咀嚼1 天音とほたるの家を訪ねて

ナナの容体が悪化する4日前の3月17日に話は遡りますが、私は兼ねてより約束していた卒業生天音&ほたるのお宅を訪問しました。

 

 

天音の預かりをしてくれたマイママさん、娘のマイ太郎さんもいっしょ。(マイ太郎さんの記事

 

 

今日は天音という猫を咀嚼してみたいので、皆さまおつき合いください。

 

 

せっかくなので2回にわけてみますね。

 

 

2回分を読み終えたときに、天音に焦点を当てて書いた私の真意が皆さまに届いていることを願いつつ。連続投稿しますのでよろしくお願いします。

 

 

 

この日はナナの急変前ですので、私も穏やかな気持ちで向かいました。

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じゃーん、推定18歳以上の天音です。

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天音も70代に見えないマイママさんも若々しいですね~♪

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天音はちゃんとお接待をしてくれるのです。さすが「元家猫」

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正確な年齢はわかりませんが、3年前の譲渡時は推定15歳前後だったのかな?

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黒い部分の毛が真っ白になっています。

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カナダ出身の先住くろ子さんも顔を見せてくれました。

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シニア齢のくろ子さんですが、超シニアの天音よりはだいぶ年下です。でも、天音家ではくろ子さんがいちばんはじめからいるので、「先住の位置」。

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そんなくろ子さんを後輩天音がいじめるというありさま^^; 保護主としてまことに面目ない限りです。しかし里親さんは微塵も気にしません。

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相性が悪そうなときはそれぞれを別の部屋へ、そうでもないときは同じ室内で共存させる。あくまでも猫たちのペースを見守るに徹し、ほんのり手助けしているのです。これむずかしいですよね。だからトライアルから出戻る子が多いのです。

 

 

 

そこにいい意味で緩和剤として703号室卒業生のほたるも加わりました。

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ほたるのおかげで天音とくろ子さんの距離が微妙に変わってきているそうです。

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ほたるはすごいなあ。えらいえらい。

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ちゃんと家を照らしているんだもんね。明るくしているんだもの。

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全盲のほたるはあちこち走りまわり忙しい身です。

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階段の昇り降りも余裕でクリア。教えてあげたのはくろ子さんです。

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天音城はもちろん、安全対策が完ぺき

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さあさあ、ランチの前に記念写真を。仲よしのマイ太郎さん母子♪

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マイママさんは私とも親子のように接してくれます。たまにしつけが入ることも。「アンちゃん、トイレの蓋はかならずしめてちょうだい!」とかね(笑)。

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マイママさんの猫を撫でるときのやさしいまなざしや

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おっちょこちょいの私が服につけたシミをいっしょうけんめい取る仕草に

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私は人としてのあたたかさを見つけてしまうのです。さあ、ご飯タイムだ!!

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天音ほたるの里親さんが用意してくださいました。味もですが、食器も素敵~♪

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マイ太郎さんの手土産のケーキもしっかり全員のお腹へ

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余った料理はお持ち帰りにさせてもらいました。マイ太郎さん、マイママさんからもおみやげをいただいたのです。皆さん、ありがとうございました。

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老猫天音がちゅーるを食べるのを手助けするマイ太郎さん

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天音が使っている食器はなんとロイヤルコペンハーゲン。大盤振る舞いですね。

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私ならこの食器を棚の中に入れたいせつに飾るのに……格のちがいを実感です。

 

 

 

「うちはわたしたち猫の天下なの」

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仰るとおりだね。ほたるの未来も明るいね♪

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人見知りをするくせに、私は「OK」のほたる嬢。私を覚えてくれているのです。

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私は獣臭が強いから、感性豊かなほたるには正体がばれてしまったみたいね。

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楽しいひとときを過ごし、電車で帰りました。途中で見つけたこれ↓

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妙にツボにハマった私は思わずジュースをポチ。購買意欲がそそられます。

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いいね。

 

 

お手入れの行き届いた広い家。美が込められたお食事。デザート。イキイキとしている3匹の猫たち。訪問写真をパチパチ撮る中年女たち。笑い声。和み、癒し……

 

 

さて、私が書きたいのは実はこういうことではありません。

 

 

少なくても、天音についてはちがいます。

 

 

天音は3年前の卒業生ですので、保護のいきさつを知らない方も多いでしょう。

 

 

ぜひ読んでいってください。

 

 

「忠ねこ 天音/幸せの703号室」

 

 

保護前の天音の姿が赤裸々に出てきます。

 

 

この記事の後半まで読み終えた皆さまは天音と顔出しNGの里親さんの「真の素顔」を必ず知るはずです。私がどんな譲渡をしているのかも含め、ぜんぶがわかります。

 

 

ついでに天音とほたるの卒業記事もはりつけておきますね。

 

 

天音→ 「タキシードのシンデレラ2/幸せの703号室」

 

ほたる→ 「くろこよりあたらしい家族のほたるへ/幸せの703号室」

 

 

 

後半に入る前に10分程度休憩を取ります。

 

 

前半も本番の後半も読んでもらえたらうれしいです。

 

 

 

 LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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トライ&チャレンジ

母経由でki-koさんにプレゼントをいただきました♪ ハンドクリームうっとり!

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ちゅーるなど実用的で素敵なものばかり。ki-koさんどうもありがとうございました。ぜひ今度うちに遊びに来てください。ちょい臭いですけど^^;

 

 

今日私は精いっぱい生きました。出し切った感があるのです。

 

 

本は書いていません。書くつもりで予定を開けていたのですが、掃除しているうちに自分が今ほんとうにしたいことを思いついたのでシフトチェンジしたんです。

 

 

私は心を込めて家事に力を入れました。ていねいに家を磨いたのです。チチが1日中不在だったのでリルを連れてゆったりお散歩へも……

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リルはお友だちと鼻クンクンごあいさつ

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保護猫あさひはごはんに夢中です。

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「お母さんの日」「保護主の日」と決め、お子たちと向き合うに徹しました。

 

 

 

あさひ、おいしいかい?

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保護猫ローズを撫でました。動画はほんの一部ですが、ながくながーく……

 

 

 

保護猫ジャイアンにちゅーるをあげながらおさわり

 

 

 

左手にカメラ、右手におやつ&タッチはなかなかむずかしい。

 

 

 

私は何時間か電話をかけました。なにもしないで後悔をするよりは、告白して思いっきり振られるほうが傷つきますが気持ちがいいです。私の場合ですけど。

 

 

 

私には幸せにしたい犬がいます。マメです。

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けれどここでは語れない事情があり、私はこの犬を保護するのがむずかしい。

 

 

だから水面下で自分なりにトライしています。ダメかもしれない。

 

 

でもやらないよりはやったほうがいい。私はそうやって生きてきたんです。

 

 

電話に真心をすべて込めました。うそ偽りや大げさはいっさいなく、私は自分の思いを語りました。

 

 

私は八方塞がりです。正直壊れてしまいそうです。

 

 

だけど壊れるわけにはいかないし、仮に壊れるとしてもその前にやり遂げたいことがあるのです。それが無性にストレートに表現できた日でした。

 

 

結果うんぬんじゃなく、自分に「お疲れさま」と肩を叩いてやりたいです。

 

 

 

ローズは片目を見開き、私を見ています。

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ローズの目に映る私は、いったいどんな姿をしているのでしょう。

 

 

それを想像しながら、私は背筋を伸ばしていく所存です。

 

 

届かないとしても、届ける努力はしなければなりません。

 

 

そして届かなかったときに、私は成長をしていなければなりません。

 

 

仮に万が一にも届いたら、それは私の血となり骨となるでしょう。そうやって生かされることが許されるなら、私はまた「スカウト」で還元していきます。

 

 

私に存在意義があるとすれば、ですけれども。

 

 

最近ポテチの里親さん(ご主人)に言われた言葉があります。

 

 

「アンニイさんから焦りを感じる」と。

 

 

仰るとおりなので、否定はできませんでした。

 

 

私は焦っています。困っています。助けて!! と叫んでいます。

 

 

しかし私は、焦ってもまちがった方向へはぜったいに向かいません。

 

 

私の身体には、常に命が乗っているのです。命って重いんですよね。

 

 

深く有意義な一日でした。ともに過ごしてくれた電話相手の方々や、リル、ほほ、あまぱん、さぶ、あさひ、ローズ、ジャイアンに感謝して。

 

 

 

LOVE

 

 

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私の指標、1人目、森絵都氏

皆さまこんにちは。日中は暑いくらいでしたね。

 

 

明日、保護猫百香がうちを巣立ちます。トライアルではありますが、明るい未来を信じ祈ってやってください。これまで応援してくださった皆さまに感謝です。

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百香にはさっき特別にちゅーるをあげました。

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美しいだけでなく、どのねことも仲よくなれる百香

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703号室の自慢のスターです。がんばれ百香!

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さかえ先生より、ナナへのブリザーブドフラワーつきフォトフレームが届きました。若い頃のナナの写真を添えて。さかえ先生、ありがとうございます。

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さて、皆さまが気にかけているローズですが、無事退院し、わが家にいます。

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ローズのことは整理したあとブログに書きたいので時間をくださいね。

 

 

 

本日のテーマは「尊敬する人」。

 

 

 

唐突ですが、皆さまには尊敬する人物がいますか?

 

 

「いる」方は、どなたを尊敬しているのでしょう?

 

 

野口英世、マザーテレサ、父親、あるいは会社の上司ですかね?

 

 

私には尊敬する人が2人います。正確には里親さんや友人を含め、もっとたくさんいるのですが、なんていうか、指標のような存在が2人いるのです。

 

 

1人目は年上の方。もう1人は年下の方。いずれも実在する女性です。

 

 

先日、お誘いを受け、1人目の直木賞作家の森絵都さんとデートしました。

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森さんと私は犬猫の譲渡活動を通じて10年以上前に出会い、以後、おこがましいながらも私は森絵都さんを親友だと思いおつき合いしています。森さんもおそらく同じ気持ちでいてくださっているでしょう。私にはそんな気がします。

 

 

よく勘ちがいされるんですが、私はミーハーではありません。

 

 

スペック? を気にして人の顔色をうかがったりもしません。

 

 

私はミーハーではなく、どちらかといえばナルシストの部類です(笑)。

 

 

芸能人、有名人、著名人、会社社長、都心に住んでいるセレブ、ぜんぜん私とはなんの関係もないですし、正直な話、いっさいの興味がないです。

 

 

森さんをブログで紹介するとき「直木賞作家の森絵都さん」と表現することが多かったのですが、ぶっちゃけ森さんにそんな肩書きがあろうがなかろうが私は森絵都さんを崇拝しています。信者です。

 

 

理由は森さんが孤高の人だからです。

 

 

 

絵本作家のスギヤマカナヨさんは、森さんを「武士」と表現します。

 

 

武士か……あわかる。でも私は森さんは「職人」かもしれないと考えています。

 

 

森さんの仕事への姿勢のまじめさや一途さや一種執念のようなものや、ぜったいに譲らない核を持っているところがたまらなく魅力的です。加えて「スイッチの切り替え方」が好き。森さんには失礼ですが、ふだんは謙虚で目立とうとせず、ほわっと抜けていて、ただの呑兵衛なのに、本づくりになると身の毛がよだつほど人が変わる。

 

 

最高にかっこいいじゃないですか。

 

 

長いつき合いの森さんと私は、適宜な距離感を保ちながらも過去に数回衝突したことがあります。しかし、衝突がさらに私たちを深め、私は森さんに怒られると素直に受け止めることができるのです。私も一度だけ怒ったのですが(笑)。

 

 

パンダのかわいいジャンバーで登場

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常に森さんは聞き役で私がおしゃべり役。ふだんは大人数で飲みますが、この日はゆっくり「森絵都」を堪能できて至福でした。ほんとうに思考の深い方です。

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場所は私が選びました。

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気に入ってもらえた様子です。

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森さんはビール→白ワイン→赤ワイン→ハイボール→ハイボールのちゃんぽん派。森さん大丈夫だったのかなあ? 私はビール→タンカレー(ジントニック)→タンカレー→タンカレー→ブレンドコーヒーのストイックめなチョイス

 

 

 

話題は犬猫や政治観をはじめとして多岐にわたり、私の人生相談で終結。

 

 

 

私はどうして森絵都さんが好きなのか、森絵都さんのどこが好きなのかを何回もご本人に告白していますが、今回あたらしい言葉を贈りました。

 

 

「森さんは人にやきもちを妬かない」

 

 

口に出してから気づいたのですが、ほんとうにその通りです。

 

 

私もそうあるべきだと思い、日々努力しています。

 

 

やきもちという感情は醜く、非合理的で、非生産的です。森さんの人にやきもちを妬かないところは、清々しいの一語に尽き、人生に於いてきっと「得」なんですよ。

 

 

対する相手は、結局、自分自身なのではないでしょうか?

 

 

自分を超えられるか超えられないかが問題でそれ以外は不要物です。

 

 

 

森さんは「あー、私はそういえばそうかもね」と素直に喜んでくれました。そのあとで「(要らぬ嫉妬は)非生産的な感情だからね」と加えました。

 

 

うーん!! 最高ですよ。

 

 

森さんの著作を読んだことがない方はぜひ一度お読みになればおわかりになると思います。数々の名作の中で特に私が胸に迫ったのは「クラスメイト」と「出会いなおし」の2冊。「カラフル」「DIVE!」なども親しまれていますね。

 

 

べべが亡くなったときも、ナナが亡くなったときも、森さんはお手紙と栄養がつくものをプレゼントしてくれました。会うたびプレゼントをくださいます。

 

 

あげまんじゅう

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ナナの火葬前に届いたおやつと手紙

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ご本人の許可を得て内容を公開します。

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ナナから森さんに「ありがとう」。

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レストランも結局ごちそうになってしまい申し訳ないです。

 

 

私にとっては森絵都さん自体が「プレゼント」なのにな。

 

 

 

私からもささやかながら、酒好きの森絵都さんへ

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箸置きかわいいでしょ? チーズとコルクをひとつずつ森さんに買いました。

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私がつらつら勝手に書いているので、これを読んでどう思うか? じゃっかん緊張中です。

 

 

まあとにかく、森絵都さんは私の人生になくてはならない人ですね。

 

 

犬猫の話とは関係なくてごめんなさい。

 

 

 

前半に百香が出てきたから百香に免じて許してください。

 

 

 

Smile!

 

 

 

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百香のトライアルが決まりました♪

亡きナナの話をしている最中ですが、うれしいニュースをお知らせいたします。

 

 

このたび保護猫百香の長期トライアルが決まりました。

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猫と触れ合ったことのない先住猫さんのいるお宅ゆえ、現時点でご縁決定とは申せませんが、いいご報告ができるよう里親さんと力を合わせていきます。

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お届け日を調整中ですのでひきつづき百香に会いに来てやってくださいね。

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そしてご無沙汰になってしまったのですが、あさひはじめ保護猫ローズと

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ジャイアンも控えています。

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ナナの見送りまでを書き終えたら、あさひとローズとジャイアンを前面に出します。応援していただければほんとうにありがたいです。必ず全員卒業させます。

 

 

 

百香のお茶会の模様を簡単に

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百香のお茶会が偶然ナナの火葬と重なり、私はうまく頭を切り替えられるか不安でした。希望者さんとは前々からの約束だったのでできれば動かしたくなかったのです。ナナはナナ。百香は百香。私にとって両方たいせつです。

 

 

そこで急きょ助っ人を依頼。みいさんです。

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みいさんと私はつき合いが長い。

 

 

みいさんは私が保護動物たちの写真撮影を頼むことで知られているでしょうか? みいさんは写真のみならず「譲渡」が非常に安定していて絶妙にうまい。私の尊敬する女性です。

 

 

希望者さんに偉そうにしません。けれど伝えるべきことはきちんと伝えます。

 

 

実はこれが意外と難しくて、つい上から目線になってしまう保護主さんが多いのです。まあ逆に希望者さんのご機嫌を伺うような保護主さんもいますよね。

 

 

みいさんはフラットな感情で物事を理性的に話すことができるタイプ。

 

 

実際私は電話でかいつまんで漠然としたイメージを伝えたのみでした。

 

 

「こんな感じのお茶会にしたい」的な。

 

 

それを「うん。わかった」のひと言で済ませるみいさん。私とはあうんの呼吸です。むずかしい説明や細かい詰めは必要ありません。みいさんだからこそです。

 

 

お茶会の直前、私のパソコンにて希望者さんとの一連に目を通すみいさん

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※みいさんであっても希望者さんの個人情報の保護はしています。

 

 

夜、ピンポンが鳴り、いよいよはじまりました。百香がんばれ!

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里親募集サイト経由で知り合った里親さんはわが家に着くなり、ナナ(とべべ)の遺骨の前に正座し、手を合わせてくださいました。貴重な涙を流しながら……

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この一枚で里親さんのお人柄が皆さまにおわかりいただけると思います。

 

 

リルにもあいさつし、かわいがってくださいました。リル、よかったね^^

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ナナには枯れない可憐なお花を、犬猫たちのおやつまでいただきました。感謝!

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百香は連日ナナに会いに来ていたお客さまがつづき、戸惑い気味

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今夜はあなたが主役だよ。里親さんは遠路はるばる百香の顔を見にいらしたの。

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私がお茶を淹れている間、みいさんは百香の性格を説明し、里親さんとともにちゅーるをあげてくれていました。助かるね。ありがとう。

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2時間みっちり、私のポリシーと里親さんの環境を擦り合わせていきます。これは703号室の卒業生たちにとって、重要な時間です。すでにお宅の写真と先住猫さんの写真は拝見済み。

 

 

さらに間取り図を書いていただき、開口部を細かく確認しているところです。ケージを置く場所、窓及びドアの位置、活かす窓、壁のように動かさない窓……

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おススメのキャリーバッグや通院方法も力説。洗濯ネットに入れるところ

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里親さんはひとつずつ丁寧に聞き、質問をくださり、先住猫さん(るいくん)と百香の安全や未来について真剣に考えてくださいました。

 

 

ご主人さまに見せる動画を撮ってお帰りになった里親さんは、家族会議を1日経て熟考し、百香のトライアルを快諾! 私のポリシーと百香は「セット」なので、里親さんは早速脱走防止対策に取り掛かってくださっています。

 

 

ナナの命の灯が消えようとしていた時期にやり取りをしていた私は、里親さんをお待たせしてしまうこともあり、ご迷惑やご心配をおかけしたことと思います。

 

 

しかし常に私にやさしく接してくださり、「気長に待ちます」と仰ってくれました。

 

 

トライアルではありますが、百香の良縁を想像すると気分がハイになります。

 

 

百香、苦労してきたあなたには安楽な一生を送ってほしい。

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里親さん、みいさんに感謝。素敵なお茶会でした。

 

 

Smile!

 

 

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ゴクウは再生の源

※ブログをハイスピードで連続更新中。下も読んでください↓↓↓

 

 

ナナがヤバいこんなときに、私は用意していたつづきを書きたくなりました。

 

 

簡単にいきます。

 

 

ゴクウはナナのきょうだい。

 

 

7兄弟は土手に捨てられ、暴力団のようなホームレス集団の手に渡り、足蹴にされていたのです。きょうだいのうち3頭が2歳を迎える前に無残に死に、私は胸がえぐれんばかりの日々を過ごしました。私の本に書いてあるので興味のある方はお読みください。絶版ですが、古本で買えます。さまざまな図書館にも置いてあります。

 

 

子犬の頃の彼ら。全員は写っていません。16年前の当時は記録をする余裕も習慣もなかったため、こんなのしか残っていない。まあ、これも盗撮に近い状態で無理やり撮った写真です。写真を撮らせてくれるような仲じゃなかったし。

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私はあらゆる知恵を振り絞り、男装に近い格好で土手へ通いつづけました。

 

 

マルコブルーノさんに「女性だけで行ける場所ではない」と言われても私は行きました。人には言いませんでしたが、女性として危険な目にも遭いそうになりました。けれど私は行きました。自分の意志で自分の足で行ったんです。

 

 

「犬たちの保護がダメならせめて予防注射だけでも打たせてもらえませんか?」

 

 

そう懇願するとホームレス男性の一部からはこう返ってきます。

 

 

「おれの太いの(陰部)を注射してやるから、姉ちゃん(私)ケツを出せよ」

 

 

卑猥ですね。この上なく下品な言葉です。

 

 

そんなやり取りに辟易でした。女でいたくなかった。力の強い男ならぶん殴ってやりますよ。土手に行こうとするたびに体がガクガク震えた時期も。

 

 

ではだれのために行ったか?

 

 

7年も。だれのために行ったのか?

 

 

土手犬たちのためなんかじゃありません。実は自分のために行ったんです。

 

 

自分が描く彼らの未来を、私は実現したかった。

 

 

一種の押しつけかも。そしておせっかいかも。

 

 

ちなみに協力者は女性の小宮さんと入田さんのみ。途中からひとりで行くことのほうが多かったほどです。チチも何年も来てくれなかったですし。

 

 

長い時間をかけ交渉の末、私ひとりで土手犬を合計9頭保護。

 

 

その数を上回る犬たちが土手で果てたことも追記しておきます。

 

 

お金もたくさんつかったし、労力や時間やストレスを入れたらもうなにもかもが数えきれません。土手犬たちは私の原点であり、私の再生の源です。

 

 

ドッグランを貸し切り行った703号室同窓会にてナナ一族が集合(全員血縁関係)。左からコロンJ、ゆず、ゴクウ、ナナ、リル、リュウ

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ゴクウは土手を最後に出た犬。ホームレスが番犬用に頑として手放さず7年かかったのです。終盤はいいホームレスさんとめぐり会い、生活環境がずいぶん改善。食器もキレイでしょ?

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703号室保護犬時代(9年前)

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若かりし日に殴られまくっていたゴクウは、背中を触られるのを異常に嫌がり、保護後も背中を触ると容赦なく噛みついてきました。扱いのむずかしいタイプ。

 

 

けれど私は、ゴクウの可能性を信じどこへでも連れていくことにしたのです。長い散歩、ドッグラン、ドライブ、病院……7年間土手で鎖に繋がれていた彼が知るはずもなかった世界を私はゴクウに見せたかった。ゴクウを愛しているから。

 

 

代々木公園のドッグランにて。ゴクウを抱く私の右にはナナが、奥にはリルがいます。走りまわってフレームアウトしていますが、むろんべべ公もいっしょ!

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おもちゃに興味津々のゴクウとリル

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「ちょうだいよー」

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ゴクウとのご縁を希望してくれたのは4人家族の里親さん。のちに猫をたくさん保護し、現在は8匹の猫と共生しています。これはゴクウの卒業の日の一枚↓

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小さかった息子さんは高校生に。お姉さんは大学生になりました。

 

 

ゴクウママだけでなく、パパも私に近況写真をダイレクトに送ってくれる仲です。

 

 

ゴクウは卒業後も703号室に泊まりに来てくれました。保護犬いすぎて収取つかない(苦笑)。ナナ、ゴクウ、べべ、リル、コロ、ランが写っています。

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わが家に数泊したゴクウは私が特注で海外にオーダーしたベッドのマットレスを派手に齧って半壊させました。狼狽ですが、同時に笑えたなあ。すごい笑った。

 

 

里親さんはゴクウを溺愛。朝4時半に起きてお世話をはじめます。

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老犬で寝たきりになったゴクウを看るのが「楽しい」と言い切る里親さん。清々しい笑顔からは真実しか感じません。お金がかかるのはしょうがない。手がかかるのはしょうがない。むしろお世話ができてありがたい、と。

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かつて私は、ゴクウに平穏な暮らしをさせたくて7年間土手に通っていました。私の夢は私の力で実現させたんだと自負しています。

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囲まれ感がハンパない。人気者のゴクウ^^

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なにかを叶えたいと思ったとき、皆さまはどのようにしますか?

 

 

私は弛まぬ努力をしてきました。思考に思考を重ね、なるべくほかの方の迷惑にならぬよう、コンパクトかつ着実に。持久力も瞬発力も私は持ち合わせています。

 

 

はじめからできたわけじゃない。今も完ぺきではない。

 

 

しかし理想に近づくための「尽力」を私に教えてくれたのは、犬であり、猫です。

 

 

尊いですね。

 

 

ゴクウは余生を謳歌しています。

 

 

ナナもまだ息していますよ。しっかりと我が家に存在しています。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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