猫が猫である限り

皆さまこんばんは。今日はだいぶ前に下書き保存をしていた写真をUPさせてくださいね。

 

 

703号室は濃い面々がいるので、毎日どの子を主役にしようかと悩んでしまいます^^;

 

 

「チラッ」

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ふふ。みーちゃんに登場してもらおうね♡

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「わおーん(ごはーん) わおーん(ごはーん)」

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はい。どうぞ。たくさん食べてね♪

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推定20歳以上のみーちゃんは耳が遠いので声のデカさがハンパじゃありません。

 

 

私はそこが大好きです。

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なんかゆるくていいじゃないですか? 肩に力が入っていないというか。

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みーちゃんを保護した浅田美代子さんと浅田さんの地元の方々がみーちゃんを気にかけてくださっているので、折に触れラインなどでみーちゃんの近況を送っています。だいたい1か月に1回くらいかな? 直近では昨日いろんなカットの写真を添えて送りました。

 

 

1か月前くらいに浅田さんと地元のみなさんからみーちゃんへプレゼントやお見舞いが届きました。お手紙もうれしかったです。浅田さん、みなさん、ありがとうございました。

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フルネームのシールが粋ですね(笑)。

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みーちゃんは、みーちゃんの最後の日まで私がたいせつにしようと自分の意志で迎え入れたお子ですので、逆に恐縮します。チチもみーちゃんにはあまあまの態度です。

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「男はちょろい」

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日中はほぼチチのデスク横で寝ているみーちゃんですが、ときどきリビングに足をのばすのです。

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目的は、大きなトイレで排泄すること。

 

 

自分用のシステムトイレよりリビングのトイレがいいみたいです。

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そしてたまに、リビングの窓際に落ちています。

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行動を制限していないので、どこでも自由に行き来しています。

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すずらんと一枚の写真の中におさまりました。

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マイペースなみーちゃんを見ていると心が和みますね。

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スペシャルスーパーキュートのみーちゃんは日に日に魅力が増していきます。

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ノックアウトされっぱなしですよ。

 

 

乳飲み赤ちゃん猫、子猫、若い猫、中年猫、老猫……みんなそれぞれのよさがありますね。

 

 

どのライフステージにいても、猫が猫である限り、猫の姿をしている限り、猫を愛する私たちを魅了しつづけていくんだと思います。猫の下僕でいられて幸せです。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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胸熱の通し稽古

本日は保護猫たちの話題ではないので、興味のない方はスルーでお願いします!

 

 

先ほど、演劇「ノラ猫あがりのスターたち ~僕らがスターになるまで~」の通し稽古を観てきました。我が家から結構距離があるので、ひとりドライブも兼ねています。

 

 

行きは、保護猫七色ファミリーの家族募集のタイミングや自分のスケジュールなどについて頭を整理する時間となったのですが、帰りは観劇の興奮がおさまらず、胸熱のまま703号室のドアを開けました。延々とチチに自分が観てきたものを語って引かれたという^^;

 

 

稽古場にキャラクターの写真が貼ってありました。一生けん命研究してくれていたのですね。

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私が1年かけて書いたノラ猫あがりのスターたちを劇にしないかとお話をいただいたのは、コロナがなかった約2年前でした。ところが、関係者の方々がいざ実行に向けて動こうと腰をあげたときには、すでに世間の状況が一変していて、私たちは自粛やマスクの生活になっていたのです。だから当初予定していた規模をだいぶ縮小してお届けすることになったのですが、このご時世に演劇を観に行きませんか? と声を大にしてお誘いするのはどうなのか私にはわかりません。でも、私はお稽古を観てよかったです。若い役者さんたちの想像を超えるすばらしい演技に心から感動しました。

 

 

どこがどうよかったのかをここに書くとネタバレになってしまうので差し控えますが、ひとつだけ感想を述べるなら、「動きがリアルですごかった!」です。正直、「違和感を感じたらどうしよう……」と心配だったのですが、杞憂に終わりました。役者さんたちのおかげで涙と笑いが自然に溢れました。けれど、これはあくまで私個人の主観かもしれません。

 

 

原作と劇用の脚本は同じではありませんが、広義的に見れば伝えたいことはいっしょです。

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興味のある方はご検討くださいね。

 

 

すっかり魅せられてしまったので、(お子たちが安定していれば)私は全日程終日お邪魔する予定です。私の留守中、犬猫たちのお世話はチチにお願いしました。チチありがとう。

 

 

うちの母もポスターを貼っています。

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いつも応援してくれて感謝しているよ。

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※お店が終わっているので重い喘息持ちの母はしばしマスクを外しています。

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いいね♡

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オーディションに参加させていただいた頃はぜんぜん想像ができませんでした。

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顔合わせの日に役者さんたちの穏やかでやさしい、けれどお芝居への強い気持ちを伺い、ウルウルしたのをおぼえています。主宰のサキコさんは、私との打ち合わせの際に、「お客さまがひとりでもいらしゃってくださるなら、その方に向け、全力で演じたいです」と話していました。

 

 

なんか、かっこいいですね。

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ちなみに、写真のジャンちゃんは、3年前、地方の出先で出会ったノラの母猫がサキコさんに咥えて渡した(!)子猫だそうで、以後、サキコさんの子として大事に育てています。超長生きだった先代の猫さんも、その母猫がサキコさんの前に置いて去ったのだとか。

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猫と縁が深いのですね。

 

 

25日から開演です。

ノラ猫チラシ 表面 入稿用アウトライン

 

 

若い役者さんたちが中心のアットホームな舞台です。

猫パンフ 裏面アンニイさん専用

 

 

ご興味のある方はHPをご覧くださいね。

 

 

お読みくださりありがとうございました。信くんを添えて、おやすみなさい。

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よし! 私も仕事とかいろいろがんばるぞ!

 

 

LOVE

 

 

 

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七色 6、カメラで見守る

 

皆さまこんばんは。明日はノラ猫あがりのスターたち(僕らがスターになるまで)のお稽古を覗いてきます。我が家から多少距離があるので、車で行こうかな?

 

 

先日、台湾の従妹がプレゼントを送ってくれました。ふふ。バイト時の制服になりました。

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実は母に送ってくれたのですが、サイズが合わず、私が着ることに。謝謝!

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バイトといえば、先週きーやんさんがテイクアウトを取りにきてくれたのです。

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亡くなった七色の子どものちっちをいっしょに看取ってくれたきーやんさん夫妻。辛い思いをさせて申し訳なかったけれど、どんなに心強かったか……。お世話になったので、せめてものささやかなお礼として、2日間、きーやんさん夫妻に母の店の夕飯をプレゼント。きーやんさんの貴重な時間をちっちと私がいただいたので、2日だけでも夕飯を作る時間を省いてもらえたらいいなあ、と。

 

 

改めてありがとうございました。

 

 

さて、おかげさまで七色の子猫たちはスクスクと育っています。

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近日中にお名前、体重、性格、性別(わかるかな?)などをUPしますね。

 

 

毎朝体重をチェックしていますが、子猫たちのことをむやみやたらといじりまわしていないので皆さまご安心ください(笑)。私がもっとも仲よくなりたいのは母猫の七色ですから♡

 

 

平常時はオールカバーをしています。

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とはいっても、いい譲渡をするには、七色も子猫たちも人間に馴れないといけません。そのために必要なコミュニケーションを徐々に取っていければと考えています。

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七色は私がケージに入ってもあまり怒らなくなりました。

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高栄養のカリカリを常に置いているのですが、食べがわるいので、手からウエットやちゅーるをあげています。だから七色は私を「ごはん係」として認識してくれるようになったのです。

 

 

チチは体重測定のときだけ、こうしてごはんをあげています。

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新しいお宅に男性の「お父さん」や「お兄さん」がいることも想定し、私とチチの両方でお世話をしています。チチは朝1回、私は、昼、夕、夜の3回。授乳時の母猫は多くのエネルギーを使うので、七色に少しでも水分と栄養を摂らせたいです。七色なりにがんばって食べてくれていますよ。

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そして、七色ハウスにカメラをつけました。以前、お仕事でお世話をさせてもらったかわいいケノちゃん家からいただいたたくさんのおさがりグッズの中に入っていたのです。

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自動給餌機としても使えます。というか、そっちがメインね。いろんな機能がついていて便利です。音を聞くことも話しかけることもできるのです。写真や動画も撮れるし、本当に重宝しています。

 

 

ゆちゃんが仕事帰りにふらっと来て、設置を手伝ってくれました。

 

 

終わったあと、スッと去っていった背中に愛を感じました。

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七色の情報を登録済。日々「覗き見」を楽しんでいます。わかりづらいかもしれませんが、七色がケージを出てひとり時間を満喫しているところです。息抜き大事。いいねえ!

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七色一家をあたたかい眼差しで見守ってくださるすべての方に深謝いたします。

 

 

皆さまにも素敵なことがいっぱい、いっぱい、これでもかというほどいっぱい起きますように。

 

 

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七色 3、落ち着く場所づくり

皆さまこんばんは。うちの十頭はみんなちゃんと生きています。

 

 

リル、さぶ、みーちゃん、すずらん、信くん、七色、七色の4匹の赤ちゃんたち。

 

 

それぞれに手がかかりますが、土から顔を覗かせたばかりの小さな芽も、若い幹も、赤く燃える紅葉をつけた木もすばらしいです。私は命の美しさの中で生きています。

 

 

毎日に感謝ですね。

 

 

さて、七色が赤ちゃんたちを産んだ翌日……

 

 

後手後手になってしまったのですが、ケージに安全対策をしたのです。図工や技術や家庭科などといった類の成績は常に底辺。センスもなければ発想力もなく、おまけに手先がとてつもなく不器用な中年女。オロオロしながら(苦手な場所)ホームセンターへ行ったのです^^;

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大きな白い板をハサミでチョキチョキ

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余分なものにお金をかけたくないので、家にあった道具でがんばりました。

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(とはいっても、家にはほとんどちゃんとした道具がないけど……)

 

 

3時間かけてこれかよと笑わないでください。本当に汗をかいたのです。

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でも、なんとか完成しました。

 

 

赤ちゃんたちが背面や側面から落下しないよう白い板をつけ、結束バンドで止めたのです。前面はなにもしていませんが、前回書いた通り、来週にはほかのケージにお引越ししてもらうし、赤ちゃんは今、ハイハイがやっとなのでこれで大丈夫だと思います。

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力作をカッコいい角度からどうぞ♡

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施工前

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施工後

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目隠しにもなるので、七色のメンタルが安定した気がします。

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カバーをかけてしまえば完全に外が気にならない感じになるのです。

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暫定的なものなので、これはこれでヨシとさせていただきます。板の名前がわからないのでご紹介ができませんが、参考にする方もいないでしょうから別にいいですよね(笑)。

 

 

赤ちゃんたちは毎時毎分著しい成長を遂げています。

 

 

七色もまた、母として日々たくましく成長しています。

 

 

私も衰えに負けず、せめて心だけでも成長を意識していきたいです。

 

 

次回はお仕事のことを書かせてくださいね。

 

 

では皆さまよい夜をお過ごしください。私は1日分の仕事をほぼ終え、これから打ち合わせです。

 

 

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七色 2、出産

3月5日の金曜日

 

 

数週間ぶりに仕事が休みだった私は、保護猫信くんの病院の送迎以外はのんびり家で寝ているはずでした。なのに朝7時すぎに赤ちゃんの産声でハッと目が覚めたのです。

 

 

それからはもう、アドレナリンの分泌が止まらない1日となりました。

 

 

●3月1日七色が我が家に移動

 

●3月4日七色の食欲が少し落ちる(猫は出産前は食欲が落ちる傾向があります)

 

 

七色はいつ赤ちゃんを産んでもおかしくないほどお腹が膨れていたのですが、正確な出産日はわかりません。前回も書いたとおり、私は病院からのアドバイスやネットで仕入れた知識を自分の中に詰め込み、ドキドキとその瞬間を待っていたのです。

 

 

私がいちばん恐れていたことは、母猫が子猫を殺すこと、子猫を食べること。

 

 

ピンとこない方もいるかもしれませんが、一定の割合でこのようなことが起きるのです。

 

 

私も昔、レスキューに入った多頭飼育崩壊現場で、その劣悪な現場の主だった女性に「父猫や母猫が子猫を食べちゃうから困る」と聞いたときは、自分の耳を疑いました。

 

 

けれど調べてみると、決してめずらしい話ではないのです。もちろん、すべての猫がそうだとは言っていないので誤解のないようお願いします。

 

 

保護したばかりの七色の育った背景や性格を私は知りません。

 

 

七色は近づくと全力で空気砲を放ってくるレベルで私に怒っていました。

 

 

お腹に赤ちゃんがいてナーバスになっているのだからあたり前ですよね。

 

 

何年も共に暮らしている飼い猫ならフリーにできますが、703号室に来て数日でフリーにして子猫を産ませることは私の環境ではむずかしい。だから七色にはケージに入ってもらったのですが、出産するにはケージが狭かったなと深く反省しています。

 

 

考えてみれば、倉庫に巨大な犬用のケージが眠っているのだから、それを引っ張り出せばよかった。七色と赤ちゃんたちには何度も謝りました。私の配慮が足りなかったです。

 

 

ケージは敢えて一段にセットしました。平地のほうがいいと病院に聞いていたのです。

 

 

知っている方の実体験をお話しすると、ケージの2段目のハンモックに子猫を1匹置き忘れた母猫に、人間がハンモックから子猫を取り母猫に返したところ、母猫がその子猫を食べてしまったのです。ほかにも数件、似たようなことを伺っています。人間が子猫をベタベタさわったり、子育てにやたら干渉すると、母猫は(人間のにおいのついた)子猫に対する興味を失い、育児を投げ出すケースも。

 

 

母猫は子猫を「においでも識別する」といわれているので、人間のにおいがしみこんだ子猫を異物として排除したのかもしれません。これも人間に対する信頼度の差や、母猫の個体差があるので、総括したものではないことをつけ加えさせていただきます。

 

 

また、人間が関わらなくても、障がいや病気を持って生まれてきた子猫を母猫が放棄することもあるので、必ずしも人間だけが原因ではないのも併記させてください。

 

 

とにかく私は、過剰に見てはダメ、触ってはダメ、手を出すのはダメ、七色を高い場所に上がらせるのも控えよう、ダメ、ダメ、ダメ、とがんじがらめの精神状態になり、結果として、ふつうの猫ケージの一段のスペースしか七色に与えられなかったのです。多少動きまわれるようにと、いちおう箱型の猫ベッドを入れたのですが、七色は箱型のベッドではなく、トイレで出産してしまいました。

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慌てて箱型のベッドを(動画でキャリーハウスの中でお乳をあげている猫を見たので)キャリーハウスに変えたのですが、七色と赤ちゃんたちはトイレから出てきませんでした。

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私は砂が入っているのが気になってしょうがなかったです。

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ああどうしよう。一家をトイレから出したい。

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(保護直後に試しにやってみたところ、七色はペットシーツで排泄しなかったのですが)根競べをしてでもペットシーツを敷いておくべきでした。ペットシーツなら砂が気にならないですものね。

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すぐにキャリーハウスをやめ、大きなベッドをケージに戻すと、七色はいつの間にか赤ちゃんたちを連れてベッドに移動していました。現在も授乳に使用している広々としたベッドです。

 

 

その姿を(遮光カーテンを閉め切った)暗がりで確認してちょっとだけ安心しました。

 

 

そして唸る七色のケージにカバーをかけ、目を離すことにしたのです。

 

 

子猫たちを明るい場所で隅々までチェックしたい。みんな大丈夫だろうか?

 

 

胎盤に猫砂がついていたら七色は胎盤を食べないかも。臍帯は無事に切れているかな?

 

 

病院にも何回も電話をかけまくった私。

 

 

各種の不安が脳内を駆け巡ったのですが、いじってはダメ、という呪文に縛られ、なんとか半日がまん。その間、赤ちゃんたちのお乳を吸う音が聞こえていたのが唯一の救いです。

 

 

そして午後、七色がお水を飲みに行った隙に偶然ケージを覗いた私は唖然……

 

 

4匹の赤ちゃんのうち、3匹の足がそれぞれの臍帯で絡み合い、連なっている。

 

 

胎盤をそれなりに食べた形跡はあるけれど、七色は臍帯を4匹中1匹分しかちぎっていない。ほかは1匹を持ち上げたらそのまま3匹が連動して持ち上がってしまうような状態。

 

 

え……これはマズい。

 

 

実は前に病院で同じ状態の乳飲み子たちを見たことがあるのです。

 

 

運び込まれた乳飲み子たちは残念ながら虫の息でした。

 

 

外で出産した母猫が臍帯を切りそびれ、臍帯同士が乳飲み子たちに巻きつき、血流の止まった1匹の乳飲み子の足(腿から下)は、すでに壊死して真っ黒でした。そのシーンを鮮明に覚えている私は、同じような状況を前に、「子育てにノータッチ」などとは言っていられなくなったのです。

 

 

臍帯をハサミで切って赤ちゃんたちを解放しないといけません。

 

 

怒る七色から4匹の赤ちゃんを毛布ごと取り上げ、煮沸消毒をしたハサミでチョキ、チョキ、チョキ。切り終えたあと、間髪を入れずに赤ちゃんの包まった毛布を七色に返しました。

 

 

七色はどんなリアクションを取るのかとハラハラしていると、自由の身となった赤ちゃんたちをかいがいしく舐めているではありませんか。おお、よかった。赤ちゃんたちをかわいがってる♡

 

 

臍帯を切った直後の写真

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もし七色が外で出産していたら、ケージの中じゃなかったら、ちゃんと臍帯をちぎっていたのかな? それともやっぱりちぎっていなかったかな? 全部想像の域を出ないので、どうなっていたかはわからないのですが、(ケージが狭かった、トイレをペットシーツにしなかったなどの)反省すべき点はしっかりと反省し、謝罪すべきところは七色や赤ちゃんたちに(言葉と行動で)謝罪し、今後につなげていきたいです。加えて、絶対に介入すべきではないという固定観念を捨て、必要最小限、臨機応変に対応できた部分は自分をじゃっかん評価したいです。

 

 

ちなみに現在も同じケージを使っていますが、あくまで出産には狭かったのであって、授乳するには落ち着いた空間だと思います。あと1週間くらいしたら、安全対策を施した犬用のケージに一家でお引越しをする予定ですが、それまでは環境を変えずにそっと見守る所存です。

 

 

皆さまご心配くださりありがとうございました。

 

 

成長記録の写真を撮りたいのですが、まだあまり刺激したくないので気長にお待ちくださいね。

 

 

まとまらない文章をお読みいただき感謝しています。

 

 

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