大切なご報告 信くんの未来のこと

私は今、胸が苦しいので、どうやったらポジティブにお伝えできるかを考えながらこれを書いています。うまく頭がまわりませんが、おつき合いくださればうれしいです。

 

 

保護猫信くんは、我が家に来たばかりの頃から2~4回に1回の割合で、床に排泄をします。どんなトイレにしても、トイレの数を増やしても、こまめに掃除をしても……信くんを見ていると、砂の種類の問題ではなく、したいときにその場にする、という習性があるのかなと推測しています。多頭ゆえのストレスがあるのかもしれませんが、ほかの猫との相性は悪くは感じません。それに、多頭の環境は残念ながら変えられない事実です。だからいろんな工夫をしながら一緒に暮らしています。

 

 

トイレの問題は人間側ががんばればいいので、最近は半ばあきらめていました。

 

 

変な言い方ですが、それも信くんの個性だと思うことにしたのです。

 

 

そんな信くんが、今日はキッチンの床の上に血の混ざったうんちをしました。

 

 

仰天した私はすぐにemi-goの病院に連絡。午後も3つほど仕事が入っていましたが、空き時間を利用して急遽信くんを診察に連れて行ったのです。信くんとみーちゃんはもともと8月末に診察の予約を入れていたのですが、ざわざわしてそこまで待てませんでした。

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約2か月ぶりの検査

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体温→平熱

体重→減少

 

エコー検査、爪切り、肛門あたりの触診、血圧の測定、血液検査、皮下補液、薬の処方を依頼

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キャリーでお漏らししちゃったけれど、おりこうにしています。

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信くん、立派だねえ♡

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中島先生が肛門に指を入れ、腫瘍などの異物の有無を確かめてくれました。

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結果→異常なし

 

 

よく耐えているね。信くん、100点満点の花丸です。

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エコー検査では肝臓、脾臓、腸、心臓などは異常なし。腎臓だけは変形しています。

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血圧測定(かわいいなあ)

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院内での緊張を踏まえると、数値は正常範囲内とのこと

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諸検査を済ませている間に血液検査の結果が出ました。悪い予感が的中で、腎臓の数値が前回より悪化しています。中島先生いわく、腎臓が悪くなると腸の動きが鈍る場合もあるので、血の混ざったうんちもそのせいの可能性があるそうです。対処として整腸剤が出されました。

 

 

帰りがけに、ビタミン剤入りの皮下補液をしてもらいました。

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補液は少しずつ量を増やして、自宅でも欠かさずにやっています。

 

 

どんなに疲れていようが、仕事で遅くなろうが、信くん、さぶ、みーちゃんのシリンジごはんと補液は絶対につづけてきました。サプリメントや必要な投薬も然り。

 

 

だから余計にショックで、信くんにも申し訳ない気持ちです。

 

 

病院の帰宅後、チチに「もう看取るのはイヤだ。これ以上(保護犬猫を)連れてくるな」と本気のキツいお灸をすえられ、ベコベコになり、情けないことに母の店のバイトを休んでしまったという。

 

 

幸い、今夜はお店がヒマでよかったです。

 

 

チチにもチチの意見があるので、そこは理解しています。もちろん、感謝もしています。

 

 

15分前の信くん。リビングの畳でふつうにうんち中(苦笑)

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じゃっかん軟便ですが、血は混ざっていませんでした。よかった。信くんありがとう!

 

 

6月からほんのりゆるく里親募集をしていた保護猫信くんですが、このたび終の棲家が決まったことをお知らせします。信くんの家族は、老犬や老猫を抱えているので条件が完ぺきとはいえませんが、信くんに向き合い、なにがあろうと信くんの丸ごとを抱えていく所存です。

 

 

私、田辺アンニイが信くんの家族になることを、皆さまにご報告したくブログを更新しました。

 

 

チチも賛成してくれています。お子たちを養わなくてはいけないので、働きながらではありますが、私にできる限りのケアをしていきます。私は信くんと生きていくことを決意しました。

 

 

信くんはかわいそうな猫さんではなく、おうちがあって家族のいる猫さんです。

 

 

きっと我が家よりも素晴らしい環境があるでしょうが、私は信くんが大好きなので、信くんの安全を守り、信くんの安楽を願いながら共に生活していくことを誓います。

 

 

皆さま、お読みくださりありがとうございました。祝福してね♪

 

 

Smile!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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投げたボールを返すさぶ

皆さまこんばんは。毎日暑いですね。

 

 

書くことが多すぎて後手後手になっていますが、先週火曜はうちのさぶの通院でした。

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3か月ぶりの血液検査。腎臓の数値が気になるところです。

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大西先生による問診および診察。さぶりんの佇まいがかわいくてかわいくて♡

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さぶ、検査がんばってね。終わった頃迎えに来るよ。

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この日の東大病院は空いているように見えたのですが、意外と待ちました。

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午前中の仕事と午後の仕事の合間に通院したので、いつ終わるのか少々焦った私^^;

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予定をいくつも強引にねじ込むのはよくないと思いつつも、どうにもならない日もあるのです。

 

 

でもまあ、待ち時間を楽しく過ごさないと損なので、敷地内のカフェでサンドイッチを注文!

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緑豊かな東大農学部は心を穏やかにしてくれます。

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しばらくすると、主治医前田先生の登場と共に、さぶの検査結果が出ました。

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体重微増(やった♪)、クレアチニンはじゃっかん上がってしまったものの、BUNは下がっていました。そしてリンも下がっています。総合的にみるといい感じ。今のケアで腎臓の維持ができています。メチャクチャうれしいですね。さぶ、投げたボールを返してくれてありがとう!

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急ぎ足で病院を出た私は、さぶを自宅に送り届けたあと、張り切って仕事へ行きました。

 

 

笑顔でいられるのはさぶやお子たちのおかげですね。

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帰宅後、糊で貼りつけたみたいに私から離れなかったさぶ。ひさびさの病院怖かったかな?

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さぶが好きです。

 

 

さぶと生きるのが好きです。長生きこそがすべてだとはいわないけれど、私は一日でも長くさぶのハンサム顔を眺めていたいです。だからそのためにできることをします。

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皆さまの愛する肉球家族たちも、それぞれのライフステージで安楽でありますように。

 

 

LOVE

 

 

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タレ目くんのご縁が決まりました(8baby)

昨日はリルの通院のあと、母子猫を保護しているお宅へ8匹の子猫たちを迎えに行き、emi-goの病院でタレ目くんのお見合いをしてきました。タレ目くんはこの子です。

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同じような写真を日々UPしているので、タレ目くんのことをおぼえてくださっている方もいますよね? 家族募集をしていた、おっとりとしたやさしい男の子です。

 

 

ご縁が決まっていなかった「タレ目くん」と「ゆび白くん」を、私たちはできれば2匹セットで譲渡したいと考えていたのですが、セットに固執すればするほどうまくいかず、今回は正直、「ふぅ……」の経験が多くて勉強になりました。いろんな方がいるのですね。

 

 

希望者さんの中には、住宅の規約の問題で、泣く泣く1匹しか迎えられない方もいらっしゃいます。

 

 

規約をきちんと守りながら猫との暮らしを貫いてきた方に、「周りにバレなければいいのだから2匹飼って!」と、私は言えません。それはちがいますよね。

 

 

いろいろと悩んだ挙句、「タレ目くんに会いたい」と気長にお待ちくださった素敵なご夫婦と前向きにお会いすることにしたのです。遠路はるばるお越しくださり、ありがとうございました。

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生後1か月から16年間共に生活してきた愛猫さんを、今年のはじめに見送られたおふたりより、このたびタレ目くんにお声がけいただきました。お留守番のほとんどない猫ファーストのご家庭なので、タレ目くんとじっくり向き合ってくださいます。

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お見合いの途中に奥さんの膝の上でスヤスヤ眠ってしまったタレ目くん♡

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おふたりのお人柄と責任感の強さを目の当たりにした私は、安全に幸せに暮らしていくタレ目くんの姿をイメージできました。ホッとしたし、本当にうれしかったです。

 

 

8匹中、残る1匹のゆび白くんについてもお見合いの予定が入っています。

 

 

また皆さまに結果などを報告させていただきますね。

 

 

爪切り中のゆび白くん

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爪切り中のトラさん(私の友人宅へ行きます)

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艶やかな毛色のマタニナ姫(私の友人宅へ行きます)

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目の診察中のタレ目くん

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何匹か結膜炎を起こしているので、数日前より目薬と軟膏で様子を見ています。

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それぞれの里親さんには、結膜炎の件も含め、写真や動画つきですべてご報告済みです。

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8匹もいるので、毎日がてんやわんやで、保護している方も大変そうですし、なにより母猫ふくちゃんが、体力的にも精神的にもそろそろ限界にきていて心配です。

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8匹って……ふつうの倍くらいの数ですものね。

 

 

七色は3匹の子育てでもガリガリに痩せてしまったのに、8匹って^^;

 

 

ふくちゃん、もうすぐだから、お届けの日までがんばってね。

 

 

1つのキャリーでは狭いので、2つに4匹ずつ入っています。

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みんなおねむモード

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白の多いふみくんは目立つなあ♪

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平和な寝顔♪

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かわいい……

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ふみくん(左)と、にこちゃん(中央)は2番目に卒業します。にこちゃんお目目治さないとね!

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けだるそうな表情のふみくん

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将来はイケメンまちがいなしですね。

 

 

703号室で使う補液グッズを買ったり、これまでの清算を済ませたり……もろもろの用事を終え帰ろうとした矢先に、大雨が降り、雷まで轟いたので駐車場へ向かうのをためらってしまったという(汗)。私は雷が大の苦手なのです。おへそ取られちゃう。

 

 

下を見ると、看板犬ボボボも恐怖に震えていたので思わず笑ってしまいました。

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その後、雨が弱まったところで、8匹を無事に送り届けて安堵の夜を過ごしましたとさ。

 

 

LOVE

 

 

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七色 36、通院

いつだったか?

 

 

すでにこね放題の保護猫七色のお腹をさすっていたときに見つけた腿のプツプツ……

 

 

気になったので、emi-goに頼んで先日診てもらったのです。

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体重3.2キロ。診察台の上でおとなしくしてくれていた七色

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「わたし まな板の上の鯉の気分です」

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「ああ はやく帰りたいな」

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中島先生、いつもありがとうございます。

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かゆいのはかわいそうなので、ステロイドを処方してもらいました。がんばって飲もうね!

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チャポポ、看板犬お疲れさま♡

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せっかく七色が私に甘えるようになったのに、カラーをつけたり投薬したりで嫌われるんじゃないかとビクビクしています。ふつうに考えれば大したことじゃないのに落ち込んでしまいました。

 

 

カラーを外したらまた信頼してもらえるようになるかなぁ?

 

 

ごはんも食べづらそう……

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七色、不自由な思いをさせてごめんね。

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でも、しっかりと治さないとね。

 

 

それにしても、カラーをしているのにこのかわいさ……ちょっと異常かもしれません(笑)。

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薬のおかげで皮膚の赤みがひきました。このままこのまま、この調子この調子!

 

 

大事を取って、姫にはあと数日がまんしてもらいます。

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推定1歳の七色は家族募集を控えています。七色が善き方のお心に留まることを願っています。

 

 

703号室を巣立った多くの卒業生たちのように、七色を安住の地に案内しなくては!

 

 

LOVE

 

 

 

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アドバイスがほしいです

保護猫信くんのことで、とても悩んでいます。

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考えすぎて、胸が苦しくなってきました。

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だから今日は、図々しいながらも皆さまからのアドバイスをいただきたく、ブログを書いています。

 

 

私は今まで、自分の中で明確な線引きをしながら微々たる保護譲渡活動をしてきました。

 

 

私には原則と例外があります。

 

 

原則は、回転を意識しています。一頭(里子に)出せば、一頭(新たに家に)入れられる。よって、「人になれそうな見込みがあり、かつ、深刻な病気ではない犬猫は譲渡をする」をつづけてきました。なれていない子はならす努力をし、ケガや病気に対しては適切な治療をしてきました。

 

 

個体によっては、深く思い入れてしまい、未練タラタラで譲渡するのがつらいこともあるのですが、そこはグッと堪えて原則を守ってきたつもりです。

 

 

そして、例外とは、「余命宣告をされているような重い病状の子や、明らかな老齢の子は手元に残す」です。客観的に見ても、(2年以内程度の寿命しか残っていなさそうな)長く生きられない犬猫については、703号室でのんびりと余生を過ごしてもらうに切り替えています。

 

 

若い七色は「原則」に、20歳を超えているであろうみーちゃんは、「例外」に該当します。

 

 

もちろん、「すぐにお別れが来るんだろうな」と覚悟していた子に、いい意味で予想を裏切られ、私の想像の倍以上生きてくれたことも……。命の長短は、獣医師でも、日々のケアをする私でも、完全には計れません。私も必死で世話をするので、投げたボールがちゃんと返ってくる喜びを感じたりします。私は、あくまで自分のベクトルを示すために線を引いて動いているにすぎないのです。

 

 

しかし上記の線引きは、多頭飼育崩壊を起こさないためにも、私にとっては必要なもの。

 

 

では、信くんは?

 

 

「原則」と「例外」のどちらに属しているのでしょうか?

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私にはわからなくなってしまいました。どなたか助けてください。教えてください。

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信くんは現在、慢性腎不全のステージ2~3。1月に保護してから、毎月のように病院で腎臓の数値をモニタリングしてきました。値を維持できている月もあれば、悪化する月も……。

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最新の通院では、残念ながら少し悪くなってしまったのです。

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中島先生は、信くんの慢性的な脱水が気になるといいます。自宅で1日おきに150mlの皮下補液を欠かさずにしても、皮膚の状態にハリやみずみずしさがなく、見た目にもなんだかよくないのです。

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「中島先生 へへ ぼく 採血痛くなかったよ」

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童顔の信くんですが、病院で「実は10歳以上かもしれないですね」とも言われました。

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信くん、通院お疲れさま。がんばったね。

 

 

毎回、補液グッズを買い足して、いっしょに帰ります。

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信くんには、皮下補液のほか、サプリメントを混ぜたシリンジごはんも食べさせています。

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自力でも食べますが、食べている量が足りず、体重が減ってきているのです。

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腎臓専用の食事、1日おきの皮下補液、シリンジごはん(サプリや薬入り)で栄養の不足分を補給、月1の通院、多尿のため大量のオシッコの猫砂の交換など……ふつうに考えて、コストやケアの時間も含めて、「譲渡先」にこれだけのことをお願いできるものなのでしょうか?

 

 

皆さまはどう思いますか? 本当にご意見をお聞きしたいのです。

 

 

(里子に)出せるなら出したい、でもそれは、信くんが邪魔だからじゃない。

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次の保護動物の席を用意したいし、信くんを多頭の我が家ではなく、もっと手をかけてもらえるお家に送り出したい。信くんをニコニコと待ってくださるご家族がどこかにいるかもしれないので、信くんの将来を私が勝手に悲観して諦めていいとも思えません。

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信くんは独特のオーラでキラキラと輝いています。

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傷だらけで外にいた頃とはちがう表情を見せてくれるようになりました。

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控えめさは変わりませんが、信くんなりに安心と自信を持って生きてくれるようになったのです。

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身体は治療をしなければならないレベルですが、心はどんどん発育しています。

 

 

表情が豊かになり、甘えたりはしゃいだりすることも増えました。

 

 

さぶやみーちゃん、七色といったお友だちもできました。

 

 

お友だちの前でも争わずジェントルに振舞っています。

 

 

信くんの未来はどんな方向性がいいでしょうか?

 

 

迷いの中で、頭がパンパンになっているので、皆さまに相談に乗っていただければ幸いです。

 

 

 

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