我が家のあまぱん太郎は、とにかく食いしん坊。
常にフードストッカーのそばを離れません。
特に来客時に見せるごはんへの執着がすさまじいです。
「お客さまがいるときはもらえる可能性がぐんと上がります」
そうなんです。
あまりにも全身全霊で鳴きまくるのでさすがの私も黙らせたくてついひと口あげてしまうし、お客さまたちもあまぱんに同情してしまうのです。
「あまぱんが必死に訴えているから、アンニイさん少しあげたら?」
皆さまが口々にこう言ってしまうほどあまぱんはしつこいです。
「ぼくのねばり勝ち!」
推定10歳を過ぎてもごはん大好きのあまぱん。私は彼の将来が心配です。
でも、意外や意外!
昔のあまぱんにはごはん以上に求めるものがあったのですよ。
あまぱんがまだ“外猫カン太くん”だった頃、彼にはやさしい「ごはんお姉さん」がいました。
“外猫カン太くん”は毎日、ご飯を運んでくれる女性を待っていたのです。
その女性(ぷくぷくさん)の前でも、あまぱんはたくさん食べました。
モグモグパクパク
モグモグパクパク
保護当時すでに去勢済みだったあまぱんはおそらく元飼い猫で、捨てられて彷徨っているうちに女性のマンション近くに根を下ろしたと考えられています。
はじめは他の先輩外猫から数メートル離れた場所で地味にごはんを催促していたようですが、先輩外猫が保護猫として生き直すことになった所以でテリトリーは彼だけのものになりました。
彼とごはんを運んでくれる女性の甘くておいしい濃厚な時間
凍えるような寒い日も、彼はマンションの駐車場で女性を待ちつづけました。
駐車場の植え込みの一角が、カン太くん(あまぱん)型に凹んでいたそうです。
女性がごはんをあげて立ち去ろうとすると、あまぱんはごはんを食べるのを即座にやめ、彼女をどこまでも追って行きました。
テリトリーから離れた場所でも、女性と一緒ならあまぱんは迷わず歩いたし、彼女の姿を探すためなら、あまぱんはノミの心臓を奮起させどこへでも訪ね歩いたのです。
徐々に彼のストーカーぶりがエスカレートし……しまいには女性のマンションのエントランスで鳴きまくる始末……
「ぼくを入れて! ぼくをお家に入れてよ! 次はぼくの番でしょ? ニャーニャー ギャーギャー」
女性は困り果てましたが、あまぱんに根気負けし彼の家族探しをすることになりました。
そして私が彼の家族に名乗りをあげたのがあまぱんが703号室へ来た経緯です。
あまぱんがごはんを放棄するほど夢中で追った女性(ぷくぷくさん)が、私とあまぱんを結びつけてくれました。本当に感謝しています。
※ちなみにあまぱんの当時の仮名“カン太くん”は、「寒空の中見かける太った猫」が由来で、漢字に直すと「寒太」になるのです。
あまぱんがごはんをむさぼるのは、家族とともに暮らす安心を知ったからだと思います。
健康を考えると塩梅がむずかしいですが、可能な限りごまかし、可能な限りあまぱんの要求に応えていきたいです。愛しているから。
「ぼくはもう孤児じゃないもんね。お母さん 2~3つぶください!」
(あまぱんの写真:すべて猫撮る氏)
<おまけ>
卒業猫うにが、703号室ポストカードを毛布として使ってくれている件につきまして世界中の人々にご報告いたします(笑)。
やば。かっわいい! お買い上げありがとうございました。
撮影会の日に猫撮る氏が撮ってくださったあまぱんの写真を眺めていたら今日はどうしてもあまぱんのことを書きたくなりました。ごましおは次回颯爽と登場します。乞うご期待!
LOVE!
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いつも楽しく拝見しています。
あまぱんくんのマシュマロボディは最高に癒されますね(^^)
一度でいいので、お腹に顔をうずめてみたいです(笑)
わさびさま
ありがとうございます。
あまぱん本当に本当にマシュマロボディです。ふわっふわですよお!
やわらかいしかわいいし、最高のパートナーです♪