本日は桜の卒業を祝し卒業記事をUPします。2回にわけますね。
その後、夜々子、すやにつづきます。
桜は性格がよく人とうまく暮らせる猫ですが、少しびくつくところがありました。
桜にほんのり残った警戒心はたくさんの苦労の後遺症かもしれません。
1歳未満の頃TNRされた桜は3年外で生きました。あつこさんいわく、外猫時代は仲間の猫たちと肩を寄せ合って生きてきたそうです。いきさつを書いているのでこちらをごらんください。
餌をもらっていたお宅が取り壊しになり、桜は生きる場所を完全に失いました。
3年ぶりに再保護された桜は怒っていました。あつこさんが自宅へ連れて帰り「人馴れ」させてから病院へ預けたのです。あつこさん宅は猫がいっぱいいます。ほかの猫との折り合いの悪い桜を長期保護できませんでしたが、あつこさんが心を込めてお世話してくれた期間のおかげで桜は人をもう一度信じることができるようになったのです。
人馴れした桜は、あつこさん宅から動物病院へ移動。
数ヶ月動物病院で過ごしたのち、703号室にやってきました。
そして、終の棲家へ。
と、ここまで聞いただけでもこの子がいかに流転したのかおわかりになりますよね。
環境の変化に弱いとされる猫の桜が、どんなにがんばってきたか。褒め称えたいです。
次の行き先が最後のお家であってほしい、私はその一心でご縁を結びました。
新しいお宅にて
抱っこがあまり好きではない桜ですが、記念に抱かせてもらいました。
桜の里親さんはおひとり暮らしの30代女性。猫と暮らすのははじめて。
猫との暮らしを真剣に考慮し、8年住んだ家からペット可住宅へお引越ししました。
コツコツ貯蓄し、本を読んで勉強し、いろいろ悩み、準備に長い時間を惜しみませんでした。
私はこの手のタイプの方に弱いです(笑)。すごく好感が持てるのです。
すぐに手に入れようとするのではなく、まず環境を整える努力から入る方。
桜の里親さんの一言一句を信じられます。なにごとも決して軽はずみに言ったりしないから。
私は譲渡活動に於いてはその方の理想や発言ではなく、行動を見るよう心がけています。
ペット可住宅に移り準備を進めながら里親サイトをじっくり眺めていた里親さん。
当初夜々子が目に留まったのはこちらの記事に書いたので皆さま知っていますよね?
夜々子の件をお断りしたときも、里親さんは夜々子の未来を心から祝福してくれました。
この方は人として器が大きいなあ、と感心しました。
だから桜を紹介したのです。
芯の強いもの同士、お似合いなんじゃないかな^^
桜、快適なお家だね。
ここは桜と里親さんだけの空間だよ。
ごはんや寝る場所の心配をせず、長くいていい場所。ぬくぬくでしょ?
キッチン奥のこの扉を開ければ、「一匹とひとり」の楽園です。
お部屋の様子は次回UPしますね!
里親さんからは医療費、交通費、おみやげ、お手紙をいただきました。ありがとうございました。お預かりしたあつこさん分は、先週すでに私からあつこさんに送っています。
うれしかったのでお手紙を紹介させてくださいね。
桜は大きな男性やほかの猫が得意ではないので、「一匹とひとり」がほんとうに合います。
次回は桜のお家の中へご案内しますね。桜の近況写真も交えてお伝えします。
皆さまのあたたかい応援のまなざしが手繰り寄せた良縁です。
どうもありがとうございました(つづきも見てね!)
LOVE!
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