いっぱいの愛を詰め込んで

先日、私はお花屋さんで作ってもらったお花を手に、エイトくんに会いに行きました。

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エイトくんに会うのは二度目です。

 

 

一度目は妹さんのお膝の上で、初対面の怪しい私にわんわん吠えていました。

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ふふ。かわいい♡

 

 

果敢にも、小さな身体で数々の病魔と闘ってきたエイトくん。昨年の2月に膵炎と慢性腎不全を患いました。膵炎は治ったものの、腎臓の数値が検査のたびに徐々に高くなっていき……不安をおぼえたご家族が私に、カウンセリングの依頼をお仕事でくださったのです。

 

 

「カウンセリング」といっても、私の役目は、医療面について、ああだこうだと述べることではありません。第一、私にそんな資格はありません。エイトくんは中島先生がしっかりと診ているので、私はご家族のお心に寄り添い、私が実践している我が家の慢性腎不全組の日々のケアや、飼い主側の気持ちの持ち方などを一飼い主の目線でお話させていただいたのです。

 

 

私はペットシッター士のほか、アニマル・ペットロス療法士の資格を取りましたが、こうして実際に飼い主さんに向き合う経験が浅いので、正直、緊張しました。

 

 

しかし、ご家族のエイトくんへの思いや、人としてのやさしさを知り、リラックスの語り合いとなったのです。ご家族は、私のブログを以前から読んでくださっているとのこと。うれしいです。

 

 

エイトくんファイルには、病状や食事の量やフードの成分の比較がびっちり書かれていました。

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すごい。私にはまねのできない細やかさです。エイトくんは幸せですね。

 

 

……そんなエイトくんが、がんばった末に天国へ旅立ったとお聞きして、冒頭のお花を手に伺ったのです。ああ、ひまわりに包まれて、なんて穏やかなお顔でしょうか。

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※エイトくんの亡骸のお写真は、エイトくんのご家族が送ってくださったものです。ブログに載せようか迷ったのですが、素直に美しいと感じたのでUPしました。

 

 

約15年間、一度もお留守番をしたことがないエイトくん

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常にご家族に囲まれ、満たされた一生であったのは言うまでもありません。

 

 

こんなふうに生きられる犬猫たちが増えることを願わずにはいられないです。

 

 

今月の画像ですって。亡くなる前日までテクテクお散歩を楽しんでいたのですよ。

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シリンジごはん用のエプロンが似合う^^

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お花をエイトくんの横に飾ってくださりありがとうございます。

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エイトくんが生前使っていたグッズを引き継ぎました。リルの分以外は必要とするお子たちに私が自由に配っていいとのことでしたので、そのようにさせていただきます。立派な犬用バギーや、甘いスイカや、きれいな漆のお菓子入れもありがとうございました。

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犬猫家族との生活は、酸いも甘いもありますね。

 

 

彼らが老齢になってくると、つらい決断が増え、犬猫と暮らしはじめたばかりの頃のワクワク感を忘れてしまいそうになります。でも、やっぱり私は、老いも病も丸ごと愛おしいです。老いも病もお子たちの一部ですものね。エイトくんを介してエイトくんのご家族と出会えてよかったです。

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以下、メールの一部を紹介させてください。

 

本日はお忙しい中、エイトに会いに来ていただきありがとうございます

可愛らしいお花もいただきましてお心遣いに感謝します

無事に火葬も終わり自宅に戻ってきて泣いたり、笑ったり大忙しです

田辺さんが居てくれて良かったです

どうしたらいいかわからないとき

思いや不安を丁寧に受けとめていただきながら

問題を整理し

その問題に私達の力で対処できるお手伝いをしていただきました

はじめての子供でしたので毎日が喜びと驚き、疑問と悩みは尽きることはありませんでした

小さな時からアレルギーも酷く、尿路結石、膵炎、慢性腎不全、誤嚥性肺炎など

病院にお世話になることも多く、辛い治療、毎日の投薬などほんとうによく頑張ってくれました

病気ではありましたが、お散歩も食べるのも大好きで元気いっぱい沢山の幸せをくれました

5月に入ってからの病状や治療は、選択と決断の連続で苦しい思いもありましたが驚くほど後悔がないのは田辺さんのおかげです

 

身に余るお言葉に感謝しています。

 

 

まだまだ苦しい毎日をお過ごしのこととお察ししますが、どうかお体を大切にしてください。

 

 

合掌

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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にくきゅうのおせわ屋

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家族ロスと向き合う

“家族ロス”というのは、すごくキツいですよね。

 

 

どうせ別れるなら納得のできる別れ方をしたいと思い、自分のお子と向き合ってきました。

 

 

多くの犬猫たちを見送ってきましたが、中でも、レギュラーメンバーのべべ、ナナ、ほほ、あまぱんが私に与えた巨大なインパクトは、なんとも言い難いものがあります。

 

 

あまりにも好きな気持ちって、どうしたらいいのでしょうね?

 

 

あまりにも好きな気持ちを、私はときどき持て余しています。

 

 

あまりにも好きな気持ちは、重石のように自分を潰し疲弊させ、まるで重いものを持ちながら歩いているような不自由さを痛感させます。もちろん、べべ、ナナ、ほほ、あまぱんが悪いのではなく、私自身がダラダラともがいているだけの話ですが……。

 

 

それでも、長年寄り添ってくれているリルやさぶのおかげで幾分か前向きにはなっています。リルやさぶは手がかかるので、物理的にふさぎ込んでいる時間はありません。

 

 

元気そうに見えるさぶも、自宅での投薬や補液のみならず、シリンジごはんを食べさせながら命を繋いでいます。リルも自力では食べないので、あれこれ必死。

 

 

みーちゃんを含め、次はだれとどういうタイミングでお別れをするのか、正直怖くてたまらないです。17歳のリルと、慢性腎不全と7年闘っているさぶ、そして儚げなみーちゃん。言い方は悪いけれど、時限爆弾を抱えている心境になることすらあります。

 

 

でも一方では、失ってもなお、ここまで未練がましく思いつづけられる存在に出会えたことこそが、素敵なことなのかもしれないとも考えるようになりました。そして、絶対に忘れずにいたい、と。

 

 

ほほの写真を自慢させてください。

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重度の水頭症でありながら11年4月生きてくれた奇跡の猫です。

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ほほの毛触りも抱いた感触も、私が生きている限り、一生私の腕に残ります。

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ほほ、と呼ぶとヨチヨチと近づいてくる姿も、好物のしらすをほおばる姿も私の宝

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ほほは強い意志を持って、最後まで生き抜いた立派な家族です。

 

 

仲よしのあまぱんと

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ほんとうに長い時間、ほほとあまぱんが703号室を切り盛りしてくれて、盛り上げてくれて、私はその中で、息を吸ったり吐いたり、泣いたり笑ったりさせてもらいました。ほほとあまぱんが、私の手の届く場所にいてくれたことがありがたいです。

 

 

今年の冬は、毎晩いっしょに寝てくれたあまぱんがいなくて寒いです。

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これからも、天国組の存在と不在に戸惑いながら、けれども丁寧に、後悔の少ないように、隣にいてくれる家族たちに自分の持っているすべてを還元していきたいです。

 

 

(ああ、会いてえ……)

 

 

Smile!

 

 

 

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精神的支柱

皆さまこんばんは。いろんな話題をUPしたいのですが、パソコンに向かう時間が足りなくてブログの更新が滞りがちです。今度まとめて数記事書きますのでよかったら読んでくださいね。

 

 

保護犬猫たちはみんな元気すぎるほど元気にしています。

 

 

牛丸とぐんと近くなったのがめちゃくちゃうれしいです。

 

 

これから寒くなるので、お互いの距離がもっと縮まることを期待しています。

 

 

近ごろようやく天国のべべ公が私の夢に出てくるようになりました。

 

 

とはいっても、少しの間だけですけどね。

 

 

べべ公は私の太陽でした。

 

 

べべ公が思いっきり走る姿を想像しながら、私もときどき出先で全力疾走しています。

 

 

一度きりの人生。たくさんのチャレンジをしたい。しかしたびたび二の足を踏む自分がいます。

 

 

何ごとにもひたむきだったべべ公の爪の垢を煎じて飲みたい気分です。

 

 

べべ公を失ったとき、犬猫と暮らして見送るのはこんなにも辛いものかと驚きました。

 

 

と同時に、ここまで深く愛せる対象に出会えた自分は、なんて贅沢者だろう、と思いました。

 

 

べべ公は酸いも甘いも教えてくれた私の先生です。

 

 

べべ公は16年半の生涯のうち、9年以上が胃がんや多発性腺腫やしっぽのがんとの闘いだったけれど、負けん気の強いガッツのある女の子でした。べべ公が私の誇りです。

 

 

今は姿が見えないけれど、べべ公は確かにいました。

 

 

私たちは運命の赤い糸で結ばれていました。

 

 

死神が糸を切ろうとしても、私たちは何度も何度も振り払い、何度も何度も支え合い、1日1日を乗り越えてきました。べべ公との日々が私の精神的支柱になっています。

 

 

ありがとう。べべ公が宇宙でいちばんたいせつでした。

 

 

宇宙でいちばんたいせつだったことを、私が生きている限り毎日思い出しています。

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LOVE

 

 

 

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空白の時間

「どうせその辺にいるでしょう」

 

 

そう考えるようにしていても、姿がぜんぜん見えません。

 

 

むちっとしたボディーも

 

 

つるつるの毛も

 

 

アイコンタクトと連動しているかのごとく、クルクルまわる尻尾も

 

 

家中に漂っていたそれぞれの強い催促も視線も自我もオーラもぬくもりも、やっぱり見つからない。

 

 

それでも16年間共に暮らしてきた家族だから、ここにいたという感覚は忘れようがない。

 

 

気配がないのに、感覚が残っているのは残酷なことだと思うこの頃です。

 

 

激しい喪失感はいまだに突如としてやってきます。

 

 

私の場合、「目的地から次の目的地への移動」の際の、ふとした隙間を襲われるのです。

 

 

昨日は仕事でやたら移動が多くて参りました。

 

 

iPhoneを取り出して気を紛らわそうとしても、会いたさが液体みたいに身体じゅうに染みて、ああ、もう! いつになったらまた一緒に暮らせるんだよ、と胸を掻きむしりたくなる衝動に駆られて、結局カメラロールの過去写真にすがってしまう。

 

 

私の家族は、人間社会においては自発的な生活能力のない犬猫たちだから、看取れたことは幸いでした。それが責任を果たすことでもあるのは知っています。

 

 

けれど寿命の差の開きがあまりにも大きい。

 

 

失ったあとの空白の時間をどう埋めたらいいのか狼狽えます。

 

 

「思い出にして、心にそっとしまう」のが、私は不得意です。

 

 

我が家には三頭のレギュラーメンバーの犬たちがいました。

 

 

手前がべべ、奥の左がナナ、そして右が若かりし日のリル

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こうして「過去のできごと」として紹介するのすら本当に苦しいです。

 

 

私の中ではなにも終わってないのです。

 

 

「お出かけ」が大好きだったうちの犬たち。三頭を連れて外出するのは一苦労でしたが、出先で出会うべべ、ナナ、リルの笑顔が私の中にこびりついています。

 

 

べべ、ナナ、若かりし日のリルを連れて、もっといっぱいあちこち行けばよかった。

 

 

そんな月並みの後悔を覚えるとき、私は垂れた糸みたいに力なくうなだれ、毎度イヤーな種類の自責の念に蝕まれ、押しつぶされてしまいそうになります。

 

 

愛おしさにキリがあったらいいですね。際限ないのがキツいです。

 

 

だからこそ、今も横にいてくれているリルとさぶにいろいろなものを還元していきたいです。

 

 

べべ、お母さんの背中をべべはよく見上げていたでしょう?

 

 

実はお母さんもべべの真似をしていたよ。べべは小さいけれど、背筋を伸ばして前へ向かう後ろ姿が凛としていてきれいだった。べべと同じ景色を眺めた日は例外なく最高でした。

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広い公衆トイレをお台場のドッグカフェとまちがえて、われ先に入ろうとしたナナ。ふだんは控えめなのに、外だとはしゃいでしまうナナがかわいくてしょうがないです。

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肉体と肉体のコミュニケーションが取れない今、せめて魂の繋がりを信じて、残りの人生を歩いています。どんな形であれ、再びお互いを擁く瞬間を夢見ています。

 

 

2014年12月28日の写真を添えて

 

 

I LOVE べべ

 

I LOVE ナナ

 

 

 

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なんかその辺にいそう、感

今日は溶けた脳みそをかき集めて難しい試験に挑みました。

 

 

合格できているかは来月の下旬にならないとわからないのですが、何か月も勉強をしてきたので絶対に受かりたいです。もし落ちたらわたくしめを笑ってやってください。

 

 

ほしい資格を取るためにお金も時間も投じてきました。自分への投資ですね。

 

 

学びはじめたとき、うちにはあまぱんがいました。

 

 

あまぱんはよくテキストの上に寝っ転がってお母さんの邪魔をしました。

 

 

ずっといっしょにいたけれど、「いっしょ」って当たり前じゃないし、永遠にはつづかないのですよね。キリっとした目であまぱんが私を見て鳴く姿が恋しいです。

 

 

会いたさは日に日に募っていきます。

 

 

まともに考えたらきっと気が狂ってしまうので、現実を正視しすぎずに、「なんかその辺にいそう」くらいの感覚にとどめています。べべもナナもほほも高菜もあまぱんも、その前に見送ってきたお子たちも、「気配を感じられる場所にいそう」、「その辺にいそう」と。

 

 

昨年12月の写真。このときは膝取り合戦でさぶに負けてしまったよね。

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なにげない日常の一コマが、今となっては本当に奇跡のようで、振り返ってみると、私は奇跡の中でなんて贅沢に暮らしていたんだろうと感じるのです。

 

 

どんなにお金を積んでも、どんなに切望しても、時間は戻せません。

 

 

だからやっぱり一瞬一瞬を大切に生きるほかないですよね。

 

 

広い星の下、「家族」と呼べる相手はそうそう多くない。ならば家族とはとことん深くつき合っていきたいです。磁石のN極とS極のように互いを強く引き合いながら……

 

 

Smile

 

 

 

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