キッチンの背面棚で元気よくおねだりするあまぱん
痩せたのが気になるけど、またこうして食に対する執着がよみがえったのはうれしい。
納得する量をもらえるまで絶対離れません。
あまぱんは毎日ごはんをもらうことを一途に考えてきました。
「だーめ! さっきあげたじゃん」
「イヤー(ニャー)」
「やだよ。食べすぎだもん」
「イヤー」
「はいはい。しつこい」
「イヤー!!」
「……わかったじゃあちょっとだけだよ?」
あまぱんが食卓だと決めたこの場所で、私たちはどれほど多くの会話を交わしてきたでしょう?
あまぱんを見よう見まねてさぶも同じ習慣を身につけたほどです。
我が家にとってあまぱんの存在の大きさは筆舌に尽くしがたいです。
水頭症のほほ、慢性腎不全のさぶに手をかけ、あまぱんに心を配ってきませんでした。
あまぱんの巨体と健康とやさしさに私は甘ったれてきました。
ほんとうにわるいことをしたと思っています。
あまぱんは今、肺炎の治療中です。
今までにない頻度で病院に通っています。今日は経過観察のための検査も受けました。
肺炎の治療があまり成果をあげていないこと。右肺上に結節(しこり)が認められること。
以上の点からすると、もしかしたら肺がんの可能性もあるそうです。もちろん、まだ肺がんと決まったわけじゃないですけど。
肺がん……
そう聞いただけで悲しくてたまりませんでした。
そしてざわざわと胸騒ぎがします。やり過ごせないほどの強い胸騒ぎです。
とりあえず追加で抗生物質の注射とインターフェロンを投与し、2週間後再検査。
2週間後の検査で右肺上の結節が依然消えていなかったら、東大病院を予約しCT検査を受けさせることにしました。当然結節部をバイオプシーしてもらうつもりです。
数分目を離した隙に今度は駐車違反(涙)。
自業自得の一語ですけど、もうなんて言ったらいいか。踏んだり蹴ったりです。
うちのあまぱんは元保護成猫で、私がひと目ぼれして里親になったんです。
外猫時代のあまぱんの全歴史を書いた記事はこちら⇒ 「外猫カンタくん」
じぶんのブログの中でも特に気に入っています。あまぱんという猫がどれほど外で健気に生きてきたか読み返すたびにじーんとします。
お母さんあまぱんに「うちに来てよかったでしょう?」と自信を持って聞けないね。
あまぱんに与えてもらうばかり、手伝ってもらうばかり、がまんしてもらうばかりだったもんね。あまぱんごめん。
あまぱんにもしなにかあったらと思うと、怖くてたまらないです。
あまぱんほど思いやりの深い猫を私はほかに知りません。
あまぱんはいつだってだれにだって親切に接してきました。
おねだりの苦労の末に手に入った食料を一瞬でさぶや保護猫たちに奪われても、彼らが食べ終わるまでそばで見守ってきました。相手を怒るどころか包み込むようにして。
ほほに比べれば万能のあまぱんですが、ほほにもずいぶん遠慮してきました。
ほほがあまぱんをいじめているところを目撃した回数は数えきれませんが、逆は一度も見たことがありません。
ときどき、私はじぶんのお子たちが不憫になります。
私はほかを見る時間が長すぎたような気がします。
お子たちを精神的に取り残してきた私に、「お前さんたち私の子でよかったかい?」などと聞く資格はないです。けれど私はお子たちと家族になれて幸せだから、もっと家族でいたいです。
どうかお願い。あまぱんをどこにも連れて行かないでください。
私のそばにおいといてほしい。
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