猫型の血糊

私はさっき、スーパー横の駐車場でいやなものを見ました。

できれば見たくなかったけど、ふと落とした視線の先に血糊を見つけたのです。

赤黒い血の塊はべったりと「猫の形」をしていて……変な言い方、まだフレッシュでした。

ほんの少し前にここで死んだ猫がいる。

身を切られるような寒さを必死に耐えた猫がベチャッと果てた生々しい痕。

私は足早にスーパーの中に入りました。

あの血の量はおそらく成猫……場所から推察するとバッグする車に轢かれたのか?

男の子だったのか女の子だったのか?

即死できたのか悶え苦しんだのか?

食後だったのか空腹だったのか?

なんのために生まれてきたんだろうね。

本当に悔しい。

 

不謹慎ですがひとつの死を目の当たりにして私はちょっと吹っ切れたのです。

実は保護猫いせやんのことをずっと悩んでいました。

IMG_1041

 

 

どんな表現をすればいいか……いせやんの人慣れはかなり厳しいです。

私がいせやんを保護したのはまちがいだったのかもしれない。

どこかでそう思っていました。去勢手術後、リリースした方がよかったのかなと。

先日保護した萌乃もまだ完全に人慣れしていませんし、慣れていない子を慣らすのはのちのちの喜びが大きいとしても渦中の消耗が激しくて。いせやんは特にね。

でも、あの血糊が一喝してくれました。

それはちがうよ、と。

 

私は年単位の時間がかかってもいせやんを家猫として卒業させたいです。

霧の中を抜けて。

1年かけても2年かけても。

IMG_1042

 

 

いせやん。

これ以上絶対お前さんからなにも奪ったりしないから、いつか心を開いてください。

図々しくつきまといいせやんを怒らせるかもしれないけれど私たちはいせやんを思っています。まんまるの目でよーく見ててください。私たちがあなたの敵か味方か、ちゃんと。

 

ありがとう♪

毎冬、保護活動をしていらっしゃるわらひよさんがイチゴを送ってくださいます。

IMG_0913

 

甘ーいイチゴ。チチや従姉妹のシェンシェンとみんなでいただきました。ごちそうさまでした。

 

ピチコさまよりフードとおやつ

IMG_1028

 

リジンのプレゼントをいただきました。

IMG_1030

 

ありがとうございました。いつもすみません。恐縮の限りです。

 

703号室卒業猫みも&あかりの里親さんが先日柿を持ってきてくださいました。

IMG_1026

 

猫の話に盛り上がりました。みも&あかりを大切にしてくださりありがとうございます。

IMG_1017

 

みももあかりも私が近所で保護した大事なお嬢さまです。特にあかりは車道のすぐそばで出会ったので保護をためらいませんでした。確実に交通事故に巻き込まれる場所だったので。

その彼女たちが、今はぬくぬく室内を満喫しています。

 

みも

image

 

あかり

DSC_3936

 

警戒心の強かったあかりがやんわりした雰囲気に!

いせやんにもこんな日が来るのかな?

だったらいいなあ。

私が見たいのは無残な猫型の血糊じゃなく、腹を天に向け無邪気に眠る猫の姿です。

私は理不尽に猫たちがベチャベチャ車に潰され亡くなっていくのが生理的にダメなのです。

生ゴミを漁る猫の形相も、寒さに震える猫の背中も生理的に無理。

嫌いです。

猫たちにその程度の生き方しかさせてやれない自分たち人間のケチさを思い知らされるから。

 

「うちにおいでよ」

1匹でも多くの子たちにそう言ってやりたい。

暖や食や憩いを分け合いたい。

 

私たちは“仲間”ですから。

IMG_0931

 

「はいっ」

IMG_0930

 

痛みを知るもの同士、ね。

 

 

スポンサーリンク





レッドカーペット2

お待たせしました。

皆さまをごましおの新居へご案内します。

トライアルへ向かう車内のごましお。大物の佇まいで落ち着き放っています。

IMG_0688

 

 

さすが! この子の精神は大概のことではビクともしません。

ごましおの里親に名乗りをあげてくださったのは、マイ太郎さんの卒業猫瑠璃ちゃんの里親さん。実は約1年前の瑠璃ちゃんのお見合いに同席させてもらった私は、里親さんの環境やお人柄をよく存じ上げていました。

理知的、温和、そして責任感の塊のような女性です。

里親さんは基本的に在宅でお仕事をされているので留守はほぼないのですが、瑠璃ちゃんを家族として迎え入れてからは出張などもキャンセルするほどに。

どうしても断れないお仕事で1泊家を空けたときは、鍵を預けている後見人のKさんに「万が一、自分の乗った飛行機が墜落したらこうしてほしい」とまでお願いしていたそうです。

Kさんがこっそり教えてくださいました(笑)。

里親さんは瑠璃ちゃんと毎晩1時間以上の猫じゃらし遊びを欠かさず、常時溢れる愛情で接しています。瑠璃ちゃんは幸せという一語では足りない位満たされたお嬢さまになりました。

 

「こんちは。あたちが瑠璃よ」

IMG_0750

 

 

ひろーいお家の中を走りまわる瑠璃お嬢さま!

2匹目の家族としてごましおを検討してくださったのがいきさつでこのたびのご縁となりました。

マイ太郎さんが里親さんにごましおをすすめてくださったのですが、里親さんはすでに703号室ブログでごましおを見てかわいいと思っていたようで、話がトントン拍子に進んだのです。

ごましおを自分の保護猫のように考え動いてくださったマイ太郎さん、うちのブログを7年も読んでくださっている瑠璃ちゃん&ごましおの後見人Kさんにも深謝します。

1年ぶりの瑠璃家。1年前は1年後にごましおを連れて来るなど夢にも思いませんでした。

IMG_0733

 

 

ご縁って本当不思議ですね。瑠璃ちゃんが使ったケージを今度はごましおが使います。

IMG_0695

 

 

ごましお、後見人Kさんに撫でられています。

IMG_0754

 

 

Kさんはご自身も元保護犬&元保護猫と暮らしています。我が家のさぶが大好きだそうで、さぶのポストカードの詰め合わせを買ってくださいました。ありがとうございます。

 

掃きだし窓には頑丈な脱走防止パネルが

IMG_0712

 

 

整理整頓された明るいキッチン(ごまー! いたずらだめだからね)

IMG_0703

 

 

桜色の猫トンネル

IMG_0752

 

 

あちこちに無造作に置かれている防寒対策

IMG_0748

 

 

爪切り時に野生化してしまう瑠璃ちゃんを抑えるための? 猫カラー

IMG_0737

 

 

今回新しいカメラ持参で伺った私。林家パー子のごとく撮りまくりました^^;

IMG_0716

 

 

ごま、ここはいろんなグッズが揃っているね。

IMG_0724

 

 

ごまが入っているドームベッドもふんわりしていていいねえ!

IMG_0707

 

 

やさしい里親さんに抱かれて

IMG_0722

 

 

お世話になったマイ太郎さんもなでなで

IMG_0784

 

 

ドームベッドの中でちまっと

IMG_0787

 

 

この日は女子会も兼ねていたので人間たちはティタイムを楽しみました。

IMG_0700

 

 

上品な食器で

IMG_0727

 

 

おいしいケーキ

IMG_0758

 

 

お茶

IMG_0759

 

 

フルーツを堪能しながら猫の話に花を咲かせる至福のひと時♪

IMG_0788

 

 

「あたち主宰の女子会へようこそ」

IMG_0779

 

 

「みんなくつろいで行ってね」

IMG_0781

 

 

瑠璃ちゃんありがとう。そうさせてもらうね。

と、ここまで普通に上機嫌だった瑠璃ちゃんですが、このあとケージ内のごましおの存在に気づいてしまったのです。

 

「およ?」

IMG_0768

 

 

「ん? クサイ! なんかいる!」

IMG_0776

 

 

「ママー! だれこれぇ? うちは男子禁制よすぐに追い出して!」

IMG_0775

 

 

なんて、ほっこりのセリフをつけてみたのですが、実際の瑠璃嬢の怒りや戸惑いは私たちの想像をはるかに超えていました。

大げさ抜きに私の譲渡活動で接してきた「先住猫」の中で一番すさまじかったです。

聞いたこともない唸り声でケージにのぼり、ドームベッド内のごましおめがけ飛び、叫び、膨らみ、手を入れてパンチするを繰り返しました。

その場にいた全員が閉口するレベルの瑠璃嬢の野生ぶり。

半端なかった……お見せしたいのですがパー子の私にも写真を撮る余裕などなくて。

 

途中、マイ太郎さんがなだめ一度我に返った瑠璃嬢ですが

IMG_0774

 

 

またすぐに臨戦態勢に……

IMG_0783

 

 

いつもは先住さんと別の部屋からスタートするようお願いしますが、今回はそこまで考えなかった私の見積もりの甘さが招いた事態です。

自分の中の瑠璃ちゃんのイメージが子猫のままで。

心身ともに成長した瑠璃嬢に自我が芽生えるのは当然の話。保護主として配慮に欠けていたことを猛省しました。瑠璃ちゃん、驚かせちゃってごめんなさい。

怖いのはごましおだけじゃないもんね。瑠璃ちゃんだってどうしたらいいかわからなくなるよね。

瑠璃ちゃんが怒っている間中、ごましおはハウスの中で静かに過ごしていました。

IMG_0705

 

 

この子は自己の問題を解決する能力に長けた猫なのです。

そのときの顔が、また仏様のようで。

私は心の中で何度も繰り返しつぶやきました。

「だめだったらいつでも帰っておいで。がんばり過ぎない程度に、ごま、がんばれ!」

 

そして興奮状態の瑠璃ちゃんを一瞬別室に隔離してもらい、ごましおと記念撮影

IMG_0792

 

 

マイ太郎さんが作ってくれたクリスマスシュシュをつけたハンサムなごましお。いつの間に背丈が伸びている……。写真の私は笑顔だったけど、どうなるのか少し不安で。

でも、前向きな瑠璃嬢とどこででも生きようとするごましおの折り合いも信じたくて。

ごましおを預けてからは、まめに里親さんと連絡を取りました。

里親さんはごましおのケージを和室に移動し一からふたりの距離をはかりなおしてくれました。

祈る気持ちで見守ること数日

里親さんから写真つきのメールが届いたのです。

ごましおを正式にわが子にしたいこと、ふたりの距離が一気に縮んだこと、瑠璃ちゃんがごましおを「ごまお~」「ごまお~」と呼びながらついて回っていること……

こうも書かれていました。

「瑠璃にあれだけ威嚇されてもめげずに心を開き続けてくれたごまちゃん。えらい!」

 

あああ。

ごま、やるねぇ! 瑠璃ちゃんもありがとう。

 

「ハハ、ついにねえ、ぼくにも家族ができたよ」

bokuno

 

 

ごましおの得意そうな表情を眺めていたら、涙が止まらず、ごましおに会いたくなりました。

とても会いたいです。

いっぱい心配したけど、ごましおに任せておけばだいたいうまくいくんだね。

ありがとう。

ごましお、ありがとう。

里親さん、瑠璃ちゃん、ごましおはいい男です。どうぞよろしくお願いします。

里親さんからお菓子と紅茶をいただきました。ごましおにかかった医療費の一部もご負担くださいましたので、今夜、保護に携わってくださった看護師さんに渡します。

IMG_1032

 

 

ごましおの新居のエントランスに飾られた大きなクリスマスツリー

IMG_0692

 

 

少し早いけど、ごましお、メリークリスマス!

サンタは私なのかお前さんなのか?(笑)

 

かつくん「X213ごましお、おめでとう。自分の力で縁を勝ち取ったごましおはすごいよ。

“ごまお~!”

姫にそう呼ばれたらすぐに駆けつけないとね。日本の男の立ち位置はその程度が円満の秘訣だよ。ごましおの最後の一瞬まで、ごましおが幸せでいられるよう703号室は祈ります。

痛みや逆境に耐え愛をふりまいたごましおへ」

1 (348)

 

 

 

スポンサーリンク





ぼくの肉布団

数日前に保護した茶トラは元気にしています。

体重2.2キロ、まだあどけなさが残る子です。

外で見たときは男性と信じて疑いませんでしたが、家に入れてみるとほのかに女性臭が。

先週末不妊手術した際に性別が明らかに。

もうすでに萌太郎と名づけてしまったのですが……

女の子でしたので、萌乃(もえの)に改名!

ツイッターで名づけに参加し「萌太郎」に投じてくださった方々、土下座してお詫びいたします。

萌乃は人馴れしておらず扱いが大変です。

mon (5)

 

 

小さいけれどいっちょまえに威嚇するしけっこういいパンチを出してくるのです。

実は私、外での捕獲劇の際に一度萌乃から鋭いパンチを喰らってまして^^;

 

昨日ようやくちゃんと触りました。

大興奮するから毛布を手に巻いて近づいた感じです。

 

 

「こっちに来ないで! 変態! 痴漢!」

mon (3)

 

 

今日は強力な助っ人(猫)を利用してお触りしてみることに(爆)。

mon (6)

 

 

後姿だけでだれだかおわかりですね?

あまぱん太郎、肉布団で萌乃とお母さんの中継をよろしくお願いします。

mon (9)

 

 

あまぱんがいようがいまいが私の顔を見て狂ったように怒りまくっていた萌乃ですが、次第に肉布団の心地よさに安心したのか、ケージの隅っこであまぱんにくっつきはじめました。

 

その隙になでなで開始! この間も絶えず唸ってます(汗)。

mon (7)

 

 

逃げ場などないのに逃げようとケージに手をかける萌乃がいじらしい。

 

mon (8)

 

 

痩せっぽっちの体を精いっぱい膨らませています。

よく見ると毛はベトベトで黒く汚れ、お腹からは無数の回虫が出てきました。

警戒心の強い萌乃が車と人の海のような場所で生きていたのには理由があります。

おでんの香り漂うコンビニの近くじゃなければ、命を繋ぐことができなかったのです。

コンビニなら気前のいい人間が猫缶やからあげを振舞ってくれるかもしれない。

だからあのエリアから離れられなかったのですね。

生きているから、どうしたってお腹が減るんだもんね。人見知りなのにがんばったねぇ。

 

1時間、私は萌乃をなでつづけました。

mon

 

あまぱんも文句ひとつ言わず最後までお母さんにつき合ってくれました。

ウーウー唸っていた萌乃が小さく喉を鳴らしたのを聞いて、私は萌乃に伝えました。

「えらい! その勇気を称えて茹でたてのささみを贈呈します」

そしてキッチンでささみを手にケージに戻ると、萌乃はこう言いました。

 

 

 

シャー!!

 

どうやら萌ちゃん……30秒前のできごとを忘れてしまったようです。

まあ、しょうがない。

もちろん萌乃にもあまぱんにもあげましたとさ♪

 

あまぱん、お母さんのお手伝いをありがとう。

あまぱんは不思議だね。そのまあるい体の中には「平和」が詰っている気がします。

またよろしくね。ずっとそばにいてお母さんを助けてほしい。

 

ありがとう♪

MWさまよりイチゴ、ユンケル、クオカードが届きました。

mon (4)

 

ユンケル飲んでイチゴをいただいたら風邪がすっかりよくなりました。贅沢な病人ですね。ありがとうございました。

 

ねこだるまねーさんより塩枕、ヒップアップ枕、餃子、りんご生姜湯のプレゼントが! お買い上げくださった703号室POSTCARDでお手紙を書いてくださっています。やっぱりかわいい♪

mon (2)

 

ねこだるまねーさん、ありがとうございました。

そしてこちらがねこだるまさんの行きつけの美容室の受付の写真ですが、見てください♪

1526706_1563061900603845_5190652620273208328_n

 

ねこだるまさんが美容室に送ったPOSTCARDをお店の方が気に入ってくださり、目立つ場所に飾ってくださっているのです。

こういうのうれしいなあ。教えてくださりありがとうございます(涙)。

おととい忘年会でご一緒した作家の森絵都さんも10セットお買い上げくださいました。森さんはあまぱんカードとナナカードがお気に入りだそうです。

先日は初リピーターとなるIさんからも追加注文が!!

お買い上げくださった皆さまどうもありがとうございました。超幸せです。

 

 

スポンサーリンク





Live in hope

今日は少し長くなりますが、どうぞおつきあいください。

 

どうやら、話は月曜日からはじまったようです。

あの日左足がどうしようもないほど痛まなければ、私は茶トラと出会わなかったでしょう。

火曜日、母に紹介された整形外科へ行くことに。実は当初他の病院へ行こうとしてギリギリまで迷っていたのです。交通手段も電車にするか車にするか?

結局なんとなく車に乗り母紹介の病院へ行くことにしたのが午後3時過ぎ。

我が家から病院までは車で25分。

4時前に病院の向かいのコンビニに着いて車を停めました。

車を降りようとした次の瞬間、私の目の前に茶色の物体が飛び込んできたのです。

 

 

あっ猫だ! 危ない!!

 

交通量の著しい大きな道路目がけ猫は疾走し、車の海のわずか手前の植え込みで止まりしゃがみこみました。

 

(ジャー……)

 

あ、おしっこしてる。植え込みが茶トラのトイレか……

道路と歩道の間が植え込みで仕切られているものの、交差点になっているその場所はだれが見ても極めて危険地帯だと思います。

1m……いや50cm先は「墓場」。

気づくと私の体は勝手に動き出しました。

コンビニで猫フードを数種類調達し、茶トラに近づき一口分投げて与えてみました。

少々間を置いてからフードを食べ始める茶トラ。

うん。食欲はある。

つづいて車に戻り捕獲に使えそうなものを探してみることに。

トランクからケージと犬用の後部座席用シートと犬のリードを取り出し、急いでセットしました。

茶トラを食べ物で釣りケージ内に誘導。

ケージに入ったらリードを引っ掛けたケージの扉を一気に閉める作戦。

IMG_0388

 

でも、怖がってなかなか入らないのです。

またたく間にケージの中はからあげやシーバやかつおバーであふれ返りました。

折を見てはこれでもかというほどのごちそうをコンビニで買ってきたのです。

興味と食欲はあるものの、ケージの扉をまたぐ勇気が茶トラにはありませんでした。

そばにいた私の気迫も感じ取ったのかもしれません。離れたいけれど、離れたらケージの扉を閉められない。手動の捕獲箱だから近くにいるしかないのです。

交通量も人通りも非常に多い場所なので「通行人」「見物客」もネックでした。

ふだんは若干の社交性がある私でも、こういうときは極度の「人嫌い」になります。

頼むからそっとあっちに行って。見ないで。話しかけないで。

何名かはアイコンタクトで通じました。

何名かは軽い舌打ち(本当にごめんなさい・汗)で通じました。

そして何名かはリードを持たない方の手のシッシポーズ(超ごめんなさい責めないでお願い必死だったの)で通じました。

でも、中には大声で

 

「なにやってるんですかー?」

「あ猫ちゃんだ! かっわいいーー!」

「捕まえるんですか? 捕まえてどうするんですか? 飼うんですか?」

 

などの詰問攻めをしてくる方がいて、警察官の尋問にあっているようで心苦しかったです。

逆に舌打ちしてくる方も^^;

可能な限り説明させてもらいましたが、正直、この場所で保護するのは至難だと感じました。

 

茶トラは近寄ったり離れたり

IMG_0386

 

 

黄色い葉っぱの向こう側は死の大道路です。追い詰めて車道に飛び出されたら一生後悔してもしきれません。極度の緊張と足の痛みと寒さで疲れを感じました。

時刻は夜6時半に。

不適切な表現ですが、猫の保護は私にとってギャンブルに似ています。あと30分、あと1時間、あと30分……そうして終わりが見えなくなるのです。

2時間半粘ったのですが、この作戦では厳しいと悟った私はいったん家に戻ることに。

病院は6時までだったので、足の診察は諦めました。

車を飛ばして自宅に帰り、厚着し捕獲箱片手に再度現場へ

消えているか心配でしたが、茶トラはまだ植え込みの中に佇んでいました。

ぽつん。

忘れ物のように。

ケージでの派手な捕獲劇は周囲の注目を集めましたが、独りになった小さな猫は誰にも見てもらえませんでした。

人々が足早に歩き去る中、茶トラだけがじっと変わらぬ場所にいたのです。

その姿が切なくてたまらず、私は小声で言いました。

 

「迎えに来たよ。一緒に帰ろう」

 

捕獲箱をセットし、今度は車内から見守ります。

私が近くにいると警戒しちゃうから。

そのうちコンビニ前には若者がたまりだし、地面に座って奇声を発し出しました。

人のこと言えないけど、邪魔だし、うざかったです。

帰らなければならない夜8時半をまわっても、茶トラは箱には入りませんでした。

諦められなかった私は、コンビニに入って正社員を捕まえ、協力を仰ぐことにしたのです。

お願いしつくしたら、事情のわかる方が捕獲箱の設置を許してくれました。

なんでも、茶トラはお店の裏側にもよく行ったりするそうでお店も困惑していたようです。

正社員数名が常にいるとのことでしたので、捕獲箱の設置方法を伝えました。

寒い中、真剣に聞いてくれてうれしかったです。美しく聡明そうな方でした。

私が帰ったあとも、お店の裏側に設置してくれることを約束してくれたのです。

犬猫のことでは自分以外の誰かを信じることがむずかしい私でも、信用できそうな方でした。

「箱に入ったらすぐ連絡します。深夜でも構いませんか?」

「もちろんです。お願いします」

そう約束を交わしやっとコンビニを出て帰宅したら、リルが布団をめちゃくちゃに^^;

そしてその晩から風邪をひいてしまい、踏んだり蹴ったりです。

次の日もその次の日も体調が悪い上、会社を休めず現場に行けませんでしたが、コンビニには何度か電話を入れ店長さんにもごあいさつさせてもらいました。正社員の女性同様、店長さんも責任感のあるやさしい方で安心しました。

木曜日深夜2時半、風邪薬と安定剤を飲みウトウトしていたら、ついにかかってきたのです。

 

「猫が捕まりました」

 

あああ。

どうもありがとう。

 

母の力を借りて迎えに行き、703号室の洗面所に入れました。

IMG_0410

 

 

いらっしゃい。ずっとこうなればいいなあと願っていたよ。

IMG_0417

 

 

あなたを捕まえようと躍起だったあの日の夜、私はマンションの下で五円玉を拾ったんだよ。

一度通り過ぎたけど、落ちているのが五円玉だと気づいて踵を返したの。

なんかすべて偶然かもしれないけれど、そうとも言い切れない気がする。

 

今はまだドキドキするね。

IMG_0422

 

でもすぐにわかるよ。

あなたがいた場所は、あなたには似合わない。

過酷なサバイバルの中を生きるのではなく、私のおせっかいだけどあなたにはただ緩やかな家猫になってもらいたい。

 

「希望に生きる」

その手伝いを私がさせてもらうね。

 

ようこそ我が家へ♪

IMG_0421

 

 

書きながら幸せを噛み締めています。

皆さま長い文章読んでくださってありがとう。

 

LOVE!

 

 

 

 

スポンサーリンク





夢が叶いました。保護できました。

POSTCARDをお送りしています。

お振込みいただいた方には随時お送りしています。

昨日までのご注文分はすべてお振込みいただきました。なのですべて発送済みです。

もし届いていない方がいらっしゃったら絶対ご連絡ください。

実は本日1件未到着のお知らせを受けました。

私の手元の伝票には11月18日発送済みと書かれています。追跡したところ、すでに投函済みになっていますが、おそらく、配達員が部屋番号を間違えてしまったのでしょう。

現在確認中ですが、よくあるんですよ^^;

うちにも602号室の方や12階の方の郵便物が入っていたことがありました、何度も。もちろん私はお返ししましたが、相手方が気づかずにそのまま受け取ってしまう場合もあります。

本日の1件は明朝、宅急便かゆうパックで送りなおします。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 

今日は文章ばかりになって申し訳ないのですが、体調がまだすぐれず、仕事も忙しいのでかわいい子ちゃんたちの写真は次の機会にさせてくださいね。

 

でも重大なご報告がひと~つ!

なんとやりました!

保護したかった猫がいると書きましたね。

薄着で粘りに粘ったせいで風邪をひいてしまったのですが、その猫は今703号室にいます。

無事に保護できました!!

ああ神さまありがとう。

世の中のあらゆるものに感謝します。

近所の猫ではありません。

うちから車で20~30分の場所で偶然見つけてしまったのです。

よく生きてこられたなあと感心するほど危険な場所でした。

あれではいつ轢かれてもまったく不思議じゃない……どころか、むしろ生きているのが不思議なほど交通量の多い場所だったのです。

一歩まちがえば車道に飛び出す危険性があるので追い詰める形の保護もできなかったです。

ひたすら頭を悩ませました。苦しかった。

あの子が轢かれてめちゃくちゃになって死んでいく姿が脳裏をよぎってはかき消しよぎってはかき消す2日間でした。

寒さに震えて風邪をひいても私には帰る家がある。

でもあの子には暖をとれる家がない。

薄い毛皮を一枚まとって素足でごはんをむさぼる姿を見ていたら、無性に悲しくなりました。

そしてその子への憐れみは私の原動力になりました。

連れて帰りたい……

願いが叶った今、私は幸せです。

茶トラくん、ようこそ703号室へ♪

大歓迎でお待ちしていました。

 

LOVE!

 

 

 

 

 

 

スポンサーリンク