信くんは空にいます

皆さまこんばんは。おとといの金曜の午前中に、信くんとお別れをしてきました。

 

 

習慣とは恐ろしいもので、今でも補液用のシリンジを片手に、一瞬信くんを探してしまうのです。さぶとみーちゃんの番が終わっても、なにか足りない気がしてしまう……。

 

 

静かな信くんですが、ケアで手がかかった分、ポカンと空いた「間」が、とても侘しいです。

 

 

信くんは小さなお骨になって戻ってきました。骨つぼもミニサイズです。

 

 

なんでこういうところまで、いちいちかわいいのでしょう。

 

 

骨つぼカバーは特別な柄のものを選びました。

 

 

色合いが信くんぽいでしょう? 沖縄のゆうこさんが送ってくださったお花を添えて

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下のほうに遺体の写真が数枚出てきます。苦手な方はどうかスルーでお願いします。

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私にとっては最後の最後まで美しいお子なので、自分のブログに載せることをご容赦ください。

 

 

お花に囲まれたイケメン

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首元に、一足早いクリスマスの雰囲気をまとっています。

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信くんは、まるでただ眠っているみたいなお顔でしたよ。

 

 

ピカピカで旅立ってほしくて、亡くなったあと、チチとふたりで信くんを軽く洗ったのです。

 

 

そして、見送るまでの5日間、信くんの身体を大切に冷やしつづけました。

 

 

信くんが天に駆け上がるのを待っているときに撮った一枚。澄み切った空でした。

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このお寺とは十五年以上のおつき合い。多くの子を見送ってきた場所です。

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家からは遠いのですが、もうほかは考えられないほどに繋がってしまっています。

 

 

私の愛する家族たちが、みんなここを経たものですから。

 

 

可憐なお花をくださったみなさん、ありがとうございました。

 

 

我が家の信くんから、ちょこっとしたお返しを順次送らせていただくので少しお待ちくださいね♡

 

 

マイ太郎さん。フルーツや首飾りもありがとうございました。

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卒業生クー太家&みいさん。オレンジとイエローがアクセントになっていますね。

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卒業生りんちゃん家。蝶々みたいな素敵なアレンジ♪

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もなちゃん。お菓子やお手紙もうれしかったです。

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卒業生リリ家。カーネーションのやさしい感じが心に沁みました。

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香さん。冬を思わせるスタイリッシュなブーケにうっとりです。

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卒業生トラ&マタニナ家からもお手紙とお花代が届きました。

 

 

お花たちとドライアイスのベッドでスヤスヤ眠っていた信くん

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ほげっとした表情の大好きな写真。信くんは信くんの箱を使いきって旅立っていきました。

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本当は何歳だったのか、どこで生まれ、どんな暮らしぶりだったのか、謎がいくつもありますが、ベールに包まれた過去よりも、私は共に暮らした約1年を自分の胸に遺します。

 

 

はじめは怒って撫でさせてくれなかった信くんが、私たちを信頼してくれるようになったのが幸せでした。壁なんか全部取っ払ってしまえば、お互いに裸でつき合えるのです。

 

 

私の目で見た信くん、私が触れた信くんが、私の知る信くんのすべてです。

 

 

月並みですが、信くんに伝えたいのは「ありがとう」の一語。

 

 

一生涯、信くんを忘れません。

 

 

I LOVE 信くん

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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恵む、田辺の信くん

あたたかいコメントをうれしく拝見していますが、お返事がままならずに申し訳ありません。

 

 

信くんの写真を整理していたら、いろんな信くんに出会えました。

 

 

ほんの一部ですが、金曜日のお別れを前に、皆さまにも自慢させてくださいね。

 

 

約1年前の外猫時代

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首に大ケガを負った満身創痍の信くんが、無事に保護されて本当によかったです。

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信くん、703号室へようこそ

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どうしてそんなお顔をするの? 悲しいの? 不安なの?

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勇気を出してドームハウスから出てきた信くん

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でもこのあと、開けっ放しのケージに何か月も閉じこもっていたよね。

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信くんは、石橋を慎重に叩きながら渡るタイプなんだよね。

 

 

言葉を話さなくても、信くんの仕草や表情で、過去が苦労の連続だったのが伝わってきます。

 

 

大変だったねえ……信くん、お疲れさまでした。

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大冒険のはじまりはじまり~♪

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ちょっぴりアプローチをがんばった、信くんの淡い恋

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「バラさないでくださいよ」

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通院

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看護師さんにペタっ

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「あの……お腹のゼリーがぬるぬるしています……」

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視線の先には大好きだったちゅーるが……

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「ああ……とまらないおいしさ!!」

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「おかわりくださいっ!」

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こうして画像を並べてみると、信くんの喜怒哀楽がはっきりとわかりますね。

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実は相当の甘えん坊で、ただの「控えめさん」ではないのです。

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マッサージタイム

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ブラッシングで男磨き

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譲渡のチャンスに賭け、“ゆる募”の頃に撮ったアピールフォト

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さわやかなセーラー襟が、とても似合っているよ。

 

 

あれれ? お口にちゅーるがついていますよ?

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おりこうに毎日自宅での治療をやり抜きました。

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ときには慢性腎不全トリオを洗面所に集めて、一気に皮下補液したっけ?

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困ったのは「どこでもトイレの癖」。ところかまわず、家じゅうのあちこちでオシッコとうんちをしたね。ここだけは半端じゃなく手がかかりました。まあ、もうすっかり慣れたけど^^;

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信くんならしょうがない。信くんはなにをしても許す。信くんだから。

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くっつき虫かつ、お膝小僧♡

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お友だちとの記念撮影

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弟気質で得役の信くん

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天涯孤独じゃないんだよね。信くんには家族がいるもん。

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「お水うまうまっ」

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温活中

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身体はしんどかったかもしれないけれど、心は晴れていたと信じています。

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だから最後まで一生けん命に生きようとしてくれたのだと思います。

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信くんは、だいじだいじ。

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あなたの愛らしさに家族一同がノックアウトされました。

 

 

信くん、どうもありがとう。

 

 

 

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信くんの最後のとき

2021年12月5日の深夜23時過ぎに、信くんは旅立っていきました。

 

 

生前気にかけてくださった方々には心よりお礼を申し上げます。

 

 

11か月しかいっしょに暮らせなかったけれど、信くんの独特の儚げな雰囲気がかわいくて仕方ありません。信くんの面影がこの家のあちらこちらに深く残っているのを感じます。

 

 

現に私は、歯を磨くときも顔を洗うときも信くんがいないのがしんどいです。

 

 

最近は洗面所にいたから、一瞬、信くんを探してしまう。

 

 

信くんは不思議な猫さんで、胸にペタッと貼りついてくるのですよね。

 

 

保護当初より腎臓が悪かった信くんですが、本当によくがんばったと思います。

 

 

とくに、最後の約一か月間はすごかったです。

 

 

あああ……これが奇跡なんだなあ、と感嘆するほどに、私は信くんの命の炎の強さを見ました。

 

 

口からダラダラと血を流しながら重病に伏る姿を前に、「もういよいよか……今晩を越えられないかもね」とチチと覚悟をしたにも関わらず、信くんは一回、そこから見事に立ち上がりました。

 

 

自分で食べて飲んで、いろいろな言葉をかけてくれました。

 

 

信くんが放った一筋のあたたかい光のおかげで、明るく、幸せな日々を過ごせたのです。

 

 

信くんが私たちに惜しみない希望をわけてくれたことに感謝しています。

 

 

あまり動かなくなったのが金曜日の深夜あたり。

 

 

でも、土曜日も、日曜日の朝も、シリンジごはんを食べてくれました。シリンジを噛みながらちゅるちゅる中身を吸うのが信くん流。ちょっとワルそうなお顔を浮かべて……愛らしさこの上ないです。

 

 

呼吸が早いのが気になり、翌日酸素室をレンタルしようと決めてからたったの半日で、信くんは逝きました。亡くなる4~5時間位前からは息が苦しそうだったのですが、酸素室の運搬業者さんがお休みだったので、どうすることもできなかったのです。

 

 

信くんなりに元気に動けているうちに、未来を予想して酸素室をレンタルすべきでした。

 

 

それが私の後悔です。

 

 

生き物と暮らしているので、自分の行いに後悔がひとつもないと言ったらおごりになります。

 

 

ウソにもなります。

 

 

けれど私は、小さな後悔こそいくつかあれど、自分のしこりになるような大きな後悔はありません。

 

 

きっと足りないものもあったでしょう。

 

 

しかし、私が持てる時間、環境、ほかのお子たちとのバランスの中で、私は1日も欠かさずに信くんのケアをしました。信くんは、文句もいわず、よくつき合ってくれました。

 

 

信くんを支え、信くんに支えられ、私たちは一ページ、一ページを埋めていきました。

 

 

最後の夜の信くん

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お口のまわりには、一生けん命に飲み込んだ朝ごはんが少しついています。

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この写真を撮ったあと、信くんはニャーと鳴きました。

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私はカメラをしまって、チチとふたり、信くんに話したいことを伝えつづけました。

 

 

しばらくは信くんと目が合っていたのですが、信くんは大げさに息を吸って吐いて、いつの間にか動かなくなったのです。想像よりずっと穏やかな最期だったのが救いです。

 

 

駆け足で行ってしまった信くんとお別れするのは悲しいです。

 

 

けれど、信くんと家族になれたことはとてもうれしいです。

 

 

信くんは今、リビングのドライアイスのベッドの上で永眠しています。

 

 

あっためたり冷やしたり、信くんごめんね。

 

 

ゆっくりとさようならをしたくて、金曜日の朝までいてもらうことにしました。

 

 

クリスマス用のオシャレなバンダナをつけていますよ。かなり似合っています。

 

 

どのお子の一生も、みんなたったの一度きりなので大切にしていきたいですね。

 

 

さぶ、すずらん、みーちゃん、保護猫あゆむくんともしっかりと向き合っていきます。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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鏡の中の私たち

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

尿毒症がひどく、昨夜を超えられないと思った信くんは、今しがたお水を飲みました。

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シリンジごはんも18ml食べました。

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夢のような時間を授けてくれて本当に感謝しています。

 

 

血を吐いてしまうので、痛々しいビジュアルをしていますが、呼吸は安定していています。

 

 

うつら、うつらとしているふうに感じます。

 

 

どうかどうか、七転八倒の苦しみを味わうことなく、このまま少しずつ意識やエネルギーが低下し、穏やかで永い眠りについてほしいです。そのために私にできることは、なんでもします。

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今日は中島先生に薬を処方してもらいました。

 

 

もう信くんに移動の負担をかけたくないので、私が病院に取りに行ったのです。

 

 

とはいっても、信くんの口からは投薬ができません。

 

 

だから私の思いつく限りのものを皮下点滴に混ぜる感じでお願いしたのです。

 

 

ラクテック40mlに制吐剤、胃薬、抗生剤、止血剤、造血ホルモン剤

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たとえわずかでも、信くんが楽になってくれたら本望です。

 

 

延命とか、奇跡とか、完治とか……私はその次元にいません。

 

 

目の前の症状が緩和されるのをひたすらに祈っています。

 

 

オシッコはまだ出ています。だから様子を見ながら補液をつづけています。

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信くんのお気に入りの場所

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体温が低下しているのはまちがいないので、温活が欠かせないです。

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大事に育ててきた信くんが、どんどんと弱っていきます。

 

 

向き合うのが怖くて、正直な話、逃げ出したくなります。

 

 

元気じゃない姿を見るのはキツい。自分までもが蝕まれていく気がします。

 

 

私は加齢とともに、精神状態が身体に出やすくなったので、リルがいなくなったあたりから、頭痛が悪化し、口の中が口内炎だらけになってしまいました。とても生きづらいです。

 

 

でも、私には、ひとつだけ心に決めていることがあります。

 

 

それはこれからもずっとつづけていこうと誓っています。

 

 

「鏡」

 

 

どんなときも、信くんの目線で、私自身を客観的に眺めること

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信くんは、愚痴も吐かずに重い病気と闘っています。

 

 

命を賭してまざまざと、生きることの本質と厚みを教えてくれている。

 

 

なら私も。信くんの目に映る私は、せめて頼れる肝っ玉母ちゃんでありたい。

 

 

うまくできているかわからないけれど、最後まで絶対に信くんのそばにいるよ。

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好きだ好きだバカヤロー。信くんを連れて行くなバカヤロー!!

 

 

信くんは私の後ろのケージの中で寝息を立てています。かわいいです。

 

 

おやすみなさい。

 

 

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私の自慢の娘たち

毎日ふとした瞬間にリルのことを考えてしまいます。

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特に多いのは車での「移動中」。ふわふわの毛触りが恋しいです。

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ピチコさんがリルにピンクの可憐なお花を送ってくださいました。ありがとうございました。

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そして、9年前の卒業生うに家からもお手紙で慰めをいただきました。うにのキュートな近況写真やプレゼントもうれしかったです。フルーツ瓶をいただくのを楽しみにしています。感謝♡

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703号室に犬がいない日が来るなんて、昔は考えられませんでした。レギュラーメンバーのべべ、ナナ、リル。高菜、ゴンタ、SALA、コロ……私が看取ってきた老犬たちに、多くの保護犬たち。うちは当たり前のように犬がいて、犬との生活が「ふつう」だったのです。

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そんな訳で最近は、仕事でお世話をさせてもらうのが私の生き甲斐になっています。

 

 

リルを思い出すときは、長く生活を共にしてきたべべとナナも連なります。

 

 

胃がんと9年以上闘い抜いて、16歳半で旅立ったべべ公は、我が家の中心にいました。

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若いときはとにかく負けん気が強く、アクティブな性格でしたが、加齢に従い、穏やかになりました。べべは私の太陽のような存在で、愛おしくて、どうしようもないです。

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16歳まで生きた次女のナナは手のかからないお子でしたが、たまに見せる「自己主張」がなんともいえずにかわいいのです。リルがチチっ子で、ナナはお母さん(私)っ子^^

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視力が衰え、立てなくなってからは、不安からか、私たちに嚙みつくこともありました。

 

 

でも、もちろんそこも含めて、ナナと過ごした時間は宝物です。唯一の後悔は、長女のべべ公、末っ子のリルとちがって、真ん中のナナを特別扱いする期間が短かったこと。何ごとも、病気がちのべべ公が優先となり、ナナはさびしかったのかもしれません。

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いつかナナに再び会う日が来たら、「ごめんね」と心から謝りたいです。

 

 

べべ、ナナ、リルは私の娘です。

 

 

私の若く多感な頃に、彼女たちは惜しみなく私に与えつづけてくれました。

 

 

彼女たちと分け合った喜怒哀楽を私は忘れません。

 

 

すべてが、私の財産です。

 

 

だからもし、犬を家族に迎えるかどうかを悩んでいる方がいたら、私はぜひ、犬との暮らしをおすすめします。犬は、人間にとって、かけがえのない素晴らしい伴侶です。たとえ血を分けた人間の子どもであっても、犬の立ち位置は務まらない。それほど太い絆を私は感じました。

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しかし、ひとたび犬との生活をはじめたら、簡単に手放すことも、粗末に扱うこともしてほしくありません。犬は全部を賭けてこちらに向かってきます。当然、犬のまるごとを、一生を、重い責任で受け止める必要が出てきます。犬を傷つける人がいたら、私はその人と仲よくすることはできません。

 

 

私は犬が好きなのです。

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天国にいる娘たちが、私を待っていてくれている気がします。

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いつの日かまた、出先から戻ってカギを開けて自宅に飛び込んだ瞬間みたいに、私たちはお互いを認識し、激しく再会を喜び合い、歓迎され、いつまでも、いつまでも、止まることなく、頭を撫で、顔を舐められるを繰り返しながら……と、つい、そんな想像をしてしまいます。

 

 

リル、べべとナナに無事会えた?

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みんなでのんびりと羽を伸ばしていてね。

 

 

I LOVE べべ、ナナ、リル

 

 

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