もったいない 詠吉巣立つまでの4分の3

※blogを連続更新しています。遡ってお読みくださいね。

 

 

4回にわたって卒業レポートを書く予定のえい吉改め詠吉ですが、先日体調不良になり、里親きちこさん、ヒスさんとの通院がつづいたのです。熱発と食欲不振が見られたため、FIPの外注検査もしました。私は心配で気が気じゃなかったのですが、結果が出てFIPの可能性が否定され、詠吉のコンディションも徐々に戻りつつあるというのでつづきをUPします。よかった……。

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詠吉とのおよそ2か月の日々の中で私が無数に口にした言葉があります。

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「もったいない」

 

 

 

この一語は、何百、何千回も頭の中に強く浮かびました。

 

 

もし詠吉の命が保健所で消えていたら、その先に私たちが過ごした蜜のような時間はなかった。それは詠吉にとっても、私にとっても、詠吉に関わったすべての方、応援してくれた方を含め、「もったいない」ことだと思ったのです。

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(イラスト:山路さん)

 

 

病院にいた頃からまなちゃんは詠吉に会いに来てくれていました。

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お世話になったemi-goの病院を出て703号室に移動した日の詠吉

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キャリーに入れるの大変だったんですよ(笑)。

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わが家のケージにて

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よろしくね♪

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かたいつぼみだった詠吉は、徐々に自分を咲かせていきました。

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ふふ。一輪の花のように大きく開花していったよね。

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怒る、戸惑う、怯える、前へ出ようとしては後ろへ下がる。

 

 

振り返れば詠吉の取ってきた態度や行動にムダはひとつもありませんでした。ぜんぶ詠吉にも私にも必要なことばかりだったのです。

 

 

詠吉が私を試すときは私が詠吉に気持ちを伝えるチャンス。詠吉と仲よしになりたかった私は、ありったけでぶつかっていきました。不思議と怖くはなかったです。

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人間と正しくつき合うための過渡期にいた詠吉。気がつくと詠吉に拒絶され殴られる回数が減り、次第に詠吉は私に期待の眼差しを向けてくれるようになりました。

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一筋縄ではいかなかったけれど、うれしかったな。

 

 

言葉が通じない相手に心が通じる、これ以上の喜びを私は知りません。

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私が安堵したのは言うまでもないけれど、実は詠吉が一番ホッとしたのかもしれないね。

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肩に力を入れて生きるのはしんどいもんね。

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誤解が解けたあとの、やさしい詠吉

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近くでそっと見守ってくれる詠吉

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がんばり屋さんの詠吉

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外耳炎の通院

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この日は偶然にも私の誕生日で病院でみんなにお祝いしてもらって幸せでした。

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emi-goケーキありがとう。犬用のお皿とお箸でケーキをいただきます^^;

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みいさんは山口県から殺処分を逃れてやってきた子犬たちの撮影中でした。

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ほほが亡くなったあと、保健所の殺処分のリストにいた詠吉の写真に目を留めた山路さんからのメッセージにはこう書かれていました。

 

「ほほちゃんのように病気や障がいを持ちながらも飼い主さんに一生けんめい看てもらえる猫がいるいっぽうで、健康な体を持っていながらも、殺処分のカウントダウンに乗る子がいるのは理不尽です。なんとかして助けてやれないものですかね?」

 

 

勝手ながら私は山路さんも「もったいない」と感じていらっしゃったのかなと解釈しました。

 

 

だってそうでしょう?

 

 

命の終わりを決めるのは自分自身であってよそから強制終了させられるものではないですよ。

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(イラスト:山路さん)

 

 

人も犬も猫も生きるために生まれてくるのです。

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生きるために痛いことや苦しいことを我慢するのです。

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生きるという本能が、私たちを強く逞しくし、生き物として磨き上げるのです。

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私は生きたくても生きられなかった病気の犬猫たちをたくさん見てきました。

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だから生きられる子には生きてほしいです。それが自然の摂理です。

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生きている子たちの安住の地を増やしていきたいですね。

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詠吉ともいのご対面♡

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ふたりともちょっと緊張?

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詠吉は身体を張って私に教えてくれました。

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バチあたりにもったいないことをしてはいけない、と。

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詠吉に誓って私はこれからも、命を粗末にしないひとりでいる所存です。

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詠吉ありがとう。

 

 

詠吉のお宅の紹介は次回以降にします。お楽しみに♪

 

 

LOVE

 

 

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もいが山口からやってきた 詠吉巣立つまでの4分の2

※blogを連続で更新しています。遡ってお読みください。

 

 

さて皆さま、時系列メチャクチャにて失礼します。2月18日へタイムスリップ!

 

 

朝9時半すぎに私は車で上野に向かいました。

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中央改札で初対面のaiさんを待ち、もいを引き取って703号室へ

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aiさんとは午後再び落ち合う約束を交わして別れました。帰宅後、掃除掃除掃除!

 

 

やあ、もいもい♪

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今日から703号室所属のスターですよ。

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aiさんが描いたもいイラスト。かわいいなあ……

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さぶ、もいは山口市の保健所から飛行機に乗ってやってきたの。疲れているだろうし心細いと思うから仲よくしてあげてね。いい?

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なおっちさんのおさがりケージを姫仕様にしました。

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もいちゃん、居心地はどうですか?

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ダイソンをかけまくっていたら保護猫リタパンがエアコンの上に籠城

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エアコンがミシミシ言ってました。リタパン、ほかに隠れる場所あるでしょ?

 

 

もいが落ち着くようケージを布で覆いました。

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全体はこういう感じです。

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約束の午後、お客さまが揃って到着。ようこそいらっしゃい!

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殺処分寸前だったえい吉改め詠吉の引き出しでご一緒した山路さんとaiさん。おふたりともはじめていらっしゃるとあっていつもより家事をがんばった私です。

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山口県からはるばる詠吉をこねに来たaiさん

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「え~? さわれる~♪」と大興奮(笑)。

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保健所時代はDV男だった詠吉が赤ちゃんぽくなっていたのに驚いていました。

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写真を撮りそびれてしまったのですが、山路さんも詠吉をいっぱい撫でてくれましたよ。おふたりの喜びぶりを前に私は本当にうれしくなりました。

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しみじみ、詠吉は愛の子だなあ、と。

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お決まりのごほうびちゅーるです。

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お接待をがんばっているのがえらいのと、生きているのがえらいのです。

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山口県の保護犬猫の事情をいろいろ伺いました。

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特に印象的だった話は2つです。

 

①山口市の保健所の収容犬猫たちの引き出し活動に個人で尽力しているaiさんは、アニマルウェルフェアに則った殺処分ゼロをめざすおひとり。猫の収容数の多かった昨年は、ストレスで片耳が突発性難聴になってしまったのです。保護場所を確保できなければ自分のせいで犬猫たちがガス室送りになる、その重圧がaiさんの心身を蝕んだのでしょう。aiさんのせいではないのに、最前線のaiさんが傷つくのは不条理ですよね。身につまされる内容でした。常に笑顔のaiさんを尊敬します。

 

②山口市は平均的に不妊手術の費用が高い。不妊手術の助成金(一部)の申請もハードルが高く、やたらややこしい。だからTNR活動が浸透しづらい。いっぽう、役所では安い手数料を支払えば不要の犬猫を引き取ってくれる。必然と利用者が多くなる。健全な数のコントロールがなされていない。

 

 

aiさんたち、大変だなあ……。

 

 

でも私は、殺処分の多い地域にも希望の種を感じるのです。aiさんがまさにそうですし、今回お会いできなかったお仲間の方々もみなさん一筋の光ではないでしょうか?

 

 

濃厚で有意義なティタイムを山路さん、aiさんありがとうございました。

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詠吉とaiさんと私の記念写真を撮ってくださり感謝です。

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お仕事が入っていた山路さんは1時間ほどでお帰りになり、残ったaiさんと私はペチャクチャおしゃべり。もい、素敵な方に引き出してもらえてよかったね。

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aiさんが安心できるようもいのケアをしていこうと心に誓いました。

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おみやげやプレゼントの数々をありがとうございました。

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夜、母の店へ移動してたらふく食べてもらいました。

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台湾料理はお口に合いましたでしょうか?

 

 

aiさんも詠吉の良縁を祝福してくれています。aiさんは5月下旬にまた東京にいらっしゃるので次はホテル代の節約にうちに泊まってもらおうと考えています。

 

 

日本のあちこちで活躍している方がいるのですね。昨今の日本を殺処分減少に導いてきたのはこうした方々の努力の賜物と善き里親さん方の深い理解のおかげです。

 

 

私も大河の一滴でありたいものです。

 

 

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詠吉のお茶会? 詠吉巣立つまでの4分の1

「今日は おれが 主役だから」

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ふふ。そうです。

 

 

トライアル中だったえい吉改め詠吉が正式譲渡となりました。

 

 

本日は2月12日に行われた「お茶会?」を回想します。

 

 

この日きちこさんとヒスさんご夫妻は妹家にいました。

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妹の老犬(703号室卒業生)まめの顔を見にわざわざ神奈川県からいらしたのです。なぜきちこさんとヒスさんが妹と親しいかを箇条書きで説明させてください。

 

 

~詠吉トライアルにいたるまでの関係性~

①きちこさんとヒスさんはある保護主さんの保護猫とら吉くんの家族となった

②とら吉くんは保護主さんから譲渡されたあとに「FIVキャリア」だと判明した

③しばらくとら吉くんはひとりっ子だったが、きちこさんとヒスさんはとら吉くんにFIVキャリアのお友だち猫を迎える決意をした

④2012年当時に妹が保護していたFIVキャリア成猫のぽん吉がきちこさんとヒスさんの目に留まり、きちこさんとヒスさんが妹に連絡をくれた

⑤うちの近所で保護したぽん吉の譲渡をやっていた妹と私はきちこさんとヒスさんと出会った。きちこさんは前から私のブログを読んでくれていた

⑥ぽん吉ときちこさんの縁が決まり、とら吉くんとぽん吉の2匹生活がスタート

⑦きちこさんは行き場のない成猫2匹を保護。自力で譲渡した

⑧とら吉くんが闘病の末、天国へ。その後、私は保護猫こま吉(FIVキャリアの成猫)をきちこさんちに譲渡した。ぽん吉、とら吉の新コンビの生活がスタート

⑨昨年ぽん吉が闘病の末天国へ。こま吉がひとりになった

⑩きちこさんとヒスさんはひどい状態の子猫4匹を保護

⑪子猫のうち3匹は譲渡。残った珠ちゃんをきちこさんとヒスさんは娘にした

⑫こま吉と珠ちゃんの生活がスタート

⑬えい吉を保護した私がえい吉をゴリ押し。ストーカー? かと引かれるほどしつこくプッシュし、きちこさんとヒスさんを辟易させた。すみません

⑭何度かお断りされ諦めていた頃に、きちこさんとヒスさんが妹の家に……

⑮うひょー。もしかするとミラクルが起きるかも? の気持ちで私も妹んちに

 

 

詠吉を強く推した理由はうまく説明できないのですが、詠吉は名前に「吉」がついているし、FIVキャリアの成猫で人慣れしていなかった詠吉はぽん吉、こま吉を彷彿とさせるのです。

 

 

勝手ながら詠吉がきちこさん宅でのびのび暮らすイメージを私は持っていました。迷っていたきちこさんとヒスさんには申し訳ないのですが、みんなが幸せになれる気がしたのです。私はきちこさんとヒスさんをよく知っているから。

 

 

妹家の帰りに703号室にも寄ってくれたおふたり

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ちゅーるをあげてもらいました♡

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詠吉はきちこさんが編んだ首飾りでオシャレしています。

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きちこさん、たくさんのプレゼントをありがとうございました。ナナ、ほほへのプリザーブドフラワー、保護猫たち、リルへのマフラー、人間用のおやつ……

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詠吉にそっくりの猫が描かれたお手紙ももらいました。満開の桜の木の中にいる詠吉風の猫がまさに今の詠吉を予言していますよね。なんか素敵♪

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おやつも食べるのがもったいないかわいさ(食べましたけど)。

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「私たちは決して詠吉くんのお見合いに来たわけじゃありません。エリンギちゃんのお家に遊びに来たついでにハハさんちに寄っただけです」と言い張っていたおふたりですが、途中から“親の顔”っぽくなっていたのはここだけの話です^^;

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手とか視線とかすでに“親”ですよね?

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はい! スマイル!

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結局この日はシレっと解散し、翌日じっくり話し合いました。

 

 

その電話口できちこさんから「詠吉ちゃんを家族として迎え入れたい」と聞いた私は叫び声をあげながら飛び退いたのをおぼえています。うれしかったな……

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きちこさんとヒスさんとは妹や母を含めた家族ぐるみのおつき合いをしています。お人柄、猫たちの生活環境、犬猫たちへの慈悲深さ、慎重さ、責任感の強さ、ぜんぶ私はわかっています。詠吉と離れるのが淋しかっただけで、詠吉の未来は安心していたのです。

 

 

詠吉は最近、保護部屋からリビングへ移動し、こま吉&珠ちゃんと仲よくなりつつあります。くつろげるようにと木製の三段ケージも買ってもらいました。

 

 

超幸せにやっていますよ。近日中につづきを書きますので気長にお待ちください。

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お茶会じゃないけれどお茶会だった日の様子をお伝えしました。

 

 

LOVE

 

 

 

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2私の手から未来へ(えん)

田辺アンニイさま

えんが来てから2週間、楽しく暮らしています。

夜は私と春吉とえん、一緒のお布団で寝ています。

えんは小悪魔女子っぽいです。

自分から春吉にスリスリしておきながら、シャーしたり。

春吉に飛びかかられても、すぐに近づいていったり。

屈託がない感じで、見ていてとても面白いです。

食欲モリモリ、遊び大好き、若さがキラキラ溢れています。

そしてえんが来て、さらに春吉のことが愛おしくてたまりません。

本当にいい奴なんです。好きすぎる。

春吉はシャーとか言わないのですが、

多分、えんにヤキモチ焼いています。

私がえんを構った後は、喧嘩しちゃうのです。

でも、春吉をいっぱいなでなで抱っこして、二人でこっそり色々内緒話した後は

えんの事舐めてあげたり、飛びかかられてもやり返しません。

春吉の寛大さ、本当に助かっています。

にゃーにゃとグエがいなくなって、心にポッカリ大きな穴があきました。

それは多分、一生埋まることはないのだろうと思います。

でもえんが来てくれて、心の一部が新たにじんわり膨らんだ感じです。

お届けに来てくださった時に、ちゃんとお礼が言えなかったのですが

えんの家族に選んでくださって本当に有難うございました。

 

 

先ほど里親さんからこのようなメッセージが届きました。ジーン……

 

お待たせして申し訳ありません。えみ改めえんの卒業式をお送りします。

 

 

2月24日(友引)にえんは703号室を巣立っていきました。お茶会(お見合い)もトライアルもナシなのは、嫁ぎ先が8年前の卒業生春吉のお宅だからです。

 

 

春吉の卒業レポートはこちら→「春吉の春2」

 

※みいさんもルルさんも昔の私も登場する懐かしい記事です。

 

 

猫のお届け帰りにSAで保護した成猫春吉も立派なシニア猫になりました。

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春くんひさしぶり。会えてうれしいよ♡

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このとき以来だね(笑)。

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今日からまた賑やかな生活がはじまるね。末っ子だった春吉がお兄さんか……

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春吉がお世話になった元保護猫の先代猫さんたちにごあいさつしました。写真がないのはまだ飾れる心境じゃないからだそうです。先代猫さんたちは120%の手厚いケアを受け天国へ旅立ったのに里親さんは自責の念に苛まれていて心が痛みます。

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私のブログでえんにご縁を感じたという里親さん

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えんは先代猫さんふたりをミックスしたようなビジュアルなのです。先代猫さんたちの写真は春吉の卒業記事に載っていますのでよかったらご覧くださいね。

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骨盤の骨折痕も伝えてあります。えんがどんな状態でも家族になりたい気持ちは変わらないとのこと。早速消化器サポート食を準備してくださっていました。

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えんよかったね♪

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春吉とは部屋をわけてスタート。扉の向こうがえんゾーンです。

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えんのために買ったケージはうちのと偶然おそろいでした。

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飾りつけがキュート! 私もやりたいな……

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えんちゃん、居心地はどうですか?

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「はい。サイコーです」

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さあさ、703号室恒例の「透明感のある譲渡」で人気の脱走防止対策コーナー

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内廊下のマンションはそもそも安全性が高いのですが、玄関に140cm程度の手作りの木柵が設けられています。これは春吉の譲渡の際に作っていただいたもの

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換気用掃き出し窓の柵は突っ張り棒で固定してもらいました。

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震災などで万が一バルコニーに出てしまっても直ちに落下はしません。バルコニーの全面に網をかけてくれているのです。細やかなお人柄ゆえ保護主は大安心!

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おいしいお茶とお菓子をごちそうさまでした。

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横に並んでカフェ気分

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素敵な小物がいっぱい

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これいつ見ても好きな感じ

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ふふ。お水入れも私のとおそろいです。

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ふわふわのベッドいいね。

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おもちゃに囲まれるえんちゃん

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環境適応能力は高いえんちゃんですが

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ちょっぴりオドオドしちゃってます。

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抱っこされるとホッとするね^^

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あ、ちゅーるはしっかり食べるのね?

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まあなれるのもあっという間でしょう。

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春吉、えんをお願いしますね。

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卒業生のお宅が703号室の保護猫を新たに迎えてくれるのは格別にうれしいです。

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えんの医療費をお預かりし、フードのプレゼントなどをいただきました。感謝!

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以下が里親さんから届いた春吉とえんの近況写真です。

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なんかデート的な雰囲気……♥♥♥

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横幅がちが……

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順番におひざにのる春吉とえん

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「新居速攻制覇ですっ」

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おお。さすがえんちゃん。いっぱいいっぱい素敵な時間を紡いでくださいね。

 

 

里親さんのお人柄は冒頭のメールの文面からにじみ出ていると思います。えんはまちがいなく幸せになりますよ。応援してくださった皆さまありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

かつくん「272えんおめでとう。ハハはぜんぜん心配していなかったらしいけれど、案の定すぐに馴染んでよかった。春吉とえんはもっと仲よくなると思います」

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1まずは私の猫にする(えん)

漁師のような生活をしていてもなかなかブログに到達できず。遅くなって申し訳ありません。本日より2回に分けて「えみ」改め「えん」の卒業記事をUPします。

 

こちらではきちんと出会いのいきさつを紹介していなかったのですが、えみを保護したのは想定外で、1月31日、実は私、ほかの猫のスカウトへ行ったのです。

 

その少し前にFさんから「同区内でひどい場所がある」と聞かされ、私は大量保護を念頭に置いて猫を預かれるお家を探していました。私の呼びかけでマイねー、マイママ、まなちゃんが名乗りを挙げてくれたし、私自身も数匹家に置くつもりでした。

 

 

ところがいざスカウトに向かうと、地域猫の老猫(三毛)がいるだけで、たしかに風邪をひいている風ではあったのですが、正直外暮らしがそこまでキツそうには感じません。三毛専用の真新しいピンクのドームベッドやトイレがあり、工場の隣の戸建ての方が熱心に面倒を見ていたのです。その家の方は私以上に三毛の体調を気にして最近2度保護にトライしています。そして三毛については、今後も自分たちが関わっていきたいとのことでした。なら無駄足か……

 

 

帰る間際に、一連を知る向かいの団地に住む男性に声をかけられたのです。

 

 

「なつっこい茶白猫持っていく?」

 

 

男性のいう茶白猫が「えん」でした。

 

 

えんは工場の作業員たちがかわいがっているノラ猫。1歳になるかならないかの女の子。なんとえんは生後1か月の赤ちゃんの頃からひとり自力でごはんをねだりにきて作業員たちに甘えまくって育ったそう。作業員の中年男性が教えてくれました。数百グラムの小さい猫が一生けんめい人間に媚びを売りながら生きる姿を想像するだけでたまらない気持ちになります。よくがんばったね。

 

 

「連れて行っていいなら、幸せにしますから、私に託してください」

 

 

私は即スカウトを決め、男性らが奥から連れてきたえんをキャリーに入れemi-goの病院へ急いだのです。保護時の写真はtwitterでご覧くださった方もいますよね?

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ほんとうに真っ黒に汚れていました。

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ノミがいたので自前のレボリューションをつけ病院の保護猫専用の猫舎に隔離

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朝の忙しい時間帯だったにもかかわらず、診察と診察の合間に中島先生がサッとえんの脚から血を抜きウイルス検査してくれました。

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結果、1月31日時点ではFIV、FeLVは共にマイナス

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それにしてもえんちゃんあなた……

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きちゃないわね^^;

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少しずつきれいになっていこう♡

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えんは医療ケアと不妊手術のためしばし入院です。

 

 

レボリューション代を節約したつもりだったのに、駐車場代が(お正月価格とやらで)やたら高かったのが記憶に残っています。やだ。困るね。

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私の帰宅後、えんの“腰をかばうような歩行”に違和感をおぼえたemi-goと中島先生がレントゲン検査をしてくれました。見てください。骨折の形跡があります。

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つまりなにかの事故に遭い、骨盤が折れてしまった。

 

 

治療をしなかったから歪な形で骨がくっついた。よって歩行しづらく、将来的に排泄障がいのリスクもある、ということなんです。この状態の猫をみなさんは外に放せますか?

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私にはムリ。えんをリリースするなどできません。

 

 

にもかかわらず里子に出すことを喜んでくれたはずの団地の男性がえんを連れ帰った日の夜に「やっぱり茶白猫を返せ」と喚いたのです。テメエ、おれへのあいさつがねえ、ふざけんじゃねー、許さねえからな、猫持ってこい、うんぬん……

 

 

今でこそ俯瞰していますが、当時は血気盛んな男性の迫力と威圧ぶりにビビりました。Fさんは「返したい」と弱音を吐く始末。しかし私には到底できない。

 

 

深夜私はemi-goに電話し、私以外の人がえんを引き取りにきてもぜったいにだれにも渡さないでとお願いし、その晩一睡もせずに退治対峙の方法を考えたのです。

 

翌日私は団地の男性にえんの医療費を請求することに決めました。

 

無職の男性ではなく、男性の内縁の妻の職場にえんの治療費を請求する旨を伝えたのです。えんを返すんだから、他人の猫の医療費を私が払う必要などない。団地の男性がえんを返せと言っているのだから、団地の男性の家庭が払うのは当然ですよね?

 

さて、男性はえんの治療費を払ってくれるのでしょうか? えんを持っていっていいと言われたのでえんは私の猫になるはずでした。自分の猫に私はさまざまな検査を依頼したのです。いくらになるかわかりません。うわ、たいへんだ……。

 

 

その旨を伝えると男性は一変。晴れやかにえんの未来を祝福し、私にえんを手渡すとハッキリ約束してくれました。いろいろ驚きです。ノラ猫えんの面倒を見ていたのは工場の男性従業員たちであって、団地の男性ではないのに、ここまで親身かつ主体的立場に立って話してくれるとは……。

 

 

紆余曲折を経て、えんは私の保護猫になりました(笑)。

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えんちゃん、よろしくね。

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二度と痛い事故に遭わせないよ。

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「一件落着か」           「そ、そうみたいですね」

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お見舞いに行ったときの写真

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愛嬌を振りまくりのえんにみんなメロメロ

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703号室にて

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ブログを書いていると顔をちょこんと出して邪魔してきます。

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萌える♡♡♡

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悩殺ポーズも得意です♪

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ソファーがお気に入り。スヤスヤおやすみなさい♥

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えんは703号室卒業生のいるお宅にスッとお輿入れが決まりました。

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卒業生と里親さんの紹介などは次回をお楽しみに!

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長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。

 

 

その節はご心配をおかけしてごめんなさい。一拍置いてからご報告したかったのです。

 

 

えんは新居で幸せに暮らしていますのでご安心くださいね。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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