにもそれが伝わっている。

 

 

にゃん太さんはいろんな意味で発信力のある方ゆえ、「ありのままのローズ」を活かし、それを皆さまに披露し、猫の保護譲渡活動に還元できる方なのです。

 

 

私にとってこれは非常に有意義な部分ですので、そこはしっかりと述べて電話を切りました。にゃん太さんはご主人に相談するとのことでした。

 

 

外で苦労してきた猫たちは、必ずしもいい状態の子ばかりとはいえません。

 

 

年を取っている子、感染症の子、人慣れが遅い子、ハンディキャップのある子、病気を患っている子……ぜんぜんめずらしいケースじゃないです。

 

 

カレンダーに載っているようなふわふわの子猫ばかりとは限らない。

 

 

 

ローズ独特の凛としたオーラ

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孤高さ

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陰の雰囲気

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戸惑い

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怒り、不信感

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さびしさ

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忍耐

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物憂げな表情

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闘いつづけてきた、飢え

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ようやく解消しつつある食への不安

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「ごちそうさま」

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苦労のにじむ片目や雑に切られた耳

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私にはこれらすべてをにゃん太さんがプラスに転じてくれる気がしました。

 

 

たしかに、そうなんです。

 

 

あのにゃっ展で魅せてくれる圧倒的なパワーでローズを変えてほしい。

 

 

「飢えだけじゃなくて渇きも問題だったの」

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「新鮮なお水はおいしいね」

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投げた球を待ちきれずに翌日再度連絡すると、にゃん太さん夫妻から「YES」をもらえました。

 

 

電話口で私は大絶叫。興奮のあまり、こめかみの血管が浮き上がるのを自覚したほどです。

 

 

ぃやったっっっ!!!

 

 

 

そして迎えた5月22日(ゴーニャンニャン)

 

 

 

「いい? みんな聞いて? わたしは間もなく未来へ出発しますよ」

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「わたしこんな感じのお家にいくの」

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※イメージ画はにゃん太さんのご主人が作って送ってくれました(笑)。

 

 

 

「わたしは身ひとつで生きてきたから忘れ物はないの。ハハはだいじょうぶ?」

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いやいや……姫はそうでしょうけど、付き人の私は大荷物ですよ。

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でも、新幹線乗れる~♪

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仙台ははじめてです。楽しみ^^

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チチが上野駅まで送ってくれたので、こっからはローズとのふたり旅

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ローズはキャリーの中で一度鳴いたっきりおりこうにふるまってくれました。

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ありがとう。がんばろうね。

 

 

ボケ~、とiPhoneを眺めること1時間半ちょいで仙台駅へ到着

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ド派手な宣伝カーがローズを待っていてくれました。完全に目を奪われますね。

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にゃん太さんの助手席に乗せてもらい、ローズの新居へ

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津波の被害がひどかった場所を通りすぎました。町自体が新しい建物だらけなのは、失ったものの多さのあらわれなんですね。胸に迫る景色です。忘れません。

 

 

にゃん太さんの案内で一か所だけ立ち寄りました。

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あああ

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美しい……

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ローズあなた、あなたやるねえ、あなたはすごい。

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このあとの記事でローズ邸内部に潜入します。

 

 

最後にひと言。にゃん太さん夫妻とじっくりふれ合った感想を先に書かせてください。夫婦仲がよく、謙虚でラフで努力家で「飾らなさ」がハンパじゃない。超かっこいい。

 

 

「能ある鷹は爪を隠す」

 

 

 

私がこれまで向き合ってきたにゃん太さんとは別の一面を知ることができ、たいへん刺激を受けました。ローズが私ににゃん太さん夫妻を本質を見せてくれたんです。ローズに感謝。

 

 

LOVE!

 

 

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私信 703号室の里親さん方へ

物理的に時間がなく、また頭を整理したかったので数日かかってしまいましたが、今日は本気でブログを書きます。読んでくださる方も本気だとうれしいです。

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先日、約3年前に我が家を巣立ったいせやん改め「景虎(かげとら)」が自宅から脱走しました。

 

 

その夜私はemi-goの病院で保護犬まるのお見合いをしていたので里親さんからの連絡に気づいたのは少々経ってからだと思います。

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1日中忙しく走りまわりごはんを食べていなかった私は定食屋に入り、1食目の遅い食事をオーダー。そこでラインを開いたのです。見た瞬間全身の血の気が引きました。食事が運ばれてきても一口も食べることができませんでした。すぐさまemi-goの病院へ戻り、捕獲箱を1台借りて、自宅へ。

 

 

チチの夕飯は離婚覚悟で作りませんでした。

 

 

幸い、お見合いで病院へ行く前にごはんを炊いて家を出たのと、にゃん太さんにいただいたたくさんのごちそうが冷蔵庫に入っていたので、チチは勝手に食事を済ませてくれた模様です。

 

 

うららさんに貸していた捕獲箱を直ちにお返しいただく手はずを整え、私が持っている1台と合わせて、合計3台を持って里親さんが自宅下に来るのを待ちました。

 

 

いせやん改め景虎の卒業記事です。

 

 

「おれ 景虎2/幸せの703号室」

 

 

家族写真やいきさつや脱走防止対策等も載っているのでぜひお読みください。

 

 

正直、まさか景虎家で脱走事故が起きるとは夢にも思いませんでした。

 

 

 

私はひっそりと里親さんのインスタグラムで毎日景虎、サスケ、このは(全員703号室卒業生)を拝見していたのです。写真は里親さんのインスタグラムより

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卒業生サスケとこのはも同じお宅にいます。

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関連リンクをご覧になってどうですか?

 

 

里親さん宅の脱走防止対策は不十分でしょうか?

 

 

私はそうは思いません。だからたいせつな3匹を譲渡したのです。

 

 

里親さんのインスタグラムに迷子の一連が載っています。そちらを読んだほうがわかりやすいかと思いますのでアカウントを載せておきますね。

 

 

→ kagetora0228 kagetoraと仲間たち

 

 

 

いせやん時代の景虎は、超不良少年でした。タッチができるようになるまでほんとうに時間と勇気を要した猫です。私の渾身の卒業生。私が近所で保護した直後の景虎↓

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保護猫時代の景虎。横に写っているのはうちのあまぱんです。

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薄皮をはがすように根気よく向き合いつづけました。

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卒業前にはこんなにラブラブに♥

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うちから嫁いだ犬猫たちは、私が手塩にかけ育てた私の分身です。

 

 

その景虎が行方不明だと知った私は、息が止まってしまうほどショックでした。

 

 

里親さんは車を飛ばしてうちに来て、私が貸した捕獲箱3台を荷台に積み、私のアドバイスを聞き入っていました。里親さんと私は両者とも顔が青ざめていた気がします。

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チラシの作り方、ポスティングの方法、捕獲箱の設置の仕方などをお伝えしました。感情的にならず、興奮せず、しかし力強く。私にできるのはここまでです。

 

 

里親の皆さま、いいですか?

 

 

原則私は捕獲箱を持って現場へ捜索には行きません。

 

 

理由は私は暇じゃないからです。そして逃がした方に責任がある。その責任を回避することはできません。アドバイスや間接的な力添えはいくらでもします。

 

 

けれど、「家族」が見つけてやってほしいのです。

 

 

自信ありますか?

 

 

間仕切りのない外から自分の猫を取り戻す自信がありますか?

 

 

どうです?

 

 

むずかしいんですよ。すっごくたいへんです。

 

 

できますか?

 

 

できないなら、逃がさないでください。そして逃がしたら自己責任で必ず連れ帰ってください。どんな犠牲を払ってでも。それが筋ですし、唯一といってもいいほどの私の譲渡条件です。

 

 

万が一、里親さんが探してくれない場合には私が動きます。

 

 

ただし私が動いて私が見つけた場合、私はぜったいに里親さんの手には戻しません。譲渡期間の長短は関係ありません。法的に争ってでも私は連れて帰ります。

 

 

逆にいえば、私はここだけ、ここだけ、ここだけを常に強調しています。

 

 

迷子脱走防止対策。ここが私の要です。パフォーマンスじゃないですよ。ちゃんと活動をやっている感のアピールでもない。真剣に取り組んでいるのです。

 

 

ほかは自由に暮らしてください。ちゅーるをあげるもあげないも自由。動物病院選びも自由。食器の色もトイレの形も自由。お留守番が多少あっても大丈夫。

 

 

そのかわり、逃がさないでください。今一度深くお願い申し上げます。

 

 

景虎が迷子になった翌日、私はパワースポットへ行き、自分の寿命を多少減らしても構わないから景虎を家に戻すよう心から祈りました。その間景虎の家族は、600枚以上のチラシを撒き、捕獲箱を設置し、追加の捕獲箱のオーダーと地域の協力要請を終えていた頃でした。

 

 

景虎の家族は愛に満ちた責任感の強い方々なんです。

 

 

ほんの一瞬、魔が差しただけ。自分の身に置き換えても、不運とさえ言えます。

 

 

そして翌朝、景虎は無事に保護されました。

 

 

1日半で見つかったのは奇跡と家族の弛まぬ努力の賜物です。

 

 

里親さんの職業はブログでは明かせませんが、里親さんの職業柄、見つけられると私は踏んでいました。でも皆さまはどうですか?

 

 

その筋のプロフェッショナルですか? もしちがうなら、逃がさないでください。

 

 

再び私の捕獲箱に入ってくれた景虎

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どうかこれで最後にしてね(苦笑)。

 

 

 

里親さんは配ったチラシの回収とお礼のチラシの配布に勤しんでいました。

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想像してみてください。どんなに多大なエネルギーを要するでしょうか?

 

 

 

自宅に戻った景虎は、お父さんの足にぴとっとくっついています。お帰り♪

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景虎が戻った日の夕方、里親さんは力を振り絞って捕獲箱を返しに来ました。

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私たちは顔を合わせるなり、強く抱きしめ合いました。お互いが2日でひとまわり痩せてしまい、お互いにびっくり。そして再度脱走防止の強化を話し合い、私たちは笑顔で別れました。

 

 

次はちがう意味でまたニコニコの再会をしたいです。

 

 

 

お疲れっ! 大活躍してくれた宝箱たち

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律儀にもプレゼントとお手紙をくださった里親さん。ジャイアンは常連です。

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中身は私が宇宙でいちばん好きなフルーツのマンゴーでした!

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そして先ほどemi-goから連絡が来て、景虎家は私経由で捕獲箱を1台病院に借りたお礼としてプレゼントを送ったそうです。中身はお菓子かな? わからないけど。

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私は景虎家が大好きです。大大大好きです。家族だと思っています。

 

 

だから敢えて、私の気持ちを伝えたのです。

 

 

これから先も景虎、サスケ、このはを大事にしてくださるでしょう。

 

 

よってだれに隠すことなく、一部始終を皆さまにお伝えしています。

 

 

保護される犬猫たちは、なんかしらの不遇を抱え乗り越えた子たちです。

 

 

生き物ですから、いずれ彼らは命が果てます。

 

 

でもだからこそ、事故死や行方不明ではなく、布団の中や動物病院で看取ってやってください。家族の正しい管理下で逝ければ、彼らが味わってきた不幸も帳消しにできます。

 

 

事故は人間が防いでやれます。ならば防いでやりましょうよ。

 

 

703号室は「迷子脱走防止」に全力、全神経を注いでいます。

 

 

私自身も気を引き締めていく所存です。

 

 

最後に、とても辛い数日間の中で、にゃん太さんからふと届いたこれ↓

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泣けた。にゃん太さん、ありがとうございました。

 

 

ローズの卒業記事は今週中に書きますね。

 

 

長い文章をお読みくださってありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

 

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