指標2人目 「山本さん」

保護猫百香は昨日よりトライアルへ入っています。百香については落ち着いたら皆さまにご報告しますね。Twitterでちょくちょく近況写真をUPする予定です。

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emi-goを経由し、ローズと私にプレゼントが届きました。感謝!

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どなたさまでしょうか? 名乗りを挙げてくださったらうれしいです。

 

 

保護猫ローズの本日の写真。チチの寝室の猫ベッドでくつろいでいます。

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おとといの夜私は、耐えきれずに、けやこ。さんに教えてもらった「ローズ」という曲をエンドレスにリピートしました。ローズにごめんなさいの気持ちが止められず、もうどうしようもないほどメンタルがやられてしまったのです。

 

 

 

ローズを守る楯になりたい。どこかにローズを幸せにしたい方はいませんか? ローズには家族が必要です。挙手をお待ちしています。

 

 

 

キラキラの片目を私が潰した。それと別のことが重なり、沈んでしまったのです。

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ローズは強いままなのに、私が弱虫ではこの先やっていくことができません。

 

 

 

気持ちを一新し、ローズの家族募集をしていきます。応援してくださいね。

 

 

 

さて、そんなローズがお世話になった大師前どうぶつ病院

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ここに私の指標の2人目がいます。写真が苦手な「山本さん」。彼女の今の姓は「中島」ですが、私は彼女の20代半ばからの仲なので旧姓で呼ぶクセが抜けません。

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彼女が一介のアニマルナースだった時代から、私は深く彼女を尊敬していました。どう育てたらこんな娘になるんだろう? 彼女の親に聞いてみたいです。

 

 

彼女は基本無口で、声のデカい私とちがいSNSに興味がありません。

 

 

SNSで目立つことに執着する人を多く見てきました。私もそのひとりでしょう。SNSは私にとってなくてはならない生活の一部で、ブログは表現の場であり、里親さんとの縁を繋げてくれる拠り所だからです。しかし彼女はそれをしません。

 

 

つまり彼女はSNS場にいないのです。前回登場した森絵都さんもそうですね。彼女は自己顕示欲がありません。ただあるのは「犬猫への慈愛」のみ。彼女は決して己の功績をひけらかしません。

 

 

けれど私は彼女がどれだけの数の犬猫の命を救って来たのかをこの目でしっかりと見てきました。仮に彼女の武勇伝を書こうとすれば、一週間エンドレスにキーボードを打っても間に合わない。その位彼女は保護譲渡活動をしてきたのです。

 

 

心血を注ぐとはこういうことなんだと常に教えてくれる女性です。

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私は彼女よりだいぶ年上ですが、彼女に恥じない生き方をめざしています。

 

 

それは彼女にも伝えています。

 

 

「うそだ~! 田辺さんが、んなことを言ってくれるなんて……」

 

 

彼女は決まってこう返してきます。

 

 

いや、うそじゃないよ。あなたにうそをつくメリットが私にはない。ほんとうだよ。私はあなたに恥じない生き方をしたい。そう思わせてくれる存在です。

 

 

彼女は私のことを「師匠」と呼びます。光栄ですが、圧でもあります。

 

 

だからこそ私は彼女の前で(どんなにだらしがない格好をしても)、核だけはしっかりと持ち、彼女と向き合っています。彼女が私をいつまでも慕うよう、私は彼女の前で汚いことをぜったいにしないと心に誓っています。

 

 

失いたくない人だから。

 

 

人と人って、距離感はたいせつだと思うのです。

 

 

特に自立した大人同士の場合、年中ひっついている必要はありません。

 

 

けれど胸中に占める善き方の割合は、私の場合はありがたいことに非常に高い。刺激を受け、慰めをいただき、明日への活力を見出せる良縁はすばらしい。

 

 

 

山本さんは「emi-go」です。

 

 

 

さあ、まだ入院中だったローズのお見舞いの様子を!

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ちゅーるをあげてみると

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食べてくれた~!!

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うれしいなあ。

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ローズは生きる意欲満々だそうです。食べることは生きることだから。

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ローズのペースでしっかり回復していました。痛みが残っているのにえらいね。

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「私を撮って~」とemi-goにねだり撮影してもらった1枚

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おーい! 看板犬ちゃぽぽ! すっかり大きくなったね。

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診察中のフェレット

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emi-goと私の声が入っていますが、癒しの動画をどうぞ♪

 

 

 

ゴロゴロ言ってくれたローズも観てやってくださいね。

 

 

 

おりこう? の看板犬たちにおやつを与えるようemi-goから仰せつかりました。

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写真はemi-goが勝手に撮りラインで送ってきたものです。元土手犬ボボボのヘアスタイルを私がアレンジしています。ボボボ、余計なお世話をすみませんねー!

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退院前日もローズに会いに行きました。チチもめずらしくいっしょです。

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カラーが外れ、チチからちゅーるをもらっているローズ。舌がかわいい♥

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毛づくろいする余裕も……

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ローズ、次会うときはあなたを退院させる日だよ。あと1日がんばってね。

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だれかローズに目を留めてやってくれませんか?

 

 

ローズはしなやかゆえ、決して折れない猫です。

 

 

Smile!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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ローズはがんばった

トライアルを控えている703号室スターの百香ちゃん

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弟分あさひとともに元気に過ごしています。

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百香のトライアルが一段落し、ローズが落ち着いてきたら、保護猫あさひの未来について真剣に考えていきます。あさひが気になる方はお知らせくださいね。保護猫ジャイアンも日々慣れているのでご安心ください。今度写真をUPします。

 

 

 

703号室卒業生リリの里親chikakoさんよりナナへのお花がわりに「お魚たち」が届きました。私の夕飯づくりの時短のお手伝いだそうです。感謝感謝!

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ナナからchikakoさんにありがとう!

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mamoさまより猫の介護用品やおやつを母経由で手渡されました。

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mamoさま、どうもありがとうございました。

 

 

ほかにもプレゼントが届いていますがおいおい自慢させてくださいね。

 

 

 

さて、ここからは閲覧注意の写真を多く含みます。血が苦手な方はササっとスクロールしてください。私は記録として、ブログに残しておきたいのです。

 

 

 

保護猫ローズのオペは先週の金曜日の昼すぎからはじまりました。

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午後、裏口から院内へ入った私は、ローズのオペの一部を見守ることに

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左目を含む腫瘍の摘出はすでに終了しており、歯のケアをしている最中でした。

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ダメになってしまったのは抜歯

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ローズ、あと少しだからね。

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先生がふたりいて心強い

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どうかこれがローズにとって最後の試練でありますように。

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麻酔からさめるまでの間、私は猫舎で待たせてもらうことに

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要らぬ言い訳ですが、正直決して笑える心境ではありませんでした。ただ写真を撮るときにほうれい線が目立つので笑顔で自撮りしただけの話です(苦笑)。

 

 

 

外からも盗撮されていたという。撮ったのはemi-go。常にだらしない格好でごめんなさい。めまいがひどく、座って待っていられなかったので犬用のベッドを借り横になっていました。まだまだ時間がかかりそうだったので……。

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病理検査に出すローズの腫瘍と左目

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腫瘍が取りきれていますように。

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どのくらい経ったか……ローズが猫舎に戻ってきました。

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麻酔からさめつつありますが、じゃっかん意識が混濁している風です。

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ローズには激痛との闘いが待っています。眼球摘出手術はとにかく痛いらしい。

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動画を3本はりつけますので、がんばったローズを観てやってくださいね。

 

 

うにうにしゃべっているローズ

 

 

 

びくっとするローズ

 

 

 

カラー装着後のローズ。悔しいね、悔しかったね、ごめんね。

 

 

 

ローズお疲れさまでした。生きていてくれてありがとう。この一語に尽きます。

 

 

 

翌日の土曜日、みいさんが703号室にやってきました。

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打ち合わせのためです。なにをする予定なのかはいずれ書きますね。

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みいさんがローズへのお見舞いを持ってきてくれました。悪いね。ありがとう。

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一段落したあと、みいさんと病院へ

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看板犬ちゃぽぽが珍しく熱烈歓迎してくれました。いつ会ってもナナに似てる。

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ローズは昨日より幾分マシのようです。

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ウインクになってしまったね。ローズに申し訳ないことをしました。

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視神経をいじるオペは繊細で、下手するともう片方の目も失明してしまう恐れがあるのですが、中島先生のおかげで幸い、残ったほうはちゃんと見えています。

 

 

それを聞いて一安心。ホッとしました。

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両目が見えないのと、片目が見えないのではぜんぜんちがいますものね。

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ごはんを食べないというので、ちゅーるをあげてみると……

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なんと2本完食!!

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ローズ、食べてくれてよかった。あなたは最高です。

 

 

 

こうしてローズは新しく生まれ変わり、以後幸せになるだけのために生きていきます。

 

 

私は今からセブンイレブンへ寄り、ハーゲンダッツのアイスを手土産に、emi-goの病院へ行ってきます。目的はもちろん、ローズを撫でるためです。

 

 

 

ではこの辺で、LOVEを添えて!

 

 

 

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ローズのキラキラの目

昨日、保護猫ローズのお見舞いへ行ってきました。

 

 

ローズの顔を見る前に中島先生から声をかけられた私は、しばし中島先生と話をすることに。中島先生はローズの入院中に再度丁寧に細胞診をしたそうです。

 

 

そこから見えてきたものの結論は、やはり悪性の可能性が高いという事実。

 

 

根拠は3つあります。

 

①腫瘍が急速に大きくなっていること

②できた位置が目の上である場合、たいていが悪性であること

③細胞診で(細胞の分裂の仕方に)悪性の所見が顕著なこと

 

 

ここでもう良性かもとの希望的観測を持つのをいったんやめました。

 

 

中島先生は腫瘍の専門医です。専門医の危惧は侮れません。

 

 

悪性の場合、専門機関への転院もすすめられたのですが、断りました。なぜならば時間がないのです。中島先生のいう専門機関は診察まで「最低1か月待ち」。

 

 

1か月後、ローズの腫瘍の大きさを想像してみてください。

 

 

すぐにでもオペを希望する私にとって、1か月は針の筵です。

 

 

設備の差の問題だけならば、私は中島先生の腕を信じる。

 

 

だからお任せすることにしました。

 

 

ただし、先生とはじめ決めていた「(良性を見込んだ)二度のオペ」はこの際必要がない気がするので、一度でできるだけマージンを広く取る方法でいきます。

 

 

西洋医学を信じない方には少し残酷に聞こえるかもしれません。

 

 

しかし私は、西洋医学の持つ力を確信しています。

 

 

理由は亡きべべが6歳の終わりに告げられた胃がんを西洋医学が治し、その後16歳半まで生かしてくれたから。その際べべの胃は半分以下に切られてしまいました。けれどべべは退院後もそこそこ健やかに長い余生を送ってきたのです。

 

 

よし、切ろう。マージンもできるだけ広く取って。

 

 

左目は潰れるかもしれない。でも、切ります。

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emi-goがもうひとり腫瘍の専門医を呼び、中島先生との2人チームでローズの手術をする運びとなりました。今手術をしている頃でしょうか。臨機応変に歯のほうもひどければ抜いてもらうよう伝えてあります。

 

 

 

ローズ、目の上の腫瘍がまた一段と大きくなったね。

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明日切ってもらえるからね。食欲は旺盛みたいだね。よかった^^

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姫待遇にしてもらってるんだもんね。

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ローズが使えるスペースは2つの2段ケージ

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夜中気晴らしにケージの中を歩くといいよ。

 

 

 

動画を貼りつけておきますので、よかったらご覧ください。

 

 

 

ローズの環境

 

 

 

ローズとのお話

 

 

 

2時間ほどローズのそばにいた私は、ローズのキラキラの目に困惑しました。

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ローズあんま私を見ないで。私あなたにひどいことをしようとしているよ。

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ほんとうに痛いことです。ぱっちり開いた眼を守ってやれないのは。

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けれど私はやっぱり、命を優先したい。私のエゴだとしても。

 

 

なにが正しくてなにが正しくないのかは、人が決めることじゃない。

 

 

私は自分の心に従います。

 

 

がんばれローズ!!

 

 

皆さまも祈っていてくださいね。

 

 

 

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わが家の繊細娘

「ローズさん がんばって!!」

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「きっと戻ってくるわね」    「そうだよな おれも戻ってきたからな」

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「ちょ……さぶ兄重いっ わたしを枕にしないで!!」

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ブログを書き終えたらローズのお見舞いに行きます。

 

 

さあ、本日の主役はこのお方。愛娘リル14歳半です。

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リルをドッグランに連れて行った2日後、今度は大巻先生の病院へ

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リルを半日預け、徹底的に調べてもらいました。体の隅から隅までできるかぎり全部。いわゆるドッグドッグのさらに踏み込んだバージョンです。

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夕方お迎えに行き、チチと説明を聞きました。書くと長くなるので、今回は割愛。いくつか経過観察しなければならないところはありますが、今のところ総じて大きな問題はないとのこと。けれど外注検査に出しているものもあるため、この時点では100%ハッキリ断言できないものも……。

 

 

 

大巻先生は非常に頭脳明晰。きちんと説明してくれるのですが、私の頭がついていけるか心配で、双方でメモを取りながらリルの状態を記録していきます。

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リルの身体を知ることは、私たちの未来に関わります。

 

 

末娘には安楽な老後を過ごしてほしいのです。

 

 

明細がこちら。検査にしては結構いきましたね(笑)。しかし大巻先生の病院が高いってことではないので誤解のないよう捕捉しておきます。私が依頼した内容が多岐に渡っているのです。だからもちろん納得してお支払いしています。

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大巻先生の奥さまからナナへ美しいお花のアレンジメントをいただきました。

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うれしかったなあ。べべのときも届いたんですよ。素敵なホームドクターです。

 

 

ナナからも大巻先生&奥さま&スタッフのみなさんにありがとう!

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で、ここで終わらないのがうちのリルちゃんっ!

 

 

 

なんと半日入院のあと、血尿を頻発してチチと私を驚かせました。

 

 

ドッグドッグの一環で検尿したばかりなのに、なんで血尿が?

 

 

膀胱炎だとすぐにわかったのですが、理由がわかりません。

 

 

 

そして再び、大巻先生のもとへ……

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膀胱炎の原因は「半日入院(実際には数時間)によるストレス」とのこと。

 

 

はあ。

 

 

これがそのときの明細です。もー、どこまで繊細なの?

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結局2回病院のお世話になり、お母さんの財布はさびしいですよ。次の給料日が待ち遠しい。諭吉さんたち、早く私の懐に入ってきてね。

 

 

 

でも私は決めているのです。多頭だからと言って、だれかを諦めたりしないと。

 

 

保護動物も含め、そのときどきで優先順位が変わることはあるでしょう。

 

 

だけど私は、703号室にいる全員を愛しているのです。

 

 

Smile!

 

 

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ローズ、戻っておいで

昔私といっしょに譲渡活動をしていたルルさんよりナナに美しいブリザーブドフラワーが届きました。ルルさんはよくうちに来てナナを撫でてくれた方です。

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ナナからルルさんへありがとう。

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703号室卒業生ごま家からもナナへ可憐なブリザーブドフラワーが……

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ナナからごま家へありがとう!

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ほかにもいろいろ届いていますが、ゆっくり自慢させていただきます。

 

 

 

「鏡よ鏡 世界でいちばんかわいいのはだあれ?」

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保護猫ローズの写真を撮っていた私は、ローズの急激な異変に気づいたのです。

 

 

ローズはひさびさの登場なので、知りたい方はぜひ保護経緯をお読みください。

 

 

「ローズ/幸せの703号室」

 

 

ご一読いただければローズのすさまじい苦労の道のりがほんのり伝わるでしょう。人から疎まれ、猫からいじめられ、小さくなりながら生きてきた子です。

 

 

 

そのローズが最近すっかり家猫らしくなってきました。

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手からちゅーるを舐め、撫でるとゴロゴロ喉を鳴らすまでに進化

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近々うちの大スターとしてバーンとアピールするつもりでした。

 

 

短い手足、お肉が詰まったボディ、ちまっとした感じがローズの魅力です。

 

 

 

けれど数日前から目の上のあたりの「できもの」が心に引っ掛かり、チチもローズは食欲にムラがあると話していたので、病院へ連れていくことにしたのです。

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中島先生に依頼したのは、検温、血液検査(→異常が出た場合にはエコーやレントゲンなど臨機応変に自由にやってもらう)、肛門絞り、体重測定(3.8kg)、聴診、触診、口内のチェック、爪切り、耳掃除のフルコース。エステも兼ねていますね。

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病院への絶対的な信頼感がある私は、ローズにつき添わず時短のため銀行へ行き雑務を済ませ、検査を終えた頃を見計らい、ローズを迎えに行きました。

 

 

「ローズ、検査終わった?」

 

 

軽い口調でemi-goにたずねた私に対し、emi-goの顔が若干ひきつっています。

 

 

私「ん? なんか(悪い病気)あった?」

 

emi-go「いや……目の上のあれ、細胞診の結果おそらく肥満細胞腫ですね」

 

私「え? じゃ取らないと。良性かな? 悪性(ガン)かな?」

 

emi-go「いや~ 大きいんですよ……」

 

私「急激に大きくなったから悪性の可能性が高いね。そっちで考えておいたほうが無難かも。悪性ならすぐオペしないと。中島先生と話すわ」

 

emi-go「はい。そうしてください」

 

 

ローズ、肥満細胞腫なら早く取りたいね。腫瘍なんか要らないもんね。

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「ゆううつな気分」

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口内炎もあったようです。痛くて食欲が出ない日もあったんだね。

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いきなりこんなに巨大化するなんて……

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位置は左目の上。左目との距離が狭い。どうしよう。

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中島先生とパパっと会話を交わしました。

 

 

私「先生これ、腫瘍の雰囲気からして悪性(ガン)っぽいね。まあ良性ならそれに越したことはないけど……。私は早めのオペを希望したいので今日からローズを入院させます。なにとぞみなさんローズを姫待遇で接してあげてください」

 

 

中島先生「はいわかりました。今週中に手術します。ただ問題なのは、できた部位が目に近く、あまる皮膚も少なく、マージンを広くとれるかどうか……」

 

 

私「悪性ならマージンを広くとらないことには心配が残ります。マージンを広くとってください。たとえ片目がつぶれても構いません。命優先でお願いします

 

 

中島先生「……あ、はい……でももし良性なら……。では、二度オペするのはどうでしょう? 一度目のオペで取った腫瘍を外注(病理検査)に出し、戻ってきた結果を見て、仮に良性ならそのまま据え置き。悪性(ガン)なら浸潤していると思われる病変部を再オペ、でいきますか?」

 

 

私「いいね。それでいきます」

 

 

会話を読んでいただければ二度オペする意味がわかりますよね? つまり今の時点ではガンの可能性が高い。けれど良性の線も捨てきれない。

 

 

ガンと断定し、マージンを広く取ってしまうとローズの顔が変形してしまう。

 

 

万が一視力を奪わなければならない場合などはローズの未来のQOLが下がる。

 

 

なら一度目のオペで可能の限り腫瘍を取り、腫瘍の分析を待ってから再度オペするかを決める流れです。腫瘍が良性なら、二度目のオペは必要ない。ローズの顔も大きく変化しない。

 

 

よし。折り合いがつきました。

 

 

一度目のオペは金曜日に行います。腎臓や肝臓の数値は悪くないので麻酔に耐えられるはず。ローズの生命力を私は信じてやりたい。先生、お願いします。

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帰りの車内で我に返った私は自分の口から出た言葉にひどく狼狽しました。

 

 

たとえ片目がつぶれても構いません。命優先でお願いします。

 

 

なんじゃこれ?

 

 

だれが決めていいのそんなこと。ローズがいいって言ったの?

 

 

命を優先し、犬猫たちの内臓をいじったり、足を切ったり、しっぽを切ったりするたびに、同じ感覚に陥ります。私はいったい、何様なの?

 

 

自分が哀れにさえ思えました。

 

 

彼らの生死の岐路に立たされるたびに私はより独断的になり、より速い判断力で即決してしまう。

 

 

むろんそうすることで助けられた命は多いからこその行動ですが、ローズの澄んだ目を軽く潰すと口走った自分に辟易しました。

 

 

この活動はときどき、うんざりしますよ。

 

 

ローズ、私のもとへ戻っておいで。

 

 

無事に一度目のオペが成功することを祈ります。そして病理検査の結果が出て、悪性(ガン)だったとしても、ローズが生きるために再度トライしよう。2回分の手間とお金がかかるけれど、私はそれが最善の道だと考えています。

 

 

ローズ、あなたはまだこれからなんだよ。

 

 

あなたがあなたを謳歌するのはこれからなんだよ。

 

 

だからぜったいに戻っておいで。

 

 

 

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