卒業生りんちゃん家よりお手紙やプレゼントなどが届きました。どうもありがとうございます。
成猫りんちゃん、譲渡から2年経って、ますますかわいくなりました。
素敵なお宅で暮らす猫を1匹でも多く増やさなければ、と思いつつも、17歳と7か月のリルとの時間を重んじたいので、なかなか新しいスカウトができません。チチも前より「保護」に反対するようになりました。でも、チチが悪いわけではなく、今はそういうときなんだと考えています。
私にできるのは、家族募集中の保護猫信くんのアピールと、保護猫七色を家族募集サイトに掲載すること(いい写真を撮ってね)、保護や譲渡などで困っている方の相談に乗る、そしてうちにいるみんなを精いっぱいかわいがって、彼らの心身のケアをコツコツとつづける……かな?
まあ、でも、家に連れて帰る「保護」はむずかしいとしても、ご縁を求めている善き方への「譲渡」ならできるので、近々、emi-goの病院が関わっている保護子猫たちの写真を撮影し、私が責任者となって家族募集をする予定です。その際はブログにもUPするので覗きに来てくださいね。
「なあなあ」
「おれといて幸せか?」
はい。速攻断言します。ものすごく(✗10000)あり得ないほど幸せです。
「けどおれは 手がかかるんだろ?」
うーん。そうだね。7年半前に保護した時点で中年(推定7歳位)だったさぶは、当時から慢性腎不全を患っていたからね。投薬と皮下補液を開始してすごく長いもんね。
正直私はさぶがここまで生きてくれるとは想像できませんでした。
医学が進歩して腎臓病に効くいい薬ができたのと、さぶの日々のがんばりと、さぶの強い生命力(執念)が合わさって、さぶはこうして私のそばにいるのですよね。
「ありがたいか?」
はい。この上ないほど。
さぶを最初に見たときの印象は、「なんて目つきの悪い汚れたノラ猫だろ」でした。
1匹ずつ近所の猫たちを自宅にスカウトしていく中で、まったく人を寄せつけなかったさぶはあとまわしの状態に。モタモタするうちに、さぶがますますボロボロになっていったのを覚えています。
ほかの猫たちより保護が遅れたことで、さぶの腎臓が悪化したのではないかと自分を責めたこともありました。こんなに好きになるなら、もっと早くにどうにかするべきだった、と。
さぶは生きているのに、勝手な「手遅れ感」をさぶに押しつけたっけ。本当にごめんね。
「ハハ~ じゃあぼくにも可能性はあるってこと?」
「ぼくも さぶ兄みたいになれるかもしれないの?」
うん。さぶが私の活力になっているように、信くんの存在がだれかの力になる場合もあるよね。
確かに信くんはさぶと同じように皮下補液をしているけれど、おうちで明るくじょうずに過ごせるようになったし、毎日どんどん成長しているよね。イキイキしているのがよくわかるよ。
「ぼく ちゅーるが好物です ぼくのごはんは全部ちゅーるでいいですよ」
全部ちゅーるはダメだけど、おいしいものをいっぱい食べようね。
みーちゃんにやさしくて、さぶにも従順で、すずらんや七色の邪魔をしない。
犬のリルとだって共存できる。
いつもは物静かな信くんですが、ちゅーるを見せると目の色変えて飛んでくる。
健気で素直で性格のいい男の子です。
昨夜観たDVDの主人公ゼインに似ている気がして余計に愛おしくなりました。
信くんはあんなに眼光鋭くないけれど、苦境でもひたむきに日々を生きる姿が信くんを彷彿とさせるので、映画好きの方はよかったら「存在のない子供たち」をご覧くださいね。
信くんは「おいで♪」と声をかけてくれるあたたかい方を703号室でお待ちしています。
私は犬猫たちとの触れ合いや、微々たる活動を通じて知りました。
与える側に立っているつもりだったのに、気づくと私は与えられてばかりいる、と。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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