精神的支柱

皆さまこんばんは。いろんな話題をUPしたいのですが、パソコンに向かう時間が足りなくてブログの更新が滞りがちです。今度まとめて数記事書きますのでよかったら読んでくださいね。

 

 

保護犬猫たちはみんな元気すぎるほど元気にしています。

 

 

牛丸とぐんと近くなったのがめちゃくちゃうれしいです。

 

 

これから寒くなるので、お互いの距離がもっと縮まることを期待しています。

 

 

近ごろようやく天国のべべ公が私の夢に出てくるようになりました。

 

 

とはいっても、少しの間だけですけどね。

 

 

べべ公は私の太陽でした。

 

 

べべ公が思いっきり走る姿を想像しながら、私もときどき出先で全力疾走しています。

 

 

一度きりの人生。たくさんのチャレンジをしたい。しかしたびたび二の足を踏む自分がいます。

 

 

何ごとにもひたむきだったべべ公の爪の垢を煎じて飲みたい気分です。

 

 

べべ公を失ったとき、犬猫と暮らして見送るのはこんなにも辛いものかと驚きました。

 

 

と同時に、ここまで深く愛せる対象に出会えた自分は、なんて贅沢者だろう、と思いました。

 

 

べべ公は酸いも甘いも教えてくれた私の先生です。

 

 

べべ公は16年半の生涯のうち、9年以上が胃がんや多発性腺腫やしっぽのがんとの闘いだったけれど、負けん気の強いガッツのある女の子でした。べべ公が私の誇りです。

 

 

今は姿が見えないけれど、べべ公は確かにいました。

 

 

私たちは運命の赤い糸で結ばれていました。

 

 

死神が糸を切ろうとしても、私たちは何度も何度も振り払い、何度も何度も支え合い、1日1日を乗り越えてきました。べべ公との日々が私の精神的支柱になっています。

 

 

ありがとう。べべ公が宇宙でいちばんたいせつでした。

 

 

宇宙でいちばんたいせつだったことを、私が生きている限り毎日思い出しています。

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LOVE

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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空白の時間

「どうせその辺にいるでしょう」

 

 

そう考えるようにしていても、姿がぜんぜん見えません。

 

 

むちっとしたボディーも

 

 

つるつるの毛も

 

 

アイコンタクトと連動しているかのごとく、クルクルまわる尻尾も

 

 

家中に漂っていたそれぞれの強い催促も視線も自我もオーラもぬくもりも、やっぱり見つからない。

 

 

それでも16年間共に暮らしてきた家族だから、ここにいたという感覚は忘れようがない。

 

 

気配がないのに、感覚が残っているのは残酷なことだと思うこの頃です。

 

 

激しい喪失感はいまだに突如としてやってきます。

 

 

私の場合、「目的地から次の目的地への移動」の際の、ふとした隙間を襲われるのです。

 

 

昨日は仕事でやたら移動が多くて参りました。

 

 

iPhoneを取り出して気を紛らわそうとしても、会いたさが液体みたいに身体じゅうに染みて、ああ、もう! いつになったらまた一緒に暮らせるんだよ、と胸を掻きむしりたくなる衝動に駆られて、結局カメラロールの過去写真にすがってしまう。

 

 

私の家族は、人間社会においては自発的な生活能力のない犬猫たちだから、看取れたことは幸いでした。それが責任を果たすことでもあるのは知っています。

 

 

けれど寿命の差の開きがあまりにも大きい。

 

 

失ったあとの空白の時間をどう埋めたらいいのか狼狽えます。

 

 

「思い出にして、心にそっとしまう」のが、私は不得意です。

 

 

我が家には三頭のレギュラーメンバーの犬たちがいました。

 

 

手前がべべ、奥の左がナナ、そして右が若かりし日のリル

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こうして「過去のできごと」として紹介するのすら本当に苦しいです。

 

 

私の中ではなにも終わってないのです。

 

 

「お出かけ」が大好きだったうちの犬たち。三頭を連れて外出するのは一苦労でしたが、出先で出会うべべ、ナナ、リルの笑顔が私の中にこびりついています。

 

 

べべ、ナナ、若かりし日のリルを連れて、もっといっぱいあちこち行けばよかった。

 

 

そんな月並みの後悔を覚えるとき、私は垂れた糸みたいに力なくうなだれ、毎度イヤーな種類の自責の念に蝕まれ、押しつぶされてしまいそうになります。

 

 

愛おしさにキリがあったらいいですね。際限ないのがキツいです。

 

 

だからこそ、今も横にいてくれているリルとさぶにいろいろなものを還元していきたいです。

 

 

べべ、お母さんの背中をべべはよく見上げていたでしょう?

 

 

実はお母さんもべべの真似をしていたよ。べべは小さいけれど、背筋を伸ばして前へ向かう後ろ姿が凛としていてきれいだった。べべと同じ景色を眺めた日は例外なく最高でした。

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広い公衆トイレをお台場のドッグカフェとまちがえて、われ先に入ろうとしたナナ。ふだんは控えめなのに、外だとはしゃいでしまうナナがかわいくてしょうがないです。

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肉体と肉体のコミュニケーションが取れない今、せめて魂の繋がりを信じて、残りの人生を歩いています。どんな形であれ、再びお互いを擁く瞬間を夢見ています。

 

 

2014年12月28日の写真を添えて

 

 

I LOVE べべ

 

I LOVE ナナ

 

 

 

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なんかその辺にいそう、感

今日は溶けた脳みそをかき集めて難しい試験に挑みました。

 

 

合格できているかは来月の下旬にならないとわからないのですが、何か月も勉強をしてきたので絶対に受かりたいです。もし落ちたらわたくしめを笑ってやってください。

 

 

ほしい資格を取るためにお金も時間も投じてきました。自分への投資ですね。

 

 

学びはじめたとき、うちにはあまぱんがいました。

 

 

あまぱんはよくテキストの上に寝っ転がってお母さんの邪魔をしました。

 

 

ずっといっしょにいたけれど、「いっしょ」って当たり前じゃないし、永遠にはつづかないのですよね。キリっとした目であまぱんが私を見て鳴く姿が恋しいです。

 

 

会いたさは日に日に募っていきます。

 

 

まともに考えたらきっと気が狂ってしまうので、現実を正視しすぎずに、「なんかその辺にいそう」くらいの感覚にとどめています。べべもナナもほほも高菜もあまぱんも、その前に見送ってきたお子たちも、「気配を感じられる場所にいそう」、「その辺にいそう」と。

 

 

昨年12月の写真。このときは膝取り合戦でさぶに負けてしまったよね。

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なにげない日常の一コマが、今となっては本当に奇跡のようで、振り返ってみると、私は奇跡の中でなんて贅沢に暮らしていたんだろうと感じるのです。

 

 

どんなにお金を積んでも、どんなに切望しても、時間は戻せません。

 

 

だからやっぱり一瞬一瞬を大切に生きるほかないですよね。

 

 

広い星の下、「家族」と呼べる相手はそうそう多くない。ならば家族とはとことん深くつき合っていきたいです。磁石のN極とS極のように互いを強く引き合いながら……

 

 

Smile

 

 

 

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一生けんめい家族でいた証

あまぱんの月命日にchiseiさんより美しいお花が届いていました。

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お友だちの出口アヤさんからもあまぱんのデッカいクッションのプレゼントをいただいてテンションが一気にあがった私です。どうもありがとうございました。

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リルと並べてみるとこの通り

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リルは体格のしっかりした中型犬で、ブログより実物のほうが大きいと言われます。

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あまぱんがいなくなって考えたのですよ。

 

 

あまぱんって、いったいなんだったんだろうって?

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あれだけうるさく騒いで、甘えたいだけ甘えて、ふといなくなってしまうなんて……置き去りにされたほうはたまらないですよ。あまぱんの存在は私の中で曖昧さがなく、あまりにも「クッキリ」しているので、まあ、なかなかキツいです。

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食べるときはだれよりもハムハムおいしそうに食べるし、膝から降ろしてもまた速攻戻ってくるし、寝るときはお腹を出して無防備だし、起こしても起きない神経の持ち主でした。明るくてやさしくて、肝の据わった平和主義者でした。703号室での生活をあまぱんが謳歌してくれていたのが今頃になってしみじみわかります。

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私が勉強をしていたときも、あまぱんはよくテキストの横に転がっていたっけ。あまぱん、ようやく7回のレポートが終わったよ。お母さん9月の試験もがんばるね。

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身近な友人たちも次々と犬猫家族を亡くし、見ているのがとても辛いこの頃です。「喪失」の悲しみを乗り越えるのはたいへんエネルギーが要ること。「ペットを失うと、あとあとさびしくなるから愛しすぎないようほどほどにつき合うのがいい」と言っている専門家もいるようですが、私はその意見に首を傾げています。

 

 

後悔のないように、精いっぱい接するからこそ報われるのではないでしょうか?

 

 

愛や情に自らブレーキをかけるのは、私たちの本能に逆らうことになりかねません。

 

 

確かに「しすぎた後悔」が私たちを苛むこともあるでしょう。

 

 

「しすぎた後悔」も「しなかった後悔」も、両方とも苦しい。

 

 

けれど私は、(精神的にも物理的にも)犬猫たちと距離を取るのが、ペットロスの回避や癒しになるとは思えません。むしろその反対です。

 

 

相手にぶつかっていくからこそ、本気で向き合うからこそ、ぎゅーと抱きしめるからこそ、失いたくないと死神相手に地団駄を踏むからこそ、逃げなかったからこそ、いつか時間薬がほんのり効いて来た時に得られる充足感があります。

 

 

そして、なにを選択しても、なにを選択しなかったとしても、胸を痛めて真剣に出した結論はすべて「正解」であり、一生けんめい家族でいた証です。

 

 

私はそう遠くない将来に、あと2回別れを経験しなければなりません。

 

 

想像するだけで恐ろしくて身震いがします。

 

 

しかしだからこそ、さぶとリルのケアや介護をエンジョイしていきたいです。

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ね?

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生きていてくれる今は、キラキラの奇跡です。ありがとう♡

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思い出をいっぱい作ろうね。どうせなら深くて濃いやつにしよう。

 

 

LOVE

 

 

 

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尊厳のある最期

異種の犬猫家族たちとの時間は、実は言葉を交わし合う関係より濃密かもしれません。

 

 

通じているかはわからないけれど、彼らに話しかけまくるのが私の習慣ですが、実は私が発する言葉の意味なんかより、その奥にある想い、つまりは彼らへの「関心」や「愛情」や「心配」が、彼らに伝わっているのだと感じることがあります。

 

 

私の声の調子や顔つきを彼らはよく察してくれていて、私が心身穏やかだと彼らも情緒が安定し、表情が安らかになり、口角があがるのです。不思議ですよね。

 

 

私たちの何倍ものスピードであっという間に成長して、瞬く間に年を取る。

 

 

別れたくないのに、別れなければならない。

 

 

いろんなものをこちらに遺して、フッと旅立つその背中を見送るのは本当に苦しいです。

 

 

離れがたい存在だから。

 

 

今日はお別れが二つあり、心が沈んでいます。

 

 

朝、私が17年前に保護した成犬のまめ(妹に譲渡)の「さようなら式」に参加しました。

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推定18歳以上。よく生きました。まめ、お疲れさま、ありがとう。

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私が昔からお願いしているお寺は私の周りの方々に支持されていて、静かな場所で弔いたいと、みんなが真似してくれます。私自身はできればあまり行きたくない場所ですけど……。

 

 

まめは手のかからないやさしい犬でした。

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17年前に草加警察で出会ったまめ

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収容された小さなケージの中から私を不安そうに見つめていた顔を思い出します。

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まめとは数えきれないほどたくさんの思い出があります。大好きだよ。

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火葬に向かう後姿を見送る瞬間がもっとも辛いです。時間を巻き戻せたらいいのに……。

 

 

妹の家に寄ってランチをごちそうになり、さて、次はみいさんちにちゃぴこの皮下補液をしに行こうと、LINEをチェックして胸が締めつけられました。

 

 

「ちゃぴ亡くなった」

 

 

え?

 

 

ちゃぴこがみいさんちの子になる前から私はみいさんと友だちで、ちゃぴこをみいさんが保護したときも、里子には出さずに自分で飼うことにしたとみいさんが決心したときも、私はみいさんのそばにいたのです。ちゃぴこが子猫の頃からよく知っています。他人事ではありません。

 

 

みいさんの心痛を想像するとなおさらです。

 

 

ちゃぴこの体調が悪化したと聞いていたのでMRIを撮りに一緒に大学病院へ行く予定を立てていました。1日に何度もみいさんと電話し、ちゃぴこの回復を願っていたのに悔しい。

 

 

かわいいでしょ? 美少女ちゃぴこはみいさん自慢の愛娘

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持っていく予定だった皮下補液セットと薬を置いて、かわりに花屋へ行きました。野で摘んできたようなお花がちゃぴに似合う気がして作ってもらった花束です。

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ブルーのさわやかなお花が純粋なちゃぴこにピッタリです。 みいさんちに着いたあとは、みいさんとふたりでちゃぴこを冷やしたりお寺へ連絡したり紅茶を飲んだり……

 

 

 

「アンちゃん私さあ、ちゃぴが大好きだった。ああ。ちゃぴの尻尾も好き。おてても好き。ちゃぴこも私が大好きだったんだよね。ほら見て、このちゃぴの写真かわいくない? この動画のちゃぴかわいくない? “ちゃぴこ”っていう名前も気に入ってるんだよね」

 

 

みいさんはときどき泣いて、悲しそうで、ちゃぴこの亡骸をずっと撫でていて、ちゃぴこの話ばかりしていました。私は天国へ送り出したあまぱんやべべ公たちのことを考えたり、ちゃぴこのことを考えたり、頭の中がグルグルとまわっていました。

 

 

帰りの車内でも、相変わらず私の頭はグルグルのままで、どうしようもなくやるせなかったです。けれど、車が(703号室へ来る前に)私が暮らしていたコーポ付近に差し掛かったとき、あるシーンが脳裏をよぎって私はつい声を漏らしてしまったのです。

 

 

「あっ……」

 

 

頭がグルグル回って辿り着いた白黒の猫……

 

 

16年前、2DKのこのコーポに住んでいたある日、私は開けた窓の真下に白黒の猫の死体を見つけて衝撃がほとばしったのです。口から大量の血を吐いてこれでもかというほど痛々しい形相の猫。だれに看取られることなくコンクリートの上で散っていました。その上、死体を見た通行人たちの悲鳴が次々と聞こえ、まるで汚らわしい(汚物)か、恐ろしい(化物)のような扱いで、「命としての尊厳」が、あの猫の世界のどこにもなかったことを思い出しました。

 

 

うまく言えないのですが、「非業の死」とは、そういう最期です。

 

 

正直、まめやちゃぴことは比べ物にならない。比べてもいけない。

 

 

私は、まめもちゃぴこも1000%幸せだったと思います。

 

 

ちゃぴこありがとう。一生けん命生きたで賞と、キュート女子大賞をちゃぴこにあげます。

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よし!!

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私もリルとさぶを幸せにするぞ!!

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私たちの伴侶である犬猫たちが、一頭でも多く珠のように大切に扱われ、尊厳のある生き方と、尊厳を保つ死に方ができる社会をめざしていきたいですね。

 

 

合掌

 

 

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