皆さまこんばんは。今朝は仕事で6時半に家を出なければならなかったのに、昨夜どうしても一睡もできず、なんと徹夜で向かったという^^; いい歳してお恥ずかしい限りです。
さぶがずっと付き添ってくれたので、寝れない自分にイライラせずに済みました。そして、このかわいいお嬢さまも、寝室にちょくちょく様子を見にきてくれたんですよ。
近所で保護して以来、家庭内ノラ状態なので、「怒りんぼ」のイメージが定着しているすずらんですが、それなりにコミュニケーションが取れています。お腹が空くと私を探して鳴いてアピールするし、「すずらん」と呼ぶと振り向きます。家具にスリスリして甘えのような仕草をすることも……
ただの置物ではなく、自分の意志と感情を持った素晴らしい猫さんです。
ん? どした? 小腹が減ったの?
すずちゃん、壁紙で爪を研ぐところだけは控えめにしていただけるとありがたいのですが?
でもまあ、通院もできるし、(難易度が半端じゃないけれど)爪も一応切れるからいいよね。
正しい管理こそ最大の愛情、と言いつづけている身としては、最低限のケアはできていると自負しています。もちろん、できることならもっと近づいてもっと仲よくなりたいです。
犬猫をお世話する業種に就いてから実感するのは、意外と「爪切り」に困っている方が多いこと。たまに「爪切りのご依頼を受けました」とここにも書いていますものね。
先日は、近所に住む84歳のご高齢の方が飼っている猫さんの通院代行をお受けしました。打ち合わせで会いに行ったときに撮った一枚。名前はももちゃんといいます。
ももちゃんはとても具合が悪そうで、身体を触ろうとすると(腹部あたり)を痛がる、食欲がない、元気もない、あまり歩こうとしない、とのこと。飼い主さん自体も体調不良のため、ももちゃんの通院の内容は私に完全に託され、中島先生と相談しながら必要な検査をすすめる運びとなったのです。
ももちゃんをキャリーに入れるのも私の役目だったので、うまくできるかドキドキしたのですが、スッとタオルを被せたあと洗濯ネットに入れ、キャリーにおさめられてホッ。
病院に着いたももちゃんは慣れない通院で命がけの抵抗をし、見ていて気の毒なほど暴れました。
なんと5人がかりで押さえての診察だったのです。
血液検査の結果が出る前に、原因が半分判明しました。
伸びすぎた爪がクルっと巻いて自分の肉球を突き刺していたため、爪を切ると大量の血や膿が噴き出したのです。あまりの痛々しさに中島先生も驚いていたほどです。かわいそうに……
腹部のあたりを痛がっていたのではなく、四肢に激痛が走っていたのですね。
爪を切って消毒。飼い主さんは投薬ができなそうなので、コンベニア(2週間効果が持続する抗生物質)と痛み止めを注射で打ってもらいました。ももちゃん、がんばったね!
その後に出た血液検査の結果は良好だったので、やっぱり爪が原因でまちがいないと思います。
お返しした際に飼い主さんとよく話をして、2~3か月に一度は私がももちゃんの通院を引き受けました。お代をいただいているのでボランティアではありませんが、有意義なことをしたと心底思いました。動物福祉の観点からしても、こういう関わり合い方もあるんですね。
数日経って飼い主さんにお電話をしてみたのですが、ももちゃんは絶好調だそうです。よかった。犬猫は口がきけないので、人間側がしっかりとチェックしないとね。(自戒を込めて書いています)
一生けんめい働いて、愛するお子たちとの日々を大切に紡いでいきます。
どんなに忙しいとしても、それを言い訳にせず、彼らの声に耳を傾けていきたいです。
庇護を必要とする側と、庇護する側は、漢字の凹と凸に似ていますよね。
美しい合体を意識しながら日々を生きていかないと。
与えるばかりのつもりではなく、与えられているものが多いことを知っているからこそ♡
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
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