私を追いかけてきた前田先生は

※ブログを連続更新中です。遡ってお読みください。

 

 

豆さまからナナへの大人っぽいブリザーブドフラワーと

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おやつなどのプレゼントが届きました。気にかけてくださりありがとうございます。

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末娘リルよりお礼申し上げます。ふふ^^

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さて、うだうだがんばり中の私。

 

 

トライアルとはいえ嫁入りが決まっている百香嬢のかわいい写真が撮れました。さぶを尻の下に敷いています。暗い中iPhoneでパチッ! 目がまんまる~♪

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家族募集を控えるあさひもソファーでくつろいでいました。ハンサムでしょ?

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べべとナナはいないけど、お母さんや保護主としての役割は仰山残っています。

 

 

 

昨日はほほの東大病院の通院日。

 

 

MIHOさんが登場するなり空気を察しソファーの下に隠れるほほ

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大脳がほぼなく、脳自体がペラペラの水頭症ほほですが、冗談抜きで異常に賢い。ほほの知能レベルの高さには主治医の前田先生も首を傾げています。科学では証明できないなにかがあるんですよね。生命体は実に奥が深いです。

 

 

MIHOさん、ほほと30分弱のドライブを経て病院へ到着

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ほほ、がんばろう!

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新しい研修医の叶先生に直近のほほの状態、容体を細かく伝え、基礎的な診察を受けたあと、ほほを先生に預けました。MIHOさんと私はカフェテラスへ移動

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私は豆さんにプレゼントしていただいた服に先日自分で買った黒のヒールを履いています。若い頃はよくヒールを履いていたんですが、犬主体の生活になってからはペチャンコ靴とスニーカーが定番に。べべとナナが亡くなり……どういう心境の変化かはうまく説明できませんが、なんとなくまたヒールを履きたくなり、母と街ブラをした際に見つけた1足を。お手入れしやすいエナメル素材

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MIHOさんは春らしいラフな装いでした。笑顔が素敵ね。MIHOさんの実年齢を知ったら皆さまびっくりしますよ? お世辞抜きに実際より10歳は若く見えます。

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待ち時間(1時間)があっという間に過ぎ、私たちは再び院内へ

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ほほの検査結果は前回と変わりませんでした。つまりQOLを維持できているということです。次回の通院でもう少し掘り下げる検査を行う予定

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前田先生率いる東大チームと記念写真

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私がカメラマンでMIHOさんが入ったバージョンも

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なぜかキャリーから出ようとするほほ。笑えました。万が一チチと私が死んだら、ほほは前田先生宅の子になるので、前田先生も特段にほほを気にかけてくれています。

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ほほの薬(ステロイド、利尿剤)を処方されたあと、1Fの「会計受付」にて会計を待つ間、前田先生が息を切らしながら階段を降りてきたのです。

 

 

「田辺さん!!」

 

 

名を呼ばれ何ごとかと前田先生を直視すると、前田先生はこう言いました。

 

 

「ナナちゃんの(ポストカード)手紙、読みました。ありがとうございました。ぼく……すごく感動して、つい……あ、お引止めして、ごめんなさい」

 

 

甘いものが好きな前田先生に私はたまに勝手にスイーツを持って行くのですが、今回はナナと私からの感謝状をナナのポストカードに綴りいっしょに渡したのです。

 

 

ナナがお世話になり前田先生に感謝していると、これからも力を貸していただきたいと、そして昔のナナとの思い出や自分の中のナナの存在意義をサラッと。

 

 

それを読んで追いかけて来てくれたんですね。

 

 

人と人って悪くないですね。むしろいい。

 

 

私はこれからも自分にとってだいじな人たちを心にしっかりと入れていきたいです。

 

 

Smile!

 

 

 

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きみのためにできること(ナナ)

※blogを連続更新中です。スクロールしてくださいね。

 

 

卒業生ぐーちゃん(元:千吉)家からナナへブリザーブドフラワーが届きました。ハート型で赤がメイン。ナナの骨壺も赤い布地なのでよく似合います。

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2014年卒業のぐーちゃんはFIVキャリアの成猫。最近腫瘍のオペや歯の手術をしたばかり。たいへんな中我が家を気にかけてくださりありがとうございました。

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卒業生ポテチ家からはピンクと白の上品なブリザーブドフラワーが届きました。

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FIVキャリアの成猫ポテチは幸せ満喫中。先日大巻先生の病院で診察を受けたポテチ。703号室保護猫時代より少したくましくなった? 感じもあるね。

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ほかにもプレゼントがいっぱい届いているのでおいおい自慢します。

 

 

 

さて、今日はナナの亡くなった翌日の話をします。

 

 

酸素室業者への酸素室の返還と清算、ドライアイス購入はチチの担当。

 

 

私は中島先生の病院へ行き、最後の通院の医療費を支払ってきました。

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emi-go、中島先生、ナナがお世話になりました。

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照れもあるのかな? ふだんは決して口にしない言葉を私は中島先生にまっすぐ投げてみることにしたのです。あとは受け手側がどう思うのか……。

 

 

話は遡りますが、ナナが急変したあと、ナナの状態とともにナナの余命を中島先生に私ははっきりと聞いたことがあります。※たぶんこのときですね。

 

 

中島先生の見立てはナナは1週間はもたない。2~3日がヤマだろうとのこと。

 

 

けれど言い方がとても温和で、悪く言えばあいまいだったのです。

 

 

「このまま数値があがりつづければの話ですが、1週間(あるいは2~3日)以内にはなくなってしまう可能性もあるのかもしれないと思います」

 

 

非常に正確です。そしてナナの親の私に気づかいオブラートに包んでくれています。けれど私はそれでは納得がいかず、静かに先生に詰め寄りました。

 

 

「先生あのさあ、○○だと思います。○○の可能性が出てくるかもしれません。思いますかもしれませんをいっそ取っ払って話をしてくれませんか?」

 

 

中島先生はナナを見て一瞬困ったように苦笑いしました。

 

 

そしてひと通り説明を終えた中島先生は部屋を出る間際にこう言いました。

 

 

「あの……さっきぼくが“かもしれません”とか、“だと思います”って言ったのは、(ぼくの性格上の話し方ではなく)相手が動物だからです。

数値だけで動物の命をはかれないってことを、ぼくは獣医師になって学びました。動物はときとして奇跡を起こしたり、いい意味でも悪い意味でもぼくらの予想を裏切ることがあるんです。だからぼくは、“かもしれません”、“と思います”、“○○の可能性が高いです”の言い方をしたんです」

 

 

中島先生の言葉がすとんと胸に落ちた私は「なるほど」と返しました。

 

 

話は戻ってナナ亡くなったあとのあいさつで私は中島先生に深々と頭を下げました。emi-goは横で泣いていたのですが、涙の理由は聞いていません。

 

 

「ナナがお世話になりました。中島先生に生意気を言わせてもらいますが、中島先生はひとりの人間として、獣医師として、ほんとうに腕が上がりましたね。(※中島先生は私、10年くらい知っている先生です)中島先生を私、尊敬します。ナナにしてくれたこと、すべてが正解でした。感謝の気持ちでいっぱいです。上から目線に聞こえたらごめんなさい。でも私は本音でひとりの患者として話をしています。先生は心身ともに成長しましたね。私も先生を見習い、しっかりと成長していきます。これからもどうぞよろしくお願いします」

 

 

中島先生はemi-goとまた困ったような笑い方をし、丁寧にお辞儀をしてくれました。

 

 

 

病院をあとにした私は、ドライブがてらパワースポットへ

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桜がきれいだなあ。そして痛い。桜が痛い。

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これまでナナを護ってくださったこと、未来のいろんなお願いを聞いていただきました。長い時間、ずっと私は心の中で祈りながら手を合わせていたのです。

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※これは私の感覚なのでほかの方からの意見は遠慮してもらいたいです。

 

 

 

帰りにナナに会いに来てくださる方々への手土産とラナンキュラスを購入

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花姫ちゃんただいま

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ドライアイスでキンキンに冷えちゃってかわいそうだね。でも美しいねえ。

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夜、しじみの里親りょうちゃんが会社帰りにナナに会いに来てくれました。

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白い花は横に置き、りょうちゃんにいただいたお花をナナに持ってもらうことに

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いいねえ。カラフルな花束も似合う。

 

 

りょうちゃんがうちに来た日のことを自分のブログに書いています

 

 

よかったら「りょうちゃん目線の703号室ブログ」を読んでくださいね。

 

 

りょうちゃんの中で私は「ゆるキャラ」なんだそうです。へー、そうなんだ。どこがどうそう思わせるんでしょう。次直接理由を聞いてみようと思います。

 

 

りょうちゃんにいただいたおにぎりセットで軽食を済ませる私たち

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エネルギーの消費度がハンパじゃないので私すっごく食べています。

 

 

ぜんぜんガリガリじゃないから(むしろダイエットが必要)ご心配なく!

 

 

 

保護猫百香とあさひもりょうちゃんのちゅーる攻めに遭い、すっかり仲よしに!

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ここにはまだ書けないいろんな話をして、りょうちゃんとバイバイ。散歩がてら駅まで送っていきました。りょうちゃん、ナナに会いに来てくれてありがとう。

 

 

店を終えた母も花束を持ってきました。ナナはいちおう母の孫娘だからね。

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花は母と妹からです。ビタミンカラーでいいですね。

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結局、花は何色でも許されるんです。花は何色をまとってもいいんですよね。

 

 

私べべとナナに会いたいです。あなたたちを抱きしめたい。

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そんな想像に切なくなる毎日を過ごしています。

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でも、大丈夫。私は元気です。

 

 

Smile!

 

 

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最後の病院に妹夫婦とemi-goを添えて(ナナ)

※ブログを連続的に更新しています。よかったら遡って読んでくださいね。

 

 

(ひとつ前の記事からのつづき)さて、ナナを乗せたお母さん号は病院に到着

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中島先生にナナの状態を伝えている間に、ナナが血便を出しました。おしっこは出ていません。昨夜からの激変は尿毒症による発作と考えてまちがいないです。

 

 

最後の望みをかけ、利尿剤を打ちました。

 

 

そして中島先生と話し合い、意識がボーとする薬も注射してもらいました。

 

 

鎮静剤ほど強くなく、身体への負担は最小限のタイプです。

 

 

呼吸を楽にするため、オペ室にてナナに酸素を流します。

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はじめは酸素マスクに抵抗感をおぼえていたナナですが、意識がぼやけていくにつれ、酸素マスクを装着できるように。よしよし、これで呼吸が楽になる。

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急変を恐れ、病院から出られません。中島先生はたくさんの患者を診なければならなず、お母さんがナナのそばに残ることにしたのです。もう離れられない。

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「あー眠い……」

 

 

思わず本音を漏らすと、スタッフがひと言私に声をかけてくれました。

 

 

「なんなら、(中島先生の)寝袋ありますから寝ていってください」

 

 

素直に甘えることに。寝不足で脳がはたらかないのは非効率だから。

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しかしナナが台の上で私が床だとナナとの距離が気になる。そこで閃いたのです。そうだ。酸素マスクのコードがギリギリ届く場所にナナの寝どころを設置しよう。で、こうなりました。写真を撮ってくれたのは様子を見に来た中島先生

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おやすみなさい。ナナ、いっしょにねんねしよう。

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それにしても貴重な体験です。獣医師でもない私がオペ室で仮眠とはね……

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ふと目が覚めると、聞き覚えのある声がしました。妹夫妻がそばにいる!!

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妹いわく、Twitterでナナと私が病院にいるのを知り、タカ坊と駆けつけたとか。

 

 

妹が苦笑いしながら撮ったナナと私。ふたりして超爆睡していたらしいです。

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10秒程度の短い動画ですが、妹撮影の客観的なナナと自分の姿が自然でとっても好きなので、ここに載せておきますね。ぜひ観てほしいです。MIHOさんが音楽をつけてくれました。

 

 

 

朝イチで病院へ来たナナと私は、午後3時前までオペ室にいました。オペを控えている子たちがいるので、そろそろどかなくては。夜の発作に備え、ボーとする薬を追加で投与。そして念のため、自宅に座薬と注射を持ち帰ります。また発作が起きたら、自分で注射する。ほんとうはいけないことかもしれないけれど、ぜんぜん関係ありません。まあ結局、使わずにナナは旅立ってしまったけれど……

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最後に院長婦人のemi-goが子犬時代のナナにそっくりなちゃぽぽを抱いてナナの顔を見に来ました。ちゃぽぽあなた冗談抜きで16年前のナナと瓜二つですよ?

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つづいて病院の看板犬ボボボもナナにあいさつしてくれました。

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ボボボは一見かわいい小型MIX犬ですが、実はナナと同じ土手出身。非常にだらしがないホームレスのもと、言い表せられないほど苦労してきた老犬なのです。

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ボボボのきょうだいは、保護前に果てました。悲惨な死でした。

 

 

ナナとボボボ、土手出身同士、握手!

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emi-goと私の絆なくしてはこの終末医療は成立しません。我がことのように胸を痛めてくれる獣医師がいったいどれほどいるでしょうか? 改めてemi-goと中島先生に感謝。

 

 

ナナ、家に戻ろう。間もなくチチが注文した酸素室が届くよ。

 

 

大きなナナも入れるサイズだから、中でゆっくりねんねできたらいいね。

 

 

私の娘は、私の思考で、私の方法で見送る。

 

 

ナナは立派な犬だから、お母さんもナナに近づけるよう、精進します。

 

 

I LOVE NANA

 

 

 

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ナナの通院にみいさんを添えて

ご心配ありがとうございます。私は泥のように眠りました。

 

 

身体が楽になると心も幾分落ち着いてきます。

 

 

今日はみいさんに「思ったより元気でよかった」と褒められました。べべと別れたときとはまたちがう気持ちが自分の中にあり、とにかくナナには「憐憫」を感じてしまうのです。

 

 

保護前は苦労させたし、自己主張の少ない我慢強い犬だったので余計にね。

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未だに書き終えられなかったべべの末期の闘病→最期を、ナナ分は書いてみるつもりで1日に2度ブログを更新していました。ナナの命の灯がどんどん小さくなっていくのがわかっていたから私もムキになってやめられなかったのです。

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つづけますので、よかったら時間を巻き戻してお読みいただけませんか?

 

 

 

この翌日からはじまります。今回はナナの死の前日の通院の記録です。

 

 

 

もはや数日以内に逝くだろうと予想されていたナナ。

 

 

私は一寸の余裕も持てず、同じ服でスッピンマスク姿ばかり。でもみいさんが病院に付き添ってくれるとあって、景気づけにお化粧をしてみたのです。

 

 

よし出発~!

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みいさんとナナの女子ドライブ。写真はみいさんが撮ってくれました。

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着きました。

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ふだんはひとり&大荷物ですが、みいさんがナナを抱いてくれるからスイスイ

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裏口から入り、病院の休憩時間にお邪魔します。

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血液検査の結果、前日よりさらに悪化していました。

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いつ急変してもおかしくない状態です。

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だけどナナは意識がはっきりしていてぐったりに見えません。

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わんわん吠えたよね^^

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緩和に必要な処置を中島先生と話し合って決めていきます。

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どんな薬をなんのためにどれほど使うのか、ぜんぶ聞いておくようにしています。まあ性格の問題ですね。私は異常に細かいところがあるのです。

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せっかくだからとみいさんがナナとお母さんを撮ってくれました。

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ナナが赤ちゃんみたいでかわいいでしょ?

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処置中

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あとちょいで帰れるよ!

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白米子ちゃんにも会えたので

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スタッフと記念にパチッ

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みいさんと

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さあ、ナナ帰りますよ~! みいさんおつき合いありがとう。

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みいさんが作ってくれた夕飯のおかげで夜は主婦として楽しました。シリンジやねぎ入りそばもありがとう。助かった。

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ナナ、こうしてあたためてあげるよ。お母さんの寝る場所をゆずってあげる。

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お母さんはナナの横に滑り込むけど、いい?

 

 

あげられるものはなんでもあげる。できることはなんでもする。

 

 

あなたはお母さんのだいじだいじな娘です。

 

 

そんなことを強く思った夜でした。

 

 

 

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なんともいい難い矛盾(ナナ)

※ブログをハイスピードで連続更新しています。

 

 

703号室卒業生のすももの里親あっティーさんからかわいいプレゼントが届きました。一部ににゃん太さんからの分も入っています。あっティーさん、にゃん太さん、どうもありがとうございました。

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さて、ナナの昨日の通院について簡単に書かせてください。

 

 

 

またお母さんとふたりきりの通院。シートがフラットになるトランクレスタイプのコンパクトハイブリッドカーは老犬介護を見据えて選んだのです。大正解!

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ナナを寝かせたまま病院へ到着。今回も休憩時間に裏口から侵入。病院は大盛況なので先生もemi-goもスタッフも大忙し。評判のいい病院だからです。

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専属のトリマーさんによるトリミングも行われていました。

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ナナはほかの方の迷惑にならぬよう、先生の手が少しでもあいた隙に検査と処置をすすめていきます。「時短」これが私の最大のポリシー(笑)。

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血液検査は毎日しています。正直お金がかかりますが、できることはすべてやりたい。血液検査の結果を待つ間のナナはこんな感じ。穏やかですよ。

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おしっこも出ました。最近尿の量が減りに減っているのでうれしいです。

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結果が出たあと、中島先生とひざを突き合わせて話し合いました。

 

 

サラッと書くと、血液検査は前日より更に悪化。膵臓はもちろんのこと、関連して腎臓、肝臓の数値も振り切り測定不能のレベル。ほかの数値も悪い。

 

 

けれどナナ外見の様子は病院でも褒められたのですが、不思議と上がり調子。

 

 

検査結果と矛盾していますね。

 

 

これには理由があるのです。

 

 

ここまできたら、身体が悪くなっていくのはしょうがない。

 

 

しかし、状態がよく見えるのは(腎臓に負担の軽い)抗生物質の投与により、燃えるようにひどかった膵炎がじゃっかんおさまり、37度台まで熱が下がった。痛みと熱が減り、呼吸が楽になった。腎臓は壊れてしまっているので点滴を流す以外どうしようもないですが、膵炎にウエイトを置いた治療により、苦しみが緩和されているのです。

 

 

お腹の中の炎症が楽になっているゆえよだれの量も減少。ナナの場合、よだれは吐き気を意味するので、気持ち悪さをじゃっかん取ってやれているのかなと。

 

 

加えてセレニア(強烈な吐き気止め)も功を奏しているため、ゲーゲー嘔吐せずに口に入れたものをなんとか消化できている形です。ね? すごいでしょ?

 

 

私は延命は望んでいません。命の長短を決めるのは、ナナ自身です。

 

 

逝くときは逝く。逝くときは逝くのです。

 

 

でも手をこまねいてすぐに逝かせるのか、やれるだけQOLを追求するのかはちがう。私はナナの遺体に花をいっぱい添えて満足することが目的ではなく、今目の前のナナを楽にすることを望んでいます。これが私のナナへの愛の形です。

 

 

決してほかの方の医療方針を否定しているわけではないので、誤解やうっとうしいご意見はご遠慮ください。ナナのお母さんの私の切なるお願いです。

 

 

中島先生とナナが今後たどるであろう道を予想し、覚悟と共にびっちり頭の中を整理しました。辛くてたまらないけれど、有意義な時間を中島先生と共有できたと考えています。泣くのはナナを見送ってからにします。

 

 

ナナはこの瞬間も生きている。

 

 

やれることが残っている。これ以上にありがたいことがあるでしょうか?

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帰宅後は胸に抱いてイチャイチャしています。

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合間に家事炊事やメールお礼状やほかのお子たちの世話やリルの散歩や雑用に追われています。ナナはおとなしく寝ているときと、騒ぐときがあります。

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騒ぐ元気があるのがなによりです。

 

 

ナナは本日も通院できそうです。通院できる毎日が幸せです。

 

 

結果は悪い。しかしQOLは高い。

 

 

なんともいい難い矛盾です。だけど私は素直に喜んでいます。

 

 

ナナの苦しみはお母さんの苦しみなのだから。

 

 

Smile!

 

 

 

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