“家族ロス”というのは、すごくキツいですよね。
どうせ別れるなら納得のできる別れ方をしたいと思い、自分のお子と向き合ってきました。
多くの犬猫たちを見送ってきましたが、中でも、レギュラーメンバーのべべ、ナナ、ほほ、あまぱんが私に与えた巨大なインパクトは、なんとも言い難いものがあります。
あまりにも好きな気持ちって、どうしたらいいのでしょうね?
あまりにも好きな気持ちを、私はときどき持て余しています。
あまりにも好きな気持ちは、重石のように自分を潰し疲弊させ、まるで重いものを持ちながら歩いているような不自由さを痛感させます。もちろん、べべ、ナナ、ほほ、あまぱんが悪いのではなく、私自身がダラダラともがいているだけの話ですが……。
それでも、長年寄り添ってくれているリルやさぶのおかげで幾分か前向きにはなっています。リルやさぶは手がかかるので、物理的にふさぎ込んでいる時間はありません。
元気そうに見えるさぶも、自宅での投薬や補液のみならず、シリンジごはんを食べさせながら命を繋いでいます。リルも自力では食べないので、あれこれ必死。
みーちゃんを含め、次はだれとどういうタイミングでお別れをするのか、正直怖くてたまらないです。17歳のリルと、慢性腎不全と7年闘っているさぶ、そして儚げなみーちゃん。言い方は悪いけれど、時限爆弾を抱えている心境になることすらあります。
でも一方では、失ってもなお、ここまで未練がましく思いつづけられる存在に出会えたことこそが、素敵なことなのかもしれないとも考えるようになりました。そして、絶対に忘れずにいたい、と。
ほほの写真を自慢させてください。
重度の水頭症でありながら11年4月生きてくれた奇跡の猫です。
ほほの毛触りも抱いた感触も、私が生きている限り、一生私の腕に残ります。
ほほ、と呼ぶとヨチヨチと近づいてくる姿も、好物のしらすをほおばる姿も私の宝
ほほは強い意志を持って、最後まで生き抜いた立派な家族です。
仲よしのあまぱんと
ほんとうに長い時間、ほほとあまぱんが703号室を切り盛りしてくれて、盛り上げてくれて、私はその中で、息を吸ったり吐いたり、泣いたり笑ったりさせてもらいました。ほほとあまぱんが、私の手の届く場所にいてくれたことがありがたいです。
今年の冬は、毎晩いっしょに寝てくれたあまぱんがいなくて寒いです。
これからも、天国組の存在と不在に戸惑いながら、けれども丁寧に、後悔の少ないように、隣にいてくれる家族たちに自分の持っているすべてを還元していきたいです。
(ああ、会いてえ……)
Smile!
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