私は“一滴”

追記:12月11日~のコメントのお返事をすべて終えました。遅くなってごめんなさい。許して~! 週末はいせやんに一歩近づくのを目標にがんばります。キッドの保護主さんにもプレゼントを渡す予定です。また記事でご報告しまーす!

 

森が燃えていました
森の生き物たちは われさきにと 逃げて いきました
でもクリキンディという名のハチドリだけは 行ったり来たり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちはそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」と笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」

~ハチドリのひとしずく~

 

先日、私はおよそ9年の付き合いのみいさんとともに里親さんの主宰する石鹸教室へ

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エプロン持参でやる気満々の熟女ふたり(笑)。

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石鹸を作るのって意外と大変なんですね。緻密さと体力が必要です。私はどっちも欠けている不良生徒でした。先生、申し訳ありません。

もともとご主人のアトピーがひどくて石鹸作りをはじめた奥さま。家族思いのやさしい女性です。

教室に置かれていた見本↓

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みいさんと私が作った石鹸もこんな風に仕上がるのかな?

1ヶ月熟成させたのちマイ石鹸が完成します。今から楽しみ^^

 

ポカポカのお茶

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さつまいもをふんだんに使った手作りケーキ、コーヒー

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ご主人がご自分の夕飯にと作っていたルーローファンまで厚かましくいただいた私たち

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どれもおいしかったです。ごちそうさまでした。

 

ご主人は台湾出身者の私よりも台湾をよく知る方で、雑誌の出版にも携わっています。

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ご主人の名前発見!

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台湾でしか買えないグッズをくださいました。

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手作りリップと

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みいさんとお揃いのルームシューズ(これまた手作り!)は奥さまからの贈り物

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あたたかい気配りを見習いたいです。どうもありがとうございました。

 

雑談ネタはもちろん「猫・犬」。おふたりの親バカぶりがただただありがたいです。

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みいさんとともにご夫妻に譲渡したのは3匹の子猫たち。先日私が遊びに行った麦&とろろのきょうだいボンゾー&ライゾー&みつまめを育ててくださっています。

 

「いらっしゃーい!」

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元保護犬のコロちゃんが若返っててびっくり。ツキちゃん(犬)も元気そうでした。

 

ボンゾー(元:若丸)大きくなったね。きみかなりハイパーだよね(汗)。

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紅一点のみつまめ嬢。成長後も小ぶりです。

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ライゾー(元:安丸)は人見知り男になったんだね。会いたかったよとても。

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悪びれることなく「普通に」子猫を捨てにみいさんち付近をウロウロ歩いていた女性をみいさんが偶然見かけたのがいきさつで、その地域の子猫5匹、成猫3匹を保護することに。

みいさんの性格上、当時の心境は「見たくなかった」「知りたくなかった」「関わりたくなかった」の三本柱だったでしょう。でも、みいさんは見てみぬふりをしませんでした。

それをやったら身を切り裂かれるような後悔に苛まれることを知っているからです。

ならば私も同じ船に乗ろうと思い、3匹の預かりと5匹全員の里親探しを引き受けたのです。

この子たちの立派な姿をこうして拝めるなんて、感無量です。

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※私はリアルファーは着ません。アクリルです。

 

スクスク育ってくれてありがとう。

麦&とろろを含め5匹とも不妊手術を終えオトナの階段を急ぎ足でのぼっています。

 

私はときどき、自分の微力さにうんざりします。

なんでこんなにもできることが少ないのか。

悔しいことが多すぎる。なぜ日本の犬猫たちの地位は、哀れなほど低いのだろう。

私のやっていることは、意味があるのでしょうか?

今までずっとそうでした。定期的に襲ってくる空虚感。これからもきっとそうです。

虚しくて虚しくて自分の弱さや小ささを嘆き、地団駄を踏みつづけるでしょう。

 

でも、そういう自分を癒す方法も、私は少しだけ知っています。

大河の一滴、ひと粒の砂……私の力や存在はその程度です。

自分の微力さを認めた上で、努力すべきことをし、歩きつづければ、やがて自分の暮らしたい世界に近づくと信じています。

 

「やれない」

もしなにもしないうちから言い切ってしまったら、その先にはなにもありません。

希望を宿すには「やる」しかないのです。

私たちの行動は必ず証明できると思います。

この国の方向性を。

私たちは自分の住みたい国を、自分の手で築いていくべきですよね。

生理的に野良猫のみすぼらしい姿が嫌いな私は(笑)、家猫を増やして満足したいです。

ハチドリのひとしずく、だとしても。

 

縁あってうちを経由し「家猫」になってくれた愛おしいあなたたちへ

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LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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猫型の血糊

私はさっき、スーパー横の駐車場でいやなものを見ました。

できれば見たくなかったけど、ふと落とした視線の先に血糊を見つけたのです。

赤黒い血の塊はべったりと「猫の形」をしていて……変な言い方、まだフレッシュでした。

ほんの少し前にここで死んだ猫がいる。

身を切られるような寒さを必死に耐えた猫がベチャッと果てた生々しい痕。

私は足早にスーパーの中に入りました。

あの血の量はおそらく成猫……場所から推察するとバッグする車に轢かれたのか?

男の子だったのか女の子だったのか?

即死できたのか悶え苦しんだのか?

食後だったのか空腹だったのか?

なんのために生まれてきたんだろうね。

本当に悔しい。

 

不謹慎ですがひとつの死を目の当たりにして私はちょっと吹っ切れたのです。

実は保護猫いせやんのことをずっと悩んでいました。

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どんな表現をすればいいか……いせやんの人慣れはかなり厳しいです。

私がいせやんを保護したのはまちがいだったのかもしれない。

どこかでそう思っていました。去勢手術後、リリースした方がよかったのかなと。

先日保護した萌乃もまだ完全に人慣れしていませんし、慣れていない子を慣らすのはのちのちの喜びが大きいとしても渦中の消耗が激しくて。いせやんは特にね。

でも、あの血糊が一喝してくれました。

それはちがうよ、と。

 

私は年単位の時間がかかってもいせやんを家猫として卒業させたいです。

霧の中を抜けて。

1年かけても2年かけても。

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いせやん。

これ以上絶対お前さんからなにも奪ったりしないから、いつか心を開いてください。

図々しくつきまといいせやんを怒らせるかもしれないけれど私たちはいせやんを思っています。まんまるの目でよーく見ててください。私たちがあなたの敵か味方か、ちゃんと。

 

ありがとう♪

毎冬、保護活動をしていらっしゃるわらひよさんがイチゴを送ってくださいます。

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甘ーいイチゴ。チチや従姉妹のシェンシェンとみんなでいただきました。ごちそうさまでした。

 

ピチコさまよりフードとおやつ

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リジンのプレゼントをいただきました。

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ありがとうございました。いつもすみません。恐縮の限りです。

 

703号室卒業猫みも&あかりの里親さんが先日柿を持ってきてくださいました。

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猫の話に盛り上がりました。みも&あかりを大切にしてくださりありがとうございます。

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みももあかりも私が近所で保護した大事なお嬢さまです。特にあかりは車道のすぐそばで出会ったので保護をためらいませんでした。確実に交通事故に巻き込まれる場所だったので。

その彼女たちが、今はぬくぬく室内を満喫しています。

 

みも

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あかり

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警戒心の強かったあかりがやんわりした雰囲気に!

いせやんにもこんな日が来るのかな?

だったらいいなあ。

私が見たいのは無残な猫型の血糊じゃなく、腹を天に向け無邪気に眠る猫の姿です。

私は理不尽に猫たちがベチャベチャ車に潰され亡くなっていくのが生理的にダメなのです。

生ゴミを漁る猫の形相も、寒さに震える猫の背中も生理的に無理。

嫌いです。

猫たちにその程度の生き方しかさせてやれない自分たち人間のケチさを思い知らされるから。

 

「うちにおいでよ」

1匹でも多くの子たちにそう言ってやりたい。

暖や食や憩いを分け合いたい。

 

私たちは“仲間”ですから。

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「はいっ」

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痛みを知るもの同士、ね。

 

 

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レッドカーペット2

お待たせしました。

皆さまをごましおの新居へご案内します。

トライアルへ向かう車内のごましお。大物の佇まいで落ち着き放っています。

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さすが! この子の精神は大概のことではビクともしません。

ごましおの里親に名乗りをあげてくださったのは、マイ太郎さんの卒業猫瑠璃ちゃんの里親さん。実は約1年前の瑠璃ちゃんのお見合いに同席させてもらった私は、里親さんの環境やお人柄をよく存じ上げていました。

理知的、温和、そして責任感の塊のような女性です。

里親さんは基本的に在宅でお仕事をされているので留守はほぼないのですが、瑠璃ちゃんを家族として迎え入れてからは出張などもキャンセルするほどに。

どうしても断れないお仕事で1泊家を空けたときは、鍵を預けている後見人のKさんに「万が一、自分の乗った飛行機が墜落したらこうしてほしい」とまでお願いしていたそうです。

Kさんがこっそり教えてくださいました(笑)。

里親さんは瑠璃ちゃんと毎晩1時間以上の猫じゃらし遊びを欠かさず、常時溢れる愛情で接しています。瑠璃ちゃんは幸せという一語では足りない位満たされたお嬢さまになりました。

 

「こんちは。あたちが瑠璃よ」

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ひろーいお家の中を走りまわる瑠璃お嬢さま!

2匹目の家族としてごましおを検討してくださったのがいきさつでこのたびのご縁となりました。

マイ太郎さんが里親さんにごましおをすすめてくださったのですが、里親さんはすでに703号室ブログでごましおを見てかわいいと思っていたようで、話がトントン拍子に進んだのです。

ごましおを自分の保護猫のように考え動いてくださったマイ太郎さん、うちのブログを7年も読んでくださっている瑠璃ちゃん&ごましおの後見人Kさんにも深謝します。

1年ぶりの瑠璃家。1年前は1年後にごましおを連れて来るなど夢にも思いませんでした。

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ご縁って本当不思議ですね。瑠璃ちゃんが使ったケージを今度はごましおが使います。

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ごましお、後見人Kさんに撫でられています。

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Kさんはご自身も元保護犬&元保護猫と暮らしています。我が家のさぶが大好きだそうで、さぶのポストカードの詰め合わせを買ってくださいました。ありがとうございます。

 

掃きだし窓には頑丈な脱走防止パネルが

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整理整頓された明るいキッチン(ごまー! いたずらだめだからね)

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桜色の猫トンネル

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あちこちに無造作に置かれている防寒対策

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爪切り時に野生化してしまう瑠璃ちゃんを抑えるための? 猫カラー

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今回新しいカメラ持参で伺った私。林家パー子のごとく撮りまくりました^^;

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ごま、ここはいろんなグッズが揃っているね。

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ごまが入っているドームベッドもふんわりしていていいねえ!

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やさしい里親さんに抱かれて

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お世話になったマイ太郎さんもなでなで

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ドームベッドの中でちまっと

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この日は女子会も兼ねていたので人間たちはティタイムを楽しみました。

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上品な食器で

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おいしいケーキ

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お茶

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フルーツを堪能しながら猫の話に花を咲かせる至福のひと時♪

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「あたち主宰の女子会へようこそ」

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「みんなくつろいで行ってね」

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瑠璃ちゃんありがとう。そうさせてもらうね。

と、ここまで普通に上機嫌だった瑠璃ちゃんですが、このあとケージ内のごましおの存在に気づいてしまったのです。

 

「およ?」

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「ん? クサイ! なんかいる!」

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「ママー! だれこれぇ? うちは男子禁制よすぐに追い出して!」

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なんて、ほっこりのセリフをつけてみたのですが、実際の瑠璃嬢の怒りや戸惑いは私たちの想像をはるかに超えていました。

大げさ抜きに私の譲渡活動で接してきた「先住猫」の中で一番すさまじかったです。

聞いたこともない唸り声でケージにのぼり、ドームベッド内のごましおめがけ飛び、叫び、膨らみ、手を入れてパンチするを繰り返しました。

その場にいた全員が閉口するレベルの瑠璃嬢の野生ぶり。

半端なかった……お見せしたいのですがパー子の私にも写真を撮る余裕などなくて。

 

途中、マイ太郎さんがなだめ一度我に返った瑠璃嬢ですが

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またすぐに臨戦態勢に……

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いつもは先住さんと別の部屋からスタートするようお願いしますが、今回はそこまで考えなかった私の見積もりの甘さが招いた事態です。

自分の中の瑠璃ちゃんのイメージが子猫のままで。

心身ともに成長した瑠璃嬢に自我が芽生えるのは当然の話。保護主として配慮に欠けていたことを猛省しました。瑠璃ちゃん、驚かせちゃってごめんなさい。

怖いのはごましおだけじゃないもんね。瑠璃ちゃんだってどうしたらいいかわからなくなるよね。

瑠璃ちゃんが怒っている間中、ごましおはハウスの中で静かに過ごしていました。

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この子は自己の問題を解決する能力に長けた猫なのです。

そのときの顔が、また仏様のようで。

私は心の中で何度も繰り返しつぶやきました。

「だめだったらいつでも帰っておいで。がんばり過ぎない程度に、ごま、がんばれ!」

 

そして興奮状態の瑠璃ちゃんを一瞬別室に隔離してもらい、ごましおと記念撮影

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マイ太郎さんが作ってくれたクリスマスシュシュをつけたハンサムなごましお。いつの間に背丈が伸びている……。写真の私は笑顔だったけど、どうなるのか少し不安で。

でも、前向きな瑠璃嬢とどこででも生きようとするごましおの折り合いも信じたくて。

ごましおを預けてからは、まめに里親さんと連絡を取りました。

里親さんはごましおのケージを和室に移動し一からふたりの距離をはかりなおしてくれました。

祈る気持ちで見守ること数日

里親さんから写真つきのメールが届いたのです。

ごましおを正式にわが子にしたいこと、ふたりの距離が一気に縮んだこと、瑠璃ちゃんがごましおを「ごまお~」「ごまお~」と呼びながらついて回っていること……

こうも書かれていました。

「瑠璃にあれだけ威嚇されてもめげずに心を開き続けてくれたごまちゃん。えらい!」

 

あああ。

ごま、やるねぇ! 瑠璃ちゃんもありがとう。

 

「ハハ、ついにねえ、ぼくにも家族ができたよ」

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ごましおの得意そうな表情を眺めていたら、涙が止まらず、ごましおに会いたくなりました。

とても会いたいです。

いっぱい心配したけど、ごましおに任せておけばだいたいうまくいくんだね。

ありがとう。

ごましお、ありがとう。

里親さん、瑠璃ちゃん、ごましおはいい男です。どうぞよろしくお願いします。

里親さんからお菓子と紅茶をいただきました。ごましおにかかった医療費の一部もご負担くださいましたので、今夜、保護に携わってくださった看護師さんに渡します。

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ごましおの新居のエントランスに飾られた大きなクリスマスツリー

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少し早いけど、ごましお、メリークリスマス!

サンタは私なのかお前さんなのか?(笑)

 

かつくん「X213ごましお、おめでとう。自分の力で縁を勝ち取ったごましおはすごいよ。

“ごまお~!”

姫にそう呼ばれたらすぐに駆けつけないとね。日本の男の立ち位置はその程度が円満の秘訣だよ。ごましおの最後の一瞬まで、ごましおが幸せでいられるよう703号室は祈ります。

痛みや逆境に耐え愛をふりまいたごましおへ」

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ぼくの肉布団

数日前に保護した茶トラは元気にしています。

体重2.2キロ、まだあどけなさが残る子です。

外で見たときは男性と信じて疑いませんでしたが、家に入れてみるとほのかに女性臭が。

先週末不妊手術した際に性別が明らかに。

もうすでに萌太郎と名づけてしまったのですが……

女の子でしたので、萌乃(もえの)に改名!

ツイッターで名づけに参加し「萌太郎」に投じてくださった方々、土下座してお詫びいたします。

萌乃は人馴れしておらず扱いが大変です。

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小さいけれどいっちょまえに威嚇するしけっこういいパンチを出してくるのです。

実は私、外での捕獲劇の際に一度萌乃から鋭いパンチを喰らってまして^^;

 

昨日ようやくちゃんと触りました。

大興奮するから毛布を手に巻いて近づいた感じです。

 

 

「こっちに来ないで! 変態! 痴漢!」

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今日は強力な助っ人(猫)を利用してお触りしてみることに(爆)。

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後姿だけでだれだかおわかりですね?

あまぱん太郎、肉布団で萌乃とお母さんの中継をよろしくお願いします。

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あまぱんがいようがいまいが私の顔を見て狂ったように怒りまくっていた萌乃ですが、次第に肉布団の心地よさに安心したのか、ケージの隅っこであまぱんにくっつきはじめました。

 

その隙になでなで開始! この間も絶えず唸ってます(汗)。

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逃げ場などないのに逃げようとケージに手をかける萌乃がいじらしい。

 

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痩せっぽっちの体を精いっぱい膨らませています。

よく見ると毛はベトベトで黒く汚れ、お腹からは無数の回虫が出てきました。

警戒心の強い萌乃が車と人の海のような場所で生きていたのには理由があります。

おでんの香り漂うコンビニの近くじゃなければ、命を繋ぐことができなかったのです。

コンビニなら気前のいい人間が猫缶やからあげを振舞ってくれるかもしれない。

だからあのエリアから離れられなかったのですね。

生きているから、どうしたってお腹が減るんだもんね。人見知りなのにがんばったねぇ。

 

1時間、私は萌乃をなでつづけました。

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あまぱんも文句ひとつ言わず最後までお母さんにつき合ってくれました。

ウーウー唸っていた萌乃が小さく喉を鳴らしたのを聞いて、私は萌乃に伝えました。

「えらい! その勇気を称えて茹でたてのささみを贈呈します」

そしてキッチンでささみを手にケージに戻ると、萌乃はこう言いました。

 

 

 

シャー!!

 

どうやら萌ちゃん……30秒前のできごとを忘れてしまったようです。

まあ、しょうがない。

もちろん萌乃にもあまぱんにもあげましたとさ♪

 

あまぱん、お母さんのお手伝いをありがとう。

あまぱんは不思議だね。そのまあるい体の中には「平和」が詰っている気がします。

またよろしくね。ずっとそばにいてお母さんを助けてほしい。

 

ありがとう♪

MWさまよりイチゴ、ユンケル、クオカードが届きました。

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ユンケル飲んでイチゴをいただいたら風邪がすっかりよくなりました。贅沢な病人ですね。ありがとうございました。

 

ねこだるまねーさんより塩枕、ヒップアップ枕、餃子、りんご生姜湯のプレゼントが! お買い上げくださった703号室POSTCARDでお手紙を書いてくださっています。やっぱりかわいい♪

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ねこだるまねーさん、ありがとうございました。

そしてこちらがねこだるまさんの行きつけの美容室の受付の写真ですが、見てください♪

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ねこだるまさんが美容室に送ったPOSTCARDをお店の方が気に入ってくださり、目立つ場所に飾ってくださっているのです。

こういうのうれしいなあ。教えてくださりありがとうございます(涙)。

おととい忘年会でご一緒した作家の森絵都さんも10セットお買い上げくださいました。森さんはあまぱんカードとナナカードがお気に入りだそうです。

先日は初リピーターとなるIさんからも追加注文が!!

お買い上げくださった皆さまどうもありがとうございました。超幸せです。

 

 

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Live in hope

今日は少し長くなりますが、どうぞおつきあいください。

 

どうやら、話は月曜日からはじまったようです。

あの日左足がどうしようもないほど痛まなければ、私は茶トラと出会わなかったでしょう。

火曜日、母に紹介された整形外科へ行くことに。実は当初他の病院へ行こうとしてギリギリまで迷っていたのです。交通手段も電車にするか車にするか?

結局なんとなく車に乗り母紹介の病院へ行くことにしたのが午後3時過ぎ。

我が家から病院までは車で25分。

4時前に病院の向かいのコンビニに着いて車を停めました。

車を降りようとした次の瞬間、私の目の前に茶色の物体が飛び込んできたのです。

 

 

あっ猫だ! 危ない!!

 

交通量の著しい大きな道路目がけ猫は疾走し、車の海のわずか手前の植え込みで止まりしゃがみこみました。

 

(ジャー……)

 

あ、おしっこしてる。植え込みが茶トラのトイレか……

道路と歩道の間が植え込みで仕切られているものの、交差点になっているその場所はだれが見ても極めて危険地帯だと思います。

1m……いや50cm先は「墓場」。

気づくと私の体は勝手に動き出しました。

コンビニで猫フードを数種類調達し、茶トラに近づき一口分投げて与えてみました。

少々間を置いてからフードを食べ始める茶トラ。

うん。食欲はある。

つづいて車に戻り捕獲に使えそうなものを探してみることに。

トランクからケージと犬用の後部座席用シートと犬のリードを取り出し、急いでセットしました。

茶トラを食べ物で釣りケージ内に誘導。

ケージに入ったらリードを引っ掛けたケージの扉を一気に閉める作戦。

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でも、怖がってなかなか入らないのです。

またたく間にケージの中はからあげやシーバやかつおバーであふれ返りました。

折を見てはこれでもかというほどのごちそうをコンビニで買ってきたのです。

興味と食欲はあるものの、ケージの扉をまたぐ勇気が茶トラにはありませんでした。

そばにいた私の気迫も感じ取ったのかもしれません。離れたいけれど、離れたらケージの扉を閉められない。手動の捕獲箱だから近くにいるしかないのです。

交通量も人通りも非常に多い場所なので「通行人」「見物客」もネックでした。

ふだんは若干の社交性がある私でも、こういうときは極度の「人嫌い」になります。

頼むからそっとあっちに行って。見ないで。話しかけないで。

何名かはアイコンタクトで通じました。

何名かは軽い舌打ち(本当にごめんなさい・汗)で通じました。

そして何名かはリードを持たない方の手のシッシポーズ(超ごめんなさい責めないでお願い必死だったの)で通じました。

でも、中には大声で

 

「なにやってるんですかー?」

「あ猫ちゃんだ! かっわいいーー!」

「捕まえるんですか? 捕まえてどうするんですか? 飼うんですか?」

 

などの詰問攻めをしてくる方がいて、警察官の尋問にあっているようで心苦しかったです。

逆に舌打ちしてくる方も^^;

可能な限り説明させてもらいましたが、正直、この場所で保護するのは至難だと感じました。

 

茶トラは近寄ったり離れたり

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黄色い葉っぱの向こう側は死の大道路です。追い詰めて車道に飛び出されたら一生後悔してもしきれません。極度の緊張と足の痛みと寒さで疲れを感じました。

時刻は夜6時半に。

不適切な表現ですが、猫の保護は私にとってギャンブルに似ています。あと30分、あと1時間、あと30分……そうして終わりが見えなくなるのです。

2時間半粘ったのですが、この作戦では厳しいと悟った私はいったん家に戻ることに。

病院は6時までだったので、足の診察は諦めました。

車を飛ばして自宅に帰り、厚着し捕獲箱片手に再度現場へ

消えているか心配でしたが、茶トラはまだ植え込みの中に佇んでいました。

ぽつん。

忘れ物のように。

ケージでの派手な捕獲劇は周囲の注目を集めましたが、独りになった小さな猫は誰にも見てもらえませんでした。

人々が足早に歩き去る中、茶トラだけがじっと変わらぬ場所にいたのです。

その姿が切なくてたまらず、私は小声で言いました。

 

「迎えに来たよ。一緒に帰ろう」

 

捕獲箱をセットし、今度は車内から見守ります。

私が近くにいると警戒しちゃうから。

そのうちコンビニ前には若者がたまりだし、地面に座って奇声を発し出しました。

人のこと言えないけど、邪魔だし、うざかったです。

帰らなければならない夜8時半をまわっても、茶トラは箱には入りませんでした。

諦められなかった私は、コンビニに入って正社員を捕まえ、協力を仰ぐことにしたのです。

お願いしつくしたら、事情のわかる方が捕獲箱の設置を許してくれました。

なんでも、茶トラはお店の裏側にもよく行ったりするそうでお店も困惑していたようです。

正社員数名が常にいるとのことでしたので、捕獲箱の設置方法を伝えました。

寒い中、真剣に聞いてくれてうれしかったです。美しく聡明そうな方でした。

私が帰ったあとも、お店の裏側に設置してくれることを約束してくれたのです。

犬猫のことでは自分以外の誰かを信じることがむずかしい私でも、信用できそうな方でした。

「箱に入ったらすぐ連絡します。深夜でも構いませんか?」

「もちろんです。お願いします」

そう約束を交わしやっとコンビニを出て帰宅したら、リルが布団をめちゃくちゃに^^;

そしてその晩から風邪をひいてしまい、踏んだり蹴ったりです。

次の日もその次の日も体調が悪い上、会社を休めず現場に行けませんでしたが、コンビニには何度か電話を入れ店長さんにもごあいさつさせてもらいました。正社員の女性同様、店長さんも責任感のあるやさしい方で安心しました。

木曜日深夜2時半、風邪薬と安定剤を飲みウトウトしていたら、ついにかかってきたのです。

 

「猫が捕まりました」

 

あああ。

どうもありがとう。

 

母の力を借りて迎えに行き、703号室の洗面所に入れました。

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いらっしゃい。ずっとこうなればいいなあと願っていたよ。

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あなたを捕まえようと躍起だったあの日の夜、私はマンションの下で五円玉を拾ったんだよ。

一度通り過ぎたけど、落ちているのが五円玉だと気づいて踵を返したの。

なんかすべて偶然かもしれないけれど、そうとも言い切れない気がする。

 

今はまだドキドキするね。

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でもすぐにわかるよ。

あなたがいた場所は、あなたには似合わない。

過酷なサバイバルの中を生きるのではなく、私のおせっかいだけどあなたにはただ緩やかな家猫になってもらいたい。

 

「希望に生きる」

その手伝いを私がさせてもらうね。

 

ようこそ我が家へ♪

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書きながら幸せを噛み締めています。

皆さま長い文章読んでくださってありがとう。

 

LOVE!

 

 

 

 

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にくきゅうのおせわ屋

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足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

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