青い手袋

皆さまこんばんは。ブログまでなかなか到達しない日がつづきましたが、ようやくふうちゃん改め風雅くんの譲渡レポをUPします。ぜひ写真を見てくださいね。

 

 

外猫から保護猫になった風雅くんに、友人は欠かさず排泄の回数をつけていたのです。便秘で苦しんだ風雅くんにとって、QOLを維持するたいせつな記録。机の上に置いてあったカレンダーの裏紙に涙が止まりませんでした。

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自分(友人)が辛いときに他者(風雅くん)のためにコツコツと……すごい。

 

 

友人が入院してから、風雅くんのお世話はご主人がしていました。

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開放的な部屋で「長いひとり時間」を送らせるのがふびんだと仰っていたのが印象的です。

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キャパシティーの問題で、飼いつづけるのはむずかしい。しかしできる限りのことを風雅くんにしてあげたいという厚い思いがヒシヒシと私にも伝わってくるのです。

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風雅くんは恵まれた幸せな保護猫時代を送ったよね。

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運のいい王子さまです。

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私とも仲よくしてくれてありがとう♡

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もふもふ譲渡祭への参加にあたって、ご主人は夜な夜な「風雅くんを持ち運びのできるケージに入れる練習」をし、よくラインで状況を知らせてくださいました。

 

 

食いしん坊の風雅くんが自発的にケージに入るよう、食べ物で誘導する作戦です。

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おかげで無事にもふもふ譲渡祭への参加を果たした風雅くん

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※風雅くんの送迎を手伝ってくださったわらひよさん、ありがとうございました。

 

 

里親さんと運命の出会いをした有意義な1日となりました。

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がんばったねお疲れさま♪

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風雅くんのお引っ越し前、ご主人が風雅くんにポチったプレゼントが届いたのです。

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ふふ。マッサージ用の青い手袋^^

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風雅くんはこれが本当に好きで、目を細めて喜ぶのです。

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気持ちいいね~!

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ごほうびウエットタイム

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こねこねつき

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風雅くんの譲渡に関するいっさいは私が担当。お渡しも私ひとりで行ったのです。その際、風雅くんのいたケージから自分のキャリーバッグに移しかえるのが超難航。わかりづらいかもしれませんが、上段に避難した風雅くんをケージの小さな扉から出せずに汗をかきました。

 

 

今となってはいい思い出ですけど……

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猫用のケージじゃないので、仕方ないですよね。でもちょっとした武勇伝です。

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風雅くんの保護譲渡を通じて、私はいろいろなものを学びました。

 

 

友人の底力、家族のサポート、そして月並みですが、「愛」の一語を

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友人の風雅くんへの愛であったり、ご主人の友人への愛であったり、里親さんの風雅くんへの愛であったり……。風雅くんを取り巻く世界が感じさせてくれた「静かなる愛」にたびたび胸を締めつけられ、たびたび私自身が奮い立たされました。

 

 

友人は以前、「アンニイさんの譲渡を信じている」と言ってくれたことがあります。「もしものときはアンニイさんにふうちゃんを任せたい」と。風雅くんの里親探しの一連で迷いが生じたとき、私は友人がかけてくれた言葉を頭の中で反芻したのです。

 

 

そして何度も「友人ならどう考えるか」を想像して取り組みました。

 

 

自分の意思だけで保護した犬猫とは比べようのないプレッシャーを感じながら。

 

 

だからこそ、風雅くんに良縁を結ぶことができてうれしいです。

 

 

一匹の元外猫風雅くんが結びつけてくれた人間同士の太い縁を私は忘れません。

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風雅くん、おめでとう。この結果をだれより喜んでいるのは友人だと思います。

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次回は風雅くんの新居を簡単にご紹介しますね。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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外猫ふうちゃん

自分の中で気持ちがまとまらず、ご報告が遅くなりました。

 

 

私は今喜びだけで書いているわけではなく、また、悲しみだけで書いているわけでもありません。

 

 

テーブルの上に避難させていたパソコンの充電コードを保護犬まうに齧られて、充電が微妙なパソコンでキーボードを叩いています。

 

 

(物理的に)最後まで書けるかわかりません。

 

 

残りの充電時間との勝負ですので余計なものを少し取っ払う必要に迫られています。

 

 

昨年の夏ごろより、シッターのお仕事の依頼を受け、私は友人宅にお邪魔していました。母とも交流のある友人はSNSやネットの世界に傷つき疲弊していた方でした。

 

 

猫と暮らすのが夢だった方で、願いが叶い、愛猫たちに囲まれた生活を送っていました。猫たちはそれぞれにたいへんな過去を背負っていたのですが、終の棲家に恵まれ幸せそうです。友人はほかにも複数の外猫の面倒を見ていました。

 

 

いずれも不妊手術をと基礎医療ケア終えた、いわば「地域猫」です。

 

 

毎日必ず庭にいるという猫を紹介された私は、その子の世話も引き受けました。それが「ふうちゃん」。友人はふうちゃんの様子をチェックするために外にカメラをつけ、ふうちゃんに暖を取らせるための段ボールハウスも設置していました。ふうちゃんは質のいいごはんも約束されていた猫です。

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ふうちゃんの未来を考えていた友人ですが、この時点ではご自身の体調や闘病もあり、「人に迷惑をかけず、自分にできる限り」という選択をしていました。

 

 

友人の考えを聞いて私の保護活動に対する価値観もだいぶ変わりました。

 

 

「キャパシティ」をさらに深く掘り下げるきっかけになったのです。

 

 

家の愛猫たちと外猫たちのお世話をちょくちょくさせてもらっていた私は、美しい庭にくつろぐふうちゃんと仲よしになりました。ふうちゃんはおしゃべりで礼儀正しく、ほかの猫にもやさしく、甘えん坊の端正な紳士です。

 

 

そんなふうちゃんが前足を引きずってお腹の調子を崩したと友人が私に連絡をくれたのをきっかけに、私たちはふうちゃんの「将来」を話し合ったのです。

 

 

ふうちゃんの通院は依頼を受けた私が担当。病院で若いと言われたことを告げると、友人は「ふうちゃんに里親を見つけてあげたい」と漏らしたのです。

 

 

「ならそうしましょう。私も全力でバックアップします」

 

 

私は自分にできる約束をさせてもらいました。

 

 

それからの友人は、私が驚くほどのスピードで全力をふうちゃんに注ぎました。

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ふうちゃんの保護後、わざわざ母の店に来て「ママ!! 私、外の猫を家に入れたよ!!」と楽し気に自慢していたと母に聞きました。よほどうれしかったのですね。

 

 

「アンニイさん、ふうちゃんをもふもふ譲渡祭に出してくれない?」

 

「いいですね。ふうちゃん大歓迎です。ぜひ出しましょう!」

 

「ああよかった! 私もそれまでにもっと人に馴れてもらうようにがんばる」

 

 

だれよりもふうちゃんの晴れ舞台となるもふもふ譲渡祭を楽しみにし、もふもふ譲渡祭に強く期待してくれたのは友人だったと私は思います。

 

 

友人はやれることはなんでも自分でやる方でした。体調がどうにもならないときや治療で留守にするときだけ、私に仕事として猫たちのお世話を頼んでくるのです。もちろん、時給をいただいていたとはいえ、私も「仕事」と割り切って通っていたわけではありません。友人の猫たちに対する接し方が好きで、私も学ばせてもらっていました。いい人ぶって聞こえるかもしれませんが、力になりたかった。ただ、私も生活があるので、お互いにいい形を取らせてもらっていたのです。

 

 

外猫だったふうちゃんが保護猫になり、今はトライアルを経て「家猫」に変身。入院先の病院でご主人がふうちゃんの話をすると、友人はキラキラと目を輝かせていたそうです。ふうちゃんは友人の「愛」と「情」をまとった猫。私は譲渡責任者として関わっています。

 

 

私もふうちゃんに家族ができてうれしい。

 

 

そして心の底からホッとしています。

 

 

自分が病気で苦しいときに、友人は静かにふうちゃんに薬を飲ませては排泄の回数を記録していました。その姿を想像すると、どうしようもなく胸が締めつけられます。

 

 

正直、自分に同じことができるかわかりません。

 

 

次回はふうちゃんの「保護猫」時代の写真をUPしますね。

 

 

どう書いたらいいかわからず、どこまで書いたらいいのかもわからず、バッテリーを気にしつつも書いては消し、書いては消しています。書くかどうかすら悩みました。けれど譲渡責任者としてふうちゃんの卒業記事を控えているので、ふうちゃんの保護いきさつになにも触れないのも不自然ですものね。人生迷いとわからないことだらけ。下品になっていないといいのですが……。

 

 

私は友人に感謝と尊敬を贈りたいです。

 

 

いろいろ教えてくださってありがとう。

 

 

LOVE

 

 

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うそドリ

皆さまこんにちは。次回はもふもふ譲渡祭でご縁を掴んだ保護猫ふうちゃんが主役になります。自分の中のいろんな思いをようやく少し整理できた次第です。

 

 

さて、ノラ猫あがりのスターたちに関する打ち合わせをしました。

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きんちゃん6冊も買ってくれてありがとうございます。

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夏ごろまでに形にできたらいいなあ。なにかありましたらお知らせしますね。

 

 

21世紀の現在も犬猫譲渡活動はどこか「苦しくなければいけない」という風潮を感じます。

 

 

笑顔の写真を載せるとき、私は自分への周りの目がほんのり心配になることがあるのです。そうすると息苦しくなって、なにも書けなくなってしまいます。

 

 

要は自分の中に一種のやましさがあるのかもしれません。

 

 

もっとたいへんさをアピールしなければいけない、みたいなね。

 

 

実際、微々たる活動であっても、楽しいことばかりではありません。

 

 

私の場合、最近は保護犬まうへ投じる時間が膨大です。まうと接している時間だけではなく、まうの家族募集にかけている時間を含めています。希望者さんたちとのやり取りを私は真剣に行っています。何時間も何時間もかかることです。

 

 

でもそれをすべて表に出そうとは思いません。また、出せるとも思いません。

 

 

私はまうと納得のできる(ベストの形の)お別れをしようとしています。

 

 

でも人間ですから、まうへの未練がないわけではないのです。

 

 

その辺の自分のメンタルのコントロールが自分への課題ですね。

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こんな目で見つめられたら、簡単に「バイバイね」ってできないですよ。

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しかしまうは703号室を巣立って幸せに生きるべき犬なので、意思を強く持って臨んでいます。かわいくてかわいくてしょうがないからこそ手放さないとね。

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ひらりさんにうそドリをプレゼントしてもらいました。

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昨年までの凶がウソのように吉に転じるんですって。すばらしい!

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うそドリってビジュアルもキュートなのですね。大好きな赤がポイントに入っていて気分があがります。うそドリを持っている私の爪も赤にチェンジしました。

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703号室卒業生の麦&とろろの里親きえさんが誕生日プレゼントしてくれたネイル

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きえさんありがとうございます。

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深刻な目の病気を抱えている卒業生麦ですが、やさしい里親さん夫妻と闘病をつづけています。周りの方々の笑顔に私自身が救われています。

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風潮がどうであれ、これからも(多少ビクビクしながら))ニコニコ画像を載せていきたいです。自分なりに苦しいことも困っていることもありますが、それだけを前面に出すことは私にはできません。ご迷惑でなければブログに遊びに来てくださいね。

 

 

LOVE

 

 

 

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空が広い

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

「703号室は空が広い」

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先日遊びに来てくれたピチコさんが言ってくれた言葉がうれしかった。

 

 

ほう。たしかに!

 

 

周りに邪魔な建物がいっさい建っていないから、そういえばそうですね。

 

 

イメージとして自分が持っていたものを言語化してもらえたというか、だから私は長い間ずっとここに住みつづけているのかもしれないと思いました。

 

 

ピチコさん、おみやげありがとうございました。みんな大喜びでした。

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まうはビビり運子しちゃったけれど、じょうずにおもてなしをありがとう。

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ピチコさんにうちの子たちは「愛されてるなあ」と褒められたのですよ。

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ふふ。愛だけはたっぷりとあります(笑)。

 

 

掃除も行き届かない703号室に来てくださりありがとうございました。

 

 

そうそう!

 

 

昨日は暖かかったので勇気を出して、aiさんからもらったモコモコのパジャマと卒業生りんちゃん家からのプレゼントのモコモコ靴下を洗濯したのです。

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まさに断腸の思いとはこのこと。

 

 

速攻乾いてくれと願わずにはいられませんでした。

 

 

「お母さんのお気に入りだもんね」

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はい。ユニフォーム? ってくらい毎晩着ているのよね^^;

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モコモコパジャマ+モコモコたちとベッドにもぐりこむ時間は至福です。

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狭くて寝がえり打てないのが悩みですけれど……

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家族募集中のまうの写真が中心となっていますが、猫たちも元気にしています。

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ごはん催促中のあまぱん

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キリっとしていますね。おじいちゃんになってもハンサムです♡

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おかげさまで保護猫白まんじゅうはお茶会が決まりました。

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人馴れ70%で止まっているのが気になるのですが、家猫の素質はじゅうぶんにあります。なんせ白まんじゅうは、すでに1年も室内で暮らしているのですもの。

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白まんじゅうの写真も増やして皆さまに見ていただきたいです。

 

 

今夜はたいせつな友人とのお別れの日。猫を通じて出会った方でした。

 

 

どうしようもなく胸が締めつけられます。

 

 

人生はあっという間だからなるべく後悔が少ないよう生きていきたいですね。

 

 

皆さまもいい午後をお過ごしください。

 

 

いつもお越しくださりありがとうございます。

 

 

LOVE

 

 

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まうへの魔法の言葉

※ブログを連続更新中。遡ってお読みくださいね。

 

 

リビングの隅に置かれた猫用ベッドが保護犬まうの定位置

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私がリビングに入ると、まうは地味にパタパタと尻尾を振る。

 

 

オドオド(キョロキョロ)の一辺倒だった目が最近やさしくなってきた。

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期待をにじませながらどっしりと輝いている。

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「まう」

 

 

名を呼ぶと、キラキラがいっそう増す。

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きれいだねえ。神さまはなんて美しい犬をこの世に創り出したのでしょう。

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まうの本能レベルの“咄嗟の逃げ”に対して、先日私なりに有効的な対策方法を発見した。

 

 

犬のトレーニングの専門家には笑われてしまうかもしれない。

 

 

しかし私は、これでまうと不毛な追いかけっこをせずに済むようになった。

 

 

寝室だと大胆に甘えてくれるまうが、リビングだとなぜか私から逃げ惑う。

 

 

子犬だとはいえ、元野犬の運動能力の高さは侮れない。

 

 

とてつもないスピードでリビングを駆けまわる。

 

 

同じ家にいるのにさわりたいときにさわれないさびしさ、焦り……。

 

 

まうもきっと不必要な距離感に苛まれ、生きづらかったと思う。

 

 

まうと私はそれらを一蹴する魔法の言葉に出会った。

 

 

「抱っこ!」

 

 

外を歩くのを怖がるまうは、私に抱かれるのを地面で震えながら待っている。

 

 

けれど、ただ抱きあげるだけだとまうが言葉を覚えない。

 

 

言葉を覚えなければ応用が利かない。

 

 

よって私は自分の行動をまうに短い言葉で説明している。

 

 

まうを抱きあげるたびに「抱っこ」と声をかけるようにしてきた。

 

 

まうは鳥が飛ぶだけでも、風が吹くだけでも、危険を察知してパニックに陥る。

 

 

そのたびに私は「抱っこ」と声を発し、まうを胸にしまった。

 

 

まうにとって「抱っこ」の一語は、ほんのり安心の結末を彷彿とさせる。

 

 

だからリビングでも「抱っこ」が通じるようになった。

 

 

動画のまうはフリーズぎみだけど、私は素直に進歩を喜びたい。

 

 

怖いな、どうしよう、あ! 今抱っこっていわれた、止まってみようかな、信じてみようかな、どうしよう、やっぱり逃げようかな、どうしよう、どうしよう……

 

 

迷いなく逃げる、から、逃げるかどうかを迷う、に変わってきたのが私にはわかる。

 

 

信頼関係がうっすらできてきたのを感じる。

 

 

まうはときどき私に依存し、ときどき私を頼り、ときどき私を信じる。

 

 

まずは「ときどき」を「たびたび」にしていきたい。

 

 

まうも私も、一歩一歩しか進めない。数段飛ばしもワープもできない。

 

 

だからこそ小さな願いが実った瞬間に感じるのは、その一歩が確実で豊かであったこと。

 

 

魔法は日常の延長上にあることをまうは私に教えてくれた。

 

 

まう、愛しているよ。

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LOVE

 

 

 

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