さぶのこと


703号室では現在黒猫グッチが家族待ち中です。

「あにょん♪ グッチだよ あたち 待機中です」
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うちのマンションの一室に8頭の犬猫がいます。その中で家族募集のステージに立っているのはグッチだけ。グッチだけが準備万端です。どなたか深いご慈悲で 立候補していただけませんか? グッチが卒業したら、私は次の子を迎えに行けます。センターや多頭飼育崩壊現場のような壮絶さや緊迫感は感じられないかも しれませんが、環境の悪い外猫たちも命がけの毎日を送っています。たった1頭かもしれませんが、私は次の子を迎えに行きたいです。

グッチ、さぶ、のりまきを保護することができたのは、前の子たちが卒業してくれたおかげでした。お心ある里親さんが名乗りをあげてくれたから次の子たちを 保護することができたのです。個人で細々とお恥ずかしい限りですが、こういう活動にお心を寄せグッチの愛らしい姿に目を止めてくださる方がいると信じてが んばります。

あわせて妹んちにいる保護猫シロニックも募集中です。どうぞよろしくお願いします。

そしてさぶの件でご心配をおかけして申し訳ありません。

昨日は病院から帰って頭がパンパンになってしまいました。

さぶに強い運命を感じ、なかなか家族募集に踏みきれなかった自分の弱さを恥じていました。キャパがない。ずっと言いつづけてきたことなのに、ひどい矛盾。

一足先に未練を断ち切りシロニックの家族募集している妹が眩しかったです。妹は本気でシロニックを愛してくれる家族を求めている。私も今までそうしてきた。これからもそうできると信じていた。なのになぜかさぶの募集に踏みきれない。

キャパがないのは本音です。

スペース、経済力、時間、私にはすべてが足りません。

でも、ゼロより1を目指したくて、出しては入れる出しては入れるを繰り返してきました。私にとって保護動物たちの「卒業」は活動の中枢でありエンジンでありすべてです。

活動の途中で重篤な病気を抱える犬猫たちにも出会いました。いわゆる「出せない子」たち。

クッシングと全身のがんを患った犬のコロ

白血病と慢性腎不全ステージ4を患った猫のまーも

血管肉腫と心臓病と重度の認知症を患った犬のゴンタ

彼らは募集せずに我が家で余生を送ってもらいました。

どの子にも不自由な思いをさせたけれど、どの子のことも本気で愛し向き合ってきました。出せる子は出す。出せない子は残す。それしか選択肢はないのです。

そう考えると、健康だと信じて疑わなかったさぶが我が家に残る理由はひとつもありません。すべては私の身勝手な欲です。私が頭を切り替えて家族募集すれ ば、さぶはもっと頭数の少ないお家で手をかけてもらえる。幸せになれる。べべ、ナナ、リル、ほほ、あまたにもその方がいいに決まってる。これから保護する 子たちにとっても。

だから昨日のスクリーニング検査は重要でした。

健康なさぶを自分に叩きつけ目を覚ますいい機会だったのです。

さぶはどこも悪くないように思えました。
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強いて言えば、一度だけ夜中に水をがば飲みしたのが少々気になった程度。でもそんなの、その日だけでした。
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なのにいきなり、慢性腎不全のステージ3と診断されたのです。

混乱しました。

帰宅後も気分がすぐれず。

私はね、つまらぬ独占欲でさぶの卒業が淋しかったんだと思います。

しかしもっと辛いのはさぶが病気であること。

病気のさぶを手元に残すのと、健康のさぶを里子に出すの、どっちがいい? と聞かれたら、間違いなく心からさぶの健康を選びます。

そしてもしさぶがこのままここに残るとしても、死に場所を求めてやってきたのではなく、生きる場所を求めてやってきたんだと皆さまにお伝えしたいです。

ステージ3は数年生きる子もめずらしくないそうですし。

と書いている今もなんだかまだ信じられず、消化不良なので来月もう一度腎臓の数値をモニタリングする予定です。先生もその方がいいとアドバイスしてくれました。

※さぶ、のりまき、グッチにはニャンニャンボックスから医療費の一部をつかわせていただいています。ありがたい限りです。

さぶの件につきまして私は皆さまにちゃんとご報告したいので、再度モニタリングした際にまた書かせてください。

それにしても自分への「けじめ」をつけるためだとはいえ、スクリーニング検査を受けさせて本当によかったです。今回のケースは見た目だけでは絶対にわからなかったから。自覚症状が出てから病院へ駆け込むより、症状なしの状態で見つけられたのは不幸中の幸いでした。

長々と自分の気持ちを書いてしまいましたが、お読みくださりありがとうございました。
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さぶは今、腎臓用のフード+ネフガードをはじめています。

次回はカフェに行った時のお話を書きます。

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