バイバイ屋2

皆さまお待たせしてごめんなさい。黒真珠改め「オブ」の新居へご案内します。

 

 

オブは703号室卒業生「春吉」と「えん」の弟として生きることになりました。

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8年半前の春吉の譲渡のとき、里親さん宅には先代にゃーにゃちゃんとグエちゃんがいて、春吉は3匹目だったのですが、長い時間を経てにゃーにゃちゃんとグエちゃんが闘病の末亡くなり、里親さんは悲しみから抜け切れずにいたのです。今年のはじめに「えん」を迎え入れてくれて、この度「オブ」も加わり、また3匹での生活がはじまりました。当時末っ子だった春吉は長男に……

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にゃーにゃちゃん、グエちゃん、天国から見守っていてね。

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twitterをご覧の皆さまはご存知だと思いますが、春吉がめちゃくちゃ「いいやつ」なので、「いいやつ」のオブとはすでに仲よしになっています。

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8年半前の春吉の卒業レポート↓

 

「春吉の春1」

「春吉の春2」

 

の2つをぜひ読んでください。2011年の私の譲渡活動が載っています。元気だったころの私のほほもイクメンとして大活躍している思い入れ深い記事です。

 

 

春吉にワイロを贈っておきました。

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「おいしいです」

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「おなかいっぱい」

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「おかあさん ハハ~ すべてぼくにまかせてくださいね」

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「じー」

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「え? だれかきたの?」

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2019年のはじめにうちを巣立ったえみ改め「えん」はすっかり艶女子に♪

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愛されているのがよーくわかります♥

 

 

えんの保護劇が超壮絶でした^^; えんの卒業レポートもよかったらどうぞ!

 

「まずは私の猫にする(えん)」

「私の手から未来へ(えん)」

 

 

こうして1匹の汚れて骨折したノラ猫がキラキラのスターになっていくのです。

 

 

素敵なことだと思いませんか?

 

 

そして読んだ方は必ず大爆笑される関連記事も貼りつけておきます。

 

「欲をかいた罰」

 

ふふ。我ながら超バカですね^^;

 

 

オブはケージからスタートします。

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窓のそばだし、快適だよね。

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玄関の脱走防止対策(1m40㎝あります)

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ぽっちゃりシニアの春吉と足の悪いえんは越えませんが、活発なオブの行動次第によってはもっと高さのあるものにかえるかもしれないとのこと。でもまあ、内廊下の分譲マンションですし、里親さんの細やかさなら様子を見ながらでいい気がします。

 

 

換気用の窓の脱走防止対策

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里親さんは「造形作家」の第一人者。

 

 

数えきれないほどの作品を世に生み出しています。テレビ局へ行く以外はほぼ在宅ワークが中心ゆえ、常に猫といっしょの生活を送っています。スタッフの方やアシスタントの方が通ってくるので猫たちはみんなにかわいがってもらえるというすばらしさ。だからなんの心配もありません。

 

 

自宅にあるワークスペース

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都心のど真ん中でありながらとても広いのがうらやましい……

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変わった造りの間取りなので猫たちは楽しいでしょうね。

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食事スペース

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小人の国のようなキュートな猫ゾーン

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春吉の爪とぎ用につくったそうです。

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いつもパチパチ撮ってしまうオブジェの数々

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いいなあ~

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「こんにちは」       「はいどうも」

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この猫の絵、あじがある!

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やった! ノラスタ(ノラ猫あがりのスターたち)発見

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「ハハ~ ここぼくんち?」

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「すこし緊張します」

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警戒しながらもちゅーるは食べるオブ氏

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耳がペタッと折れていますね。

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おいしいお茶とケーキをごちそうさまでした。

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ティーパックについている黒猫がオシャレ

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好物のシャインマスカットのタルトがおいしすぎました。

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オブにかかった医療費をお預かりし、おさかな料(笑)、ちゅーる、黒猫のついたハロウィン仕様のお菓子をプレゼントでいただきました。ありがとうございました。

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お茶をしながら、名づけをさんざん迷う里親さん

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楽しみにしてくれていたのですね。うれしいです。

 

 

里親さんは猫の医療に関して私と同じ考え方、アプローチをする方です。

 

 

100%全力で闘病したにもかかわらず、天国のにゃーにゃちゃん、グエちゃんの話に及ぶとすぐに泣いてしまうのは、里親さんの慈悲深さですね。

 

 

オブは最良縁に恵まれた幸せな猫です。

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応援してくださった皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

これからも703号室をよろしくお願いします。

 

 

LOVE

 

 

かつくん「Ⅹ285黒真珠改めオブ、卒業おめでとう。8か月の保護猫生活をがんばったね。ハハがモタモタして家族募集が遅くなって、ぼくからもごめんね。春吉やえんとキラキラの日々を過ごしてください。里親さんはハハが企画した12月22日の猫イベントに遊びに来るそうです。みなさん会場でお会いしたら猫話で盛り上がってくださいね」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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未来へ向かって、ひのちゃんと女の旅へ

皆さまこんばんは。また遅くなりました。いろいろ滞っていてごめんなさい。届いたプレゼントなどはゆっくりお礼をさせてくださいね。そろそろblogの毎日更新をがんばります。

 

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

 

さて、今日はひのちゃんの新居へご案内します。8月24日にタイムスリップですよ。

 

 

ひのちゃんとよっちゃんのお茶会(お見合い)の様子はこちらをご覧ください。

 

 

「陽乃のご縁が決まりました/幸せの703号室」

 

 

さあ、ひのちゃん、案内係の私と未来へ出発です。

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チチが上野駅まで車で送ってくれました。よっちゃん家の先代猫あーちゃんへお花をプレゼントしたかった私は早めに家を出たのです。キャー! どれもキレイ♡

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キャリーの中のひのちゃんはひと声も発さずおりこうでした。

 

 

ひのちゃんひのちゃん、これに乗るのですよ♪

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足元にはひのちゃんとお花とお茶菓子とひのちゃんのお嫁入り道具などもろもろが……

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あっという間によっちゃんの最寄り駅に到着。駅まで迎えに来てくださったよっちゃんの車に乗り換えました。ひのちゃん、あとちょっとだからね^^

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お輿入れ完了!

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ひのちゃん、お疲れさま♥

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よっちゃんお手製のおいしすぎるランチをごちそうになりました。

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大好物のシャインマスカットもペロリ

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満腹で動けない(笑)。

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陽当たり抜群のよっちゃん宅。もう20年以上住んでいるそうです。

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床には滑り止めマットが敷かれています。

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ひのちゃんのケージやグッズ

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玄関と

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掃き出し窓の脱走防止対策も完ぺき

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6畳強の2つのお部屋と広いロフト。清潔で人のぬくもりを感じる素敵なお家でした。ほんとうに居心地がよく、次はお泊りで遊びに行く約束をしています。

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天国のあーちゃん、ひのちゃんとよっちゃんを見守ってね。

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私からクールビューティのあーちゃんにブルー系のお花を選びました。

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ひのちゃんお気に入りのハンモックもひきつづき使ってもらいます。

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緊張しながらもおやつに夢中のひのちゃん

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よっちゃんがノラスタ(ノラ猫あがりのスターたち)を何冊も買ってくれていました。

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私が1年かけて書いた本なので心からうれしいです。

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お友だちへのサイン本を頼まれました。もちろん喜んで書かせていただきました。

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よっちゃんにしがみつくひのちゃん

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ひのちゃんが自分の幸福に気づくには、多少のタイムラグがあるでしょう。

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でも、近いうちに賢い姫にはぜんぶわかるはずです。

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ひのちゃんはラッキースター☆☆☆

 

 

703号室の希望の星です。

 

 

私の大好きなよっちゃんと私の大好きなひのちゃんがひとつ屋根の下で暮らす。

 

 

ひのちゃんの赤い糸を結んだ私は感無量です。万物に感謝ですね。

 

 

よっちゃんよりemi-goと私にオシャレなおみやげのほか

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ひのちゃんの医療ケア代やお届けの日の往復の新幹線の切符をいただきました。

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かわいい封筒に入ってる♪

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※ひのちゃんの医療ケアの明細書、各種証明書をよっちゃんに渡しています。

 

 

よっちゃん、ひのちゃん、「家族は1日にしてならず」です。どうかゆっくりゆったり、少しずつ仲よくなっていってください。すばらしいご縁をありがとう。

 

 

善き里親さん方に出会えるのを楽しみにこれからも自分のペースでノラスタスカウトをがんばります。読んでくださった皆さまにも「ありがとう」を添えて!

 

 

LOVE

 

 

かつくん「Ⅹ284ひのおめでとう。名前は陽乃→ひのになりました。先代猫あーちゃんの闘病のとき、よっちゃんは獣医さんと連携してこれでもかというほどあーちゃんにすべてを注ぎました。だからハハはなんの心配もしていません。よっちゃんは自立した愛情と責任感の強い女性だからです」

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キビ坊+タビ坊

※blogを連続更新中!

 

 

お待たせしました。頭痛がじゃっかん去ったので先ほどのつづきを書きます!

 

 

①6月7日、キビ坊のお届け

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キビ坊と私。市川家までふたりきりのドライブ。移動には神経を注ぎ、洗濯ネットとキャリーバックの二重使いで慎重に運びました。1時間弱で到着♪

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キビ坊、新しいお家だよ。

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慣れるまで時間がかかると思うけれど一歩ずつね!

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短期間だったのに、こんなに心のこもった脱走防止対策を施してくれた市川さん

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見てください。上部の隙間まで鉄の網で完全に塞いでくれたのですよ!

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掃き出し窓にも専用の柵が取りつけられていました。

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隙間もがっつりガードされています。

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感動のひと言に尽きますね。キビ坊はパニックに陥りやすいタイプなので、きちんと考えてくださったことが私にとってどんなに安心に繋がったか……。

 

 

感謝の気持ちでいっぱいです。キビ坊用にケージも用意してくださいました。

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どこでもとりあえず石のように固まるキビ坊(苦笑)。

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まあ、徐々にね。 ※私はほかの服も持っています。

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②チャチャちゃん

 

 

清潔で快適なお家の中には先代猫チャチャちゃんの面影がいっぱい♡

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作家さんが作ってくれた「チャチャちゃん」

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チャチャちゃんのメモリアルスペース。写真、絵、そしてご友人から寄せられたチャチャちゃんへのお手紙と市川さんへのお手紙。読んで鳥肌が総立ちでした。

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子猫の頃からシニア齢まで家族の中心にいたチャチャちゃん(写真は市川さんより)

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市川家の愛の中で一生を全うした超幸福の猫さんです。

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会ったことはないけれどチャチャちゃんのやわらかい雰囲気が写真を通じて伝わってきます。

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チャチャちゃんを病気で失った市川さんはキビくんに出会うまで精神的にきつかったそうです。そりゃそうですよね。仲よしで相思相愛なのですから。

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チャチャちゃんとキビ坊は同じ性格ではありませんが、市川さんとお父さまはキビ坊の個性を尊重しながら向き合ってくださっています。

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ちょこっと添えられたお父さまの手がいいですね。

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③お手紙、プレゼント、キビにかかった医療費などをありがとうございました。

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遅い時間にいただいたあたたかい紅茶が身に沁みました。ごちそうさまでした。

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プレゼントに入っていた「すっぽんの煮こごり」

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先日温そうめんにして豪勢な晩ごはんをいただきましたよ。味が上品かつ元気が充電された気がします。とてもおいしかったです。ありがとうございました。

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④タビ坊フォスターのその後

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譲渡後、キビ坊のオドオド、ビクビクグセがなかなかよくならず、ふと出てしまったキビ坊をケージに戻そうとした際に手を噛まれてしまった市川さん。何度も話し合い、私から2匹目のフォスターになることを提案させてもらったのです。

 

 

前に書いたとおり、猫が好きなキビ坊のために天真爛漫で怖いもの知らずのタビ坊を投入し、弟分にする作戦♡ 賢いキビ坊はタビ坊の行動を学習するにちがいありません。まずは「フォスター(預かり)」からお願いすることにしました。

 

 

結果、こういうことになっています。(タビ坊の写真、動画は市川さんより)

 

 

そしてもちろん、正式譲渡です!

 

 

キビ坊に並んで、子猫タビ坊も市川家へお婿入りしました。キビ坊はタビ坊の出現以降、明るくのびやかになり、自分から市川さんの近くへ来ることも増えたんだとか。

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ちっこいタビ坊のおかげですね。タビ坊もおめでとう♪

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キャー! すごくうれしいです。

 

 

キビ坊とタビ坊の近況は市川美絵さんのJFNラジオSeasoning(月~木)やツイッターで見られます。私も楽しみにしているひとり。市川さん、お父さま、今後ともどうぞよろしくお願いします!

 

 

善き方への命のバトンタッチは最高ですね。素敵なご縁に深謝です。

 

 

※譲渡レポートは里親さんの了解を得ています。

 

 

かつくん「Ⅹ281キビ、282タビおめでとう。市川さんの動画を観てほっこりしました。外見もそっくりだし名前も似てるし、いいきょうだいですね。岡山県出身のキビと東京都生まれのタビ。縁あって揃った保護猫コンビ。市川家で末永くお幸せに」

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えい吉の重さ

※blogを連続更新中

 

 

さっき12年前にFIPで亡くなった私の愛猫かつが夢に出てきました。

 

 

かつはFIVキャリアでしたが、3歳でFIPウエットを発症するまで親孝行の病気知らず。私に猫にハマるきっかけを与えてくれた存在です。

 

 

夢の中のかつは大量に下血し、耳が溶けて白いシーツが血に染まっていました。私は急いでemi-goのもとに連れて行ったのですが、中島先生は留守。大巻先生もいない。ほかの先生たちもいない。emi-goにもう諦めるほかないと言われたのです。

 

 

虫の息のかつが私を見上げ救いを求めています。痛そうで苦しそうで見ていられない。

 

 

シーツに包んだかつを抱き、私は叫びました。

 

 

「助けて助けてだれかかつくんを助けてください!」

 

 

ふとシーンが変わりました。

 

 

横たわっている自分を意識した私は、ああ寝ている場合じゃない、かつを病院へ運ばなければ! と起き上がろうとしたのです。

 

 

そのとき左肩にじんわりしたあたたかさを感じました。

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私の肩に大きな頭を預けているえい吉がいます。

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一瞬混乱したのですが、徐々に理解してきました。

 

 

「夢か……」

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あと16時間はくっついていられるね。

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そばにいてくれてありがとう。今日はいっそうえい吉のぬくもりが心に沁みた。

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もしえい吉が横にいなかったら私は悪夢に落ち込んだでしょう。

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かつが私にえい吉の重みを再認識させてくれたのかな? かつに会いたいです。

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えい吉と暮らす里親さんが私はほんとうにうらやましいです。

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えい吉は人の傷跡を舐めてくれるやさしい子だから。

 

 

LOVE

 

 

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かっちゃん

小ほほの写真に並んで小かつにも出会いました。2004年撮影

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かつの里親募集に使った「アピールフォト」。14年以上前です。

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地元のボランティアさんに保護されたとき、かつはまるでボロ雑巾でした。

 

 

里親探しを依頼された私が、かつを預かることにしたのです。

 

 

入院先の病院へかつを迎えに行った日、会社帰りの私はものすごく疲れていました。その私に院長先生がひと言。「残念ですが、その子は猫エイズです」と。

 

 

FIVキャリア(猫エイズ)という一語は、今より重い響き。現に先生も「残念ですが」と前置きしています。駆け出しの私は目の前が真っ暗になったような気がしたのです。簡単に引き受けなきゃよかった。バカなことをしてしまった。正直後悔しました。

 

 

けれど捨てちゃうわけにもいかないし、かつを連れて帰るしか選択肢はなかったんです。

 

 

私はあの手この手でかつの赤い糸を探しました。

 

 

かつは人見知りの激しい気の強い子猫で、ベタベタ甘えたりしません。

 

 

ケージから出すとすぐに隠れてしまいます。愛想も悪い。

 

 

だけどべべやナナのことははじめから信頼していたのです。

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そのうちにFIVキャリアのかつにもネットを通じて声が掛かり、かつは我が家を巣立っていきました。婿入り先はフルタイム勤務でヒーヒー喘ぐ私からしたらたいへん裕福なお宅。やさしそうな里親さんの人柄に、私はほっとしたものです。

 

 

しかし譲渡から3日目、かつがいなくなったとの知らせが来ました。

 

 

心臓が止まるかと思いました。ナナの散歩を済ませたあと、車で2時間かかる里親さん宅へ飛んでいった私。城のように広い建物の外と中を汗だくで捜索。

 

 

「かっちゃん、かっちゃん」

 

 

かつの名前を呼んでいたら、不意に涙が出て止まりませんでした。

 

 

里親さんはいい方だったのですが、温度差が私とはあまりにも開いています。家族で日常会話を交わしたり、カレーライスを笑いながら食べたり。果てには家族内で次に迎える猫を動物病院へ見に行く約束まではじめたのです。

 

 

若かった私は悔しさを抑えることができませんでした。

 

 

かつが生きていても死んでいても私が連れて帰ろうと胸に誓って探しつづけたのです。かつの居場所がその家の中に見つけられなかったから。

 

 

次の日、かつは無事に私の手元に帰ってきました。

 

 

私にべったりくっついて眠るかつを眺めながら、私は決めたんです。独身ゆえかつに多少ひもじい思いをさせるけど、かつをもうどこにもやらないと。私にとってそれは大きな決断でした。すでにべべとナナがいたもんですから。

 

 

お客さんの間で「幽霊」と呼ばれていたかつくん。でも私相手だとトイレの中まで入ってきます。自分にだけ懐くのはなんとも言えない愛おしさですね。

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703号室に泊りに来た卒業犬「コラくん」とかつ♡ 仲よしです。(2006年)

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1歳、2歳、3歳

 

 

順調に加齢していたかつを突然FIPが襲いました。FIPの診断がつくまで、私はかつにできる限りのすべてをやりました。確定的になったあとも、かつの生きる道を模索しつづけました。当時知り合ったemi-goは私の印象をこう話しています。

 

 

「田辺さんはいつも泣いてる人だなと思ってました」

 

 

FIPウエットのかつのお腹はみるみる膨らんでいきました。腹水が溜まっていくのです。抜いたり抜かなかったり、臨機応変に対応していたのですが、ついに恐れていた胸水も溜まり、最期はいちばん怖かった「肺水腫」になりました。

 

 

そして2タイプある肺水腫の中でもひどい方のくじを引いてしまったのです。

 

 

胸全体に胸水が溜まるのではなく、肺の細胞のひとつひとつに水が溜まっていく方。終盤、かつはほんとうに苦しそうで、私の脳裏にチラチラ「安楽死」がよぎったほどです。

 

 

どんなに手を尽くしても叶わないことがあると知りました。そしてずいぶん自分を責めました。

 

 

FIPは未解明の部分が多い病気ゆえ、「ストレスで発症するのではないか」と言われていたのです。自分がかつにストレスを与えていたのではないか、かつが亡くなったあとも10年以上そればかりを考えています。

 

 

11年前の酸素室。アナログですが、この時代に酸素室はめずらしいでしょ?

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周りで使っている方はいませんでした。

 

 

かつの影響で私は今もFIPという病魔に心を蝕まれています。

 

 

保護猫たちが発熱したり食欲が減るたびに、FIPに対する畏怖が蘇ってくるのです。この病名を書くことすら抵抗をおぼえます。たぶん一生克服できないです。

 

 

かつへの強い未練を持ちつづけている証拠かもしれませんね。

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たった3年しかいっしょにいられなかったけれど、かつは紛れもなく私の息子でした。

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重い病と闘ったかつのがんばりを私は死ぬまで忘れません。

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亡くなる少し前のツーショット。痩せちゃったけど色男でしょう?

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かつくんはべべとナナと同じ場所にいるかな?

 

 

かっちゃん、愛しているよ。

 

 

 

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